日記 2007年 11月     



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2007年11月1日(木) 晴れ晴れ
ハスラー

 今日から11月です。 今月も、面白おかしく過ごしたいと思います。
 また色んな話題をお届けいたしますので、今月も宜しくお願いいたします。


 hiroさんのHP、 フィリピン スービックへようこそ! のトップページに、 タマさん や、私の映像が掲載されています。 興味のある方は、ご覧頂ければと思います。  
 きょうは、オール・セインツ・デー ということで、お墓参りの日ですね。 お盆みたいな日なのでしょう。 お墓参りは、後から行くとして、きのうはハロウィンでした。 盛り上がるのかなあと思っていたら、そうでもありませんでした。 夜、広場へ行ってみました。
 仮装でも見られるのかな、と思ったら、お金のない田舎街です。 仮面をかぶるのではなく、お面をかぶります。 広場の会場に行けば、仮装パーティーをやっていますが、会場の入場料が25ペソなものですから、誰も入りません。
 お祭りのときくらい、お金なんか取らなければいいのに、もちろん私も入らずに、25ペソでビールを飲みました。 会場の前の広場には、縁日の露店がたくさん出ています。 おもに、ギャンブルの露店です。 子供が、1ペソ2ペソを賭けてやる、ギャンブルです。
 30分もいれば、もうじゅうぶんです。 アイリーンに、帰るよと広場を後にします。 なんかもの足りないなということで、ビリヤードをやることにしました。 なぜビリヤードかといえば、家の3軒隣にビリヤード場がある、ただそれだけの理由です。
 ビールを口に含み、キューをにぎり、チョークを付ける姿なんか、もうハスラーそのものです。 私がボールを打ち、いいところにボールを運びます。 そしてアイリーンが、穴に入れます。 これって、私がヘタクソ ってことですか。
 ビリヤード場の前には、おばさんが、バーベキューを焼いています。 ビリヤードを打ち終えたあと、今度は串をにぎり、バーベキューを喰らいます。 満腹になり、家へ帰る途中、すごい仮装をした人がいました。 よく見ると、なんだ般若じゃん。





 きょうは、午後からお客さんが1人来て下さる予定です。 この前来て頂いた、 CyoroshiさんOSCARさん の顔見知りの方みたいです。 楽しい時間が過ごせればと思います。
 お気を付けていらして下さい、お待ちしております。
 

2007年11月2日(金) 晴れ晴れ
ワイフのライバル出現

 きのう、フィリピンは、オール・セインツ・デーということで、お墓参りの日でした。 朝から裏庭で、ブタの悲鳴が聞こえます。 なにごとかと思えば、ブタが売れたので、ブタをトライシクルに押し込める作業をしているのでした。
 人間様の乗るトライシクルでブタを運ぶのか、汚いとかそういうことはないのか、いやがるブタを、無理やり押し込めています。 ブタを乗せた後のトライシクルに、人を乗せるのですか、人もブタも一緒ということなのでしょう。
 お客さんが来るというので、玄関先でビールでも飲んで待っていようと、ビールを買いに行こうとしました。 玄関のドアを開けると、向かいのカラオケ屋に、プロレスラーみたいな人がこちらを見ています。 
 背丈は3メートル、体重は200キロとみました。 危険です、玄関先で躊躇 (ちゅうちょ) する私です。 私と目が合うと、なにを考えたのか、プロレスラーがつかつかと歩み寄って来ます。 まさか、お客さんじゃないだろうと思ったら、こんにちは! なんて。
 道が空いていて、早く着いたのだそうです。 ああ、そうですかと、酒盛りが始まります。 下町のナポレオン、いいちこ を持参して下さいました。 そのほか、お土産も頂きまして、ありがとうございます。
 名前はKJさん、日本の企業にお勤めで、こちらにはアンヘレスへ、出張でお越しです。 同僚の女性の方が一緒です。 帰りは、女性の方に運転してもらうとのことで、お酒は大丈夫です。 なにしろこの体躯です。 強いですよ、お酒。



 ビールで乾杯のあと、焼酎の いいちこ を飲みましたが、すぐにカラッポです。 気分転換に、お墓参りにでも、ということになったのでしょう。 気がつけばお墓です。 まあ、それもいいでしょう。 お墓参りの日ですからね。
 家に戻って、飲み直しです。 ジンではなかったでしょうか、なにせ相手はプロレスラーです。 私の2倍もあるような体格の方です。 強いですね、飲みますね、浴びますね。 もう看板ですよ、なんて言ったら、ひねり潰されますね。 
 そんなことはありません、とても優しい方ですよ、KJさん。 確か、午後の1時頃いらして、お帰りが、7時過ぎでしたから、6時間も飲んで話していたわけです。 楽しくないわけがありませんよね。
 先月、日本へ戻る予定だったそうですが、12月まで出張が延期されたそうで、また暇がありましたら、遊びに来て下さいね。 お待ちしています。 



 さて、きょうは、体の電池が切れかけていますので、充電の日にしたいと思います。 体の充電液はビールですね。 ビールを注いで、体の電池を満タンにしたいと思います。  
  

2007年11月3日(土) 晴れ晴れ
チョコ騒動

 きょうは、忙しい1日になりそうです。 こちらに在住のみなさんが、遊びに来るのです。 何人様かは分かりませんが、さぞ賑やかになるのでしょう。 玄関先の居酒屋の、開店準備をしなくてはなりません。
 お昼からの宴会なので、そう急ぐこともないのですが、準備は万端にしなくてはなりません。 フィリピンの田舎街ですから、それなりのものしか用意出来ませんが、要はハートですよね。 「心の居酒屋」へようこそと、こういうことで準備をしたいと思います。
 そんなことできのうは、アイリーンと玄関先でメニューを考え、食材の買い出しです。 みんな、なに食べるの とアイリーンが聞いてきます。 そうねえ、子供も来るらしいからな、チョコレートとポテトチップでいいんじゃないか と答えます。
 するとアイリーンが、スパゲティでいいんじゃない と言います。 ないなあハート、なんだよ居酒屋でスパゲティか、まあ一品くらいは、それでいいか。 と、話がまとまらないうちに、みんなでマーケットに買い出しです。
 私は、玄関先でジンを飲みながら、待つことにしました。 飲んでいると、ビコールのガキが、友達を連れて遊んでいます。 かわいそうだから、チョコレートでも めぐんでやるかと思い、部屋にチョコレートを取りに行きました。
 ガキは5人です。 5個のチョコレートを持って、ガキにひとりひとり手渡すつもりでした。 ガキに声を掛けると、最初にビコールの次男のアディンが来ました。 チョコをひとつ手渡して、次のガキを呼ぼうとしたら、アディンが私の手から、チョコを もうひとつ もぎ取りました。
 はい、お終い。 そんなことをするのなら、誰がお前らにチョコをやるかです。 残りのガキが、チョコをくれと騒ぎますが、アディンにやったと突っぱねます。 さあ、困ったアデインです。 騒ぎを聞きつけて、ワイフが出てきます。
 私は、そっぽを向いて相手にしません。 事情を知ったワイフが、アディンをぶん殴ります。 かっぱらいには当然の報いです。 5人のガキに、ふた粒のチョコレートです。 仲良くわけて食べるんだぞ、バカガキども。
 チョコは、旅行カバンの中に、カギを掛けて保管してあります。 部屋の中に置いておくと、すぐになくなってしまいます。 5才以上のガキには、あげないことにしていたのですが、きのうは、気が緩 (ゆる) んだのか、迂闊でした。



 さて、居酒屋の準備をしますか、メニューは決まっているのかな。 メニューはハートの盛り合わせ、これでいいでしょう。
  

2007年11月5日(月)
男泣き

 きのう、一昨日と、嵐を呼ぶ男達が集まったせいか、きょうは、台風の直撃です。 一昨日から、ダニエルさんと、ナベ坊さんが、ご家族連れで、泊り掛けで遊びに来てくれました。 来る途中、車の故障で、だいぶ遅れての到着でした。
 待っているうちに、 josephさんタマさんhiroさんSATORUさん と、みなさん集まってきまして、賑やかに話をしながら待つことになりました。 josephさんの凄いギャグの100連発に、待つ間にみんな疲れてしまいました。
 いよいよ、ダニエルさんとナベ坊さんの到着です。 疲れたでしょう、こっちも josephさんでクタクタです。 hiro 巨匠が、ビデオを廻します。 josephさん、タマさん、SATORUさん、私で出迎えます。
 ナベ坊さんと、初めてお会いしました。 体が不自由な方なので、車椅子でのご来店です。 なぜかこみ上げるものがあり、男泣きをしてしまいました。 ダニエルさん、遠いところを、ナベ坊さんを連れてきて下さり、本当にありがとうございます。
 あとは飲むしかありません。 みんなで酔っ払いです。 いいじゃないですか、ダニエルさんとナベ坊さんはお泊りです、心ゆくまで飲んで騒いで下さい。 時間も遅くなり、ダニエルさんとナベ坊さんは、ホテルへと向かいます。
 さて、看板にしようかなと思っていると、まだ粘っている酔っ払いがいます。 その名は、巨匠、しょうがない、少しお付き合いしましょうか。



 翌日の朝、朝食を用意して、ホテルへと向かいます。 お子さんがプールを楽しみにしているということで、ホテルで朝食を作って、食べることになりました。 朝食を頂いた後、子供さんとご家族はプールで遊びます。
 なぜか、ラニーにケチ女房、娘ガキにデッカチ君まで来て、プールで遊んでいます。 ダニエルさんとナベ坊さんと私は、朝から、ビールにジンと酒盛りが始まります。 午後の3時まで、延々と飲んでいました。
 楽しいですね、よかったです、ナベ坊さんにはお会い出来たし、やさしいダニエルさんともお会い出来ました。 早いですね、お別れの時間です。 いつかはダニエルさんの家に、遊びに行かさせて貰うことをお約束して、お別れです。
 ありがとうございました。 またいつでもいらして下さい。 お待ちしています。



 josephさん 、タマさん 、hiroさん 、SATORUさん、重ねてお礼を申し上げます。 ありがとうございました。 
 リッキーの娘のエンジェルが、危篤状態だそうです。 この前1歳の誕生日を行ったばかりです。 マニラの病院に、入院しているそうです。 リッキーに治療費はありません。 私がなんとかしなければなりません。
 リッキーは、本日、マニラへと向かいました。 いくばくかのお金を持たせてやり、マニラに送り出しました。 働いて必ずお金は返すからと、そんなことはどうでもいいんだリッキー、元気な子供の姿を見せて下さい。
 

2007年11月6日(火) くもりくもり
サルの餌

 きのうは、玄関先でのんびりと、ビールを飲むことが出来ました。 ガキどもは学校です。 アイリーンもオロンガポに出かけました。 ラニーは部屋で爆睡です。 表にいるのは、私とマリカーだけです。
 台風の影響か、天気も悪く、ときおり豪雨が降り落ちてきます。 マリカーは、玄関先でおとなしく遊んでいますが、子供です、そのうち調子付いてきます。 私だって、マリカーが調子付くころには、酔っ払いです。
 キャンディをねだるマリカーです。 部屋の中に行けばあるのですが、旅行カバンにカギを掛けて保管してあるので、酔っ払いの私には、出すのが面倒です。 あげないと分かると、ホウキで私の足を引っ叩くマリカーです。
 かわいいなマリカーはと思い、引っ叩かせていると、痛いではありませんか。 いつのまにか、力持ちになってしまったマリカーでした。 そんなことをしていると、ラニーのバカガキが、学校から帰ってきます。
 私が、ビールをもう1本と、テーブルの上に置いていた25ペソをわしづかみにして、ダッシュで逃げていきます。 追いかけても追いつくわけがありません、相手はサルです。 部屋に戻り、旅行カバンからチョコレートを出し、おびき寄せる作戦にします。
 まず、マリカーにチョコレートをあげて、食べてもらいます。 それを見れば、我慢できるガキではありません。 遠くで様子をうかがっているガキです。 地団駄を踏む音が聞こえてきそうです。 やがて、餌に釣られてガキがやって来ます。
 25ペソとチョコは交換しません。 せっかくガキが握った25ペソです。 チョコが欲しいか、欲しければその25ペソでビールを買ってきなさいと、まんまとビールを買いに行かせます。 25ペソを持たせ、お使いに行かせ、お駄賃にチョコ1粒と、まるく収まったわけですよね。
 夜、アイリーンが、表でビールでも飲もうかというので、いいねと表で飲み始めました。 アイリーンは、バーベキューを買い込んできて、ひたすら食べています。 なんだよ、ただの腹っ減らしじゃないか。
 結局、夜食の付き合いをさせられたということですね。 まあ、いいでしょう、私はビールを飲めましたから。 向かいのカラオケ屋では、賑やかに歌なんか歌っています。 よく聞くと、とっつぁん じゃないか、なにをやっているんだか、とっつぁんは。



 のんびりとした1日でした。 きょうも、何もないでしょう。 これでいいんです、田舎での生活、まさか嵐の前の静けさでもないでしょう。 窓の外で、ビコールワイフが、ナタを振り上げて薪を割っています。 それって、女の仕事じゃないだろう。
 なんか、また一波乱ありそうな、そんな日には、玄関先でビールです。  
     

2007年11月7日(水) 晴れ晴れ
1日10食

 きのうアイリーンが、チョコレートを食べたいと言います。 いいよと、旅行カバンにキープしてあるチョコを、5〜6粒あげました。 リビングで、ラニーやケチ女房と食べたのでしょう。 しばらくすると、もっと頂戴と来ます。
 子供の催促ではないので、あげるしかありません。 ふたたび旅行カバンを開けると、袋ごと、明治のアーモンドチョコレートをつかみ出すアイリーンです。 かわいいマリカーのための、棒付きのポップキャンディの袋もつかみ出します。
 これ以上取られてはたまりません、いいかげんにしろと、カバンを閉じます。 リビングからは、楽しい話し声に、笑い声が聞こえてきます。 何も頼まないのに、ケチ女房が、私の部屋にコーヒーを運んできました。
 ありがとう、と言い、コーヒーを飲んでいると、ケチ女房が、部屋から出て行きません。 どうしたのと聞くと、チョコレートと言います。 ふざけるな! もう、アイリーンでは貰えないと思ったのでしょう。 こんどはケチ女房を寄越しましたよ。
 しょうがない、コーヒーのチップです。 カバンから、ミルクチョコレートの粒を3つあげました。 となると、次はラニーの番か。 たまりません、玄関先へ避難して、酒でも飲むことにしました。 みんなもなぜか、玄関先に移動してきました。 
 マリカーが、トコトコとやって来ます。 アイリーンが、マリカーにチョコレートをあげなさいと言います。 なんだよそれ、さっきのチョコをあげればいいだろうと言うと、ぜ〜んぶ食べちゃたも〜ん、ってなんだそれ。
 10本もあった、マリカーのためのポップキャンディも、全部食べてしまったと言います。 まったくお前ら、かわいいマリカーを前にして、よくそんなことが言えるな。 マリカーには、私からミルクチョコと、ウエハースをあげておきました。
 アイリーン達は、まだ食べたりないのか、サリサリからポテトチップなんかを買い込んで、ボリボリと食べています。 コーラを、がぶ飲みにして、鼻息荒く食べています。 さあ、ここで女どもの食べたものを、おまとめしておきます。
 まず、昼飯を食べて、1時間後におやつのスパゲティです。 そのあと、デザートのパイナップル、そして、私のチョコとキャンディ。 玄関先で、ポテトチップにコーラと、ほとんどラニーが食べたのでしょう、やめなさいねラニー。



 お前ら、そんなにバクバク喰らって、貧しいフィリピン人ではなるはずもない、生活習慣病になっても私は一切知りません。 自己責任ですからね、自分で対処して下さいね。 あきれた、あきれた、ブタ以上です。
 きょうも玄関先で、マリカーと楽しく遊ぶことにします。
 

2007年11月8日(木) 晴れ晴れ
エンジェルが退院しました

 入院をしていた、リッキーの娘エンジェルが、きのう無事に退院することが出来ました。 みなさまには、ご心配をお掛けいたしました。 病気の原因は、足の裏を怪我して、そこからばい菌が入り、血液が汚染されたのだということです。
 高熱が出て、輸血に点滴と治療をしてやっと治ったみたいです。 まあとにかく一難去ったわけですから、一安心です。 病名ですか、判らないそうです。 それで治してしまったのですから、お医者さんは名医だったのでしょう。
 病魔に体力が勝っていた、とでもいうしかありません。 このエンジェルですが、リッキーとケチ女房の子供ではありません。 愛人に産ませた子供です。 息子のルピンもそうですね。 愛人の親族が、マニラにいますので、しばらくエンジェルもマニラで静養です。
 私がリッキーに貸したお金は、アイリーンが回収するそうです。 リッキーは、今回かわいそうだから、金利は取らないといいます。 なんだアイリーン、他にも誰かに貸しているのか、と聞くと、10人くらいに貸していると言います。
 金利は、1ヶ月に10パーセントほどだと言います。 なんという高利貸しなのでしょう。 年率120パーセントではありませんか。 債務者は日掛けで支払います。 もちろん、ビコールワイフの名前も、債務者名簿に載っています。
 借りた人が払えなければどうするのだ、と聞くと、払う人にしか貸さないといいます。 ちゃんと、人をみて貸すのだといいます。 担保はと聞くと、無担保の融資だとのことです。 金利も、その人が、なぜお金が必要かによって決めるそうです。
 債務者に金利など分かりませんから、たとえば1千ペソ貸したら、毎日40ペソの1ヶ月払いということになるそうです。 それって、月20パーセントだろう、日本で言えば、トイチの金貸しと一緒ですね。
 日掛け金融、日賦金融というやつですね。 忘れてもらっては困りますが、私は日本人ですよアイリーン。 恨みだけは買わないで下さいね。 狙われるのは私ですからね。 ほんと、お金は低いところから高いところに流れるのですね。



 フィリピン人にお金を貸したら払わないといいます。 たしかに、私が貸せば払わないでしょう。 でも、アイリーンが生まれ育った、地元の知り合いに貸すわけですから、話は別なのでしょう。 回収に関して、もうひとつ大切なことがあります。
 それは、返済しないと、とんでもない事になるという恐怖心を、債務者に植え付けることです。 幸い、ビコール一家という、強烈なバックがありますから、たいていの人は支払わざるを得ませんよね。
 きょうは、エンジェルの退院祝いということで、玄関先で祝い酒でも飲まさせていただきます。
 

2007年11月9日(金) 晴れ晴れ
おやつにすいとん

 きのう、海辺に住むランディーが、おいしいおやつを作ってくれると言います。 裏庭に材料があるというので、見に行くことにしました。 裏庭に行く途中、リッキーのトライシクルが置いてあります。 仕事をしろよリッキー、私への借金を返すために、頑張るのではなかったのか。
 裏庭の調理場に行くと、材料が置いてありました。 うどんのぶつ切りですか。 小麦粉をこねて、伸ばして切ったものでしょう。 あと、スープを作っています。 ということは、うどんを食べられるのでしょうか。 期待をして、待つことにします。
 ハイウェイに、いつものように籾が干してあります。 車に踏まれないためにでしょうか、道路のまん中に、径30センチ、長さ50センチくらいの円錐の丸太の切り株を置いて、交通を遮断しています。 危ないだろう、気付かずにぶつかったらどうするのだ。
 もちろん、丸太を置いたのは、ビコールワイフです。 ハイウェイのまん中に丸太とは、それも目立たない色の、黒い丸太です。 



 おやつを待ちながら、玄関先で飲んでいると、気功師がやってきました。 アイリーンが呼んだみたいです。 なにやら、呪いの布切れを持っています。 私が庭先に呼ばれ、椅子に腰掛けさせられます。
 なにをするのだ一体、と思っていると、布切れを、私の首からぶら下げます。 気功師の手には刃物が光っています。 いきなり髪の毛をつかまれて、チョキンと髪を切られます。 アイリーン、これはなんなのだと聞くと、床屋さんだと言います。
 なるほど、恐怖の床屋さんですね。 しかし、なんで気功師が、出張床屋になるのだ。 為すがままに髪の毛を切られ、気功師だから、終った後で肩でも揉んでくれるのかなと思ったら、そんなことはありませんでした。
 さあ、ランディーの作ったおやつが、出来上がってきました。 気功師も一緒に食べます。 黄色いスープにうどんと鶏肉が入ったものでしょうか、一見、カレーうどんですね。 名前は、ミキと言うそうです。
 黄色い色は、アスウェテという、カレーに色付けるターメリックのような物で色付けたそうです。ダシは、カニをすりつぶした物のエキスだそうです。 麺みたいなものを、お湯で別茹でしないで、粉ごとぶち込むので、出来上がりはドロドロです。
 どれどれ、ひと口、おぉこの味は、すいとんですね。 期待した通りの出来上がりでした。 そこまでやるなら、うどんを作ってほしかったものです。 うどんの麺作りは、比較的簡単らしいので、今度、天麩羅うどんにでも挑戦してみたいと思います。
 


 仕事もせずに、おやつ作りだなんて言っているバカは、放っておきましょう。 籾干しから始まるきょうも、暑くなりそうです。 丸太を道路のまん中に置くのだけは、やめさせなければなりません。
      

2007年11月10日(土) 晴れ晴れ
謎の言葉オロンガポ

 きのうは、午前中雨でした。 窓の外を見れば、ビコール家の洗濯物が干しっ放しです。 そういう性格なのですからしょうがありません。 やれば、やりっ放しとでもいうのでしょうか、だらしのなさは天下一品です。
 午後、部屋で一生懸命勉強をしていると、窓の外から、オロンガポと訳の分からない言葉が聞こえてきます。 なんかの合言葉だったかな、と思っていると、窓から2つの影が、部屋の中を覗き込みます。 誰なんだ一体。
 そこには、しばらく行方不明だった、 タマさん の姿がありました。 もう1人、平成の巨匠 hiroさん の姿もあります。 どうしたんですか、こんな時間に、よっぽど暇なんですね。 おやっ、ジンのお土産ですか、飲むしかありませんね。
 どこへ雲隠れしていたのかタマさん、借金取りでも来て、逃げ回っていたのでしょうか。 その逃亡を助けてでもいたのでしょうか、なんでも屋の hiroさんですからね、それくらいのことは当然やります。
 お2人とも、バスで来たそうです。 車が故障しているのでバスで来た、なんて言っていましたが、車は、借金の形に取られているのでしょう。 一連の流れから、そう読むしかありません。 多くは聞かないし、多くは語りません、それが友情です。
 なにかつまみますかと聞くと、タマさんがすかさず、ヤキソバ! と言います。 なんだ、食欲はあるじゃないですか。 飲んで喰って喋って、時は流れていきます。 だいぶ酔っ払ったころ巨匠が、うまいスパゲティを作ってやるなんて言います。
 つまみにヤキソバで、こんどはスパゲティですか、よほど麺類が好きなんですね。 仕込みに入る hiroさんです。 じっと見守るタマ総料理長、勝手にやらせておけというところでしょうか。 助手にアイリーンが付いていますから、いいでしょう。
 出来上がったスパゲティを、玄関先で食べます。 暗いのと、酔っ払っていたのとで、ミートソースかナポリタンか区別がつきませんでしたが、見事にアルデンテに茹で上がった麺には感心しました。



 みなさん帰るころには、私はすっかり酔っ払いです。 おかげさまで、きょうは二日酔いです。 なにしろこの暑さです。 二日酔いも昼までには、回復するでしょう。 午後からは、玄関先でいつものように、瞑想したいと思います。
 謎の言葉、オロンガポを考えてみました。 考えれば、オロンガポから逃げてきた、というのが一番しっくりきます。 実際そうなのでしょう。 でなければ、こんな田舎に来るわけがありません。
 タマさん、hiroさん、きのうはお疲れ様でした。 また、遊びに来て下さいね。 ありがとうございました。  
   

2007年11月11日(日) 晴れ晴れ
クリスマスモード

 きのうの朝、ビコールの長男カロイが、またスズメを捕まえて持ってきました。 よく捕まるスズメどもです。 食べるのかカロイと聞くと、ううぅと首を横に振ります。 ウソつくなよカロイ、大好きなんだろう、顔に書いてあるぞ。
 日本だって昔は、炉端焼きにスズメのメニューがありましたよね。 食べたことはありませんが、おそらく骨だらけなのでしょうね。 寒い季節には、七味をたっぷりかけた煮込みが、また格別なんですよね。 やめた、食べたくなってしまう。
 きのうは、土曜日ということで、学校が休みのはずなのですが、娘ガキが制服を着て、出かけようとしています。 おや、アイリーンも一緒です。 どこへ行くのと聞くと、教会に寄ってから、学校で催し物があるので、出かけるのだと言います。
 ガキの親は、ラニーだろう。 なんで毎回アイリーンが付いて行くのか、しかたがありません、ラニーは、食べるときにしか起きてきませんからね。 私と同じ、出不精なのかもしれません。 いや、デブ症でしたね。
 昼になっても、ガキとアイリーンは帰ってきません。 ラニーが、私の部屋に昼飯を運んできました。 気が利きますね、なんですか本日の昼飯は、そうですよね、インスタントラーメンですよね。 暑い部屋の中で、インスタントラーメンをすする私です。
 少しして、ガキとアイリーンが帰ってきました。 お昼食べたのなんて、汗だくの私を見れば、なにを食べたか分かるでしょう。



 玄関先で、ビールを飲むことにします。 休みの日ということもあり、玄関先はガキどもの溜まり場です。 なんとか場所を確保して飲んでいると、ラニーが、テーブルにぶつかり、ビールを倒します。 なんとかしろよ、その腰周りの筋肉。
 夕方、少し涼しくなると、みんな庭先に出て涼みます。 酔った私は、部屋に戻りひと眠りです。 夕飯を食べ、本格的に寝ていると、キンキンキンとコインで窓を叩くバカがいます。 夜の9時です。 こんな時間に誰かと思えば、ビコールワイフです。
 両替してくれと言うのです。 すっかり目が覚めてしまい、しばらく寝付けませんでした。 窓の外はイルミネーションです。 クリスマスの電飾が、眩しいほどに光っています。 他人様の家の電飾を見ながら、今年もあとわずかだと、感慨に耽(ふけ)る一幕でした。



 雲ひとつない青空が広がっています。 こんな日には、水分の補給をしないと、干からびてしまいます。 決まっていますね、ビールです。 
 

2007年11月12日(月) 晴れ晴れ
メカトライシクル

 玄関先に行ってみると、クリスマスの飾り付けがされていました。 去年の使い回しですが、これで十分、なにも贅沢をする必要もありません。 あとこれに電飾を付けて、赤提灯でもぶら下げれば、怪しい家だということになり、泥棒も敬遠するでしょう。
 きのうは日曜日でしたが、娘ガキが、鼓笛隊の鉄琴の練習で、学校に行くのだと言います。 いいじゃないですか、静かになって。 準備をして、出かけたかなと思ったら、忘れ物をしたと戻ってきます。 
 ハンカチでも忘れたのかな と見ていると、鉄琴を抱えて持っていきます。 鉄琴の練習に行くのに、鉄琴を忘れてどうするのだ。 バカを通り越した痴呆とでもいうのでしょう。 アイタ(先住民族)にも負けない色の黒さで、さっそうと出かけるバカガキでした。
 静かな1日が始まるのかな と思ったら、海辺からカッパ姉妹が、寂 しいだろうと掛け付けてきました。 誰も寂 しくなんかないから、来なくていいの。 なんでこんなところに来るかなあ、海辺で遊んだほうが、よっぽど楽しいだろう。
 玄関先では、ハロハロ(かき氷)大会が始まります。 近所のサリサリで、1杯10ペソで買ってきます。 アイリーンなら4杯、ラニーに於いては、10杯は軽いでしょう。 まあ、安い物ですから、いくらでも食べて下さい。
 ほらほら、自分達だけで食べないで、ガキどもにも 分けてあげればどうですか。 スプーンを持って、おこぼれにあずかろうと、カッパ姉妹が必死です。 ハロハロの具を全部食べて、カスをカッパ姉妹に与えます。 それでも、カッパ姉妹は大喜びです。



 なにを嗅ぎつけたのか、タカリババアがやって来ました。 ひとつ疑問に思っていたことがあったので、タカリババアに質問してみました。 お年はお幾つですかと、すると55才だと言います。 なにっ、私と2つ3つしか変わりません。
 なにが、そういう姿に変えてしまったというのでしょうか、それとも、若いときからそういう姿だったとでもいうのでしょうか。 分かりません、なにせ妖怪の世界に棲(す)むタカリババアです。 人智の及ばない法則の世界です。
 リッキーが、音楽をかけたまま、トライシクルを玄関先に停めます。 うるさいなあ、どこから音が出ているのだと中を覗くと、スピーカーのところに、これ見よがしにトライシクルの許可証が取り付けてあります。
 いままで、無免許だったはずのリッキーです。 嬉しくて、一番目立つところに、許可証を取り付けたのでしょう。 音楽で飾り、許可証で飾ったトライシクルです。 いいから働け、お前の頭はクリスマスか。



 人間との戦いも いいのですが、こんどは妖怪が出現してきました。 ここはじっくり、妖怪との戦いについて、玄関先で考えなければなりません。
 

2007年11月13日(火) 晴れ晴れ
汗取りタオル

 道往く若い女性や子供を見ていると、みんな背中にタオルを入れていますね。 汗を吸い取るためのタオルだと思いますが、暑い中、シャツを2枚重ねにして着ているようなものです。 あれって、なかなか1人では、背中に入れられませんよね。
 そこで、考えました。 タオルに紐を付けて、ふんどしのような形にすればいいのです。 紐を首に巻いて、背中にタオルを垂らします。 その上から、シャツを着て、紐を外せば、誰の手も借りずに、1人で背中にタオルが出来ます。
 タオルに紐を付けるだけですから、もちろん、普通のタオルとしても使えます。 これからフィリピンで売られるタオルは、紐付きのものが主流になるでしょう。 そういう生活習慣なのですから、当然です。
 と、飲みながら、くだらないことばかり考えます。 妄想は膨らみ、シャツの内側にタオルを縫いつけたらどうだとか、いっそのこと、タオルをシャツにしてしまったらどうだとか。 でも、背中に入れたタオルは、汗をかいたら取り替えられるからいいのですよね。
 次に、妖怪との戦い方について、考えていました。 すると、ビコールワイフが私を呼びます。 なんかようかい、なんて近づいていくと、アイスクリームを買わないかと言います。 すでに、マリカーや、妖怪ホステスがアイスを舐めています。
 私にアイスクリームを買わせて、代金を払わせようとする、みえみえの手です。 もっと高等戦術を使えよワイフ、たとえば、包丁を突きつけて脅してみろ、私は一発でお金を払うぞ。 それにしても、なんだよ妖怪ホステス、いいスパッツをはいているじゃないか。 この男殺し!
 夜、寝ていると、叩き起こされます。 近所のサリサリのおばさんの誕生日なので、玄関先で飲むのだと言います。 お酒はウォッカです。 おばさんの息子と娘も参加して、おばさんは最後には、酔いつぶれていましたね。
 ウォッカは効きますね、おかげさまで、きょうは二日酔いの頭です。 そんなことで本日、まとまりのない文章ですみません。



 少し飲み過ぎですね。 きょうは、午前中昼寝をして、午後から動くことにします。
    

2007年11月14日(水) 晴れ晴れ
物納

 きのうも玄関先で、ビールなんかを飲んでいると、海辺に住むランディーが、トライシクルにお米を1袋持ってやってきました。 アイリーンと、なにやら話をしています。 なぜかそのお米を、私の部屋に運び込むランディーです。
 なにをやっているんだ とアイリーンに聞くと、ランディーに貸したお金の返済が、そのお米だというのです。 いよいよ来たか、年貢の季節、なんて言っている場合ではありません。 どうするのだ、そんなに大量のお米を。
 ランディーに1,000ペソを貸し付けて、お米が卸値で1,200ペソだそうです。 市場での1袋での販売価格になると、1,400ペソですか、1キロ売りでは、27ペソの良質米だそうです。 そんなことは、どうでもいいのですが、借金を物納されたのでは、狭い部屋は、すぐに1杯になってしまいます。
 とっつぁんもリッキーもビコールもランディーも、それぞれ自分の田んぼを持っています。 リッキーとビコールも、お米での返済に出られたら、私の部屋は、米米CLUBになってしまいます。 カールスモーキー・アイリーン様、勘弁して下さいよ。
 きのうは、二日酔いで調子が悪かったのです。 それで、晩飯なんにするなんて聞くものですから、冗談で、具だくさんの味噌ラーメンがいいな、なんて言うと、本当に出てくるんですよね。 インスタントラーメンに、味噌をぶち込んだやつです。
 なんだよこれ、野菜の味噌汁か、と思うほど具だくさんです。 おまけに玉子まで入っています。 味噌ラーメンに玉子なんか入れたっけ、まあ、いいか、ライスも付けて下さいね。 そんなことで、豪勢な味噌汁ヌードルの晩飯が始まります。
 このしょっぱさ、いい味噌加減ですね。 しょっぱい分だけ、ご飯が進みます、喉が渇きます。 喉が渇けば、水を飲みます。 水を飲めば、腹がくちくなります。 味噌汁ヌードル半分、ご飯半分、水1リットルでもう満腹です。 いい水腹にしてくれた晩飯でした。
 今朝起きると、右上奥歯内側の歯肉が、痛いではありませんか。 これは、疲れからきているのでしょう。 なんか疲れることでもやったのかって、飲み疲れに決まっていますよね。 薬だなんて葉っぱの絞り汁を、朝から飲まされてしまいました。 
 大丈夫か、裏庭の雑草だろう。



 きょうは、いい風が吹いています。 気が付けば開閉式の窓が、風のために いつの間にか閉じています。 その度に、窓を開けなければなりません。 紐で結わけばって、それもそうですね。 さあ、きょうも、大雑把に暮らしましょう。 
 

2007年11月15日(木) くもり
値付けの怪

 玄関先で、ビールなんかを飲んで涼んでいると、色の浅黒い、痩せたお姉さんが、紙袋を持ってやってきました。 紙袋の中には、日用雑貨品が詰まっています。 テーブルの上に並べて説明をします。 要するに押し売りですね。
 日本では、100円均一で売られている商品です。 これいくらと聞くと、49ペソ、そっちはいくらと聞くと、48ペソ、なんなんだその値段の付けかたは、50ペソにすればいいだろう。 マーケットに行けば、10ペソで買えるものばかりです。
 私には、髭剃りの安全カミソリをすすめます。 持ち手が銀色に輝いています、一見ステンレス製かと、そんなわけありません。 銀色のプラスチック製で、よく見ると刃が錆び付いています。 ちっとも安全じゃない安全カミソリです。
 お姉さん、誰かに似ていませんか。 思い出しましたよ、ウケない、金ない、仕事がない の、せんだみつお に似ているんです。 眉毛から目のあたりがそっくりですね。 誰に雇われて来たかは、大体想像が付いています。
 こんなことをさせるのは、タカリババアしかいないですよね。 1個も売れずに、戻るお姉さんを責めないで下さい、今回の売れない原因は、値段の設定です。 49ペソと言われて誰が買いますか、それ以上安くなりませんよ、と聞こえます。
 50ペソと言われれば、よし40ペソで買ってやると、それが人間の心理です。 切りよくいきましょう、中途半端はダメですよ。 お姉さんの後姿を見送っていると、近所に住む、お嬢様がやって来ました。
 香港だったか、台湾だったか忘れましたが、出稼ぎに出ると言っていたお嬢様です。 まだいたんですね、てっきり外貨を稼いでいるものとばかり思っていましたよ。 ちょっと太りましたかお嬢様、ラニーといい勝負じゃないんですか。
 お嬢様とアイリーンは、隣街へ買い物です。 この前貰って、死なせてしまった仔犬は、お嬢様の家から貰ってきた仔犬でした。 元気のなくなった仔犬を、犬殺しのビコールが、農場に連れて行ったのですから、ひとたまりもありません。
 屍(しかばね)は、農場に手厚く葬(ほうむ)って埋めたと言います。 真相は、いまだに謎のままです。 でも、みなさんが ご想像の通りだと、私は思っています。 バーベキューの設備のある農場、とだけ言っておきましょう。



 きょうは、雨です。 朝方は冷え込みましたね。 こんな日は、日本酒の熱燗がいいわけですが、ぜんぶ飲んじゃいましたからね。 味噌汁ラーメンでも食べて、あったまるしかないですか。  


2007年11月16日(金) くもりくもり
謎の言葉 ホペ

 きのうは、肌寒いというのか、いつも暑いからそう感じるのかもしれませんが、とにかく寒く感じる1日でした。 こう寒いと、ビールは飲みたくないしなあ、ということで、ジンを飲むことにしました。 ジンの大瓶を抱えて、玄関先に出動です。
 タバコが切れていたので、学校を休んでブラブラしている、ビコールの長男カロイに、隣のサリサリに買いに行かせました。 すると、私がいつも吸っているタバコが、売り切れでないと言います。 それじゃあ別のを買ってきてくれと、ふたたび頼みます。
 戻って来たカロイが、はいパパ、ホペ とタバコを私に差し出します。 ふ〜ん、ホペというタバコか、どれどれと見てみると、HOPE と書いてあります。 なるほど、ホペだな。 学校へ行かないから、そんなバカ頭になるのだカロイ。
 ホペを一服、う〜ん、ホペは格別な味だぞ、カロイ。 カロイには、教育的指導と、生活指導をしなければなりません。 このまま大人になられたのでは、お荷物になってしまいます。 指導員は、ラニーが引き受けることになりました。
 小雨の降る中、庭先の草むしりが始まります。 普段の食い物が違うラニーです。 パワーがあります。 小雨など物ともしません。 よく見ると、小雨がラニーの体に当たった瞬間に、湯気を出して蒸発しています。 
 耳を澄ませば、シューシューと、雨が沸騰する音でしょうか、ラニーの体から聞こえます。 あまりにも衝撃的な光景に、ホペを一服。 ラニーの前には、カロイの影も薄くなります。 魂でも食べられてしまったかカロイ、哀れです。
 ジンを半分も飲んだころ、うわっ とカロイの弟のアディンがのけぞります。 なにごとだバカ、と思い覗き込むと、コンセントをいたずらしていたらしく、感電したのです。 アディンも、もちろん学校へ通っていません。
 きょうもバカ兄弟は、学校へ行かず、ビコールのトライシクルで農場へと労働に駆(か)り出されていきました。 子も子なら親も親、普通は勉強しろと言うだろう。 まだ年端のいかない子供を、労働に駆り出すバカ親がどこの世界にいるのだ。



 なんだかんだと、ジンを3分の2も飲んでしまいました。 ラニーのパワーが食い物なら、私のパワーはお酒です。 でも、食い物パワーには、勝てません。 妖怪の卵のラニーです、妖術使いです。 そんなのに、勝てるわけがありません。
 きょうも曇り空です。 お酒は、きのうのジンの残りくらいで、深酒はしないことにします。 さて、ホペを一服してからです。


2007年11月17日(土) 晴れ晴れ
アナコンダ

 隣のサリサリの前が騒がしい、事件だ! アイリーン警部、急げ! 現場へ急行すると、たくさんの人だかりです。 どうした、どうした、サリサリ強盗か、はたまた殺人か、どけどけ、この1万円札が目に入らないのか、このボケども!
 人垣を分け現場を覗くと、なんと米袋があります。 なにかずっしりとした物が、中に入っている感じです。 中を覗くと、うおぉ、体長10メートルはあろうかというアナコンダが、悠然と、とぐろを巻いています。
 そんなものをサリサリに持ってくるなよ。 大蛇を、サリサリが仕入れるとでも思ったのか、仕入れたにしても、そんなもの誰が買うのだ。 ちなみに、大蛇のお値段は、1,500ペソだそうです。 近くの農場にいたのを、捕まえたのだそうです。
 玄関先で飲んでいると、おやつにカニが出てきました。 とっつぁんが、川から獲ってきたものでしょう。 小さくて、食べる部分は、ほとんどありません。 味噌をすすって、はいお終いです。 味噌汁のダシに使ったら、さぞ美味しい味噌汁が出来るでしょう。
 おやつのカニがあるというのに、ラニーだけは、飯を喰います。 もちろんカニを、20匹も食べたあとにです。 大蛇を買っていたら、おそらく、丸ごと呑み込むラニーでしょう。 なんと表現すればいいのでしょう、ひと言、たくましいに尽きます。
 リッキーが、もう少しクリスマスの飾り付けを豪華にするのだと、ドリルで壁に穴を開け始めます。 そんな時、マニラの愛人から、連絡が入ります。 いきなり、マニラに行くと言い出すリッキー、一体どうしたのだ。
 娘のエンジェルに、異変でも起きたのか。 金を貸してくれと言わないから、そんなこともないのでしょう。 どうでもいいけれど、壁の穴はそのままか、工具も片付けないで、はい さようならか、いい性格していますね。





 大蛇は、ニシキヘビですよね。 1匹でもニシキヘビなんて、あっ、パソコンに物を投げないで下さいね、私は弁償しませんよ。 私も玄関先でとぐろを巻いて、次の事件に備えたいと思います。


2007年11月18日(日) 晴れ晴れ
ビーフンだけ

 きのうは昼飯に、私の嫌いなビーフンが出てきました。 こんなもの喰えるかと言うと、きのうは、とっつぁんと、ビコールの長男カロイの誕生日だと言います。 そう言われれば、食べないのも悪いので2口、3口、箸をつけました。
 どうもあの、糸こんにゃくみたいなビーフンは、好きになれません。 腹が空いたなあ と思っていると、バナナなんか持ってきます。 まあ少しは、腹が満たされるでしょう。 バナナをかじってしばらくすると、窓の外で お〜いなんていう声がします。
 カステリオスから、 タマさん が、バイクで乗りつけて来たのです。 ビッビッビィ〜と、窓の外でクラクションを鳴らします。 お〜いだけで分かりますよタマさん、昼飯まだでしょう、飯でも食べながら話をしましょう。
 アイリーンが、飯を運んできます。 てっきりビーフンかと思ったら、カレーライスではありませんか。 カレーを作っていたのなら、そう言ってくれれば、バナナなんかで腹を満たさなかったのに、おかげで私は、少ししか食べれませんでした。
 きょうは、午後からお客さんの予約が入っています。 総料理長のタマさんが、少し早めに来て、仕込みを手伝って下さるそうです。 タマさんのところで飼っている、ニワトリを持ってきて、ここで絞めて調理すると言います。
 あまりお金も掛けられませんので、それなりのものしか、お出しできませんが、そこは真心、ハートがあれば、それでいいのです。 タマさん、いつもすみません、本日もよろしくお願いいたします。



 カロイの誕生日なのに、ビコール家では、何も作りません。 それどころか、米の天日干しや取り込みと、カロイをこき使っています。 普段より貧しい食事、ビーフンがメインの誕生日でした。 辛抱するんだカロイ、今がどん底なのだ。
 アイリーンとケチ女房が、朝、教会へ行ったきり戻ってきません。 朝飯くらい作ってから出かけて下さいよ。 さて、居酒屋の準備でも、始めることにします。


2007年11月19日(月) 晴れ晴れ

 きのうは、集まりました。 マニラから josephさん 、Toshiさん、 マロロスから bbさん、カステリオスから タマ総料理長SATORUさん ご夫妻ですね、よく集まったものです。 タマさんが、ニワトリを持ってきてくれまして、仕込みの開始です。
 1羽でもニワトリと、まず書きましょう。 ニワトリを絞めて血を抜き、お湯をぶっ掛けて羽を抜きます。 ニワトリの首を切ったのは、ラニーです。 解体したのは、アイリーンです。 すべてタマ総料理長監修の下(もと)です。
 解体しているときに、総料理長の指示が下ります。 よし、胸肉を天麩羅にしようとひと言、あとは唐揚げ、残りは煮込みと、テキバキと指示が下ります。 解体も終わり、玄関先でくつろいでいると、 bbさんが、こんにちはなんて、早いお越しです。
 手には赤提灯を、お土産に持ってきて頂きました。 早速、赤提灯を飾り、1杯飲みながら、待つことにします。 そのうちにjosephさんとToshiさんの到着です。 お疲れ様でした、なんとマニラから3時間半で着いたそうです、暴走族ですよね。
 Toshiさんは、饒舌(じょうぜつ)ですね、それにギャグの突っ込みを入れるjosephさんです。 開いた口がふさがらなくなります。 お土産に、ローストビーフと日本酒を頂きましたが、きょうは、もうないのでしょう。
 少し遅れて、SATORUさんご夫妻が到着されました。 タマ総料理長が、キッチンで格闘します。 タマさん、本当にいつもすみません、ありがとうございます。 そんなことは、おかまいなしに、酒をあおる面々です。
 ますます、饒舌になるToshiさん、ネジでも切れたのか。 突っ込むjosephさん、ますますネジが切れるToshiさん、はたしてこのハイペースで、最後まで持つのか、外はまだ明るいぞ! テーブルに料理が揃い始めたころには、すでに大分、お酒も廻っています。
 それから飲むこと、4〜5時間、気が付けば私は日本酒、Toshiさんを見れば、なんと仔猫を食べようとしているではありませんか。 やらせておくしかないですよね、誰も止めようとしません。 今朝、猫の尻尾が短いような、気のせいですよね。
 夜も更けて、津波が去ります。 最後まで居たのは、josephさんとToshiさんとSATORUさんご夫妻です。 オーブントースターで、焼き芋を作ってやると、豪語していたToshiさんですが、芋を買いに行くどころではなかったみたいです。
 なにはともあれ、みなさん無事に帰れたみたいで、よかったです。 みなさん、ありがとうございました。 タマさん、料理を作って頂き、感謝しています。 また機会があれば、楽しくやりましょうね。





 さて、寝ます。 悪夢を見ます。 飲みすぎです。 本日の活動は、午後からにしたいと思います。 
   

2007年11月20日(火) くもりくもり
お出かけ マリカー

 きのうは、酒を抜こうと、午前中じっとしていましたが、午後になるとダメですね。 ビール1本くらいならいいだろうと飲み始めると、もう止まりません。 ひとり、赤提灯を眺めながら、ダラダラとビールをあおります。
 夕方、と言っても、午後の4時頃ですか、アイリーンが突然オロンガポに行く、なんて言い出します。 お供に、ラニーとマリカーを連れて、行ってくると言います。 マリカーは、すっかりおめかしも終わり、もう、ウキウキしています。
 こんな時間に、なにをしに行くのだと聞くと、スービック・ベイのナイトマーケットで、遊んでくるのだと言います。 それはそれは、お楽しみで結構ですが、私の晩飯はどうなるのだ。 ケチ女房に作らせるからと、ああそうですか。
 なにか買ってくるものは、と聞きますので、ライターを10個も買ってきて頂戴、と一応頼みます。 出かけるのであれば、もう少しビールでも飲みましょうか、ということで、二日酔いの体に、ビールを浴びせます。
 暗くなり、娘ガキが、私の部屋に晩飯を運んできました。 なにかなと見れば、インスタントのヤキソバです。 こんなもんだろうと思っていましたよ。 半分食べて、残してしまいました。 さて、もう寝ようと、ベッドに横になります。
 夜中の12時ですね、目を覚ますと、まだオロンガポから帰ってきていません。 なにをやっているのだ一体、と思っていると、1時に帰ってきました。 そういうのを、午前様というのじゃないのか。
 はい、お土産と、私に灰皿を寄こします。 私が頼んだのは、ライターでしょう。 あっ忘れてたって、またそれですか。 普通、灰皿を買うとき、ライターを思い出すでしょう。 もういいです、私は寝ますからね。
 そのあと、キッチンからは笑い声が、楽しい食事会でもしているのでしょう。 そんなことで、二日酔いの1日は、幕を閉じたわけです。



 今朝の朝食は、きのう買ってきたというホットドック入りのパンです。 なんで、きのう出してくれなかったのか、疑問は残りますが、ヤキソバを作ってくれたケチ女房に悪いですからね。 そのケチ女房は、自分にお土産がないと、今朝はえらい剣幕です。
 きょうこそは、酒を控えめに、健康的に過ごしたいと思います。
 

2007年11月21日(水) 晴れ晴れ
バナナの収穫

 きのう裏庭で、ラニーがバカ笑いをしています。 笑い止まないので、なにごとかと裏庭へ行ってみました。 すると、アイリーンが、バナナの木によじ登りバナナを取ろうと、四苦八苦しているのでした。
 見れば、20キロはありそうなバナナです。 女の手では、無理でしょう。 私に、手伝ってくれと言いますが、サルの生活をしたことがない私には、そんなことは、とても無理です。 と、その時ちょうどよく、海辺に住むランディーがやって来ました。
 ランディーが、するすると木に登り、バナナの付け根をナタで切り離します。 そんなことで、無事バナナは取ることが出来たわけですが、調理用のバナナなので、そのまま食べても、おいしくはありません。
 ラニーは、まだ笑っています、なにがそんなに楽しいのか、自分の姿でも、笑っているのか、太って木に登れないラニーです。 取立てのバナナを頬張るラニーです。 調理用のバナナですが、調理するまで待てないラニーなのです。
 部屋で一服していると、窓からビコールワイフが覗きこみ、きょうは、ビールを飲むのかと聞きます。 よけいなお世話だ、飲もうが飲むまいが、私の勝手だろう。 飲むなら、ビールがあるから、今、お金を払えと言います。 
 なにを言っているのだまったく、バカの言うことは、意味が分かりません。 今、お金を払って、後でビールを飲むときに忘れて、もう一度払うとでも思っているのでしょうか。 業突く張りは、なにを考えているのか分かりません。
 玄関先で、業突く張りワイフから買ったビールを飲んで、晩飯です。 晩飯は、インスタントラーメンです。 飯はないのかと聞くと、あると言います。 そうしたら、卵どんぶりでも作って食べましょう。
 麺つゆを煮立てていると、飯を麺つゆに入れようとするアイリーンです。 寸前のところで、待ったをかけたので、大事には至りませんでしたが、つゆを掛けすぎて、結局、おじや状態になってしまった卵どんぶりでした。


 
 台風が発生しているようです。 いい風が吹いています。 少しは過ごしやすくなるのでしょう。 こんな日は、玄関先の提灯を片付けないと、風に飛ばされてしまいます。 バナナをつまみに、ビールでも飲んで過ごします。  
   

2007年11月22日(木) くもりくもり
病人食

 きのうは、飲みすぎのせいでしょうね、朝から胃が痛くて部屋に閉じこもっていました。 みぞおちのあたりが、チクチク痛いくて、寝るにも寝れません。 薬を飲んではみましたが、こういうものは、時間が経たないと治らないのですよね。
 食欲がないときに出された昼飯は、硬い焼肉と、ぼろぼろのご飯、それに、生臭い魚のスープです。 ひと口でお終いです。 なにか食べないと体に悪い、ということで、アイリーンが、おかゆを作ってくれると言います。
 しばらく待つと、おかゆが出来上がってきました。 ほんの少し、ご飯茶碗に盛ってあります。 ずいぶん少ないなと思いながら、梅干しを載っけて食べました。 味は、チキン味でまとまっています。 少し体調が回復しました。
 それから少し部屋で休み、表へ出て新鮮な空気でもと、玄関先に出てみました。 すると、ラニーとアイリーンが、コーヒーカップで何かを食べています。 なにを食べているのかなあ、と覗いてみると、あれっ、おかゆじゃありませんか。
 中を見ると、骨付きの鶏肉が、ゴロンと入っています。 私のおかゆの、残り物だと言います。 残り物って、別に残したわけではなく、もうないと思ったから、食べなかっただけですよ。 それに、私の食べたおかゆには、肉なんて入っていなかったじゃありませんか。
 カップのおかゆをきれいに食べて、台所に行ったラニーとアイリーンです。 後片付けでもしているのかなと思ったら、またカップを手に、玄関先にやってきました。 カップの中身は、おかゆです。 これでラストだよ〜ん と言いながら、食べる2人でした。
 胃がキリキリと痛みます。 部屋に戻ろうとしたら、タカリババアがやって来ました。 私の顔を見るなり、タバコ頂戴と、どいつもこいつもです。 お酒は一滴も飲みませんでしたから、なんとか、夕方には、胃も調子を取り戻しました。
 晩飯は、チキンカツです。 ブルドックソースと練りからしをたっぷり付けて、全部 喰ってやりました。 今朝は、快調です。 たまには、お酒を抜くもの大事なことですね。 病気には、なりたくありませんね。 体が痛いのは、つらいものです。



 日本株は、底値を模索していますね。 円相場も、そろそろ円高が終息するのでしょう。 いま109円ですね。 関門が105円、その下が101円のところにありますので、105円で1回目のドル買いですね。
 100円があれば、2回目の買いですか。 ドルが対ペソで弱いですから、ドルが、通常であれば、1万円が4,800ペソの水準の円高です。 ですので、円高の終焉も近いのではということです。
 きょうも、お酒は控えめに、体調維持に努めたいと思います。 


2007年11月23日(金) くもりくもり
栄養補給

 きのうもお酒は、一滴も飲まずに過ごしました。 別に、体調が悪いわけではありません。 これから年末に向けて、飲む機会も多くなるでしょうから、何もないときには、飲まないことにしただけです。
 お酒を飲まないと、食欲が出てきますね。 大盛りのご飯が、苦もなく食べられます。 お腹が1杯なのに、おやつのヤキソバや、フルーツが、胃の中に入ります。 これまでの、栄養失調を補うかのような、食べっぷりです。
 甘党でもないのに、チョコレートやキャンディにアイスクリームも食べたくなります。 チョコレートとキャンディを、アイリーンに買ってきてもらい、ガキどもに見つからないように、秘密の場所にキープして、隠れながら食べています。
 コーラやジュースも飲みたくなります。 コーラやジュースなどは、安いものですが、もったいないので、粉末のジュースをこれでもかと薄めて飲みます。 リンゴに、塩を付けて食べたあとの粉末ジュースのうまいこと、五臓六腑に染み渡ります。
 これまでの不足分を、身体が要求しているのでしょう。 栄養過多になると、ラニーみたくなってしまいますので、少しは、注意をしたいと思います。 この1年間、お酒を抜いたことがなかったわけですから、健康的な生活を忘れていたのですね。
 台風が近づいている、という情報も入らないのでしょう。 ビコール家では、米を天日干しにしています。 干して、1時間もしないうちに、雲行きが怪しくなってきます。 急いで、ガキどもを総動員して米を取り込むワイフです。
 情報がないための、2度手間、3度手間です。 天気情報でも、私に聞いてくれれば教えてやるのですが、見ざる、聞かざるでは、苦労してもらうしかありません。 学校が休みのガキどもは、ひと仕事終えると、ビー玉でビリヤードです。
 ガキのやっているビリヤードのゲームですが、見ていると、ちゃんとお金を賭けてやっているのですね。 最後は、1番大きい娘ガキが、腕力でお金を奪っていきますが、ガキのうちからギャンブルですからね。 バカに拍車がかかります。



 きょうは、パインの粉末ジュースを隠してありますからね。 バ家族に気付かれないように、こっそり隠れて、チョコレートなんかを頬張りながら、たしなみたいと思います。 
 台風が去るまでは、涼しい日が続くのでしょう。 それまでビールは、おあずけ ということでいいでしょう。 とうぶん、健康的な生活を続けてみます。  
  

2007年11月24日(土) 晴れくもり
切れた親娘

 きのうの午前中、アイリーンがお友達と、隣街まで買い物に行ってくると言います。 なにか買ってくるものはと、いつものパターンです。 消毒用のアルコールが見当たらなかったので、それを買ってくるようにと頼みました。
 頭のてっぺんが、虫に喰われたのか、ぽつんと1つオデキが出来て、痛痒いのです。 アルコールで消毒だ と、アルコールを探せば、どこにも見当たりません。 このままでは、カッパ少女の二の舞になってしまうぞ、ということでのアルコールです。
 お昼に、アイリーンが戻ってきました。 お腹空いたでしょうと、ピザとスパゲティを買ってきてくれました。 娘ガキには、ドーナツ1個です。 腹ペコです、早速、ピザから食べ始めます。 ブーンと娘バエが飛んできます。
 こっちは腹ペコです。 娘ガキに、大事な食料をかっぱらわれてはたまりません。 なにかないか、防御をするものは、なにかないのかと、無意識のうちに、かけます、タバスコです。 これでいい、喰えるものなら喰ってみろ、私のスペシャルイタリアンだ。
 ブーンと音を立てて、娘バエは、部屋の外へと飛んでいきました。 辛い、甘い、とろけるチーズの載ったスパゲティ、んっ、これは、こくまろスパゲティの甘口タイプかって、そんなことはどうでもいい、ジュースだ、アイリーン!
 夜、部屋でくつろいでいると、リビングから、嬌声 (きょうせい) が聞こえてきます。 娘ガキが、悪さをして、ラニーに折かんされているみたいです。 アイリーンもケチ女房も、ラニーに加担している様子です。
 ビシッ、バシッと音が聞こえます。 なにかで ガキを、ぶん殴っているのでしょう。 しだいにエスカレートします、悲鳴も高くなります。 アイリーンが、途中報告にでも来たのでしょうか、部屋にきて、見てこれと、太ももを指差します。 
 あらら、みごとなミミズ腫れ、ガキの逆襲に遭って、引っ掻かれたのだと鼻息を荒くして、部屋を出て行きます。 ふたたび、取っ組み合いの修羅場でも始まったのでしょう。 ドスン、バタンと、前にも増した激しさです。
 バトルが終ったのでしょうか、アイリーンが部屋に戻ってきて、明日、娘ガキを親戚のところに預けてくると言います。 なにがあったかは知りませんが、賛成、賛成、大賛成です。 それよりアイリーン、傷の手当てをしないといけませんよ。
 私が、治療してあげますからね、買ってきた、消毒用のアルコールを貸しなさいと言うと、あっ、忘れた! って、やはり私の頭は、カッパ少女の二の舞ですか。



 フィリピンタイムの台風は、まだやってきません。 道でも混んでいるのでしょうか。 雲も少なくいい天気ですが、いずれ来る台風ですので、油断はできません。 玄関先でジュースでも飲んで、雲行きを見守りましょう。
 言い忘れました、きのうもお酒は飲みませんでした。 だから、必ず雨は降ります。
  

2007年11月25日(日) くもりくもり
南の島から

 居酒屋「ショウ太」の問題に関して、少々書いてみます。 酔狂から始めた居酒屋でしたが、居酒屋とは名ばかりで、みんなが集まり騒ぐ場を居酒屋としたにすぎません。 集まれば、おもてなしをします。 お金が掛かります。 
 材料費の調達のために、Tシャツの販売をしていますが、購入して頂いた方には、感謝しております。 でも、それ以上に人数が集まります。 結果、大赤字を抱えることになります。 まあ、毎回大赤字です。
 お土産はありがたく頂戴いたしますが、まさか、お金をくれとは言えません、名ばかりの居酒屋なのですから。 じゃあどうしましょうか、いままでがこれですから、今後もこの続きですよね。 遠いところから来て頂いて、何も出さないわけにはいかないですよね。
 解決策は2つです。 材料費として、来ていただいた方に割り勘でいただくか、居酒屋を廃業するかです。 私の性格ですから、お金を貰ってまでという選択はしません。 廃業です。 これから、日本人の方とのお付き合いは、一切やめさせて頂きます。
 お付き合いすれば、面倒くさいことにも巻き込まれる可能性があります。 そんなために、移住したわけではないし、のんびり暮らすために移住したのですから。 困ったときにどうするのだと、困ったときには誰も助けてはくれません。 そんなことは十分承知しています。
 今年、来年の初めと、予約頂いている方にはお会いします。 それ以降は、ご勘弁下さい。 このHPも、今年1杯で閉じさせて頂きます。 よければ、クリスマスまでお付き合いください。

 きのうは、 カステリオスのタマさん のところに遊びに来たお客さんが、私のところへ、来て下さいました。 いずれは、こちらに移住されるみたいです。 彼女さんと、子供さんを連れて来て下さいました。
 英語がペラペラの方で、うらやましいですよね、彼女さんとは、英語で話していました。 この前、ダニエルさんとナベ坊さんが、泊まったホテルに1泊するそうです。 あとで、覗きに行ってみます。 きっと、プールなんかで泳いでいるのでしょう。
 早く結婚して、幸せになって頂ければと思います。 詳しくは、タマさんのHPをご覧下さい。



 きのうは、久しぶりに飲みました。 うまいですね、お酒は。 フィリピンタイムの台風は、まだ東の海上をウロウロしていますか、きょうも、大雨はなさそうですね。 さて、なにをして遊ぶか、それが問題です。 
 

2007年11月26日(月)
夢見る乙女

 居酒屋問題ですが、たくさんのご意見を頂きまして、ありがとうございます。 わざわざ遠くからみえる方に、飲み物とお弁当を持参して下さいとは、とても言えません。 私も月5万円の生活ですので、身銭を切ると、今回のように悩むことになってしまいます。
 そこで、来られる方は、昼飯、夕飯、おつまみと、必要なものを言って頂ければ用意しておきます。 材料費、その他経費は、来て頂いたときに精算して下さい。 もちろん、領収書などはありませんが、購入した材料の明細、経費の明細は、メモにしてお渡しいたします。
 お1人、300〜500ペソで賄えると思います。 全部持っていくから、何も要らないというのであれば、そのまま来て下さい。 足りないものは、お支払い頂ければ、その場で調達します。 こんなところでご理解頂ければと思います。

 きのうは、 タマ総料理長 の住むカステリオスから、ラニーの友達が遊びに来ました。 旦那さんが、日本人の方です。 彼女の家には、私も1度、子供さんの誕生日で、おじゃましたことがあります。 
 子供さんと、彼女の友達とで来ています。 その友達は、16才で、日本人の恋人を募集中とのことです。 よく見れば、どこが16才なのでしょう。 それに、生娘だと豪語する始末です。 こういう奴は、1度舌を切り取ってやったほうがいいのでしょう。
 類は類を呼ぶとでもいうのでしょうか、ラニーの友達だけあって、みんないい体躯をしています。 女子プロレスラー軍団ですよね。 この3人で道など歩けば、どんな力自慢でも、道を譲ることでしょう。
 鬼に金棒、いや、魔人にマジンガン、おっと、また面白くないことを書いてしまいました。 そんな迫力の相手です。 こんな奴らと、目を合わせてはいけません。 なにもしていないのに、半殺しにされてしまいます。



 台風がやって来ました。 娘ガキの学校が、休校になりました。 本物の台風と、ガキ台風の直撃です。 本物の台風は、進路を北に取っているので、直撃は免れました。 私の普段の行ないの良さが、人々を救ったのでしょう。
 そんなことで、きょうは雨ですね。 表を眺めながら、のんびり過ごします。 
    

2007年11月27日(火) くもり晴れ
バカ大将 シリーズ

 遅れました、すみません。 メールも返信しました。 朝、リッキーが、ギターアンプを持ってきたものですから、大音量のセッションになってしまいました。 エレキの若大将、いや、バカ大将ですね。 いくらボリュームを上げても、文句のひとつもありません。
 昼飯時まで、ガンガンやっていました。 リッキーは、まだやっています。 楽しいですね、なにも考えずに弾きまくります。 ヘタクソですよ、いいんです、上手くなる前は、みんなヘタクソなのです。 でかい音が出れば、それでいいのです。
 きのうは、台風でした。 そんな中アイリーンが、オロンガポへ行くと言い出します。 台風ですよアイリーンと言うと、お金頂戴です。 そうか、もう月末なのですね。 いいでしょうと、お金を渡しました。
 ちょうど、円高にもなっているので、少し両替でもしに行くのでしょう。 なんか買ってくるものはある と聞きます、言ったところで、あっ、忘れたですから、別になにも頼みません。 アイリーンが出かければ暇になります。
 さて、なにをしようかということになります。 そうだ、無料でダウンロードした、堂本主演の「寿司王子」、全8巻があるではありませんか。 時間を掛ければ、無料で映画、テレビ、音楽、ゲーム、アダルトなど、全部無料で手に入ります。
 見ようかなと思っていると、居酒屋問題のメールが、続々と入ってきます。 ご心配ありがとうございます、その問題は、もう決着がついていますので、新規には、今後、ご勘弁下さるようお願いいたします。
 ビールを飲みながら、メールの返信作業です。 ダメ、残りは明日廻し、ということで、メールの返信が遅れて、ご迷惑をお掛けいたしました。 返信のないかた、どうなっているんだと、ふたたびメールして下さい。 漏れもあったかもしれません。



 夕飯時、アイリーンは、いつものように帰って来ません。 ラニーが、スタミナ定食を作ってくれたので、それを食べて寝ることにしました。 何時に帰って来たのか、アイリーンが、枕元に居ます。 手には、いつもの通り、ハンバーガーを1個持っています。 
 もういいですアイリーンさん、もう食べました、寝かせて下さい、ということで、1日が、終ったわけです。 きょうは、先ほど書いた通り、エレキ合戦ですので、出遅れてしまいました。 ちょうどいい時間になりましたね。 
 お天道様も顔を見せています。 玄関先で、ビールでも飲みながら、セッションの続きでもしたいと思います。
    

2007年11月28日(水) 晴れ晴れ
飛び道具

 きのう、午後からリッキーが、新しいアンプを持ってきて、音の調整をしています。 どうせ、大音量でやるのですから、調整もなにもないのですが、気の済むまで、やらせておくしかありません。 私は、ビールを飲みながら、そんな光景を眺めます。
 そこに、大トラの酔っ払いが、やってきました。 今後の事件を考えると、名前は控えた方がいいのでしょう。 右手(めて)に小箱を、左手(ゆんで)に金属パイプを持っています。 玄関先にきた大トラ野郎は、おもむろに小箱を開きます。
 赤い親指大のプラスチックが、3つ入っています。 他には、ピストルの弾のようなものですか、すると、赤いものはもしかして、そう、散弾の薬莢ですね。 その関連からすれば、金属パイプは、ショットガンの銃身だとでもいうのでしょうか。
 その銃身のようなパイプは、2本、溶接でもしてあるのか、繋がっています。 二連式、まさかそんなもので、散弾は発射できないでしょう。 と思って、見ていると、散弾を二発込めています。 弾のケツを叩く、ハンマー部分はあるのか。
 ありました、もう1つ部品が、銃身を、より径の大きなパイプにはめ込み、ピストンのようにスライドさせて、薬莢のケツを叩いて発射させる仕組みなのです。 完成した銃は、上下二連式のショットガンそのものです。
 銃身を庭先の地面に向けます。 まさか撃ちはしないだろうと思ったのですが、大トラ野郎は、ハンマー部分をスライドします。 ハンマー部分を押し込んだ瞬間、私の目の前で、バンッ! という大音量とともに、散弾が地面に発射されたのです。 
 地面には、ポッカリと穴が、そんなことはどうでもいいのです。 アイリーンが、銃声を聞きつけて、すっ飛んできました。 早く家の中に入れと言います。 そんなことを言われなくても非難します。 弾はまだ一発、銃身の中です。
 家の中に駆け込むと、二発目の発射音です。 恐る恐る玄関先を覗くと、大トラ野郎の得意そうな顔、バカというのか、気違いというのか、その横でリッキーが、悠然とギターなんか爪弾いています。 終ったか、終ったなと玄関先に出てみました。
 するとこんどは大トラ野郎、ポケットから、手のひら大の、リボルバー式の小型ピストルを取り出します。 もういい、あっちへ行けと、ホールドアップの姿をして、笑いながら追い返しました。 ビール、ビールだ! 喉がカラカラだ。
 貧乏だから、この家には銃などないだろうと思ったら大間違い、なんでも作ってしまいますからね。 手作りの上下二連式のショットガンには、度肝を抜かれました。 


 
 田舎では、鳥などを獲るために、どこにでもある飛び道具だと思います。 昔、日本で、パイプの中に火薬とビー玉をつめて遊んだ、それの実弾版ということでしょう。 
 さて、少しこの家の周りだけでも、治安維持に努めないと、とんでもないことになってしまいます。 ましてや、もうすぐクリスマスです。 
 きょうは、台風もどっかへ行ってしまったのでしょう、いい天気です。 玄関先で、いつでも逃げられるように準備をして、くつろぐことにします。


2007年11月29日(木) 晴れ晴れ
バナナ事件

 きのう、昼飯を食べたあとベットでゴロゴロしていると、アイリーンが、私の身体が臭いから、シャワーを浴びなさいと言います。 そういえば、前の日、シャワーをしていなかったな、と思い、シャワーを浴びにいきました。
 シャワーを終えて、服も着替えて、きれいさっぱりとすれば、ビールが飲みたくなります。 アイリーンの財布から、お金を抜き取ろうとしていると、なにしてる! と一喝。 いや、喉が渇いたからジュースでも買おうかなと思って、と答えると、冷蔵庫に水があると言います。
 なぜ、気持ちを汲んでくれないのだアイリーン。 じゃあビールでも飲めばと、なぜやさしく言ってくれないのだ。 まあ、財布から、だまってお金を取ろうとしていたわけですから、そんなことも言えません。
 まだ飲むには時間も早いし、ここはひとつ、家の周りでもパトロールしましょう。 その前に、悪と対峙したときのために、屈伸運動なんかをして、身体を動くようにしておかなくてはなりません。 悪と戦うためかと、そうではありません、戦う前に逃げるためです。
 逃げるときに、足がもつれては、痛い目に遭ってしまいます。 それって、パトロールじゃなくて、恐いもの見たさだろうと、そうも言います。 事件を解決するのが、アイリーン警部と私の仕事です。 事件に巻き込まれるわけには、いかないのです。
 まずは、裏庭に異常がないか行ってみます。 眩しい陽射しの中、空を見上げると、あれっ! ビコール家のバナナの大木が、ポッキリと折れています。 事件か事故か故意なのか、早速、アイリーン警部を呼び寄せて、現場検証に入ります。
 アイリーン警部が、ビコール家などへ聞き込みに廻ります。 その隙に、私は部屋に戻り、警部の財布から、ビール代をかっぱらいます。 何食わぬ顔で現場に戻ると、警部の説明が始まります。 台風で倒れた、と ひと言です。 簡潔、見事な推理です。
 折れた先端に、バナナの実が生っていますが、このままでも育つとのことです。 黄色くなったら収穫するということで、一件落着したのでした。 その横で、リッキーが、壊れたテレビの修理をしています。 基盤のハンダ付けですか、他にやることがないのかリッキー。
 玄関先で、気持ちよくビールを飲んでいると、警部がやってきて、私の頭を引っ叩きます。 なにか引っ叩かれるようなことをやったかなあ。



 きょうも玄関先で、暇つぶしです。 月末なので、アイリーンは、公共料金の支払いです。 午前中はのんびりできるでしょう。 さて、屈伸運動でもして、足がもつれないようにしてから、表に出てみます。 
     

2007年11月30日(金) 晴れ晴れ
借金ママ

 なにぃ! リッキーが危篤だと。 そうか、死なせてやれ、棺桶くらいは買ってやろう。 危篤の原因は、近所で食べたバーベキューに当たったためらしいのです。 死ぬほど喰えば、誰だって危篤になるだろう。
 そこで食べたのは、リッキーだけではないといいます。 他の連中も腹痛かと聞くと、ピンピンしているとのことです。 なぜ、リッキーだけが、当たったのか、それは家の中で、いつも清潔なものを食べているので、抵抗力がなくなってしまったのが原因だとのことです。
 分かった、分かった、早く死なせてやれ。 喰うだけ喰って、腹痛で死ねるとは幸せな奴だ。 死んだら、娘のエンジェルは、私が育ててやるから、心置きなく死ね。 しかし、現地人が当たってしまうバーべキューです、毒の塊だったのでしょう。
 だいぶ前に、ドアに挟めた人差し指が、まだ痛いので、アイリーンにマッサージをしてもらっていました。 なにげなく、マッサージ用のオイルの瓶を見ると、中になにか入っています。 よく見ると、木の枝ですね。
 ちょっと待って下さいよ、瓶の口より大きな枝です。 どう見ても、瓶の口からは、入らない大きさです。 アイリーン博士に質問すると、木を乾燥させて、小さくしてから瓶に入れているのだとか、博士、木ですよ、乾燥させて 干ししいたけ みたいに縮みますか。
 それにオイルを入れれば、もとの大きさに戻るというのです。 水に浸けても、燃える木があったわけですから、乾燥させれば縮む木があっても、おかしくはありませんか。 それにしても、なんでオイルの中に、木なんだ ということになります。
 ビコールワイフが、玄関先にきて話していると、横からマリカーが、借金ママ、借金ママとかわいいことを言います。 ワイフの赤く膨らむ顔、笑いたくても笑えません、マリカーもやめなさい、とはいってもまだ幼子です。





 死にぞこないのリッキーが、ヘイなんて、弱々しく挨拶にきました。 あっちへ行け、伝染病だったらどうするのだ、一家皆殺しにするつもりか、見ていると、飯なんか喰い始めています。 喰っていないで寝ていろ、この死にぞこないです。

 今月も、今日でお終いです。 今月は、皆さんに色々とご迷惑をお掛けしてしまいました。 心を改め、来月につなげたいと思います。 
 また、引き続きよろしくお願い出来ればと思っています。 年末です、皆様のご健康とご発展をお祈りいたします。
 
 


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