日記 2007年 6月     



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2007年6月1日(金) 晴れくもり
トップクラスのバカ

  きょうから6月ですよ。 早いものですね、フィリピンでの夏も体験して、毎日遊び呆けている私ですが、今月は自粛して、酒もほどほどにしたいと思っております。 な〜んて、そんなこと出来るわけありません。
 今月もやりたいことをやって暮らせればと思っております。 お付き合い宜しくお願いします。


 夏休みも終わり、来週の月曜日からガキは学校です。 1人せっせと勉強するのはアイリーン博士です。 ガキは予習も復習もありませんから、教科書の答えをガキに教えるために、問題を解いています。 ますますバカになるガキですが、クラスでは上位らしいのです。 
 ガキ以上のバカガキが周りにごまんといるのでしょう。 白痴の街とでもいうのでしょうか、上には上のバカガキがいるものです。 バカガキから大人になったのがビコールですね。 カラバウに水なんか掛けて、尻に手を突っ込んで楽しんでいます。 やる? って誰がやるかよそんなこと。
 リッキーがトライシクルのサイドカーの中で、考え込んでいます。 また改良を加えるのでしょう。 スビーカーの次はなんなのでしょう。 そのうちサイドカーの中がガラクタで1杯になり、人が座れなくなるはずです。



 さあ、マーケットへ買い物に出かけます。 生臭い魚屋さんこんにちは、ゴキブリだらけのお肉屋さんお久しぶり、しなびた新鮮野菜を売るおばさんご苦労様と、心で声を掛けて歩きます。 薄暗いマーケットです。 
 最近の湿っぽさでハエがブンブン飛んでいます。 考えると、ハエが食べた魚や肉を人間が食べるのですね。 生ものは絶対食べないようにしましょうね。 市場の食堂での食事などもやめたほうがいいですよね。
 使い回しの食器やスプーン、フォークなどは、病原菌の巣だとアイリーン博士は言っています。 あと手づかみで食べることもやめたほうがいいみたいです。 いくら手を洗っても、周りが汚いのですからどうにもなりません。
 ビコールの娘、マリカーが熱を出したので、ドラックストアーで熱冷ましの薬を買います。 なんで私が買わなくてはならないのだと言っても、ビコール家にはお金がありません。 かわいいマリカーじゃしょうがないですもんね。 



 病院に入院していた、 カステリオスのタマさん が退院されました。 きのうタマさんの奥さんよりアイリーンに連絡がありました。 まあしばらく良くなるまで静養して頂きたいと思います。 よかったですねタマさん、お大事にして下さいね。
 そんなことで、今月もまた自分でも呆(あき)れた生活、をしたいと思います。  


2007年6月2日(土) くもりくもり
バリオ・バレットのレストラン

 きのうは、以前私の家に遊びに来て頂いたことがある、バリオ・バレットに長期滞在しているシガさんのお宅におじゃまさせてもらいました。 そろそろ日本に一時帰国されるということなので、その前にお会いしてお話をさせてもらいました。
 バレットへ行く途中に、 カステリオスのタマさん の家があります。 元気にしているのかなと思い、寄ってみることにしました。 タマさんの家に着き、呼んでみますが誰も出てきません。 留守なのかなと思い、アイリーンに電話をさせてみました。
 するとタマさんが電話に出たので、私に代わってもらい長々と話をしていました。 病院からでも電話をしているのだろうと思っていました。 タマさんが私に、今どこにいるの? と聞くので、タマさんの家の前にいますよというと、タマさんは家の中にいるというじゃありませんか。
 勘弁してくださいよタマさん。 そんなわけで、家の中に入れてもらい、ちょっとの間お話をさせていただきました。 タマさんの奥さん達がオロンガポで買い物をしているそうで、タマさんもオロンガポへ行かれるそうです。
 もう車の運転も大丈夫だそうで、途中のバレットまで送っていってあげるというので、タマさんの車でバレットまで連れて行ってもらいました。 日に日に元気になるタマさんです。 でもまだまだ無理をしないようにして下さいね。
 バレットのシガさんのお宅は、レストランの裏手が住まいになっています。 レストランのコテージに食事を用意して頂き、ごちそうになってしまいました。 お酒はジンをいただきました。 海苔巻き、タコ刺し、アジフライ、唐揚げ、いわしのつみれ汁などなど、ごちそうさまでした。
 3〜4時間もおじゃましていたのでしょうか、楽しく過ごさせていただきました。 ごちそうの食べきれないぶんは、お土産でいただきまして、帰ってからおいしくいただきました。




 
 帰りはオロンガポに寄って、ガキが学校に履いて行く靴を買って帰ってきました。 だからなんで私が買ってやらなければならないのだ、まあ3千円も4千円すれば頭にもくるのだろうが、400円じゃしょうがないか。 スリッパ並みの値段にびっくり。
 そんなことで、シガさんごちそうさまでした。 タマさんありがとうございました、ゆっくり静養されて早く病気を治して下さい。
 さてきょうはなにして遊ぼうかな。 
  

2007年6月3日(日) くもりくもり
危険なシラミ取り

 1日に1回は雨が降るようになってきたこの頃です。 きのうの朝、天日干ししてあった落花生が大雨に打たれました。 誰も片付けようとしません。 どうしてかなと思ったら、どうせ蒸して食べるのだから、どうでもいいのだとか。
 だったら天日干しなんかしなければいいのです。 こちらではピーナッツは蒸して食べます。 フニャとした口あたりで、皮を剥いてそのまま食べます。 私はカリッと香ばしく食べるほうが好きですが、人それぞれの好みです。
 筍(たけのこ)やアボガドも酒のつまみに出ます。 落花生も筍もアボガドも近所に生っていたものだそうです。 それってかっぱらい? まあ、ビコールが採ってきたものですから、盗ってきたものになるのでしょう。
 ビコールワイフが水浴びをして体をを洗っていました。 服の上から石鹸を付けてゴシゴシ洗っています。 それで終わりです。 びしょびしょの服で着替えずにそのままいます。 服の洗濯も兼ねていたようです。 いいですね一石二鳥ですか。



 ビコールの長男カロイが、ロープで何かを引いています。 カラバウ(水牛)でも引いて野良仕事の手伝いでもするのだろうかと思い、ロープの先端を見ると、トライシクルを引っぱっています。 なんなんだこのバカは、真実のバカを見ました。
 もうすぐ学校が始まるので、ガキの頭のシラミを取ってやるやさしいアイリーンです。 ガキはマシンガンでシラミを殺したほうが早いと言います。 ここまでのバカです。 誰か火炎放射器でガキの頭のシラミを皆殺しにしてやって下さい。
 リッキーが、ガキにバイクのエンジンを掛けろと言っています。 オンボロバイクのエンジンですので、そうとうな脚力を要します。 とうていガキでは無理ですので、私に掛けてくれと言います。セルボタンはと、そんなものあるわけがありません。
 キックしてエンジン掛かると同時に大音量、サイドカーのスピーカーが唸(うな)ります。 思わずドキッとしてしまった私です。 ガキどもは爆発かと思い5メートル後退(あとじさ)ります、なにやっているんだよ、ビックリ箱を作っているのかお前は!



 きょうは日曜日です。 ガキどもは明日から学校です。 これで少しは静かになるでしょう。 長かった夏休み、勉強の1つもせずに過ごした夏休み、学校に行っても夏休みボケが1ヶ月はつづくのでしょう。
 さて、事件に備えて、マシンガンの手入れでもしておきますか。
  

2007年6月4日(月) 晴れ晴れ
農場の労働者

 きょうからガキどもの学校が始まります。 ジャパンマネーで購入した、ガキの400円の靴、同じく400円で購入した、アディンのリュック、その中のノートやえんぴつも全部私が買ってあげました。 総額1,000円ものプレゼントに、街中の人間が目を白黒させておりました。



 きのうガキとすごろくをしました。 ズルばかりして話になりません。 こいつらにはルールなどないのです。 買い物に行くよとアイリーンが呼びます。 リッキーのトライシクルで出かけます。 やだなあ、リッキーのトライシクル。 



 買い物に行くって、ここはとっつぁんの農場じゃないか。 小作人のおばさんに、ブランディーを250ペソで売りつけられました。 まあいいや、でかいバナナやマンゴをいただいたから。 ヘビも持っていけと言うけれど、いるかいそんなもの!



 ブタがたくさんの子供を産んでいますね。 手前のはケチ女房のケツです。 集まる小作人のガキども、金もないのにトランプ博打です。 きょうの晩飯のおかずがグツグツと煮えています。 そのへんの果実を煮込んだものでしょうか、まさかマンゴじゃないでしょう。



 買い物に行くって、なんだよ、高い酒を買わされただけじゃないか。 しかし、田舎の人間が驚く田舎、農場。 その農場の人間も驚く田舎というものが存在するのでしょうか。 そのカギはとっつぁんが握っていると、私は思っております。 いづれ、訪れる日があるでしょう、とロマンですね。
 ガキが学校に行ったので静かな1日が始まりました。 チビガキがいるけれども、これはしょうがない。 さて、のんびりと昼寝でもして、それからブランディーでも舐めますか。 チビリチビリと味わいながらです。

 ごめんなさい、最後のグツグツとおいしそうに煮込んであるおかずですが、アイリーン博士がこれはブタの餌だと日記を書き上げたあとに教えてくれました。 そうですよね、こんなフルーツの煮込みなんかをおかずに、ご飯を食べられませんよね。 農場の皆さん失礼いたしました。
 

2007年6月5日(火) 晴れ晴れ
真っ赤な マクパ(MACUPA)

 きのうの朝、台所に水を飲みに行くと、真っ赤なロウ細工のような果物がありました。 とっつぁんが農場から採ってきたのだといいます。 果物の名前を聞くと、マクパ(MACUPA)だと言います。 どれ、ひとつ味見をしてみましょうか。
 がぶりとひと口かじります、中味は真っ白、水分のないリンゴみたいな感じで、匂いも味もありません。 お塩を付けて食べるそうです。 なんで水を飲みに来ただけなのに、こんな物を食っているのだろう、それだけ目立つ色だったのです。
 アイリーンとラニーがオロンガポへ出かけるそうです。 アイリーンがこの前行った美容院に行くそうです。 なんでもセットが気に入らなければ、タダでもう一度セットしてくれるのだそうです。 行かないわけがありませんよね。



 ガキはきのう学校が初日のせいか、午後から休校でした。 アイリーンとラニーがバスを待つ間に、小遣いをせびり、アイスクリームやチョコパンなどを食べまくります。 チビガキやケチ女房までがタカリに来ます。
 アイスクリームは棒アイスです。 1個5ペソですね。 アイスクリーム屋が自転車の後ろに、発泡スチロールかアイスボックスか知りませんが、その中にアイスクリームを詰めて売りにきます。 もちろん底にはドライアイスを敷いているのでしょう。



 数字当ての博打の賭け金を集めているビコールワイフが、パン屋の横で真剣に考え込んでいます。 どの数字が当たるのではなくて、どの賭け金をネコババするかと考えているのです。 きっと当たっても、ぶちのめせる奴の賭け金をネコババするのでしょう。
 塀の外のゴミを集め燃やします。 煙に霞(かす)むバスの風景、もうすぐ夕暮れです。 ガキは竹の中に蜜でも入っていないかと、覗き込んでいます。 オロンガポに行った2人は、もちろんまだまだ戻りそうにありません。



 ブランデーですっかり酔っ払った私は、ひと眠りして、リッキーの作ってくれた夕飯を食べていました。 そしたら、オロンガポから2人がお帰りです。 美容院が混んでいて、髪のセットは出来なかったと言います。
 こんどまたオロンガポに行って、セットしてくるとのことですが、美容院側もタダではやりたくないのでしょう。 欲と欲のぶつかり合いです。 最後は、ビコールワイフが美容院に殴り込みに行くのでしょう。 
 あたり前のことです。 今朝100ペソ貸してくれと借金に来たビコールワイフです。 借金を帳消しにしてやると言えば、喜びと、鬼の形相で、美容院をぶっ壊しに行くことでしょう。 犬殺しの妻、ビコールワイフなのですから。
 蒸し暑い日が続いています。 玄関先ではハエが飛び交います。 ハエタタキを買ってきてくれと頼んだのに買ってこないもんな。 あっ忘れただって、いいかげんにしなさーい。
 

2007年6月6日(水) 晴れ晴れ
ロウソクとハエ

 ビコールワイフのパン屋について、少々説明しておきます。 普通パン屋といえば、自分のところで焼いて売るわけですが、もちろんそんな設備などありません。 田舎のパン屋は、ほとんどがそうです。 かといって他から買って仕入れるわけでもありません。
 売れなければ丸々損を抱えてしまいます。 どこかにパンを作るところがあるのでしょう。 そこのパンを置かせてもらい、売れたらいくらか儲かるみたいです。 売れなかったパンはといえば、返品してブタの餌になるというのですが、本当かどうかはわかりません。
 そんなことで、売り手にはリスクがないみたいなのですが、やはりある程度は売らなければ、パンを置かせてもらえないのでしょう。 パンが置けるスペースがあれば、元手要らずの商売、これが田舎のパン屋の実態みたいです。
 おや、ビコールの娘マリカーがハーモニカを吹いている。 マリカーも音楽に目覚めるときがきたのか。 しかし、音が出ていないぞマリカー。 吹き方が悪いのではないのか、どれどれ見せてごらんって、なんだよトウモロコシをかじっているだけかい。
 蝶々がヒラヒラ飛んでいます。 モンシロチョウにアゲハチョウ、もう秋の気配です。 ビコールが採ってきた、アボガドの木を見に行きました。 おお、たしかに生っているアボガド。 やっぱり他人様の家の庭でした。 やめなさいビコール。



 玄関先で飲んでいると、すごいハエの数。 追っ払っていると、おっかさんがロウソクに火を灯してテーブルの下に置きます。 こうすることで、ハエが寄り付かなくなるそうなのです。 しばらく様子を見てみましょう。
 何も変わりません、それでいいのです。 こういうものは気持ちの問題なのですよね、おっかさん。 雨がパラついてきました。 あまりにも蒸し暑いので裏庭でシャワーを浴びます。 カメ吉君も一緒です。 あとチビガキも。
 シャワーのあと、玄関先でくつろいでいると、ガキが学校から帰ってきました。 真っ黒に日焼けした姿はまるで労働者みたいです。 学校なんかに行かずに、どっかの現場で働いてきたのでしょうか。 靴が泥だらけです。


 
 朝の空気が冷たく感じられてきました。 ひんやりとして気持ちがいいですね。 夜、外が涼しいからといって、窓なんか開けて寝ないで下さいね。 網戸のない窓から蚊が入ってきます。 いまこちらではテング熱にかかる人が非常に多いらしいです。
 こちらにお越しの方は、ちゃんと窓を閉めて蚊取り器をセットして、準備万端で寝てください。 そういう私は何に喰われたのか、体中、虫刺されの痕だらけです。 とくに背中が痒(かゆ)いので、いつも孫の手を使っています。 チビガキの手では、汚くてダメです。
 きょうは効率的にハエを駆除する方法でも考えてみますか。  


2007年6月7日(木) 晴れ晴れ
Y社長宅での食事会

 きのうは、フィリピンに超長期滞在していらっしゃるY社長のところで、食事会があるというので行ってまいりました。 日本からのお客さんも見えられて、みんなでワイワイガヤガヤと楽しく過ごさせていただきました。
 日本からのお客さんは、掲示板によく書き込みをして下さっている、 あだちさん 、それと前にバロイビーチでご一緒したアーさんです。 強面(こわもて)のアーさんといえばお分かりになるでしょうか。 
 そのアーさん、俺は松平健だなんて勝手なことを言っているので、これからは松平健にさせてもらいます。 スットントトトンと、病み上がりのタマさんが包丁を振るい料理を作ります。 松平健その他は飲んだくれます。
 場所はY社長のフィリピン社員寮です。 スービック・ベイの社長が住む高級マンションの1Fです。 料理は日本食中心に振舞われます。 料理を囲み、尽きない話を延々と語り合います。 まあ皆さん楽しかったのではないでしょうか。
 エビをかじる カステリオスのタマ さんです。 味が濃いって、病院の食事ではないんだと言われて苦笑いのタマさんです。 バロイビーチのhiroさん もいい調子で飲んでいましたよ。 あだちさんも女のお友達を連れてご満悦です。
 それでは、盛り上がりの様子をご覧下さい。







 そんなことで、松平健その他一同、Y社長ごちそうさまでした。 松平健と あだちさん は、一足お先に帰られました。 もちろん部屋を出るとき、松健サンバを踊って出て行ったことは言うまでもありません。
 そのあと、 hiroさんタマさん と少しお話をして帰路につきました。 Y社長、あだちさん、松健さん、hiroさん、タマさん、ありがとうございました。 あとスタッフの皆さん、ご苦労様でした。 そんなことで楽しい1日でした。 
 ちょっと飲みすぎ、食べ過ぎでした。 きょうは午後から活動したいと思います。
 

2007年6月8日(金) くもりくもり
ジンの養老水割り

 今朝起きると、なんか首のあたりが苦しいんですよね。 なんでだろうと思ったら、Tシャツを後ろ前逆に着て寝ていたんですね。 酔っ払いのなせる業です。 モーニングコーヒーでも飲もうかなと思ったら、お湯がないよときましたか。
 そしたら水でも飲みますか。 冷蔵庫を開けても、どれが飲める水か分かりません。 コーラやスプライトのペットボトルに水は入っているのですが、煮沸した水がどれか分かりません。 とっつぁんやリッキーは生水でも井戸水でも平気で飲みます。
 だから生水や井戸水が、ペットボトルに入って冷やされています。 飲料水は買いません、水道水を煮沸するだけです。 冷凍庫の氷も水道水か井戸水ですので、この暑い国で、氷も食べられません。 田舎の生活、危険が一杯といったところでしょうか。
 庭にはまた落花生が干してあります、時期なのでしょうか。 毒々しい葉っぱがあります、咳とお腹の薬だそうです。 あろうはずもない錆びた有刺鉄線が、ビコール家の横に置いてあります。 お金になるものなら、なんでも持ってきてしまうビコールです。



 裏庭では薪(まき)でチキンスープを調理しています。 なぜガスで調理しないのかといえば、原始人だからです。 それもありますが、それなりに楽しいらしいのです。 娯楽といえばこんなことしかないのです。
 そういえば、まだ山奥のほうを探検していませんでした。 なんでも、すごい滝があるという話です。 今度ぜひ探検して、滝の下(もと)でお酒を飲みたいと思います。 養老乃瀧の水で作る養老割りは格別でしょうね。
 庭先のナスとトウモロコシ、育つのも早いが枯れるのも早いですね。 ヒマワリなんかもう全滅してしまいました。 久しぶりに裏庭でも観察してみましょうか、なにか新しい発見があるかもしれません。
 玄関先で飲んでいたら、カメラに水をこぼしてしまいました。 そのせいかフラッシュが焚けません。 それとも電池のパワーが弱いのでしょうか。 電池もこの田舎では売っておりません。 デジカメ用の電池はオロンガポまで行かないとないのです。



 ビコールの次男アディンが、初めての学校に通いだしました。 朝、トライシクルで学校までみんなを乗っけて行くわけですが、トライシクルでみんなが待っているというのに、まだ素っ裸で遊んでいます。
 ビコールワイフの鉄拳が唸りをあげることはあたり前なのですが、バカでしょう。 意識がどっかに飛んでいるのですね。 そのうち、小学校中退なんてことになるのでしょう。 そんなことで始まるきょう1日ですが、なにも予定はありません。
 のんびりと過ごしたいと思います。 


2007年6月9日(土) 晴れ晴れ
ビコールのバカ牛

 ガキが学校から鉄琴を持ってきました。 パレードとか催し物があるときに、マーチングバンドで使うのでしょう。 学年が上がったので、バトントワリングから鉄琴になったわけです。 首からぶら下げて使うのでしょうか。
 まあ、そのうちぶっ壊して、アルミの洗濯板なんかを代用にパレードに参加するのでしょう。 1人くらい洗濯板を叩いていても誰も分からないでしょう。 鉄琴なんか練習するガキではありませんので、洗濯板でこれじゅうぶん。
 ガキの学校が、また午後から休校です。 そんなわけでアイリーンと教会に出かけました。 懺悔(ざんげ)でもするのかって、とてもそんな雰囲気ではありません。 出かけてジュースとお菓子を食べるのが、ガキの目的です。
 裏庭に何かないかと行ってみましたが、そうそうはありません。 パパイヤが少し大きくなったでしょうか。 接ぎ木した欄はと見ると、雑草におおわれていました。 手入れなんかしないのですからあたり前ですよね。



 ビコールがトライシクルで長いパイプを運んできました。 おそらく井戸を掘って埋め込むパイプなのでしょう。 話を聞けば、農場に新しい井戸を掘るのだそうです。 今朝トライシクルに積み込んで持って行きましたね。
 ビコールが白牛を曳いて、向かいのサリサリの前を右往左往しています。 牛が言うことを聞かないみたいです。 このバカ牛は、私の腹に頭突きをくれたバカ牛です。 道路を横断して、牛を家に入れようとしています。
 道路を半分横切ったとき、突然バカ牛が暴れだしました。 手綱(たづな)を握るビコールの腕に力が入ります。 しかし相手は暴走牛と化しています。 とても人間の力では太刀打ちできません。 引きずられるビコール、牛に引きずられてどうするのだ! 
 踏ん張れビコール! 牛も必死だ! 結局、手綱を放してしまいました。 ハイウェイを暴走するバカ牛に、逃げ惑う人、人! 牛はハイウェイから横道に入って逃げてしまいました。 トライシクルに跨(またが)り追うビコール、これも必死だ!
 野生児ビコールでもこのザマですからね。 まあこんなバカ牛はめったにはいませんが、気を付けましょうね。 牛はちゃんと回収したそうです。 しかしケガ人が出なくてよかった。 家の庭の中で暴れなかったのが幸いでした。



 きょうは、オーシャンビュービーチでの宴会だそうです。 また皆さんが集まり、楽しい宴会になるのでしょう。 明日、報告いたします。  
 

2007年6月10日(日) 晴れ晴れ
オロンガポのオーシャンビュービーチ

 ♪田舎のバスはオンボロバスだ、なんて歌いながら一路オーシャンビュービーチに向かいました。 ビーチでの宴会です。 途中、バスが故障して10分間の停止です。 サスペンションが壊れたのでしょう、ギシギシと音がします。 運転手が針金で修理していました。
 オーシャンビュービーチに着きました。 宴会の主催はY社長です。
 松平健さんご一家と犬3匹、 バロイビーチのhiroさん ご一家、 カステリオスのタマさん ご一家と犬1匹、それに諸々のスタッフと賑やかな宴会となりました。
 なぜか犬なんですよね。 タマさんの家の犬が普通の大きさの犬だとすれば、松平健さんの家の犬は白くまのようにデカい犬です。 なんていう種類の犬ですかと聞けば、マツ犬だと言います。 マツ犬は優雅に海で泳いでいました。
 そのうち誰が呼んだのか、フィリピンタイムでスービック・ベイ内のカラオケ屋、ネプチューンから綺麗どころが遅れて到着しました。 黒い服のお2人です。 ちょうどY社長も黒い服だったので、記念撮影をさせてもらいました。
 飲んで食べての楽しい宴会です。 天気も上々で、暑い日ざしが肌を焼きます。 子供達は海の中で水浴び、タマさんも松健さんも水浴びです。 マツ犬がタマさんの犬に襲いかかります、マツ犬は日本育ちです。 言葉の違いで誤解が生じたのでしょう ワンワン。









 オーシャンビュービーチは、湾内が見渡せて眺めのいいビーチでした。 それにしても暑い1日でした。 Y社長、お疲れ様でした、そしてごちそうさまでした。 松健さん、 hiroさんタマさん 、みなさんありがとうございました。
 きょうは松健さんの息子さんの誕生日だそうです。 息子さんおめでとうございます。 きょうも暑くなりそうです。 ビールがうまい1日になるのでしょう。    


2007年6月11日(月) 晴れ晴れ
渡辺謙さんの息子さんの誕生日パーティー

 きのうは渡辺謙さんの息子さんの誕生日でした。 渡辺謙さんとは松平健さんのことです。 松平健はいやだと贅沢なことを言いますので、渡辺謙にさせてもらいます。 志村けんでもいいのですが、またいやだと言うと思いますので、ご本人の希望もあり渡辺謙とさせて頂きました。
 パーティーの場所はバロイビーチです。 バロイビーチのhiroさん の家の近くです。 カステリオスのタマさん も参加されて、また賑やかなパーティーでした。 謙さんの奥さんの身内のフィリピン人の方が大勢集まり、誕生日を祝っていました。
 天気は快晴で風が少しあります。 デカい犬も3匹、海で泳いで遊んでいます。 犬はゴールデンレトリバーです。 略してシムラ犬でいいでしょう、犬は文句を言いません。 前はマツ犬だったのですが、これからはシムラ犬です。
 ダウンタウンの松本人志もいます。 誰かって、hiroさんのところのドライバーのチンさんです。 私が言ったわけではありませんよ、渡辺謙さんがそう言うのです。
 たくさんの食べ物や飲み物、フルーツや大きなケーキなどが用意されて、ごちそうさまでした。 主人公の5才になった息子さんは、1日中海の中です。 犬の背中に乗っかって泳いでいるように見えますが、酔っ払いの気のせいでしょうね。
 カラオケなんかも歌っていたりして、若い女の子なんかも結構いたりして、そうなるとお酒がすすみます。 ビールに始まり、焼酎、最後のほうにはテキーラです。 効くんですよねテキーラは、さすが値段が高いだけのことはあります。









 そんなことで、またまた楽しい1日を過ごさせていただきました。 渡辺謙さん、奥さん、ごちそうさまでした。 テキーラのお土産まで頂いてどうもすみません、ありがとうございました。
 このところ飲みっ放しです。 きょうは少しお酒を控えめにと思っています、ってテキーラがあるじゃないですか。     


2007年6月12日(火) 晴れ晴れ
水牛のお値段

 きょうはフィリピンの独立記念日です。 でもきのうの月曜日を振替え休日の3連休としたため、本日は通常通りの1日となります。 そんなことで、きのうは学校が休みなので、ガキがうるさくてろくに昼寝もできませんでした。
 アイリーン博士は何を調べるのか、パソコンを貸してくれと私の部屋に居座ります。 ガキは私のベッドに寝てしまうしで、私の居場所などありません。 しょうがないので私は玄関先で読書ですが、これがまた暑くて頭に入らない。
 こんなときには冷たいビールです。 ビールを飲んでいると、ビコールの長男カロイが、パンを食べながらやって来ます。 かっぱらったパンじゃないだろうな、またビコールワイフにぶん殴られても知らないぞ。 



 腹が空いたのでしょう。 ガキとアイリーンがおやつにおにぎりを食べています。 バロイビーチ で渡辺謙さんにもらったおにぎりです。 中身は梅干しです。 私も1ついただきました。 しかし、おやつにおにぎりとは、いい腹していますね。
 暑い中、スナック菓子を山と持って売りにきます。 つまみにと2つ3つ買います。 飲んで喰って腹の休まる暇がありません。 スナック菓子なんてあっという間です、1分でなくなってしまいます。 さて、お次はなんですか。



 ビコールワイフのパン屋へと繰り出します。 いますよ、暇ババアどもがたむろしています。 菓子パンを買って食べていると、ビコールが艶のいい水牛を曳いて来ました。 新しく買ったのだといいます。 値段は26,000ペソだそうです。
 だから、100ペソ貸してくれと来る一家の、どこにそんな金があるのだ。 正直に言いなさいビコール、かっぱらってきましたと。 白バカ牛とは大違い、大人しそうな水牛ではありませんか。 つぶらな瞳で分かります。



 食った喰らった、もう晩飯はいりません。 お茶漬けくらいならと、鍋にホンダシと味の素と醤油で、ご飯にかけるつゆを作っていました。 ちょっと目を離した隙に、アイリーンがつゆの中にご飯をぶち込んでいます。
 あっ、こら! お茶漬けですよ、ご飯につゆをかけるんでしょう。 やってしまったものはしょうがありません。 こういうときに限ってご飯の炊きが軟らかいんですよね。 すぐにおじやの出来上がりです。 溶き玉子でもと思ったら、玉子がないと毎度のこと。
 きょうはみなさんお仕事に学校です。 午前中はのんびりさせてもらいます。   


2007年6月13日(水) くもりくもり
二日酔いか ビコール

 窓の外で、ウェ〜ゲロゲロとヘドを吐いているバカがいます。 どこのバカかと思って窓の外を見ると、ビコールです。 吐くならもっと遠くで吐いてくれよ、なんで私の窓から見えるところで吐くんだよ。 昼飯前だぞバカ。
 どうにも我慢できなかったのでしょう。 そういえば私も部屋の中で吐いたことがありました。 金もないのに、吐くくらい酒を飲むんじゃないぞビコール。 そのゲロを仔犬のプリンセスが、おいしそうに食べていました。
 ビコールの娘マリカーが、卑猥な灰皿を持ってダンスをしています。 いつまでも子供だと思っていたら、もう大人なんですね。 そんなわけないだろうって、その通りです。 アイリーンがケチ女房のシラミ取りです。
 おいアイリーン、短パンの横が破けているんじゃないの。 穴が開いていますよ。 別に家の中だからどうでもいいですか。 シラミは基本的に頭を洗わないからいるのだそうです。 それってごくあたり前のことですよね。



 たまにはブタの顔でもと思い、ブタ小屋へ行ってみました。 もう仔豚じゃないですね。 すっかり大きくなっています。 玄関先に戻り飲んでいたらビコールがやってきました。 吐いた言い訳をしにきたのですが、そんな気持ちの悪い話を誰が聞くかバカ。
 酒のつまみは、唐辛子入りの酢で食べるサクサクスナックです。 前の日も食べたやつですね。 あとアボガドの醤油和えですか。 もちろん、ビコールワイフのパン屋のパンも食べます。 ワイフはマリカーの真っ黒い顔を、凄い面構えで拭いていました。
 二日酔いが治ったのでしょうか、ビコールが水牛で農場から帰ってきました。 ガキも学校から帰ってきます。 そろそろ私も酔っ払いです。 バカどもと遊んではいられません。 井戸水シャワーで体を清めて部屋へと戻ります。
 




 曇り空のきょうはなんかじめじめしています。 こんな日には渡辺謙さんから頂戴したテキーラでもクイッと飲んでって、どこに隠したのかないんですよね。 そんなことで、本日はテキーラ探しをしてみたいと思います。 


2007年6月14日(木) 晴れ晴れ
幻のエスカルゴ

 きのうの朝、タバコがなくなったので買ってきてね、とアイリーンに頼みました。 何時になっても買ってきません。 顔を見るたびにタバコがないよ、と言うのですが、一向に買ってくる気配はありません。 まあいいや、シケモクがあるじゃないか。
 昼寝をして、起きたのが午後の3時です。 玄関先でビールを飲んでいました。 するとビコールの娘マリカーが、犬に追いかけられています。 マリカーの手には、パンが握られています。 そのパンを狙って追いかけているのです。
 べつにマリカーが犬に噛み付かれてもいいのですが、黙って見ていたのかということになりかねません。 犬を追い払ってやり、また静かにビールを飲みました。 暇なので、ぐるりと裏庭を1周していると、おや、なんだこれは!
 地面に貝殻が落ちています。 タニシにしては殻が薄いし、色も白っぽいですね。 もしかしてこれはデンデン虫の抜け殻か? とすると、近くにナメクジがいるはずと思い探してみることにました。 危険かもしれないので、まずは準備を先にします。
 巨大なナメクジが潜(ひそ)んでいるかもしれません、襲われたらひとたまりもありません。 ナメクジに食べられたなんて笑い話にもなりません。 武器を用意します。 武器は強力なあら塩です。 これで対等に戦えます。
 あら塩を片手に、ビールをもう片方の手に持ちナメクジを探します。 おい、両手をふさいでどうするんだって、まあ、巨大ナメクジが出てきたらビールをぶっ掛けて、ひるんだところにあら塩で止(とど)めを刺すという戦法です。
 しかし、あら塩の臭いが分かるのでしょうか、ナメクジは警戒して出てきません。 潜んだままです。 これでは勝負になりません。 また後日ということにします。 そんな小さな抜け殻なのだから、巨大ナメクジなんかいるわけないだろうって、そう言われればそうですよね。



 サボテンが目に留まりました。 サボテンといえばテキーラの原料です。 そういえばテキーラはどうしたのだ、どこへ行ってしまったのだ。 そんなことを考えているとアイリーンが教会に行ってくると言います。 
 教会はいいけど、おつまみがないよ。 何がいいのと言うので、サクサクスナックがいいなと答えました。 じゃあ今買ってくると言い、教会へ行ってしまいました。 教会に行ってしまえば、2時間は帰ってこないでしょう。
 私は今、おつまみが食べたいのですよ。 まあいい、静かにビールを飲んで待つことにします。
 2時間後、酔っ払って寝ているところに、はい、おつまみだって。 もうとっくに飲み終わっていますが、小腹が空いていたので、おつまみを食べてみました。 なんだよコレ! 湿気っていて全然うまくありません。 ガキに与えてはいお終い。
 


 きょうこそは、テキーラを探し出したいと思っています。 


2007年6月15日(金) 晴れ晴れ
恐怖のコブ女

 きのうの午後から、またネットに接続できません。 今朝はといえば、やはりダメですね、繋がりません。 携帯電話のアンテナ基地への送受信でネットに繋いでいるわけですが、アンテナ工事でもしているのでしょうか、電波が届きません。
 とりあえず日記だけは書いて、復旧したらすぐにアップ出来るようにしておきます。 
 ビールでも飲もうかなと思い、なにかつまみはと冷蔵庫を開けてみました。 すると下のほうに琥珀色のビンがありました。 なんだこれ、と手にとってみると、なんとテキーラではありませんか。 こんなところにありました。
 まだ時間が早いので、テキーラはそっと冷蔵庫の中に戻しておいて、玄関先でビールを飲み始めました。 さてつまみですが、冷蔵庫の中にはロクなものがありません。 最近ハマっているサクサクスナックは近所のサリサリに売っていないとのことです。
 なにかサクサクスナックの代替品(だいたいひん)はないのかとアイリーンに聞くと、トロピックというスナックがあると言います。 わかったと、トロピック、トロピックと忘れないように頭の中で反芻(はんすう)しながら、隣りのサリサリへ買いに行きました。
 サリサリでトロピックと言うと、すぐにスナック菓子を出してくれました。 いくら? と聞くと、6ペソだと言います。 まあ、納得のお値段です。 カッパえびせんのデカいやつといったところでしょうか。
 さっそく、庭先からもいだ唐辛子を潰して、酢にまぜて付けて食べてみました。 サクッとして、まあいけます。 なんかの味に似ています。 酢に付ける時間を長めにして食べてみると、おぉこの味、梅干しではありませんか。 それも紀州の高級梅干しです。
 ということは、カッパえびせんに酢を付けて食べると梅干しの味が楽しめるということでしょうか。 トロピックが手に入らないという方、ぜひカッパえびせんで試してみて下さい。 長めに酢に付けて下さいね。
 おや、ラニーがお出かけですか、まあどこに行こうと何も買ってこないのですから、詮索してもしょうがありません。 勝手にどこにでも行ってきて下さい。 



 アイリーン博士が裏庭で雑草をむしっています。 手にむしった雑草を持っています。 なんなのそれと聞くと、ハーブだと言います。 匂いを嗅いでみましたが、さすがハーブ、匂いがきついですね。 ちなみにオレガノを採っていました。
 ガキが学校から帰ってきました。 いつもの通りのフィリピン人ヅラです。 ついにバチが当たったのでしょう。 耳の後ろにコブが出来ています。 ただの脂肪の塊か、はたまた、血管がつまったものなのか、もう長いことはないのでしょう。
 一度、街医者にでも連れて行かなければなりません。 ラニーの娘なんだから、お金は当然ラニーが出すと思います。 それとも、当分様子を見る、なんてことになるのでしょうか。 気功師で、瘤(こぶ)取りじいさんに頼むのもひとつの手でしょう。



 おっとネットが繋がりました。 途切れないうちにアップしておきましょう。


2007年6月16日(土) 晴れ晴れ
謙さん宅でカレーパーティー

 きのうは午後から、アイリーンとオロンガポに行ってきました。 というのも、渡辺謙さんのご自宅でカレーパーティーを開くというので行ってきたのです。 謙さんのご自宅は、スービック・ベイに近いオロンガポ市内にあります。
 まずはスービック・ベイ内に長期滞在している、Y社長のところに集合です。 バロイビーチのhiroさんカステリオスのタマさん と、お馴染みのメンバーが集まります。 パーティーは夕方からなので、それまでバカ話をして暇を潰します。
 時間になったので、タマさんの車で渡辺謙さんのお宅に向かいました。 そうしたら、誰も行ったことがないので家がわからないときました。 電話をしても謙さんは出ません。 それでもなんとか近所の人に尋ねたりして探しあてました。
 大きな家ですね、2階建ての家です。 玄関を入ると、シムラ犬が迎えてくれます。 高級自家用車も駐車スペースにあります。 それではおじゃましますと玄関を入ると、錦鯉が水槽で優雅に泳いでいます。 そのようなお宅です。
 カレーが出来るまで少し雑談をして、ビールや飲み物をいただいて待ちます。 さてカレーが出来上がりました、水槽の鯉も飛び跳ねます。



 カレーは美味しいですね、日本食ですよね。 驚いたことに、福神漬けまで用意してあるではありませんか。 うまいうまいと皆さん食べていました。 1番食べたのがタマさんでした。 大丈夫ですか、この前病院から出てきたばかりですよ。
 カレーも食べ終わり、飲み会が始まります。 またエビを食べているタマさんです。 食事療法はどうしたのでしょう。 大皿に盛られたエビの半分は食べていました。 まあそれだけ元気になったと理解するしかありません。
 写真ですが、私のカメラはフラッシュが壊れて、暗いところでは使えません。 なのでタマさんのカメラを借りて、3枚ほど撮らせて頂きました。 タマさんがメールで写真を送って下さったので、写真を掲載することが出来ました。
 タマさん、お手数かけて申し訳ありませんでした。 そんなわけで、下の3枚の明るい写真は、タマさんのカメラで写したものです。 食事の風景です、楽しそうでしょう、美味しそうでしょう。 渡辺謙さん、奥さん、ごちそうさまでした。
 


 停電です、パソコンの内臓バッテリーで、とりあえずきょうの日記は仕上げておきましたが、いつアップできるやら。 通電し次第、アップいたします。 遅い更新ご了承下さい。
 それでは、また。
 

2007年6月17日(日) 晴れ晴れ
一心太助か お前は

 きのうは朝から賑やかというのか、やかましいというのか、海辺に住むランディーの娘2人が遊びにきたのです。 ランディーはアイリーンの弟です。 仕事は農業とトライシクルドライバーです。 女房は小学校の先生なので、食うには困りません。
 いつものように私の部屋は、ガキどもに占領されてしまいました。 昼寝をすれば、ガキが横に寝っ転がってくるのですから、昼寝もできません。 玄関先にでも行っているしかありません。 玄関先では犬が足もとに寝っ転がります。
 たまに犬にパンなんかを千切ってやるので、馴(な)れてしまったのでしょう。 餌はおすわりをしないとあげません。 なのでおすわりを覚えてしまった賢い犬です。 お手は教えません。 犬の足が汚いので、とても素手で犬の足などつかめません。
 頭や体はサンダルで撫でてやります。 体が痒いのか、気持ち良さそうに撫でられる犬です。 窓の外から私の部屋を眺めれば、暴れていますガキどもが。 さてビールでも飲もうかなと思い、ビコールワイフのパン屋にビールを買いに行きます。



 ビコールワイフが留守なので、アイリーンにパン屋の冷蔵庫からビールを出してもらい飲んでいました。 アイリーンは菓子パンを勝手に食べています。 そのうち自転車でワイフが戻ってきました。 私とアイリーンが、お店でビールやパンを食べているのでビックリしたのでしょう。
 ワイフの自転車には、いま獲れたばかりだという魚が積んであります。 海岸で仕入れてきたのだと言います。 焼き魚にするとうまいよというので、1尾買ってあげました。 体長30センチくらいのカツオに似た魚です。 80ペソだそうです。
 これから自転車で魚を売りさばいてくるから、店をみていてくれって、おいおい、なんなんだよそれ。 まあ、こっちも暇ですから別にいいのですが、どっから魚屋なんて思いつくのでしょうか。 まったく不思議なワイフです。
 近所の家に売りに行って、買わねえとぶっ殺すぞこのやろう! なんて脅しながら売ってくるのでしょう。 売りにこられたほうは、たまったものではありません。 しゅんとして、おとなしく買うしかありません。 押し売りならぬ脅し売りです。
 30尾程がぜんぶ売れたというのですから、恐れ入ります。 パン屋よりも魚屋のほうが性に合っているのでしょう。 晩飯に買った魚を焼いて食べましたが、背中の赤身と腹の白身に分かれていてなかなか美味しかったですよ。



 空を見ればきれいな雲です。 この雲も5分も経てば、消えてしまいます。 上空は風がすごいのでしょう。 黒い雲の下は雨だとアイリーン博士が言います。 その黒い雲も現れたり消えたりと、目まぐるしく移りかわります。
 きょうはいまのところ晴れていますが、どうなるかは分かりません。 日曜日の本日、さっそくガキが私の部屋で喚(わめ)いています。 
     

2007年6月18日(月) くもりくもり
シジミの味噌汁

 私の住む田舎、サンフェリペからオロンガポまでは、バスで約1時間です。 交通手段はジープニーとバスです。 バスも3種類ありまして、青い各駅停車みたいなミニバスと、赤い冷房なしの普通のバス、それと冷房バスが走っています。
 オロンガポまでの値段は、ジープニー40ペソ、ミニバス40ペソ、冷房なしバス52ペソ、冷房バス62ペソとなっています。 まあ値段的には大差がないのですが、バスの本数も冷房バスとなると少なくなります。 汚さも値段に比例します。
 きのうの朝、アイリーンがオロンガポへ買い物に行くと言います。 なんの買い物かは知りませんが、3日に1回くらいオロンガポに行かないと落ち着かないみたいです。 オロンガポ中毒なのでしょうか。 表が暑いから私にバスを止めてくれと言います。
 ビコールワイフのパン屋の前で、私はバスを待ちます。 その間アイリーンはパン屋の中で涼んでいます。 来るのは青いミニバスばかりです。 暑さの中待っていると、冷房なしの赤いバスがやっときました。 手を上げてバスを止め、アイリーンはそれに乗ってお出かけです。
 子供がバケツに貝を入れて売りにきました。 川で獲れた貝みたいです。 ダシ用に使う貝でしょうね、シジミに似ています。 コップ1杯10ペソです。 味噌汁を作るのに少し買いました。 アイリーンが帰ってきたら作ってもらいましょう。
 ガキが手招きで私を呼びます。 なんだよいったいと思い行ってみると、青虫が葉っぱを喰っています。 蝶々の幼虫でしょうか、毒蛾の幼虫でしょうか、ガキの手にはマッチ箱が握られています。 要するに、青虫をマッチ箱に入れてくれというのです。 
 気持ち悪いので、青虫には触(さわ)らないように葉っぱの根元から千切り、葉っぱごとマッチ箱に入れてやりました。 そのあと石鹸で手を洗ったことはあたり前です。



 昼飯は、ラニーがヤキソバを作って、私の部屋に持ってきてくれました。 食べ終わって昼寝をしていると、アイリーンが腹減ったなんて言いながら、冷房バスで帰ってきました。 昼ご飯をまだ食べていないと怒っています。
 買い物をしてきた袋の中には、チーズバーガー2個とポテトフライがあります。 私へのお土産かななんて思っていると、ガキと2人でチーズバーガーを食べ始めました。 まあいい、気を取り直して玄関先でビールを飲むことにしました。
 玄関先で飲んでいると、こんどはマンゴを持ってきてガキと食べています。 ハエタタキは買ってきてくれたのと聞くと、また忘れたと言います。 ほんと、いい根性していますよね。 おや、こんどはラニー様がお出かけですか。
 パン屋の前でバスを待つラニーです。 冷房なしの赤いバスを2台見送りました。 これは冷房バスを待っているのだなと思い見ていると、青いミニバスを止めて乗って行きました。 どこへ行くのとアイリーンに聞くと、近所の誕生日パーティーに行くのだそうです。
 納得です。 近所であればミニバスで十分です。 タカリババアが久しぶりにやって来ました。 今回の商品は径10センチくらいの黒いガラスの灰皿です。 なんと50ペソだと言います。 その辺では10ペソで売っている灰皿です。
 買わないと分かると、タバコをタカるタカリババアでした。



 晩飯はチャーハンとシジミの味噌汁です。 味噌汁の中にシジミが見あたりません。 貝はどうしたのと聞くと、ダシを摂ったらいらないでしょうという明快なお答え。 さみしいな、貝殻のないシジミの味噌汁は、ですよね。
 きょうはひと雨来そうな曇り空、こんな日は食べ物に気を付けないと食中毒になってしまいます。 ジンを飲んで消毒すればいいですか。
    

2007年6月19日(火) 晴れ晴れ
魚の酢漬け

 大八車を水牛に曳かせて、とっつぁんが野良仕事に出かけるいつもの朝の風景。 きのうも、のんびりとした田舎の1日の始まりです。 大八車の後ろには、もう1頭の水牛がいます。 表を見れば、家の周りは水牛のフンだらけです。
 なぜ牛や水牛を家に持ち帰るのかといえば、農場に置いておくとかっぱらわれてしまうのです。 かといって、全部を家に持ってくるわけにもいきません。 まあ、とっつぁんの気休めみたいなものなのでしょう。 
 魚売りがきました。 赤い小さな魚を買っています。 もちろんご飯のおかずなのですが、調理法がこれまた考えられないような方法なのです。 丸ごとの魚の上にドボドボドボと酢をぶっかけて、浸しておくだけです。
 酸っぱい臭いと、生臭い臭いが混じって食欲をそそります、ってそんなわけはありません。 なんかこう、むせるような臭いです。 私は、犬の餌かと思いましたが、みんなは美味しそうに食べているんですよね。 犬も食べないんじゃないですか。



 その犬ですが、ガリガリに痩せています。 全部で5匹の犬がいますが、みんなガリガリです。 太っているのはブタとラニーだけです。 残飯は、ほとんどブタが食べてしまいますので、犬までは回ってこないのでしょう。
 向かいのサリサリの前にジープニーが止まっています。 ここサンフェリペから北の州都、イバ行きのジープニーですね。 ジープニーの屋根の上にソファをくくり付けています。 なんだ引越し屋までやるのか?
 話を聞けばこのジープニーは、サリサリの息子のジープニーだそうです。 だから私用に使ったということみたいです。 他にバンも持っているしで、けっこう小金を持っているのでしょうか。 いや、持っていたのでしょう。 いまはもう使い果たしたと、そんなところですね。
 マリカーはトライシクルにまたがりご満悦です。 風邪を引いて熱があります。 私もきのうの夜から鼻づまりで、マリカーに風邪をうつされたみたいです。 今朝起きたら、鼻づまりどころか、鼻水タラタラです。
 ビコールワイフみたく、うまく手鼻をかめないので、ティシュで鼻をかみます。 熱はないみたいです。 この程度なら、ビールでも飲んで汗をかけば治るでしょう。 



 ガキは学校で家にいないし、昼間のんびり出来るので読書でもして体を休めることにします。 風邪をこじらせたら大変です。 早く鼻風邪を治して、ビコールワイフに手鼻の上手なかみ方を教えてもらいたいと思います。
   

2007年6月20日(水) 晴れ晴れ
スナック いいあじ

 蝉(せみ)が鳴いています。 真夏には1匹も鳴かなかった蝉が、夏が終わるといっせいに鳴き出しました。 ボス蝉がいて、そいつが鳴き始めると、他の蝉もつられて鳴き出すみたいです。 車が通るとピタリと鳴き止んでしまいます。
 きのうは午後から雨でした。 玄関先でアイリーンがお昼寝をしていました。 すると、向かいのサリサリの後ろから黒煙が立ち昇って、みるみる空が暗くなります。 おい、アイリーン、火事じゃないのかと聞くと、魚を焼いている煙でしょうと言います。
 まあそう言われれば、そんな気もしますが、そんなわけないだろう! これは普通じゃないぞと思っていたら、そのうち誰が消したのか鎮火しました。 家、半焼くらいの煙に見えましたが、誰も騒ぎ立てないところをみると、やはり魚でも焼いていたのかもしれません。
 ビールのおつまみは、いいあじ、というお米スナック、袋に e-aji とあります。 その上にひらがなで、いいあじと印刷されています。 このスナック、驚いたことに袋の中に、トマトソースが入っているんですね。
 そのソースを付けて食べるわけですよね。 それで、いいあじ、ってところですか、いゃ〜 まいった、まいった!



 ビコールの娘マリカーも、おやつの食パンを食べています。 どうしたマリカー? 奥歯でパンをかじって、パンの耳が硬いのか? ってそうか、前歯が虫歯でないんだったよな。 あと1回生えてくるからそれまで我慢しなさい。
 いいあじを食べたあとは、サクサクスナックのトロピックです。 酢にニンニクと唐辛子、胡椒をを入れたものに付けて食べます。 赤い酢が売っているそうなので、見た目、うわっ! 辛そうなんて楽しみたい人は、赤い酢に唐辛子なんかを入れて試してみて下さい。
 サクサクスナックを食べ終えた酢の中に、こんどはきゅうりを入れて、酢の物にしていただきます。 しばらく漬ければ、立派な酢の物の出来上がりです。 砂糖やダシや醤油はどうするんだなんて、そんなことは言いっこなしですよ。 シンプルがいいんです。
 ガキが学校へ行く前に、いいあじの写真を見せたら、食べたかったと大泣きしていました。 それって、ただ学校に行きたくなくって泣いているんじゃなぁいの。



 暑い日には、さっぱり酢の物なんかいいですよね。 きょうは酢の物でも作って、つまみにでもしようかなと思っています。 ワカメに塩くらげ、カニカマボコにチリメンジャコ となんでもいいんです。 
 なんでもいいけど、材料はそろわないだろうな。 いいじゃないですか、たとえきゅうり1本でも、さて、きゅうりの塩もみからでも本格的に始めますか。    
  

2007年6月21日(木) 晴れくもり
ビコール一家の陰謀

 きのうはビコールの次男、アディンの誕生日です。 しかし、ビコール家は朝からゴタゴタしています。 どうしたのでしょう? なんでもビコールが、アディンの誕生日なのにお金を家に入れてくれないので、ワイフが実家のミンダナオに帰るというのです。
 たいした荷物はないのですが、ワイフが荷造りをしています。 ガキの3人も連れて行くみたいです。
せめてもと、アイリーンがお昼にスパゲティとヤキソバを作って食べさせました。 ワイフはもう戻ってこないとの話です。
 餞別(せんべつ)に1,000ペソくれてやろうかとアイリーンが言います。 私は、すぐに戻ってくると読んでいましたので、やる必要はないと言いました。 それでもアイリーンは500ペソ渡したみたいです。
 さあ、荷物もそろい、みんなとの別れもすませて、ワイフとガキどもはバスに乗り込みました。



 ビコールの家の中に、なにか使えるものはないかとみんなで探していると、バスに乗ったはずのビコールワイフが駆け足で家の中にとび込んで来ました。 バスに乗って10分後の出来事です。 みんな唖然、お金を忘れたとかで、隣街から取りに来たというのです。
 家の中でお金を探すビコールワイフ。 なんでも、あるはずの7,000ペソがないと言います。 しかたがないのでワイフはまたバスに乗り込みます。 アイリーンにワイフはいくら持っているのと聞いたところ、1,000ペソだと言います。 
 ミンダナオまでいくら掛かるのと聞くと、3,000ペソだそうです。 はい、分かりました。 さて、ワイフはどこでUターンして帰ってくるのでしょう。



 夕方5時頃でしょうか、戻ってきましたバカワイフ。 得意そうにみんなに説明しています。 いったいなんだったのでしょう。 私が思うには、実家に帰ると言えば餞別が集まる。 ただそれだけのためのパフォーマンスなのでしょう。
 ダシに使われたガキどももいい迷惑です。 学校まで休んで、こんなことに付き合わされるのですからね。 途中、家に戻ってきてお金がないと示唆(しさ)するあたりなんか、知能犯そのものです。 
 お金がないと言えば、バカな私がかわいそうだからなんて、交通費でも出すと思ったのでしょうか。 そんなことより、アイリーンからむしり取った500ペソ返してくれよな! 



 きのうはそんなわけで、楽しい夢芝居に振り回されて、酢の物を作るどころではありませんでした。 きょうもビコールワイフは元気に、何ごともなかったかのように、パンを自転車で仕込んで店先に並べています。
 今回のダマシは大掛かりでした。 おそらくビコールも共犯でしょう。 ジャパンマネーを狙った犯罪でしたが、被害はアイリーンの500ペソだけ。 アディンの誕生日なのだから、プレゼントだと思えばなんでもないことです。
 家族ぐるみでの、詐欺まがいの、アディンの誕生日をダシにした犯罪芝居も見れたし、満足、満足。 こんどは、どんな舞台設定でのダマシが見れるかと思うと、楽しみですよね。 怪人ビコールワイフ、いつでも挑戦を受けようじゃないか。   


2007年6月22日(金) 晴れくもり
愛人宅で大パーティー

 きのうはリッキーの息子、ルピンの誕生日だといいます。 前の日はビコールの息子、アディンの誕生日で散々な目に遭(あ)っているというのに、また誕生日とは、どうなっているのでしょうか。 お金は出しません、お付き合いはしますでいいでしょう。
 リッキーの息子、ルピンは妾(めかけ)との子供です。 その妾宅で誕生パーティーをやるそうなのです。 半分ぶち切れる本妻のケチ女房、それをよそに、ラニーからは誕生日ケーキのプレゼントです。 きっちりとケーキにはラニーからと書かれています。 
 パーティーは午後3時からです。 午後になり大雨が降ってきました。 雨水でシャワーをするビコールワイフ、石鹸できちんと頭から体まで洗っています。 そのうち雨も止んで、さあパーティー会場へと向かいました。



 参加したのは、私とアイリーン、それとなぜか学校を休んでいるビコールの3バカ兄弟、それだけです。 ケチ女房はもちろん、ラニーも参加しません。 私がケーキを持ってリッキーのトライシクルに乗り込みます。 ケーキは私からのプレゼントだと言えば分からないでしょう。
 愛人宅に到着です。 うわ〜田舎、ヤギがいるだけ。 近所の原始人も集まってきます。 料理はお決まりのビーフン、安くて栄養がないダイエット食品です。 腹を膨らませるだけ、それで原始人には十分です。
 前の日に誕生日だったアディンも、ついでに誕生日を祝います。 そうしている間にも、どこから匂いを嗅ぎつけるのか、原始人が次々に集まってきます。 そのうち部屋の中まで原始人で埋まってしまいました。
 これは早いところケーキを食べておいとましないと、大変なことになりかねません。 そんなわけで、大急ぎで酒とケーキを腹に詰め込み、お先に失礼してきました。





 ラニーの娘ガキは、真面目に学校に行っていたため誕生日には参加できませんでした。 ケーキの写真を見せると大泣きしていました。 きょうは学校が休みなのでしょうか、ガキどもがブラブラと獲物を探しています。
 リッキーのケチ女房が起きてきません、怒り心頭か、ひと波乱ありそうな予感です。 きっと部屋で包丁でも研いでいるのでしょう。 恐ろしい1日が始まりそうです。  
 

2007年6月23日(土) くもりくもり
懐かしのスーファミ

 きょうは久しぶりに寝坊をして、遅い時間に起きてしまいました。 遅い時間といっても7時なわけなのですが、いつも夜明け前に起きる私にすれば遅い時間です。 理由は、土曜日なので誰も起きてこないという単純なものです。
 きのうは何時に寝たのかなんて、酔っ払いの私には分かりません。 確か飯を喰ってすぐに寝たはずです。 そうそう、ガキとスーパーファミコンで、ドクターマリオの対戦をやっていたら、ガキのあまりのヘタクソさに酔いが回ってきたのです。
 ガキは自分が負けそうになると、私のコントローラーとチェンジします。 それでもカプセルが上まで詰まってしまい、ゲームオーバーになるというおそまつさです。 洞察力というか推理力というか、なにもないバカガキということが証明されたゲームでした。
 そのガキは、きのうは学校が休みみたいで、昼間は私のベッドで熟睡します。 とうぜん私は玄関先で1杯ということになってしまいます。 ビコールワイフのパン屋にビールを買いに行くと、ビコールワイフもお昼寝です。
 恐くてワイフを起こすことが出来ない私は、アイリーンに頼み、冷蔵庫からビールを出してもらいます。 それでも大いびきで爆睡しているワイフです。 本人は店番をしているつもりなのでしょう。 しかし、なんの物音にも動じず爆睡なのです。 
 根性が違うのでしょう、ご立派ですね。



 ビコールの娘、マリカーはかわいいですね、とてもワイフが産んだなんて信じられませんよね。 でももう少し時が経たないと本性はわかりません。 とんでもないワルかもしれませんね。 なんせワイフの子供なのですから。
 通信販売の本を持って、おばさんがやって来ました。 本に載っている品物を選んで購入するのですね。 女の人はこういうのが大好きなんですよね。 何を注文するのかなと見ていたら、サンダルなんかを注文していました。 
 サンダルなんて、この暑い国、どこにでも売っているでしょうに。 と文句などを言うとヘタを打つことになります。 ここは言いたいのをぐっとこらえて、ん〜、素敵なサンダルだとほめておくのがいいのでしょう。
 神の使いがやって来ました。 お金を寄付してくれという、単純な神の使いです。 最近バチが当たっているお友達のために、5ペソを寄付しておきました。 神の使いはなかなか帰ろうとしません。 5ペソに不満でもあるのでしょうか。
 5分、10分と座っています。 なにか私に呪いでも掛けているのでしょうか。 不気味な時間は流れていきます。 そのうちサンキューと神の使いは席を立ち帰りました。 なんだったのだろうとよく考えてみると、ただ雨宿りをしていただけだったのです。


 
 午前中晴れ、午後から雨という最近のお天気です。 今朝起きると、足首のあたりが、プチプチプチと蚊に喰われています。 テングかマラリアかと心配になります。 発病前に飲めるだけ飲まなければなりません。 


2007年6月24日(日) 晴れくもり
ハンバーグ団子

 きのうの朝、コーヒーでも飲もうかなと思ったら、アイリーンがいません。 どこへ行ったのかなと裏庭をのぞくと、感心にも洗濯をしていました。 家の周りを歩いていると、ビコールがトラクターで野良仕事にお出かけです。
 しばらく玄関先で涼んで、ひと眠りしようかなと思い部屋に行くと、もうベッドはふさがっています。 どこから忍び込んだのか、マリカーがぐっすりと眠っています。 まあいいかと、また玄関先に戻りました。
 洗濯を終えたアイリーンが、洗濯物を干しています。 雨が降ったり止んだりなので、洗濯物も干したり取り込んだりで、飽きもせずにその繰り返しです。 おっと、もう昼飯の時間じゃないですか、昼飯を先にお願いしますね。



 玄関先に運ばれた昼飯は、なんだコレ、ハンバーグか? と思えるほど中途半端な肉団子。 それにサラダです。 まあ昼飯ですからいいでしょう。 ハンバーグ団子をひと口、なんだよ! ひき肉なのに噛めないくらいの硬い肉です。
 何の動物の肉なんだよ、と言いたくなるような歯ごたえのあるひき肉です。 とても全部は食べられませんので、余った肉団子をビコールワイフに食べさせました。 すると、手づかみで食べ、ひと言、うまい! ときましたよ。 
 普段、どんなものを食べれば、これが美味く感じられるのか教えてもらいたいものです。 食事のあとは、ガキの勉強です。 アイリーン博士が教えるわけですが、ガキはドーナツ片手に悪態をつくばかり、あきれ顔の博士です。



 庭先の唐辛子をもいでブタに食べさせてみようと、急に思いつきました。 博士に相談したところ、バカとひと言いわれて断念しました。 それならビコール家のバカ犬に食べさせてみようかなと、いま考えつきました。
 まさか唐辛子を丸ごと与えても食べはしないでしょうから、細かく千切り、パンの中にでも埋め込んで与えてみます。 非常に危険な仕事です。 カライ、コワイ、キチガイの3Kの仕事です。 慎重に作戦を練って実行したいと思います。
 きょうは日曜でガキは休みです。 ちょうどいい助手じゃないですか。 動物虐待の大好きなガキです、立派に任務を果たすことでしょう。 動物虐待と書きましたが、犬に餌を与えるだけですから誤解のないようにして下さいね。



 窓の外を見れば、よし! たっぷりの唐辛子が生っている。 あとはパンを仕入れて仕込むだけ。 犬も元気に遊んでいる。 さあ仕事仕事、忙しい1日の始まりです。


2007年6月25日(月)
愛犬物語

 バカ犬に唐辛子を食べさせる作戦を、きのう実行してみました。 まず、庭先から唐辛子をもぎとります。 菓子パンは勿体ないので、食パンを用意しました。 あとは唐辛子を千切り、パンに包(くる)んで出来上がりです。
 最初から唐辛子入りのパンをやると、臭覚の鋭い犬です。 食べない恐れがありますので、2つ3つは普通のパンを与えます。 そうしてから、唐辛子入りのパンを与えることにしました。 強烈な種も、もちろんパンに埋め込んであります。
 ビコール家の黒い仔犬を呼び出し、パンを与えます、美味しそうに食べています。 さて、なにげなく唐辛子入りのパンを投げ与えてみると、なんと! 食べません。 なぜだろうと考えた末、仔犬だから食べないのだろうという結論に達しました。



 このまま終わったのでは面白くありません。 裏庭に繋がれた犬が2匹いますので、その犬に与えてみることにしました。 まずは普通のパンです。 おぉ、仔犬とはまったく違う勢いで、体をしならせて、踊りながら食べます。
 この調子ならと、唐辛子入りのパンを与えてみました。 なんということでしょう、2匹ともペロリと食べてしまいました。 顔の表情を伺いますが、辛いとか、もういやだとかそんな表情はありません。 もっとおかわりをくれとシッポをブルンブルン振っています。
 ガキに、もっと強烈な餌を作れと命じたところ、なんと唐辛子を丸ごと埋め込んだ餌を作りました。 よ〜し、これならいけると、さっそく犬に与えてみました。 そうしたら、なんと! 食べました。 
 面白くないなぁ、少しは驚きの顔とかしてくれないと、やりがいのない犬です。 そんなことで、楽しいはずの日曜日の半日を潰してしまいました。





 おすわりを覚えた仔犬のプリンセスがいません。 どうしたのと聞くと、栄養失調で2〜3日前に死んじゃったのだそうです。 まさか前の日のお昼に食べたハンバーグ団子、プリンセスの顔が頭の中をよぎります。
 きょうは朝から雨、いや、きのうの夜から雨だったのでしょう。 涼しくなるのか、蒸し暑くなるのか分かりませんが、裏庭の犬の様子でもみてきたいと思います。


2007年6月26日(火) くもり
タカリババアからのプレゼント

 トウモロコシの季節なのでしょうか、このところ毎日おやつにトウモロコシです。 小振りで色白で甘みのないトウモロコシです。 塩水で茹でるだけの簡単な調理ですので、おいしいわけがありません。 毎日カゴ1杯のトウモロコシが茹でられます。
 ニワトリでもない私は、そんなものひと齧りすれば十分です。 それでも食え喰えと、おい、まずいから人に勧めるのだろう! トウモロコシの茎や葉っぱは、水牛の餌です、水牛は文句も言わずに美味しそうに食べています。
 いつものように庭先で飲んでいると、タカリババアがやって来ました。 手にはカゴをぶら下げています。 いったい何を売りつけようというのでしょうか。 中の袋からは、デカいアボカドが5つ6つ出てきます。
 これはプレゼントに持ってきたから、お金はいらないと言います。 珍しいじゃないか守銭奴ババア。 そのかわりタバコをくれと言うので、2本あげました。 それにしてもデカいアボカドだなぁと手にとってみると、中でコロンと種の音がします。
 ということは、中は空洞ですか、おタカリさん。 アイリーンに台所で切ってもらいました。 このくらいの大きさなら、肉厚が4〜5センチあってもおかしくありません。 ところが、肉厚は1センチあるかないかです。
 断片を1つ口にしてみました。 アボカド特有のねばりがありません。 皮に近い部分は、ガリガリと歯ごたえがある始末です。 それに苦さが半端ではありません。 これってアボカドじゃないだろう! ニガウリのデカいやつじゃないのか、クソババア!
 たまには人に喜ばれることをしたらどうなんだ、来るたびにとんでもないことをしやがって、猿の餌を持ってきてお金はいりませんだと、いいかげんにしろよ。 だいたい喰えるものならババアが持ってくるはずもないか、私が甘かったのです。





 アボカドを振ったとき、カランコロンと種が鳴った時点で、これは喰えないとなぜ看破できなかったのか、それも相手はタカリババアではないですか、反省点は多々あります。 仕掛けの多い国です、気をつけなければなりません。
 きょうはどんなダマシがあるのでしょう。 朝からまた雨です、なのに朝日が出ているという、朝のダマシから始まる1日です。 何があっても驚かないように、きょうはブランデーで勝負をしたいと思います。 
 

2007年6月27日(水) 晴れくもり
糸引く トウモロコシ マイス

 昼から玄関先でブランデーを飲んでいました。 なぜブランデーかといえば、いつだったかとっつぁんが酔っ払って朝帰りをして、私の部屋に早朝乱入してきたときがあったのです。 そのお詫びとしてブランデーをいただいたわけです。
 飲んでいると、アイリーンがつまみを持ってきました。 なんだよ、またトウモロコシかい。 トウモロコシの皮を剥いています。 見ているとなんか糸をひいています。 おいおい、腐っているんじゃないのか。
 トウモロコシが糸をひくか? 腐って納豆状態になっているんじゃないのか。 匂いを嗅ぐと腐ってはいないみたいです。 糸を指で取り、ペロリと舐めてみると、おぉ、あんかけのあんじゃありませんか。 ちょうどいいベトつき加減です。
 それでアイリーンが、手洗いの桶なんかを用意した意味が分かりました。 調理のときに手を加えたのかと聞いたところ、もともとこういうトウモロコシだと言うことです。 トウモロコシの種類か名前かは分かりませんが、マイスというみたいです。



 トウモロコシなんかを食べていると、ハエがたかってきます。 ハエタタキを買ってきてねと頼んで、もう1ヶ月も経ったのでしょうか、一向に買ってきてもらえません。 しょうがないのでボロキレを振り回してハエを叩きます。
 効率が悪いですね、なかなかハエに当たりません。 何かないかなと周りを見回すと、おっ、ありました、形がハエタタキにそっくりのものが。 そう、ホウキです。 試しにそれで止まっているハエを叩いてみました。 
 驚いたことに、8割方命中してハエは即死です。 きっとホウキの長い柄が人の気配を消し、先端のホウキ草がうまく風を斬って当たるのでしょう。 これはいいということで、1時間もハエタタキをやっていたでしょうか、おかげさまですっかり酔いが回ってしまいました。
 横ではアイリーンがガキの教科書を開き、問題の回答を書きだしています。 アイリーンさん、ハエが少なくなったことに感謝していただけたでしょうか、なんて思いながらニヤニヤしていると、バカにしたような目で睨みます。 はい、私がバカでした。



 裏庭のバナナの木に生ったバナナは、いつ食べられるようになるのでしょう。 黄色く色付くまで待つのでしょうか、アイリーンに聞けば、あと5ヶ月くらいかななんて言っています。 あと5ヶ月見て楽しめるのであれば、それはそれでいいでしょう。
 話は変わりますが、近々会社を退職される Cyoroshiさん という方のブログに、私のHPの紹介がありました。 Cyoroshiさんは退職されたあと、フィリピンで起業を考えておられるということです。 Cyoroshiさんありがとうございます、そして起業がうまくいきますようお祈りいたします。
 詳しくはCyoroshiさんのHP、 無謀にもフィリピン起業に挑む男の独り言 をご覧下さい。
 

2007年6月28日(木) くもりくもり
拷問器具

 とっつぁんが農場から採ってきた、グアバノ(GUAVANO)という果物をアイリーンが美味しそうに食べています。 味は、ほんのり甘酸っぱいといったところでしょうか、繊維質の食べ物で、血をきれいにする作用があるそうです。
 効能はどうでもいいのですが、朝からよく食べますよね。 窓の外を見れば、なんか見慣れない鉄の塊があります。 なにに使うのでしょう。 きっとビコールが使っているものだと思い、ビコールの娘マリカーを連れて見に行きました。
 これなぁにとマリカーに聞くと、鉄の塊のところに行きマリカーがポーズをとります。 おぉ、その苦悶の表情は女王様! はい、すべて分かりました。 ワイフと夜ごとそんなことをやって、鉄の塊が汚れたので、天日に当てているわけですね。
 子供は何でも見ているのです。 マンネリした生活に、変化をもたらす為にそんなことをやるのか、それともそういう趣味があるのかは知らないが、子供の前ではやめなさい、この変態野郎!



 遠くから何かをかついで物売りがやって来ました。 米売りかな、いやまさか重い米をあんなにかつげるわけがないだろう。 と見ていると、変態女房ビコールワイフのパン屋の前で荷物を降ろしていました。 ブツはなんだと見にいけば、なんと枕です。
 初めて見ました枕売り。 ワイフが昼寝をしているのを見て、これは売れるとでも思ったのでしょう。 枕屋はワイフに声を掛けます。 ところが昼寝のじゃまをされたワイフです。 枕屋に黙れ! の一喝、竹棒を振り回し、帰れ! の恫喝で脅しまくります。
 そのあと、バイクでインド人がパン屋にやって来ました。 誰が見ても借金取りです。 なにを話しているのでしょうか。 お金がないから、もう少し待ってくれとのお決まりの話でしょう。 3日に一度は来る借金取りです。
 塀の外にトラックが止まり、私になにか話しかけています。 どうやら道を聞いているみたいです。 言葉など分からない私です、首を横に振り分からないと示します。 しかし、現地人に声を掛けられる私ってなんなんだろう。 見て立派な外人さんだなと、なぜ分からないのだ。



 きのう付けのhiroさんの、 フィリピン スービックへようこそ! の日記にリンクされていました フィリピーナと結婚出来るのか のブログですが、この方は私の日記や掲示板にも度々登場されている方です。 ブログでのお名前はpprandophさんとなっておりますが、ブログをご覧になればお分かりになると思います。
 pprandophさん、こちらのフィリピン関係のほうを新しくリンクしておきました。 これからも、楽しい話題をどんどん書いて下さいね。 またお会い出来る日を楽しみにしています。   
 

2007年6月29日(金) くもりくもり
子持ちダンサー

 きのうはどんよりとした曇り空の1日でした。 アイリーンがお金がないよと言います。 もう月末だから、お金を入れてくれというのでしょう。 はいはい、分かりましたとお金を渡すと、オロンガポへ行こうと言います。
 勘弁してください。 こんな曇り空の蒸し暑い日に、オロンガポまで行って荷物持ちですか。 じっとしていても、体がベトベトで気持ち悪いのに、クーラーなしのオンボロバスで往復2時間は拷問ですよ。 ほんとうにオロンガポ中毒ですね。
 なんとかオロンガポ行きを断念させて、玄関先でビールを飲み始めます。 私は打出の小槌か、なんて考えながら飲んでいると、アイリーンがお金を受け取ったことを嗅ぎつけたのでしょうか、ビコールワイフがつかつかと歩み寄って来ました。
 おい、ハポン(日本人)、いいものがあるから買わないか、と言っているみたいです。 そのフレーズ、タカリババアの言い回しじゃないのか、なんて思いながら、なあにと聞くと、トウモロコシだと言います。 
 トウモロコシって、食べきれなくてブタやニワトリの餌になっているやつだろう。 まったくどいつもこいつも、たたっ斬ってやろうかい! 



 リビングが騒々しいので、覗いてみました。 するとラニーが、テレビのダンスに合わせて、1人で奇声を発しながら踊っています。 私と目が合うと、ヤダァ〜パパァなんて言っています。 やだじゃないだろう、いい年こいてテレビの前で踊るバカがどこにいるのだ。 
 2人もの子持ちだぞ。 見たくもないものを見て、いやなのはこっちなのだ。 なんなんだよ、そのスケスケのパンツは、恥ずかしくないのかまったく。
 チリンチリンと鐘を鳴らし、アイスクリーム屋がやって来ました。 珍しくビコールワイフが止めています。 まさか脅し取ろうというわけではありませんよね。 ちゃんとお金を払い、アイスクリームを買っておりました。 1つだけです、貧乏ですね。
 アイスクリームを舐めるマリカーです。 ワイフがペロリと半分舐めてしまいましたので、残りわずかです。 玄関先でマリカーが舐めていると、追い討ちをかけるように、アイリーンもペロリと舐めています。
 こめんねマリカー、今度でっかいアイスクリームを買ってあげるからね。



 アイスクリーム屋のおやじも面白いおやじで、私のことをボスなんて呼びます。 気分がよくなって、アイスクリームを全部くれ、なんて言うところでした。 あぶないあぶない、また騙されるところでした。
 きょうも曇り空です。 ひと眠りしてハエと戦いたいと思います。         
 

2007年6月30日(土) 晴れくもり
教会のお祭り

 お祭りの国フィリピン。 きのうは教会でお祭りだったみたいで、ガキは学校がお休みみたいでした。 鼓笛隊の出動だとかで、ガキは朝から大忙しです。 学校に行くときは、つらい顔をするのに、こういうときは表情が活き活きとしています。
 赤い制服に鉄琴を持って出かけます。 保護者はアイリーンとケチ女房です。 なぜか母親のラニーは行きません。 というよりラニーは寝坊なので、起きられないのです。 ブタのように、ご飯のいい匂いが漂(ただよ)わないと、起きてこないのです。
 さあ、無免許リッキーのトライシクルでお出かけです。 リッキーは免許を持っているといいますが、なぁに、実際にトライシクルに同乗してみれば分かります。 ヘタクソという言葉がこれほどマッチするドライバーもいません。
 みんな出かけました。 出かけている間に、私はゆっくりと昼寝をします。



 午後、アイスクリーム屋が来たので、ビコールの娘マリカーと、リッキーの息子ルピンにアイスクリームを買ってあげました。 こんどは取られないように食べるんだぞマリカーと思っていたら、娘ガキがマリカーのアイスクリームを取り上げて、ベロンベロン舐めています。 
 上にかけてある、1番美味しいチョコレートのトッピングの部分を、すべて舐めてしまった娘ガキです。 ごめんねマリカー、こんどはでっかいチョコレートを買ってあげるからね。 ルピンのアイスクリームも上半分はラニーが食べてしまいました。



 アイスを食べて、のどが渇いたというので、ミロの粉末を買ってあげました。 ビンのジュースだと、ガキの餌食になることは目にみえています。 袋をチビガキにあげると、粉末を指に付けて食べ始めました。 おい、違うだろう、もう知らん。 
 資源回収班が、自転車にゴミを載っけてパンを買いに来ました。 パン屋の横はゴミの山です。 私に、そこのゴミを持っていっていいか、とでも聞いたのでしょうか。 ゴミを持っていってくれるのはありがたいのですが、ビコールワイフもゴミ屋を営んでおります。 
 いいよ、とは言えません。 あとでワイフにぶん殴られるのは私です。 残念そうな、回収班でした。 裏庭のカモティンカホイ(芯のある芋)は、もう食べられるそうです。 なんか毒がどうのこうのという話があり、あまり食べる気にもならないのですが。


 
 きょうは朝から、アイリーンとガキがオロンガポへ行くと張り切っています。 荷物持ちに、私も駆り出されるのでしょうか。 ああやだやだ、ほんとうに出不精の私なのです。

  さて、今月も今日でお終いです。 早いもので、1年の半分が過ぎてしまいました。
 今月もなんとなく暮らしてしまいました。 不健康な生活をしたと反省しております。
 まあ、病気にならなかっただけでもよかったと思っています。
 今月も、ありがとうございました。 また来月も宜しくお願いいたします。

  


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