日記 2008年 3月     



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2008年3月1日(土) くもり晴れ
この2〜3日の出来事

 さて、3月になりました。 このところ、窓を壊されたり、パソコンが壊れたりで、運気が低下しています。 今月は、何もなければいいのですが、そうはいかないのが、この国です。 まあ、また面白いことがあると思いますので、今月もお付き合いください。

 空白の期間がありました。 先月の26日は、おっかさんの誕生日でした。 例によって、来なくてもいい、バレットのババア軍団が、押し寄せてきます。 魚の丸焼きに、ビーフンでお祝いです。 台所で、みんなで食事をします。
 遠慮も何もないババアですから、うるさくてしょうがありません。 なんとかこらえて、食事をしましたが、それにしても、手づかみでパクパクよく食べるババアどもです。 もちろん、タカリババアも、飯を貰いにやって来たことは、書くまでもありません。 
 27日は、やはりバリオ・バレットから、長期滞在の方が、遊びに来てくださいました。 日記の更新がないので、心配して来てくださったとのことです。 ありがたいことです。 飲んで騒いで、楽しく過ごさせていただきました。
 28日は、 料亭「たま」 の増築が完成したので、完成祝いのパーティーでした。 玄関先に、竹を駆使して、立派な別亭が出来上がっています。 焼き場では、炭でバーベキューや魚を焼きます。 煙に乗ったいい匂いが、あたりに漂 (ただよ) います。 
 駐車場には、流しソーメンをするための竹が、10メートルの長さにわたり、設置されてあります。 流しソーメンを食べていると、ししおどし(鹿威し)のコーンという音が、小気味よく響きます。 誰かが、竹に頭でもぶつけたのでしょう。



 きょうは、ゆっくり休みます。 昼寝をして、ビールを飲んで、のんびりしたいと思います。 そんなことで、今月もよろしくお願いいたします。
 

2008年3月2日(日) 晴れ晴れ
またまた デッカチ君

 きのう昼寝をしていたら、なんか表から、音楽が聞こえてきます。 窓から外を見れば、鼓笛隊が、道路の中央を練り歩いています。 なにか行事でもあるのか、だれかを歓迎しているのか、どうでもいいことですが、雑音を撒き散らして、まったくいい迷惑です。
 昼飯を食べて、ひと眠りして、玄関先でビールを飲んでいました。 すると、土曜日で学校が休みの娘ガキが、面白いものがあるからおいでと、私を呼びます。 庭に生っている小さな葉っぱがあります。 それに触ってみろというのです。
 おいおい、毒じゃないだろうな。 葉っぱを、指でチョンと触るとあら不思議、葉っぱは、真ん中から折れて、閉じてしまいました。 もしかして、食虫植物かな、なんて思いましたが、そんなことはどうでもいいことですよね。
 いいかげん飲んでシャワーをして、部屋で横になっていると、リビングから、オカマの香りがしてきます。 よもや、よもやとリビングを覗けば、部屋を半分も占めるような、巨大な頭が、そこにはあるではありませんか。
 その頭は、デッカチ君、なんとガキオカマのデッカチ君が、オロンガポから、それも、荷物をまとめてやって来たのです。 土、日と休みだからやって来たのでしょうか。 いや、自分の荷物を持ってきています。
 長期滞在を、するつもりでしょうか、とにかく、デッカチ君に娘ガキと、駒はそろいました。 デッカチ君は、ラニーと別れた前夫が、引き取った子供です。 ラニーは、娘ガキを引き取りました。 まあ、ラニーの息子に娘がそろった、ってことですよね。
 このガキどもは、いまが1番の悪 (あく) の盛りでしょう。 悪さ、いたずら、いじめに破壊はあたりまえ、同級生絞殺未遂で、小学校を停学になった前科のあるデッカチ君です。 さて、なにが起こるのでしょうか。
 ビコール一家がいなくなって、ホッとしていた矢先にガキどもの攻撃ですか、運気は、なかなか上を向きません。 鼓笛隊は、デッカチ君を歓迎するためのものだったのでしょうか。



 なぞの植物の葉っぱは、名前をマカヒヤというそうです。 食虫植物ではないと、アイリーン博士は言っていますが、真相のほどは分かりません。
 きょうは、部屋をガッチリとロックして、ガキの侵入を防がなければなりません。 自然があるのに、家の中でくすぶっているバカガキどもです。 帰ってくれよ、デッカチ君!
 

2008年3月3日(月) 晴れ晴れ
舌鼓

 きのう、玄関先でビールを飲んでいると、はい、おつまみよとアイリーンが、トンカツを料理して持ってきてくれました。 ソースをかけて食べてみると、めずらしく、トンカツそのものです。 衣がサクッとして、いい感じてはありませんか。
 昼飯が、ヤキソバもどきで、おやつにトンカツですか、なぜ、昼飯にトンカツを出してくれなかったのでしょう。 晩飯には、イカフライをリクエストしました。 これもうまかったですね。 こんどはエビフライを作ると、喜ぶアイリーンでした。
 私が、ビールとトンカツに舌鼓 (したづつみ) を打っているそばで、ガキどもは、マンゴをむいて食べています。 トンカツには、見向きもしません。 あたりまえです、食べたことがないのですから、味もなにも分かりません。
 ところで、ケチ女房の実家のある、秘境アブラに行ったリッキーはどうしたのだと聞けば、毎日、雨に祟 (たた) られているとのこと。 高山の寒さに加え雨の追い討ち、それに食糧不足と、いい修行をしているリッキーらしいです。 ああうまい、アツアツのトンカツ。
 今朝、早朝、台所がやかましい。 まだ、朝の5時だぞ、なにをやっているのだと覗けば、ラニーとデッカチ君が、食事をしています。 ということは、帰るんだなデッカチ君。 感心、感心、早く学校へ行け。 
 きのう帰ればいいものを、早朝にみんなを起こすという、そんな嫌がらせをして帰るデッカチ君です。 おや、ビコール家の長男のカロイもいますよ、なになに、学校へ行くから泊まっているって、農場から通えばいいだろう。
 それに、学校なんて、いままで行っていなかっただろう。 そんなにいいのか、このお菓子の家が。 カロイなんかじゃなくて、マリカーをよこしてほしいものです。



 きょうは、修理に出してあるパソコンを取りに、オロンガポへでも行ってきます。 アイリーンが、エビフライを食べたことがないので、食べに連れて行ってと言います。 なるほど、フライの目的はそれでしたか。
 たまには、贅沢な食事もいいでしょう。 まかしとけ、アイリーン! なにっ、ラニーも一緒。
 

2008年3月4日(火) 晴れ晴れ
無駄遣いしただけ

 きのうは、修理に出してあるパソコンを取りに、オロンガポへ行ってきました。 もちろん、直っているわけはありません。 画面が映らないわけなのですが、ここはフィリピンなので、日本製のインバーターという部品がないそうなのです。
 幸いなことに、中身は壊れていないそうです。 モニターに繋いでもらうと、ちゃんと画面が映ります。 モニターは、テレビみたいな、ごつい17インチで3,500ペソ、薄型の15インチで7,500ペソだそうです。
 高いですよね、ほかで探すからいいと、パソコンを持って帰ろうとしたら、取り外したインバーターを、修理人が自宅に持って帰ったので、あとでまた来てくれとのことです。 始まりましたね、バカのいいわけが。
 いま使っているパソコンのディスプレイに、接続は出来ないのかと聞けば、出来ないといいます。 ほんとうか、まあ、いいでしょう。 とりあえず、モニターを探してみましょう。 ということで、買い物に出かけることにしました。
 買い物の前に、腹ごしらえです。 アイリーンとラニー、それにオロンガポといえばデッカチ君です。 学校はどうした、デッカチ君、まあ、どうでもいいことです。 徒歩ですので、スービック・ベイのゲートに近い、日本料理屋に入りました。
 入って、メニューを見ていると、僕、ジョリビーがいいと言い出すデッカチ君です。 お店の人の了解を得て、ジョリビーから持ち込みをすることになりました。 デッカチ君を連れて、ラニーはジョリビーへと向かいます。
 その間に、私とアイリーンで定食を頼みました。 1人、650ペソの定食です。 イカのサラダに銀杏の炒め物、砂肝の鉄板焼きに、海老の天麩羅、かき揚げなどの揚げ物、ルイベにヒラメとハマチの刺身、キムチ鍋に寿司ですか。
 ライスにワカメスープ、小海老の佃煮、好きなものを巻いて食べるための、レタスの大盛り、食べきれませんよ。 ジョリビーから戻ったラニーとデッカチ君は、ジョリビーから買ってきたものは食べずに、日韓料理で腹を満たしておりました。
 そのあと、買い物です。 持ちきれないほど買いますので、帰りはタクシーでした。 なぜかデッカチ君も、我が家まで付いてきます。 今朝、また早起きをして、オロンガポの学校へと出かけたデッカチ君です。



 疲れた、疲れた、きょうは、寝て過ごします。
  

2008年3月5日(水) 晴れ晴れ
降りかかる災い

 毎日、朝早く起きて、オロンガポの学校へ行って、夕方には戻ってくるデッカチ君。 ということは、ここから通っている、ということなのでしょうか。 そんな遠い道のりを、通いきれるはずはありません。 案の定、今朝は家にいるデッカチ君です。
 農場に住むようになった、ビコール家の長男のカロイも、この家に泊まりこんでいます。 カロイの様子でも見にくるのでしょうか、金がない、金がないとブツブツ文句を言いながら、ビコールワイフが訪ねてきます。
 きのうも、玄関先でビールを飲んでいると、おっかない顔をして、ワイフがやってきました。 カロイを怒鳴りつけています。 まだお金をかっぱらっていないのか、とでも言っているのでしょう。 そのそばで、デッカチ君は、勉強した振りをしています。
 隣の自宅に戻ったビコールワイフを、アイリーンが呼んでいます。 するとワイフが自宅から、なにやら道具を持ってやってきました。 庭に、椅子が用意されました。 椅子に腰をかけるアイリーンです。 どうやら、髪を切ってもらうみたいです。
 根性ありますね、と見ていると、チョキチョキと散髪が始まりました。 ということは、待てよ、次は私ですか。 覚悟を決めなければなりません。 ビールを一気に飲んで、神経を麻痺させなければ、とても耐えられることではありません。
 飲んでいるうちに、アイリーンの散髪が終わってしまいました。 アイリーンが、私を呼びます。 一応、いいよと断りますが、おい、ハポン (日本人) 早く来い! とワイフがうなります。 いやだなやだなと思いながら、処刑場へと向かいます。
 なにが憎いのか、私の頭を小突きながらの散髪です。 2〜3度、意識が遠のきました。 こらえこらえて、散髪が終わったときには、心神喪失状態でした。 アイリーンに、お金を払うのかと聞けば、払うわけないでしょうと、もう、部屋に逃げ込むしかありません。



 きょうは、なにもないでしょう。 流れる雲でも眺めながら、なにも考えずに、時を過ごしたいと思います。
  

2008年3月6日(木) 晴れ晴れ
学校よりも野良仕事

 きのう、デッカチ君が、学校へ出かけた時間は、10時を過ぎたころです。 学校のあるオロンガポまでは、バスで1時間です。 学校が終われば、自分の家ではなくここに帰ってきます。 今朝も余裕で、遅刻をするみたいです。
 母親のラニーが、起きないのだから、重役出勤も当然なのかもしれませんが、問題は、もちろんそこにあるわけではありません。 なぜ、オロンガポの自宅に帰らないのだ、ということですよね。 よく、オロンガポの父親も、平気で他人の家に子供を置いておきますよね。
 きのうのビールのおつまみは、ハッシュドポテトです。 ここまでやるのなら、コロッケにしてほしいと思いましたが、まあ、おいしかったからいいでしょう。 何気なく缶ビールを見ると、330ミリリットルと書いてあります。 350じゃなくて、330です。
 えっ、ハッシュドポテトは、この前オロンガポで買ってきたものを揚げただけですか。 よく出来ているなと思ったら、そういうことだったのですね。 最近は、お酒だけでは体に悪いからと、おつまみを作ってくれるようになりました。 なにか、魂胆でもあるのでしょうね。
 ビールを飲んでいると、ビコール家の長男のカロイが、泥だらけで真っ黒になって帰ってきました。 なんだ、学校の帰りに泥だらけか、それに、教科書もカバンも持たずに、手ぶらで帰ってきたか。 野良仕事でもしてきたのでしょうね。
 朝飯を喰って小遣いをもらい、晩飯を喰らい、ここに寝泊りをして野良仕事か、このバカ。 農場から学校まで、遠いというから面倒をみてやっているというのに、野良仕事をやるのなら、お前の家族が寝泊りしている農場へ帰れ。
 ブタの買い付けに、近所のおばさんが来ました。 でも、値段が折り合わずに、お流れとなりました。 このおばさん、前にも来て、値切り倒そうとしているのですね。 せっかく育てたブタです、キロいくらと決まっているのですから、安売りはしません。



 きょうは、雲がありません。 暑くなりそうです。 玄関先のビアガーデンで、きょうもビールを飲むだけです。


2008年3月7日(金) 晴れ晴れ
災いは犬に

 きのう、玄関先でいつものように飲んでいると、アイリーンが、おつまみを持ってやってきます。 おつまみは、フイッシュボールと白菜の漬物です。 白菜の漬物は、日本の方からお土産で頂いた、漬物の素で作ったものです。
 漬物類は、私は苦手なのですが、あっさりとした野菜の塩漬けという感じで、食べられないこともありませんでした。 つまみを食べ終えるのを見ていたのか、食べ終えたころに、春巻き売りのおばさんが、タイミングよくやってきました。
 四角いバケツに、細い春巻き、太い春巻きと、たくさん入っています。 太い春巻きが、3本で10ペソです。 何本か買って、みんなでおいしく頂きました。 なぜか、ビコール家の長男、カロイもいます。 
 野良仕事も学校も休んで、なにをやっているのだ。 この家の奴隷にでもなったというのか。 ならば、こき使ってやりましょう。 使い走りは当たり前、ブタ小屋の掃除に、餌の世話、それが終わったら、庭全体に、水を撒いてもらいましょうか。 タダ飯は喰わせませんよ。
 おい、カロイ、ほんとうにバカだな。 犬にブタの餌をやっただろう。 粉末だから、犬がむせているぞ、おい、水だ! カロイ。 水を餌にぶっ掛けて、食べやすくするのだ。 ブタの餌は高いんだぞ、気を付けてくれよ、バカロイ。
 飲んで、シャワーを浴びて、部屋でくつろいでいると、近所のお姉さんが、メールをしたいから、パソコンを貸してときます。 自分のパスワードも忘れているようで、話になりません。 新規に登録して、なんとかやっていたみたいです。



 現在、ブタが6匹いますが、3匹はそろそろ売りに出します。 新たに、3匹の仔ブタを仕入れなければなりません。 そんなことで、きょうは仔ブタを買いに行くというので、付いて行って見てきます。
 しばらくは、9匹のブタとの格闘になるのでしょう。 がんばってくれよ、バカロイ。


2008年3月8日(土) 晴れ晴れ
3匹の仔豚

 きのうの朝、ビコール家の娘のマリカーが、私の部屋にきました。 久しぶりだねマリカー、ということで、持ちきれないほどのお菓子をくれてやりました。 たくさんのお菓子に、驚くマリカーです。
 部屋の窓の外から、その様子を、奴隷のカロイが見ています。 我慢できないのでしょう、奴隷にもお菓子をめぐんでくれと、窓から手を伸ばします。 誰がやるか、汚いからあっちへ行け! マリカーが表に出ると、お菓子を頂戴とマリカーにねだる、なんとも情けないお兄ちゃんです。
 いまブタを6匹飼っています。 生後3ヵ月目のブタが3匹と、2ヶ月目のブタが3匹です。 3ヶ月目のブタは、そろそろ売りに出さなければなりません。 売れれば、2ヶ月目のブタ3匹が残りますが、これも来月には、売らなければなりません。
 近所に、生後1ヶ月目の仔ブタを、売りに出している農家があります。 そこの家から、ブタを3匹買うことにしました。 買うといっても、この前増築をやめたときに余った、セメントやブロックをくれてやった代償に、仔ブタを譲り受けるだけなのです。
 要は、物々交換ですよね。 仔ブタを入れて持ち帰る、米袋を持って、トライシクルで現場へと向かいます。 さあ、着きました、いますね、仔ブタに親ブタ。



 お母さんブタが見守るなか、元気そうな仔ブタを袋に入れます。 ピィーと鳴く仔ブタです。 トライシクルに載せて家に持って帰ります。 袋に入れられた仔ブタは、まだピィピィと鳴いています。
 ブタ小屋に入れられた仔ブタは、新しい住まいに満足そうです。 これで、ブタが9匹になりました。 今月から、毎月3匹ずつ売って上手く回転させれば、家計の足しにはなるのでしょう。 新しいお友達に、アヒル君達も喜んでいる様子でした。
 生後、3ヶ月目のブタで、大きさにもよるのでしょうが、1匹、5,000〜7,000ペソで売れるみたいです。 でも、諸経費を考えると、儲けは1匹につき、1,000〜2,000ペソくらいではないのかと思います。



 きょうは、土曜日なので、娘ガキにデッカチ君と、もう暴れまわっています。 部屋に鍵をして、じっとしているしかありません。 ガキどもが、遊び疲れて静かになる午後から、ぼちぼちと活動を開始したいと思います。
  

2008年3月9日(日) 晴れ晴れ
ワープの鏡

 頭が痛い、二日酔いですね。 というのも、きのうカステリオスに住む、 サーファーのSATORUさん が、海の帰りに遊びに来てくれたのです。 飲むだけ飲んだわけですから、二日酔いも当然ですよね。
 そんなことで、日曜日でもあるきょうは、短めにまとめて、終わりにしたいと思います。 さて、きのう、部屋で昼寝をしていると、バリンという音が玄関先から聞こえてきました。 なにごと、なにごとと玄関先に行きました。
 そこには、見事に割れた、姿見の鏡があります。 秘境に出かけて、なにかあれば鏡から戻ろうと、リッキーが取り付けていった鏡です。 これで、リッキーは、秘境からワープが出来なくなってしまいした。
 リッキーの生命を絶った奴は、デッカチ君です。 栓抜きを、鏡に叩きつけて壊したのです。 気違いビコールに、通じるものがあると感じるのは、私だけではないでしょう。 ラニーが怒りますが、包丁を突き付けるデッカチ君です。
 いよっ! デッカチ君、気違いの極 (きわ) み。 目には目をです。 お菓子には、目のないデッカチ君です。 私は、クリームのはさんであるビスケットの中に、タバスコとコショウを振りかけて置いておきました。
 早く食べないかな、と見ていると、最初に食べたのが娘ガキです。 半分食べて、私をにらみます。 あとの半分は、ご丁寧に、デッカチ君にあげていました。 辛いビスケットに、少しはおとなしくなるガキどもでした。



 同級生絞殺未遂で、小学校を停学になった前科をもつデッカチ君です。 こんどは、母親殺人未遂ときました。 どこまでもエスカレートしているがいい、女子供には、滅法強いデッカチ君です。
いよっ、この弱いものいじめ! 
 そんなことで、ぜんぜん短くまとめられませんでした。 午前中は、昼寝をして、きょうも午後から活動します。


2008年3月10日(月) 晴れ晴れ
お土産はカメ

 オロンガポのデッカチ君の住む、オンボロアパートには、デッカチ君のパパ、元ラニーの夫ですね、それとパパのお母さんが住んでいます。 ところが最近、パパの愛人と、そのあいだに出来た子供も、同居しているらしいのです。
 その愛人が嫌で、オロンガポのアパートに戻らない、デッカチ君らしいのです。 これは、デッカチ君の話しで、真相は、悪さばかりしやがって、お前なんかじゃまだ、出て行けと追い出されたものと、ここのみんなは思っています。
 いまごろ、バカがいなくなったアパートでは、清々したと喜んでいることでしょう。 このまま帰ってくるなと、日曜日のきのうは、教会にお祈りに行ったはずです。 デッカチ君がいなくなっても、パパから連絡の1本もありません。 ほんとうの嫌われ者です。
 ケチ女房の実家、秘境アブラに行ったリッキーから、連絡が入りました。 きょうの夜、帰ってくるといいます。 お土産は、アブラに棲息するカメだそうです。 それがどうしたんだ、と言いたくなりますが、まあいいでしょう。
 カメをかついで、長時間バスに揺られて帰ってくるがいい。 着いたころには、カメも干からびて、剥製にでもなっているのでしょう。 なにはともあれ、リッキーが戻れば、少しはデッカチ君もおとなしくなるのでしょう。
 きのうは、二日酔いで体調が優れず、玄関先で静かにビールを飲みました。 おつまみは、ポテトチップです。 アイリーンが、ブタの世話が忙しく、料理を作る暇がないといいます。 いいんですよ、私の世話よりブタの世話をしなさい。



 今朝は、朝焼けがきれいでした。 空気も澄んでいます。 暑くなるのでしょうね。 こんなにいい天気なのに、ネットに接続出来ません。 また、更新が遅れるかもしれませんが、毎度のことです。 ご勘弁ください。
 さてきょう、この晴天の日には、誰がなんと言おうとビールを飲みます。 誰もなにも言わないから、勝手に飲めって、それもそうですね。
 

2008年3月11日(火) 晴れ晴れ
豚小屋に入る女

 きのう、玄関先で飲んでいると、ラニーが、アサガオの種を植え付けていました。 ただ植えるだけです。 アサガオのツルが、どこに巻きついて花を咲かせるか、ということは考えていないみたいです。
 とっつぁんの農場から、使用人のお姉さんがやってきました。 ブタが、子供を産んだといいます。 来月ブタを仕入れるのに、ちょうどいいタイミングです。 さっそくアイリーンは、ブタを見に、私は、カソイ (カシューナッツ) の生育状態を見に、農場へと行くことになりました。
 農場までは、徒歩で5分くらいのところです。 健康のために歩いていこうとね、と言っているそばから、トライシクルを拾うアイリーンです。 農場に着きました、いますね、生まれたての仔ブタです。



 農場のお姉さんが、ブタ小屋の掃除の見本を見せてくれます。 大ブタ、仔ブタの小屋の中に、無造作に入り、なにごともないように、小屋を掃除してみせてくれます。 きっと、チップでも欲しかったのでしょう。
 私は、カソイとマンゴの木の観察です。 カソイは、種が付いてはいますが、種の上に付く黄色い実、フルーツの部分は、まだ生っていませんでした。 実の部分は、そのままでも、ジュースにしてもおいしく頂けます。
 ハチミツにからめて炒めれば、渋みも消えて、新しい感覚のデザートへと変身します。 ちょっとコツは要りますが、種を煎 (い) れば、カシューナッツが出来上がります。 そんなことで、カソイのシーズンも、もうそこまで来ています。



 一方、マンゴはといえば、こちらもまだツボミの状態です。 マンゴが、たわわに実れば、農場では食べ切れません。 余る大量のマンゴは、お湯で煮てブタの餌になります。 それほど田舎では、価値のないフルーツなのでしょう。
 さあ、夕焼け小焼けで、日が暮れないうちに、帰って飲み直しです。 



 きのうの夜中に、リッキーとケチ女房が、ケチ女房の実家の、秘境アブラから戻ったといいます。 今朝は、まだ疲れのために寝ているのでしょうか、姿は見掛けません。 お土産のカメでも、あとで見せてもらいましょう。
 きょうも玄関先で、時が過ぎるのを眺めます。
 

2008年3月12日(水) 晴れ晴れ
秘境アブラからの生還

 標高2,000メートルはあろうかという、ケチ女房の実家。 そこはまさしく、前人未踏の極寒の世界が広がる地。 とても動植物が生息出来ないようなところから、修行を終えて、リッキーとケチ女房は、無事に戻って来ました。
 秘境アブラからのお土産を、いっぱい抱えて帰ってきました。 その気になるお土産とは、はたしてなんなのでしょう。 これから、その珍しいお土産の数々を紹介いたしますので、じっくりとご覧ください。
 まずは、アブラにしか棲息しない、カメだそうです。 よく見れば、なるほど普通のカメ、こんなものを、3匹も持ち帰ったリッキーです。 気にしないで、次を見てみましょう。 おお、これは凄い。 ジャンガリアン・ハムスターでしょうか、ただのドブネズミでしょうか。
 竹カゴに、ぎゅうぎゅう詰めで、2匹入っています。 ご丁寧に餌は、青色唐辛子を、カゴにぶっ刺してあります。 ネズミが、唐辛子をかじった様子はありません。 唐辛子は、嫌いなのでしょうね。
 次は、丸太とヘチマですか、もういいよとも言えませんので、話だけ聞くことにします。 ヘチマは、なんと、体をこするものだそうです。 知っているよとも言えませんので、へぇ〜、と驚いてみせます。
 丸太は、サーレンという木です。 水に浸けても、ライターで簡単に火が点いてしまうという、危ない木です。 木は、ガソリンみたいな臭いがします。 火を点けると、ジュージューと油が染み出して、不気味に燃え上がります。
 最後に、アブラの野菜です。 そのへんに売っている野菜と、遜色はないように見えますが、高原野菜です。 どこかが違うのでしょう。 ほんとうは、全部オロンガポで買ってきましたと、吐いてほしかったものです。





 極寒の地アブラは、精神世界の地でもあります。 あまりの寒さに、肉体は凍りついて身動きが取れません。 すると当然、精神での活動となります。 リッキーは、前人未踏の地で、ビッグフットといわれる、雪男と食事をしたそうです。
 修行を極めた人間は、空をも飛べるそうです。 それが、空飛ぶ人間、フライング・ヒューマノイドとして、世界各地で目撃されているものだと言います。 おいおい、だったらカメなんかお土産に持ってこないで、雪男や空飛ぶ人間の写真でも撮ってくればよかっただろう。
 アブラで、すっかり頭をやられてしまったリッキーです。 ケチ女房も、体調が悪いらしく、ハスキーボイスになって帰ってきました。 現実の世界で、治してもらうしかありません。 時間が必要です。
 きょうは、玄関先で空を眺めながら、フイング・ヒューマノイドを探すしかありません。 


2008年3月13日(木) 晴れ晴れ
音楽教室

 3ヶ月目のブタが売れました。 3匹で15,500ペソです。 きのうの朝、ブタ使いが来て、ブタを車の後ろの牽引車に積み込みます。 ブタ小屋からは、首を紐で結わえて、犬の散歩のようにして運び出します。
 ブタとの別れも終わり、さて昼寝でもしようかなと思ったら、秘境アブラでの後遺症が残るリッキーが、大音量で、玄関先のスピーカーの調整を始めます。 アブラでの、静かな生活のぶり返しなのでしょう。 鳴り止まないスピーカーです。
 うるさいなあ、と思ってもしょうがありません。 ここは異国の地、フィリピンです。 他人に迷惑を掛けることが、常識の国なのです。 朝方まで鳴り止まない、向かいのカラオケ屋もしかり、田舎でこのザマですから、都会では、もっと凄いのでしょう。 
 きのう午後から、暑さと雑音を打ち消すために、玄関先で飲み始めました。 すると、電子オルガンを抱えて、おじさんがやってきました。 女房と子供も一緒です。 なにをするのかなと見ていると、なんと、歌のレッスンを始めましたよ。
 家の中で、キーボードを叩くおじさん、それに合わせて、大声で歌うおばさんと子供です。 家の中は結構ですが、接続されているスピーカーは、私が飲んでいる、玄関先にあるのですよ。 ヘタクソな歌まで聴かされて、たまったものではありません。
 おやっ、いまここで停電です。 5分で無事通電しました。 続きです。 そうか、電気がなければ、音害もないということですよね。 でも、電気がなければ、なにも出来なくなりますから、音くらいは、我慢しなければならないのでしょうね。





 ブタが売れて、お金が入ったアイリーンのにこやかなこと。 きのうの昼飯のおかずは、トンカツと豪勢です。 晩飯は、カレーライスでした。 ということは、トンカツとカレーを一緒に出してくれれば、カツカレーが食べられたということてすよね。
 カツを作るとは思っていなかったので、カツカレーは、まだ教えていませんでした。 でも、いずれカツカレーが、食卓に乗る日は近いでしょう。
 きょうは、昼寝から始めたいと思います。
 

2008年3月14日(金) 晴れ晴れ
枝豆があった

 ブタ小屋が騒がしい。 なにごとかと見にいけば、仔ブタが4匹増えています。 またアイリーンが、ブタを買ってきたみたいです。 来月仕入れる予定でしたが、近所に、いいブタがいたので買ってきたといいます。 ブタの衝動買いをして、大丈夫なのでしょうか。
 ビコール家の娘、マリカーが部屋にやってきました。 よく来たねマリカー、ひとりで来たのかい と聞けば、ううん、化け物といっちょに来たの、ってそういうことは言ってはいけません。 さあ、なんでも好きなお菓子を取りなさい。 かわいいな、マリカーは。
 昼寝をしていると、裏庭から、発電機のエンジン音が響いてきます。 マフラーなんか付いていませんから、やかましくて寝てなどいられません。 スピーカーに発電機と、たび重なる嫌がらせかと思ってたら、玄関先の、音響機器を搬出しています。
 なるほど、音響機器の貸し出しですか。 電源のないところで使用するので、発電機の調整も行ったと、そういうことでしたか。 スピーカーがないだけで、玄関先が清々しますね。 これで、ゆっくりと飲めますね、と思ったら、タカリババアがやってきました。
 なにを持ってきたのかと見てみれば、あれっ、枝豆じゃないの。 ビールのおつまみにピッタシの枝豆、さっそく塩茹でにして食べることにしました。 茹で上がった枝豆、なんか豆が小粒ですけれど、まあいいでしょう。
 お化粧をして出かける、ラニーとランディーの娘、どこへ行くのか、たまには、お土産でも買ってきてほしいものてす。





 そうすると裏庭には、ブタが10、アヒルが7、カメが4、ネズミもどきが2、犬が2、ネコが1、ニワトリが数羽、隣には化け物が1と、いますねぇ、そのうち滅茶苦茶がまた起こりそうな予感です。
 引き金を引くのは、もちろんオロンガポのデッカチ君です。 きょうも、学校を忘れて、ブラブラしています。 学校へも行かずに、毎日遊んで暮らす日々です。 ガキのころからこれでは、将来などというものはありません。
 わがまま気ままに、やりたい放題です。 まあ、関係ありません。 親権者は、オロンガポの親父なのですからね。 なにかあれば、叩き返せばいいことです。
 きょうこそは、ゆっくりと昼寝ができるでしょう。 なにが夢に出てくるのか、化け物だけは、勘弁してほしいものです。


2008年3月15日(土) 晴れ晴れ
精密機器の修理屋

 きのう玄関先に出て、さあて飲もうかなと思ったら、リッキーがちょこんと座っています。 まさか、1人で飲むわけにもいきません。 リッキーにお金を渡し、ビールを2本買ってこさせて、1本はリッキーにあげました。
 つまみは、豚の生姜焼き、みたいなものです。 ケチ女房が、めずらしく、マンゴをむいて持ってきました。 山盛りのマンゴは、ほとんどケチ女房1人で食べていました。 ラニーが、出かけていませんので、横取りされる心配がありません。
 なので、安心してマンゴをむいてきたのでしょう。 ラニーですか、ラニーはデッカチ君の件で、学校から呼び出しがあり、オロンガポへ出かけたのです。 同級生への暴力や、教師への暴言がひどいらしく、厳重注意というところみたいです。
 デッカチ君はといえば、とっつぁんの農場へ雲隠れしてしまいましたので、学校へは、ラニー1人で出かけて行きました。 そんなことで、飲んでいると、リッキーの友達が遊びにきました。 友達の職業は、精密機器の修理だそうです。
 パソコンくらいなら、あっという間に直してしまうそうです。 ならば、私の壊れたパソコンを見てもらいましょう。 精密ドライバーを、いとも簡単に扱い、ディスプレイ部分を分解して見せてくれます。
 画面が映らないのは、ここにあるインバーターが壊れているからだと、取り外して見せてくれます。 この基板があれば、問題なく直るといいます。 部品がなければ、やはりモニターを購入しなければならないそうです。
 田舎にもこんな奴がいるのですね。 ブタ使いよりは、凄い奴でした。 お礼に、20ペソあげまた。 ぶっ壊し屋の、デッカチ君みたいな奴もいれば、こんな精密なものを、直す奴もいるのですね。



 きょうは土曜日、バカの暴れる日です。 事件が起きないわけがありません。 じっと事件が起きるまで、部屋で待機なんて書いていると、ラニーがバックを持って私の部屋に、怒っています。 どうしたのだラニー、なにっ、デッカチ君が・・
   

2008年3月16日(日) 晴れ晴れ
マカオの花瓶

 きのうの朝、ラニーがバックを持って、怒りながら私の部屋へきました。 バックの中には、お金や貴重品が入っているのだそうです。 自分の部屋のタンスに、カギを掛けて保管していたそうです。 ところが、お金がなくなりました。
 デッカチ君が、カギを見つけてタンスを開けて、お金をかっぱらったのですね。 極悪非道のデッカチ君に、激怒するラニーです。 それで、私の部屋に置いてある、ラニーのタンスに、バックを保管にきたというわけです。
 私の六畳一間の狭い部屋に、自分のでかいタンスを置く、ラニーもラニーですよね。 娘ガキの洋服ダンスも、私の部屋にあるのですよ。 それで、部屋をちょっと広くしようかななんて思うと、嫌がらせに、窓ガラスを割る隣のバカですからね。
 ケチ女房が、リビングに置いてある陶器の花瓶を、しげしげと眺めています。 いい趣味じゃないかケチ女房、と思っていると、大声でリッキーを呼んでいます。 この花瓶は、ケチ女房がマカオから買ってきたものです。
 2個で一対の花瓶の片方に、ひびが入っています。 誰がこんなことを、デッカチ野郎か、しかし証拠はありません。 第一発見者のケチ女房が、リビングを掃除しているときに、壊したのかもしれません。
 ケチ女房の狂言なのか、それともデッカチ君のしわざなのか、ケチ女房もデッカチ君も、私はやっていないとシラを切っています。 アイリーン警部の捜査もむなしく、迷宮入りとなった事件ですが、私はこれまでの経緯から、犯人はぶっ壊し屋の、デッカチ容疑者と確信しています。
 きのうは、3匹いる2ヶ月目のブタが、2匹売れました。 1ヶ月目のブタを仕入れて、1ヶ月間育てて売ったわけです。 2匹で、7,800ペソでした。 もう1匹は、娘ガキの誕生日に、振る舞いの料理として使うそうです。



 きょうは日曜日、バカどもは、リビングでとぐろを巻いています。 午前中、私は部屋で待機します。 カギを掛けて、昼寝でもしているしかありません。


2008年3月17日(月) 晴れ晴れ
1,000ミリグラムの副作用

 きのうは、朝、カステリオスから、 総料理長 が遊びに来て下さいました。 お昼まで、私のビールに付き合ってもらい、いつもすみません。 料亭「たま」の別亭のパーティー以来ですので、久しぶりの再会でした。
 とりとめのない話をして、お昼過ぎに、料理長は戻られました。 すっかり、ビールで気分のよくなった私は、もう寝るしかありません。 ベッドに横になり、起きるともう夕方です。 玄関先に出て、ビールで夕涼みです。
 ビールを飲んでいると、リッキーが、トライシクルで戻ってきます。 おや、めずらしくサングラスなんかを掛けています。 サングラスを外すと、なんとリッキーではありません。 いや待てよ、よく見ればリッキーかな。
 リッキーの面影はあります。 どうしてしまったのでしょう、顔は太っているのに、目が落ち窪んでいます。 いや、まぶたが腫れているのでしょうか。 なにかのタタリか、法定伝染病か、危険です、遠くから眺めましょう。
 アイリーンに、どうしたのだリッキーは、と聞けば、歯が痛いので薬を飲んだのだといいます。 薬で顔が変わるのかと聞けば、そのへんにあった、とっつぁんの薬を飲んだのだといいます。 なんの薬かは、分からずに飲んだみたいです。
 錠剤か粉末かは知りませんが、いちどに1,000ミリグラムも服用したらしいのです。 顔が変わっただけで、よかったというしかありません。 このお国の、強烈な訳のわからない薬を大量に飲み、よく無事でいられたものです。
 今朝も、副作用が消えないのか、太陽が眩しいのか、サングラスを掛けて出かけるリッキーです。



 きょうから1週間、キリスト様のお祭りで、学校が休みです。 リビングでテレビに興じる、勉強を忘れたデッカチ君と娘ガキ。 きょうは、どんな事件を引き起こしてくれるのでしょうか。 内弁慶もいいかげんにして、表で遊んでほしいものです。


2008年3月18日(火) 晴れ晴れ
ささやかな楽しみ

 きのうは、玄関先で、まったりと過ごしました。 まったりと過ごすということは、暇ですよね。 暇なときには、テレビや映画が見たくなります。 でも、タガログ語のテレビや、英語の映画を見ても、言葉が解らないのだから、理解出来ません。
 なにかいい方法はないかと思っていたら、どんなソフトでもダウンロードできる方法があると、教えてくれた人がいました。 しかも、無料で頂けるというのですから、これは使わない手はありません。 映画、テレビ、音楽、ゲームとなんでもあります。
 べつにお勧めするわけではありませんが、方法だけ紹介しておきます。 まず、BitComet (ビットコメット) を、ダウンロードします。 日本語に対応していますので、迷うことはないでしょう。 あとは、トレントファイルを探して、ほしい動画や、ソフトをダウンロードするだけです。
 簡単でしょう、ダウンロードしたファイルは、スタート→マイコンピュータ→ローカルディスク(C:)→ダウンロードファイルの中に入ります。 ダウンロード先のフォルダは、自分で指定できます。
 私は、使っていないローカルディスク(D:)の空き容量がもったいないので、ローカルディスク(D:)の中にフォルダを作り、そこにダウンロードしたファイルが、直接入るようにしています。 いま使っている古いパソコンには、(D:)に19Gも容量がありました。 
 もう、利用させてもらい半年ほど経ちますが、なんの支障もありません。 ただ、通信速度が遅いため、1本の動画を落とすのに、1日掛かります。 それでも、パソコンの容量が許す限りは、落とせますからね。
 動画1本、1時間半から2時間物で、300Mから1Gの容量です。 見たら、片っ端から削除するようにしていますので、容量がいっぱいになるということもありません。 ダウンロードの途中で電源を切っても、続きから始められます。
 そんなことで、私が玄関先で暇をつぶしている間も、一生懸命仕事をしてくれているパソコンです。 こんなことにしか、使い方を知らない私ですが、所詮暇つぶしの道具ですから、これでいいのでしょう。



 なんか、パソコン音痴の私が、偉そうにごたくを述べてしまいました。 無料でのダウンロードですから、違法性もあるのでしょう。 ですので、お勧めは致しませんが、全世界にユーザーがいることも事実です。
 きょうも、玄関先で暇をつぶし、ビールでも飲みましょう。 のんびりと暮らすこと、それが1番です。


2008年3月19日(水) 晴れ晴れ
カレーの魅力

 きのう、アイリーンが、カレーを作ったから見てといいます。 さっそく、台所へチェックに行きました。 グツグツと煮立つ、鍋いっぱいのカレーです。 ちょっと薄いかな、もう少しルウをということで、完成しました。
 昼飯に、カレーライスを食べながら、アイリーンにカツカレーや、エッグカレーの話をします。 わかった、フライと玉子をカレーの鍋で煮込めばいいのね、って違います。 カツや玉子は、トッピングですと説明します。
 カレーは、ひと晩寝かせれば、味が馴染んでおいしくなります。 残りのカレーを、冷蔵庫に入れて保存します。 10皿分ほどもあるカレーです。 2〜3日は、カレー三昧が出来るでしょう。 そんなことで、玄関先で飲んでいると、お客さんが来ました。
 カステリオスの料理長 が、お友達を連れてやって来ました。 しばらくして、 サーファーのSATORUさん も来てくれました。 お友達の方は、将来こちらへの移住がご希望ということで、いろいろと見学されているそうです。
 人が集まれば、お酒になります。 きのうは、飲みすぎて、半分憶えていません。 写真を撮るのも忘れてしまいました。 気付いたら朝、とこんな感じです。 お友達の方からマリカーへと、チョコを頂きました。 ありがとうございます。 
 爆睡をして迎えた朝、カレーでパンを食べようと台所に行きました。 冷蔵庫から、カレーの鍋を出し、火に掛けようとしました。 んっ、なんか鍋が軽い。 ふたを開けて中を見ると、あれあれ、あれれん、底に少しのカレーしかありません。
 おい、アイリーン! 誰がカレーを食べたのだ。 ご丁寧に、鍋底に1皿分のカレーを残して、嫌がらせか。 誰が、カレーを食べたのかは分からないそうです。 なぜ分からないのかといえば、ここのみんなは、カレーが大好物なのだそうです。
 10皿分もあったカレーです。 1人2人のしわざではないでしょう。 今朝、カレーをパンに付けて食べたら、もうそれでお終いです。 クソッ! ラニーは、3皿は食べたでしょう。 デッカチ君が2皿、あと、娘ガキにケチ女房にアイリーンと、なくなるわけです。
 今回も、夢に終わったカツカレーです。 しかし、カレーなんか誰も食べないと思っていましたよ。



 飲み疲れで、体のだるい本日は、昼寝をしてからの活動です。 しかし暑い、寝汗をかいてアルコールを抜きましょう。


2008年3月20日(木) 晴れ晴れ
ホーリーウィークの竹飯

 キリスト様のお祭りなので、とっつぁんが、竹に詰めたご飯を作ります。 ライスとココナッツミルクを混ぜて、竹筒に流し込みます。 竹笹で蓋をして、燃えないように蒸していきます。 味は、ご飯に黒砂糖を混ぜたような味です。
 このご飯の名前は、ツゥピッグと言うそうです。 発音は、2匹のブタの発音です。 べつに意味はありません。 そんな、酒のつまみにもならない物で、玄関先で飲んでいました。 座っていても、汗が噴き出す暑さです。 じっとしているしかありません。
 猫が鳴いていますか、腹でも空かして、餌でももらいにくるのかなと思い、待ちますが来ません。 まだ、鳴き止みません。 声はすれどもですか。 どこにいるのだと、あたりを見廻します。 相変わらず鳴き声はします。
 なにげなく天井を眺めると、いましたよ。 天井の梁(はり)に登って、降りられなくなったバカネコです。 私の頭を見ています。 いま降ろしてやるから、頭の上にだけは飛び降りないでくれよ。 わかったニャ〜って、猫がそんなことを言うか!
 猫が終われば、玄関先に置いてあるブタの餌を、裏庭まで運ばなければなりません。 50キロもある、餌の袋です。 1人ではとても無理です。 おっと、いいのがいました。 タダ飯を喰らっているデッカチ君です。
 デッカチ君を先頭に、なんとか、リビングにかつぎ込みます。 あとは、床を滑らせて、裏庭の出口まで持って行きます。 やっとのことで、出口まで行けば、なんだとっつぁん、そんなところで一服か、いるのなら手伝って下さいよ。
 玄関先に座って、いい汗をかくどころか、猫とブタにいいように使われてしまいました。





 まっ先に、出来上がった竹飯を割り、喰らうラニーです。 アッチッチと言いながら、フウフウと喰らいます。 誰も取らないのだから、ゆっくり食べなさいと言ったところで、一度食べ始めればもう止まりません。 気の済むまで、食べるだけなのでしょう。
 きょうは、春分の日で日本は休みですね。 のんびり過ごして下さい。 私も玄関先で、のんびりしたいと思います。   
 

2008年3月21日(金) 晴れ晴れ
早食い王子

 きのうの朝、カントリー娘になってしまったマリカーが、部屋にやってきました。 タマさん と、この前に来たお友達から預かった、チョコとキャラメルをマリカーにあげます。 取られないように食べるんだよ、マリカー、かわいいな。
 とっつぁんが、これでもかという、フルーツを抱えてきました。 たしかに、驚きの一品です。 娘ガキが抱えますが、デッカチ君の頭より大きいフルーツです。 ランカというフルーツですが、私も、実物を見るのは初めてです。
 とっつぁんの農場に生っていたもので、100ペソでいいよと、とっつぁん。 おい、お金を取るのかい。 まあ、これだけのものです、寄付しましょう。 さあ、ランカの解体が始まります。 解体というに、ふさわしい中身です。
 中身は、動物の肉みたいです。 黄色い実があり、その実をむけば、ランカの種が現れます。 種は、茹でて食べられるそうです。 捨てる部分のほうが、多いのではないでしょうか。 捨てる部分といっても、果肉です。 ブタの上等の餌になります。
 お昼になり、ハンバーガーをパクついていると、タマさんから電話で、バレットでパーティーがあるから、来てくださいとのことです。 分かりました、ということで夕方、バレットへと出かけました。
 みなさんが集まり、宴が始まります。 料理は、おっ、厚焼き玉子があるじゃありませんか。 いつも、食べる前になくなってしまうので、この日は、まず一切れの厚焼き玉子を、口にしました。 カラオケも始まり、宴は盛り上がります。
 さて、カラオケから戻り、厚焼き玉子をふた切れ目、と思ったら、もうありません。 じゃあ、餃子でもと思えば、あるのは皿だけです。 まるで、舐めたようにきれいになっているお皿です。 猫でも、ここまできいには舐めないでしょう。
 席の横をみれば、満足そうな サーファーのSATORUさん の顔が、なるほど、早食い王子がいたのではたまりません。 餃子は、二皿目と、すっかり安心していましたが、一皿目の一個を食べただけの私でした。





 きのうは、お集まりになったみなさん、ありがとうございました。 そして、酔っ払いの私を、家まで送って下さったタマさん、いつも、ご迷惑をお掛けいたしまして、申し訳ありません。 
 さて、きょうは、早食いの練習でもしないといけません。 早飲みなら自信はありますが、早食いを克服しなければ、このフィリピンでは生きていけません。 


2008年3月22日(土) 晴れ晴れ
宙を舞うバトン

 ジリジリと、朝から日差しが、部屋の中に照りつけます。 朝から、30度はあるのではないですか。 コーヒーを飲んでいると、汗が流れます。 クーラーでも点ければいいだろうって、電気代も勿体ないし、自然が1番いいのです。
 きのう、さてそろそろ玄関先で飲む時間だな、と思っていると、リッキーが、新しいウォークマンを持って、部屋にやってきました。 新しいウォークマンといっても、どこかで拾ってきたものでしょう。
 パソコンで、CDから音楽を入れてくれといいます。 パソコンに、ウォークマンを接続して、普通にダウンロードしてやりました。 ところが、ウォークマンの中に、曲がないとの表示が表れます。 なにかが悪いのでしょう。
 普通にやって出来ないことを、それ以上やっても無駄です。 私に、そんな知識も技術もありません。 おそらく、音楽を圧縮しなければならないのでしょうが、無理です。 それより、飲む時間が、なくなってしまうではありませんか。
 玄関先に出れば、娘ガキが、バトントワリングの練習をしています。 クルクルと器用にバトンを廻しています。 手元が狂ったのか、バトンが宙を舞います。 フワッと宙を舞ったバトンは、引力の法則で、私の足の指を直撃します。
 それはもう、指の骨が折れたかな、と思うような痛さです。 まさか、狙ったわけではないのでしょうが、足の上に落ちるということ自体が不思議です。 横では、ケチ女房が、マンゴを完食しました。 アイリーンはサラダです。 ラニーは、爆睡ですね。


 
 暑いきょうは、ビーチにでも行って、バーベキューでもしましょう。 海を眺めながら、ジンでものみましょう。
 

2008年3月24日(月) 晴れ晴れ
人間バーベキュー

 おととい、 カステリオスのタマさん が、お友達を連れて遊びに来てくれました。 お友達の時間の都合もあり、短い時間ではありましたが、楽しくお話させて頂きました。 お土産に、お酒とタバコを頂きました。 ありがとうございます。 今度は、ゆっくりと遊びに来て下さい。
 タマさん達が、帰られたあと、ランディーの住むビーチへ、バーベキューに出かけました。 ランディーのトライシクルに、荷物を積み込んで、さあ、出かけます。 アイリーンとバカ兄妹が一緒です。 それにしても、たくさんの荷物です。
 ビーチに着き、ガキどもは海水浴、私はジンを飲み始めます。 海の家風の、小さな小屋の周りで、炭を熾 (おこ) し、バーベキューをします。 ランディーの家では、スパゲティを茹でています。 食事が出来上がり、みんなでおいしく頂きます。
 食事も終わり、そろそろ帰る時間だろうと思っていると、アイリーンが、小屋に毛布を敷き始めます。 きょうは、ここで寝るのだと言います。 酔っ払いの私です、まあ、いいでしょうということで、満月に照らされた、蒼い月明かりの中、竹の上に寝転がります。
 毛布が敷いてあるとはいえ、竹ベッドの上では身体が痛くなります。 夜の寒さも襲ってきます。 夜中にウトウトしていると、竹ベッドの下から、パチパチと音がしています。 なにかなと思い、竹の隙間から、下を眺めました。 
 すると、竹ベッドの下で、火が燃えています。 アイリーンが、火を焚いているのです。 竹の隙間からのぼる煙にむせます。 なにをやっているのだと聞けば、寒いから火を焚いているのだと言います。
 なにをバカなことを、これじゃ危なくて寝られないだろう。 もう少しで、バーベキューにされてしまうところでした。 ふたたび横になりますが、竹の食い込みと浜辺の寒さで、熟睡はできません。
 そんなことで、ちっとも清々 (すがすが) しくない朝を迎えます。 海で身体を清めようと、海に入れば、これがまた冷たい朝の海です。 海から上がって、しばらく震えていました。 さあ、朝食を食べて、脱兎の如く逃げ帰りましょうね。
 やっとのことで、家にたどり着いたときには、もう、気力も何もありません。 抜け殻です。 休ませてくださいということで、きのうは、1日中寝ていました。





 海の朝は、潮騒の音だけで、さぞ静かなのだろうなと思ったら、そんなことはありません。 早朝から漁に出る、バンカーボートのエンジン音が、海の静寂を打ち破ります。 竹の食い込み、凍える寒さに騒音と、熟睡を妨げる三拍子が海にはありました。
 きょうは、読書でもして午前中を過ごし、午後からは、冷えたビールでくつろぎたいと思います。    


2008年3月25日(火) 晴れ晴れ
タコ坊主 ルピン

 きのう、デッカチ君が、自分の衣類をリビングに撒き散らしています。 撒き散らしているのではなく、どうやら帰る準備をしているみたいです。 ブツブツと念仏のように、文句を言いながら、バックに荷物を詰め込んでいます。
 文句を聞くラニーは、豚の耳に念仏ですから、なにを言われても聞く耳は持ちません。 やっと荷造りが終わり、帰るのかなと思ったら、デッカチ君は、とっつぁんの農場に、雲隠れしてしまいました。 どこまでも面倒を掛ける、大バカ野郎です。
 そのザマを、一部始終見ていた、タカリババアもあきれ顔です。 あきれ顔で私に、タバコ頂戴と、タカリだけは忘れません。 玄関先で飲んでいると、ラニーが、デッカチ君を見なかったかと、私に聞きます。
 あのバカが、オロンガポに帰るために、農場から戻って来るわけはありません。 あきらめなさいラニー。 と、リッキーのトライシクルが、庭先に入ってきます。 リッキーの愛人との息子、ルピンが一緒です。
 また来たか、悪チビ、泣き虫、タコ坊主。 デッカチ君と入れ替わりに、こんどは、お前か。 これは、大変なことになると思い、部屋に戻り、ベッドのマットを壁に立てかけます。 ベッドになんか横になられたら、もう部屋から出て行きませんからね。
 ついにこの日、デッカチ君が、農場から戻ることはありませんでした。 夕方からは、大雨です。 農場で、久しぶりの雨に驚いている、デッカチ君の顔が目に浮かびます。



 今朝、農場から戻ったデッカチ君、さっそく子分のタコ坊主を見つけ、冒険の旅へと出かけて行きました。 冒険の旅といっても、リッキーのスピーカーの搬送を、手伝わされて出かけただけです。 デッカチ君の荷物は、そのままです。
 ひと仕事終えたら、オロンガポに帰ってくれよ、デッカチ君。 みんなの願いです。
 雨上がりのきょうは、いい天気です。 緑の眩しい1日の始まりです。 玄関先に出るしかありません。
 

2008年3月26日(水) 晴れ晴れ
ケチの真髄

 きのうは、巨大スピーカーの貸し出しで、朝から、リッキーとその仲間、弟子のデッカチ君も手伝いに加わりお出かけです。 お昼過ぎに、帰って来ました。 スピーカーの片付けも終わり、玄関先で飲もうかなと思い、表に出ました。
 すると、リッキーが、スピーカーの貸し出しで少し儲けたので、ビールをご馳走してくれると言います。 横にいたケチ女房が、お金を出そうとするリッキーの手から、お金をむしり取ります。 みんな唖然とする中、サリサリへと走るケチ女房です。
 サリサリへと向かうケチ女房の背中が、震えています。 涙をこらえているのでしょうか、戻れば、人数分のビールを買ってきません。 私とリッキーの分、2本だけです。 仕事を手伝った、ランディーやもう1人の仲間は、なにを飲むのでしょう。
 清水の舞台から、飛び降りる決心がついたのか、50ペソを出して、もう2本買ってきてと、デッカチ君に命令するケチ女房です。 小間使いに走るデッカチ君、オロンガポへ帰ることは、もう忘れてしまったようです。
 みんなで飲んでいると、お客さんがやって来ました。 この前、バレットでパーティーを主催された、橋さんご夫婦です。 名字の1字を使わせてもらい、橋さんということで書かせて頂きます。 お土産を、たくさん持って来て下さいました。
 この前のパーティーといい、お土産といい、本当にありがとうございます。 いろいろなお話をさせて頂いて、盛り上がります。 橋さんは、すごく優しい方です。 ついつい、飲みすぎてしまう私です。 失礼は、ご勘弁下さい。
 お土産に頂いたお菓子の一部を、今朝マリカーに、お裾分けさせてもらいました。 よろこぶマリカーです。 また、こちらにお出での際には、寄って下さい。 奥さんに、よろしくお伝え下さい。



 飲みすぎです。 きょうは、ゴロゴロと寝転がって過ごします。 橋さん、ありがとうごさいました。


2008年3月27日(木) 晴れ晴れ
大人の味

 玄関先で飲んでいると、リビングからデッカチ君の鼻歌が聞こえてきます。 リビングを覗いてみれば、風呂上りなのでしょうか、頭にバスタオルを巻いて、ローションを身体に塗りたくっている、大バカ野郎の姿がありました。
 髪の毛もないのに、頭にバスタオルですよ。 この不憫(ふびん)で哀れな姿、本物のオカマです。 そのうち、美容師の学校にでも行って、こちらでは、オカマの職業である、立派な床屋さんにでもなるのでしょう。
 農場に行くよ、とアイリーンが言います。 また、フルーツでも食べたくなったのでしょう。 農場に着けば、使用人のおばさんが、高さが10メートルはあろうかという木に登り、カソイ(カシューナッツ)やサンパウロという、酸っぱいフルーツを落としてくれます。
 5分もしないうちに、カゴがいっぱいになります。 多少のお礼を支払い、農場を後にします。 家に戻れば、ジンがありますので、カソイの黄色い実を絞り、ジンカソイということで、カクテルを頂きます。 カソイの渋みが、大人の味をかもしだします。
 べつに、深酒をしたわけではないのですが、夜、寝ていると、寒気がします。 風邪かテング熱かマラリアかと思っていると、アイリーンが、こちらでは最新式の、3分で測れる体温計を持ってきました。 どれどれと、腋の下に挟みます。
 3分が経ち、体温計を見ると、37.5度です。 アイリーンが、解熱剤でしょうか、持ってきて飲ませてくれます。 薬の量を間違えないようにしないと、この前のリッキーみたく、顔が変わってしまいますからね。
 それで、今朝起きて、体温を測ると、何も改善していません。 頭はフラフラ、身体は熱っぽいままです。 





 きょうは、安静にしています。 なんの病気か分からないというのも、困ったものです。 とりあえず、熱が下がるまでは、おとなしくしていることにします。  


2008年3月28日(金) 晴れ晴れ
発熱の原因

 きのうは、37.5度の体温を維持しながら、1日を過ごしました。 熱のせいか、なにもやる気が起きません。 普段もやる気がないのだろうと言われれば、それはそうですが、それに輪が掛かるのですから、死に体も同然です。
 ベッドに横になって、天井を見ながら、ウトウトするだけです。 寝ようと思うのですが、ガキの洋服が、私の部屋の中にあるために、なんどもガキが乱入してきて、タオルだ、パンツだと、とても寝るどころではありません。
 寝られなければ、玄関先で飲むしかありません。 ビールを買ってきて飲んでいると、いい汗が流れます。 アイリーンが、前の日に農場でもらってきた、酸っぱいフルーツ、サンパウロの炒め物を持ってきました。
 砂糖をまぶして炒めたのでしょうか、甘酸っぱく仕上がっています。 ところでアイリーン博士、私はなんの病気なのですか、と聞いてみました。 博士が言うには、熱が出るのには、それなりの原因があるのだと、ごもっともなことを言います。
 アリに喰われたとか、蚊に刺されたとか、なにかなかったかと私に聞きます。 そういえば、右足のくるぶしのところに、おできが出来て痛みます。 内側のくるぶしの上の部分です。 おできの周りも腫れています。
 おそらく、そこからばい菌が入り、熱が出たのだろうと、もっともらしいことを言うアイリーン博士です。 それでは、私はどうすればよいのでしょうか、と聞くと、いま処方箋を書きますから、その薬を飲みなさいとのことです。
 いままで飲んでいた、解熱剤の薬に加え、解毒剤の薬も追加されました。 あの、博士、副作用で、リッキーみたく顔が変形するということはありませんか、と聞けば、作用があれば副作用はあると、飲んでみなければ分かりませんと、いちいちごもっともなお言葉、恐れ入ります。



 きのうの夜は、薬を飲んで、毛布を被って寝ました。 寝ていると、汗が滴(したた)り落ちます。 シャツを何度も取り替えて寝たせいか、今朝は、熱も下がったようです。 
 きょうも、少し安静にしていないといけませんよね。 まずは、シャワーでも浴びて、汗を洗い流して、さっぱりしなければなりません。


2008年3月29日(土) 晴れ晴れ
お見舞いの特効薬

 きのうこそは、安静にして寝ていようと思いましたが、ガキどもがうるさくて寝られません。 私もおとなしくガキを遊ばせておくほどの、バカではありません。 バカガキ退治の仕掛けを作ります。 強烈な物でなければなりません。
 お菓子のケースから、一口チョコを取り出します。 包みをはがし、チョコを取り出します。 取り出したチョコに、コショウを振り掛けましたが、白くなりすぎて、これではバレてしまいます。 コショウの粉を、溶かさなければなりません。 
 おお、タバスコという優れものがあるではありませんか。 タバスコをぶっ掛けて、なんとかコショウの粉を目立たなくはしましたが、色がいまいちです。 チョコの色に似たものはと見れば、おお、これまた、醤油という優れものが。
 チョコに醤油を垂らすと、もとのチョコの色に復元しました。 う〜ん、我ながらいい出来だと思い、チョコを包み直します。 それを、テーブルの上に置き、ベッドに横になりました。 ガキが忍び込む気配がします。
 ゴソゴソと、そのへんを引っ掻き回し、部屋を出て行きました。 テーブルのチョコはと見れば、まんまとなくなっています。 なあに、文句を言われれば、お前がかっぱらいの犯人か! と怒鳴りつけてやるだけです。
 さて、酒でも飲もうかなと思い、玄関先に行く途中のリビングで、娘ガキが寝そべっています。 娘ガキに、私のおつまみの、すごーく辛いチョコがないんだけれど、知らない? と聞くと、フンとそっぽを向きます。 なんだ、犯人はお前か。
 玄関先で飲んでいると、 サーファーのSATORUさん が、お見舞いに来てくれました。 お見舞いなのに、酒の袋をぶら下げて、まあ、いいでしょう。 風邪の薬ですよと、小瓶に詰めた不思議な液体まで持ってきてくれました。
 中身の正体は、と聞けば、梅紫蘇の3年物だそうです。 お湯で割って飲めば、1発で死んじまうじゃなくて、風邪が治るということです。 きょうの昼にでも、飲んでみましょう。





 きょうは、朝からラニーと娘ガキが、オロンガポへと遊びに行ってしまいました。 理由は、デッカチ君が、ここにいるからだそうです。 そこまで嫌われているデッカチ君です。 きょうは、デッカチ君のために、仕掛けを考えましょう。


2008年3月30日(日) くもり晴れ
ガキのギャンブル場

 きのうは、昼飯を食べたのが、午後の3時でした。 というのも、朝、オロンガポに出かけた、ラニーと娘ガキが、昼飯を買ってくると言って出かけたらしいのです。 午後の3時といえば、玄関先でビールを飲んでいる時間です。
 ビールを飲んで待っていると、帰って来ました。 わずかばかりの荷物を抱えて、お帰りです。 それで昼飯は、と見れば、ひと口ピザとひと口スパゲティと、フライドチキンのセットです。 昼飯と言うよりは、酒のつまみでした。
 つまみを食べながら、ビールを飲んでいると、市場でお祭りをやっているから、見に行こうと言います。 お祭りなど見ても、面白おかしくはないのですが、近所なので付いて行くことにしました。 市場の前の広場が、賑わっています。
 ビールを買って、椅子に腰掛け、みんなの帰りを待つことにします。 1時間、2時間と時は過ぎますが、戻ってきません。 夜店のギャンブルでもやっているのでしょう。 アイリーンとガキどもを見つけ、もう帰るぞと言うと、あと、3分待ってと言います。
 席に戻り、タバコに火を点けます。 タバコを吸い終わりましたが、戻ってきません。 家まで2〜3キロの距離です。 お金も持っていないし、歩いて帰りましょう。 てくてくと、1人家路を急ぎます。 来るんじゃなかった。
 お祭りも、日曜日のきょうが本番だといいます。 きょうも行こうねって、誰が行くか! 



 それにしても、ここのガキどもは、ギャンブルが大好きですね。 まあ、賭け金が1ペソ、2ペソですからいいのでしょうが、どのギャンブルも、当たる確率が6分の1くらいですね。 すぐにお金は、巻き上げられてしまいます。
 当たる確率が、2分の1のギャンブルがありました。 胴元が、テーブルの上の木箱に、玉を右に置きフタをします。 みんなは当然右に賭けます。 ところが、フタを開ければあら不思議、玉は左にあるのです。
 胴元の足元を見れば、なにかボタンのようなものを踏んでいます。 磁石で玉を誘導しているのでしょう。 賭け金の少ないほうが、いつも当たります。 みんな、気付かないわけはないと思うのですが、ガキ相手ですからね、お遊びなでしょう。
 きょうは、どこにも出かけません。 部屋で、寝るだけです。    


2008年3月31日(月) 晴れ晴れ
フィリピンで月15万円稼ぐ方法

 きょうで、3月もお終いですか。 ということは、早いもので、フィリピンに暮らして、もう1年半が過ぎるわけです。 いろいろなことがありましたね。 思い出せないくらいです。 それほど、変化に富んだ生活だったのでしょう。
 衣食住を、日本並みにすれば、それなりのお金が掛かります。 そんなことが出来るのであれば、なにも、こんなところに住む必要はありません。 金銭的に、日本ではギリギリだろうということで、こちらでの生活に踏み切った一面もあります。
 そうすれば、ぜいたくも言っていられません。 暑いなら暑いなりに、涼む方法を考えます。 着る物は、シャツと短パンでじゅうぶんです。 食べ物は、現地の硬い食材で、がまんしなければなりません。 
 倹約して生きること、これでお金が浮くわけですから、立派な職業です。 なにをバカな、と思って頂いて結構です。 日本で、月20万円掛かるところを、こちらで5万円くらいで済ませるわけですから、差し引き、月に15万円の仕事をしていることになります。
 お前は、毎日ブラブラしていていいな、とお思いでしたでしょうが、それが私の仕事だったのです。 ブラブラに、休みはありません。 きょうも、ブラブラしなければと思うと、けっこう重労働なのです。 バカかお前は って、仰る通りです。
 きのうは、お祭りがあるので、ランディーの娘2人も、朝から遊びにきました。 午後から出かける予定でしたが、娘ガキが熱を出したり、ランディーの娘は、デッカチ君にいじめられて泣き出したりと、中止になってしまいました。
 娘をいじめられたランディーは、デッカチ君のデカ頭にゲンコツをくれて、娘を連れて帰っていきました。 帰る途中に、お祭り広場があるので、寄って行ったのだと思います。 またしてもデッカチ君にぶち壊された、お祭りの1日でした。



 今月も、無事に暮らすことが出来ました。 いよいよ真夏のフィリピンです。
 出不精の私も、近くの海や川に出かけることが多くなると思います。
 いろいろな出来事が、今後もあるでしょう。 ひとつひとつ乗り越えていきますので、また見守って頂ければと思います。 今月も、ありがとうございました。

 


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