日記 2008年 5月     



トップへ    

2008年5月1日(木) 晴れ晴れ
祈祷師 ランディー

 5月です。 フィリピンの夏も後半になるのでしょうか。 とはいいましても、まだまだ暑い日は続きます。 身体に気をつけて、今月も暮らしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 きのうは、電線に掛かる木の枝切りということで、1日中停電でした。 ランディーの住むビーチが、お祭りだということで、ビーチに行くことになりました。 さあ、出かけようとすると、門の前に枝切りのトラックが停まっています。
 リッキーのトライシクルが、門から出られません。 作業が終わるまで、待つしかありません。 やっとトラックが移動して、さあ、ビーチへと向かいます。 ハイウェイのいたるところに、枝切りのトラックが停まっています。 電気の回復は、当分無理です。
 ビーチに着けば、なにがお祭りなのか、人もまばらです。 べつに、飲みに来ただけなので、どうでもいいのですが、それにしても暑い。 コバルトブルーに染まる手前の海の向こうには、群青色の海が、水平線まで広がります。
 わずかですが、日本の島も見えたような気がします。 なんの根拠があるのか、ランディーが、ひと雨来るといいます。 いつからインチキ祈祷師(きとうし)になってしまったのだ、ランディー。 炭を熾(おこ)すのが嫌なのだろう。
 なにもない、誰もいないビーチでのお祭りです。 ただただ、飲むだけでした。 もちろん雨など降らなかったことは、言うまでもありません。


 
 家に戻ると、大飯喰らいのラニーがいません。 どこに行ったの、と聞けば、マニラに台湾人の恋人、チェンを迎えに行ったのだそうです。 すると、明日あたり、チェンがやって来るのでしょうか。 
 デッカチ君に、愕然(がくぜん)とするチェンでしょう。 展開が楽しみです。


2008年5月2日(金) 晴れ晴れ
豚の逃走

 きのう午後から、急に雲が出てきて、雷が鳴り出します。 パソコンのコンセントを抜いて、少し昼寝でもと思ったら停電です。 雨でも降るのかなと思いましたが、雨は降りません。 窓からは、涼しい風が吹き込みます。
 部屋の中より、表のほうが涼しいみたいなので、玄関先へと移動します。 なにか足りないなあ、と思えば、ビールがありません。 娘ガキに、ビールを買いに行かせて飲んでいると、マンゴがつまみで出てきます。
 のんびりとくつろいでいると、裏庭で番犬が吠えます。 アイリーンが、裏庭へ偵察に行きます。 ちょっと来て、とアイリーンの呼ぶ声がします。 どうした、面倒くさいな、と行ってみると、なんと、ブタが裏庭を走り回っています。
 捕まえて、ブタ小屋に戻さなければなりません。 しかし、どうやって捕まえればいいのでしょう。 アイリーン博士に聞けば、後ろ足をつかんで、捕まえるのだそうです。 それにしても、チョコマカと逃げ足の速いこと。
 アイリーンが、餌を囮(おとり)にブタを引き寄せます。 むんずとブタを捕まえますが、博士がつかんだのは、耳です。 博士、後ろ足をつかむのではないのですか、と言うと、間違えたの、と、そしてまた格闘が始まります。
 30分も追い回したでしょうか、ブタも弱って動きも鈍くなります。 やっとのことで、後ろ足をつかみ、ブタ小屋へと戻すことが出来ました。 戻ったブタは、死んだように動きません。 心配したほかのブタが、近寄り、身体を舐めてあげています。
 ブタにも愛情があるのですね。 さあ、シャワーを浴びて飲みなおしです。



 きょうは、ネットの接続が朝から出来ませんでしたが、いま繋がったみたいです。 繋がっているうちに、アップをと思ったら、また切れてしまいました。 昼寝でもして、繋がるのを待つしかありません。


2008年5月3日(土) 晴れ晴れ
喧騒と犯罪の街

 きのうは、アイリーンが、オロンガポに買い物に行くと言います。 それで、私に一緒に来てと言います。 荷物持ちですよね。 娘ガキとカッパ少女も、お供することになりました。 私は、行きたくありません。 勘弁して下さい。
 そんなことを言っても、勘弁してくれるはずもありません。 あ〜やだやだと、駄々をこねても許してもらえません。 行けばいいんでしょう、ということで、オンボロバスに乗り込みます。 暑いな、遠いな、オロンガポ。
 喧騒と犯罪の街、オロンガポ。 やっと着いて、昼飯でもと思い歩いていると、偶然か、神の思し召し(おぼしめし)か、荷物持ちが歩いています。 ラニーと台湾人の恋人チェンです。 しめしめ、このまま買い物に付き合わせようとしました。
 ところが、ラニーは、昼飯も食べたし、買い物も済んだので帰る、と言います。 この、薄情者! とは言っても、長旅の疲れもあるのでしょう。 引き止めるわけにもいきません。 まあ、いい、私たちは、とりあえず昼飯を食べることにします。
 ピザ屋に入り、アイリーンが注文をします。 席で待っていると、料理が運ばれてきます。 丸ごとピザに、大盛りスパゲティ2皿、大盛りフライドチキンにトーストパン、ピッチャーに入ったコーラの飲み物。
 なんだよ、食べ切れないだろう。 あまったら、お土産で持ち帰るからいいの、と言います。 まあ、全部で、400ペソだそうです。 1,000円ですよね、買い物をする前から、お土産を抱えなければなりません。
 さあ、メインの買い物です。 場所は、スービック・ベイ内の食品デパート「ロイヤル」です。 重いものは買いません、買わせません。 なんとか持てるほどの買い物をして、帰ります。 帰りも冷房バスには乗れず、オンボロバスでした。
 家に戻れば、チェンとデッカチ君が、和気藹々(わきあいあい)と食事をしています。 まだ、デッカチ君の恐さを知らないのでしょう。 私にお土産だと、100ペソのワインを振る舞うチェンです。 涙が出ますね、100ペソのワイン。


 
 買い物で、クタクタです。 きょうは、誰がなんと言おうと、どこにも出かけません。 さて、昼寝でもします。


2008年5月4日(日) 晴れ晴れ
市場でシゴキ

 きのうは、誰がなんと言おうと、どこにも出かけない予定でした。 午前中、部屋に鍵を掛けずにいると、1人、2人とガキが入ってきます。 最後には、デッカチ君が来て、部屋をかき混ぜます。 出て行け! と言っても出て行きません。
 私が、出て行くしかありません。 ちょうどアイリーンが、市場へ行くと言うので、付いて行くことにしました。 すると、バカ連中も表に出てきます。 バカ連中も行くのなら、私は行きませんよ、と言うと、娘ガキ1人だけだと言います。
 リッキーのトライシクルで、まず、ブタの餌を買いに行きます。 50キロのブタの餌です。 店員とリッキーとで、トライシクルの荷台に積み込みます。 次に市場です。 アイリーンが、ちょっと来て、と言います。 荷物持ち という言葉が、頭にピーンと浮かびます。  
 市場の中を歩き廻ります。 ちょこちょこと買い物をした品物は、全部私が持ちます。 パパイヤやパイナップルも丸ごと買います。 野菜も買い込みますから、重さでビニール袋が手に食い込みます。 あまりの重労働に、私のサンダルも、鼻緒が切れてしまいました。
 娘ガキは、はぐれてしまい、重い荷物を手に、探さなければなりません。 午前中から、このシゴキです。 いったい私が、何をしたというのでしょう。 バカ連中が、部屋を占領したのは、こういう作戦だったとでもいうのでしょうか。
 だとすれば、首謀者はアイリーン。 私が、部屋でゴロゴロしているので、健康のために連れまわすとは、なんという慈悲深いお心、ってそんなことはありません。 人混みの中での連日の荷物持ちに、すっかり風邪をひいてしまいました。



 オロンガポで、バンザイをしているのか、鉄棒にぶら下がっているのか、と思うような格好で、バイクを運転している人がいました。 チョッパーハンドルなのでしょうが、物事には限度というものがあります。
 イージーライダーの映画でも、そこまで凄くはありませんでした。 新しく、クレイージーライダーの撮影を、フィリピンでやっているのでしょうか。 それにしても、トロピカルなお国です。
 きょうは、川へ洗濯じゃなくて、食事に行く予定です。 台湾人のチェンも初めての川でしょう。 あれ、荷物持ちは、また私なのでしょうか。
 

2008年5月5日(月) 晴れ晴れ
チェンは台湾へ

 きのうは、川で食事会をやる予定でした。 アイリーンに、何時に出かけるの、と聞けば、中止とのことです。 とっつぁんが、忙しくて来れないからだそうです。 とっつぁんが来たって、川魚を獲って焼くだけですよ。
 ラニーの恋人、台湾人のチェンが、今朝の飛行機で台湾に帰ります。 きのうの内に、マニラに行かなければならなかったので、川での食事会どころでもなかったのでしょう。 ラニーは、帰り支度のために、ガキどもを連れて市場へ買い物です。
 市場へ行って、いなくなったはずのガキどもですが、家の中で泣き声がします。 だれかな、と見れば、カッパ少女です。 アイリーンが、どうしたの、と聞けば、どうやらトライシクルに、乗り遅れたみたいです。
 子供の数くらい、確認して出かけて下さいよ。 まだ、市場に置いて来られなかっただけでも、幸いでした。 泣きやますには、お菓子をあげるしかありません。 まさか、お菓子が欲しくて、泣いているわけでもないでしょう。
 帰り支度が出来て、チェンともお別れです。 いまごろは、飛行機の中でしょうか、チャイナエアラインは危険だと言っていました。 本国の人間でも恐れるチャイナエアラインです。 安いからと乗れば、安物買いの銭失いでは済まないことになります。
 リッキーが、顔を見てくれと、ケチ女房と部屋に来ました。 おお、その懐かしい顔は、確か薬物副作用の顔。 顔全体が、むくんでいます。 また、歯が痛いので、とっつぁんの薬を大量に飲んだのでしょう。
 アイリーンがひと言、化け物! 私もひと言、とっつぁんの薬は、痛風の薬だろう!



 きょうこそは、川に行きます。 のんびりと川辺で、昼寝でもしながら過ごしたいと思います。
  

2008年5月6日(火) 晴れ晴れ
大自然の味

 きのうは、ハイウェイの橋桁の下の川辺で、バーベキューです。 家からトライシクルで、2分ほどのところです。 晴天の中、リッキーのトライシクルが、2往復して、食料やガキどもと、私達を川辺まで運びます。
 とっつぁんのリヤカーや水牛はいますが、とっつぁんの姿がありません。 川で魚でも獲っているのでしょう。 さあ、火を熾(おこ)して、肉を焼きましょう。 私は、ジンを飲みながら、風景を楽しみます。



 アイリーンが、焼き場を担当します。 肉とウインナーを焼くだけですから、さほど時間は掛かりません。 飯を食べていると、とっつぁんが、網を持って戻ってきました。 網から、小魚を拾います。
 みんな風邪気味なので、小魚の特製スープを作るそうです。 見ていると、沸騰したお湯に、野菜と小魚をぶち込んで、塩と味の素で味を調えるだけです。 最後に、カンコンという、ホウレン草みたいな葉っぱを入れて、しんなりとしたら出来上がりです。
 椰子の器に盛ってもらい、頂いてみます。 口に含んだ感じは、すまし汁といった感じでしょうか、生臭さはまったくありません。 小魚や小エビのだしがほどよく効いて、これに餅を入れれば、うまいお雑煮になる、といった感じの味です。




 
 食べたあとは、お昼寝です。 ガキどもは、川に浸かり遊びます。 遊ぶついでに、食器や鍋を洗わせます。 ガキどもの遊ぶ上流では、水牛がフンをしていますが、そんなことを気にするガキどもではありません。
 しばらく昼寝をして、日が傾いたころ、家へと戻りました。 


 
 小魚スープは、大自然の中だから食べられるのであって、家で出されたら、なに、この金魚スープは、ということになると思いますよ。 たまには、自然に触れるのもいいものです、って毎日、自然の中で暮らしている私です。
 きょうは、出かけません。 足の筋肉が痛いですよ。 ゆっくり、のんびり、玄関先で涼みます。
 

2008年5月7日(水) 晴れ晴れ
目の前の大惨事

 きのう部屋で、昼飯のツナバーガーを食べようとしたところ、ドォーン、ドドドンとハイウェイから鈍い音がします。 アイリーン警部、事故だ急げ! 窓からハイウェイを見ると、大型タンクローリーを引いたトレーラーが、徐行しています。
 まさか、大型トレーラーが、人でも轢(ひ)いたというのか、腰のホルスターに38口径の水鉄砲を収めながら、状況を判断します。 門のところに、1人倒れています。 ハイウェイにも、人が転がっています。
 表に出ると、どうやら2人が撥(は)ねられたようです。 門のところに倒れている人は、頭から血を流しています。 ハイウェイに倒れた人は、20メートルは引きずられたみたいで、顔の半分が、血だらけです。
 けが人を、トライシクルに乗せて、病院に運びます。 その間、大型トレーラーは、徐行しながら逃げようとしていますが、100メートルも行ったところで、止められてしまいます。 怪我人の1人は、顔の右半分が潰れた状態で、脊椎も骨折しているそうです。 
 街医者では無理なので、オロンガポの病院に搬送されたということですが、おそらくダメでしょう。 事故の原因は、トレーラーが歩道に突っ込んできたことにあります。 居眠り運転以外のなにものでもありません。
 もし、人を轢いていなければ、私の家に激突していたでしょう。 ポリスが来ますが、現場検証も何もしません。 目撃者の話を聞いて、それでお終いです。 タンクローリーを運ぶような会社なので、賠償金には問題がないのでしょう。
 現場は、隣のサリサリのトライシクル待機場でした。 リッキーなんかも、よくそこでたむろしているのですが、この日は、家にいました。 アイリーン警部の聞き込みと、現場の写真を総合すると、凄惨(せいさん)な事故の様子が浮かび上がります。
 下左写真の、白い線が、普通に車が走るところです。 なにを思ったか、黄色の線に、トレーラーが突っ込んできます。 青い印の人を、矢印方向へと巻き込んでいくわけです。 もし、人がいなければ、私の家に、直撃していたでしょう。 以上が全容です。
 




 撥ねられた人は、リッキーの近所のトライシクル仲間です。 1日も早い回復を、お祈りいたします。 まるで、暴走トラックが襲ってくる映画、「激突」のワンシーンのようでした。 なんで毎日、こうなるのですかね。
 きょうこそは、何もないことを願いながら、玄関先でのんびりしたいと思います。  


2008年5月8日(木) 晴れ晴れ
雨の日の午後

 最近は、午後から曇って雷という日が多くなりました。 きのうも、昼から雷が鳴り出し、雨が降ってきました。 雨が降れば、部屋の中より表のほうが涼しくなります。 玄関先で涼もうと、玄関先に行けば、アイリーン博士が、米を広げて作業をしています。
 話をする前に、サリサリでビールを買わなければなりません。 サリサリから戻る途中、庭にヤギが繋がれています。 番犬が、ヤギのぬいぐるみでもかぶり、驚かそうとしているのでしょう。 その手には乗りませんよ、番犬君。 
 玄関先に戻り、ビールを飲みます。 ところで博士、お米を広げて何をしているのですか、と聞くと、とっつぁんから、お米を1袋もらったので、米のゴミを取っているのだそうです。 とっつぁんにお金でも貸したのか、と言うと、そんなことなぜ分かるの、と。
 しばらくすると、ガキどもが昼寝から起きて来ました。 私のつまみのえびせんを、あっという間に食べてしまいます。 食べるのはいいのですが、頂戴のひと言がありません。 かっぱらい癖のついてしまったガキには、頂戴などという言葉は、もうないのでしょう。
 博士、あのヤギは犬ですか、と聞くと、そうよ、とあっさり答えます。 博士、それでは話が進まないではありませんか。 私の話など、聞いていないのでしょう。 細かい作業をしているので、話をするどころではないのかもしれません。
 怒らせて、米でもぶち撒けられたら、拾うのが大変です。 博士、なぜヤギは、パンツを履かないのですか、キッと睨(にら)む博士です。 やめましょう、お米を拾うのは私です。 おとなしく飲んでいれば、誰にも文句は言われません。
 ヤギに、えびせんをあげましたが、食べませんでした。 犬と猫は、喜んで食べます。 ヤギは、生野菜しか食べない、ベジタリアンなのですね。



 きのうは、平和な1日でした。 毎日、こんな日が続けばいいのですが、そうもいかないのでしょう。 きょうも平和のために、玄関先で、往き交う女を監視しなければなりません。


2008年5月9日(金) 晴れ晴れ
お国の将来を憂(うれ)う

 日記を書いていたら、パソコンがフリーズしてしまい、すべて消えてしまいました。 また、1から書くのかと思うと、面倒ですよね。 きょうは、短めでお終いにしたいと思います。 
 朝からガキどもが、部屋に乱入してきて、何も出来ません。 外で遊べばよさそうなものですが、家の中に閉じこもりです。 夏休みになって、1ヶ月半経ちますが、隣のサリサリ以外は、1歩も表に出ないガキ老人です。
 友達でも遊びに来れば、出かけるのでしょうが、かわいそうに、友達の1人も遊びに来ません。 家の中でやることは、テレビと昼寝とかっぱらいです。 私の部屋からは、お菓子をかっぱらい、隠れもせずに堂々と食べています。
 アイリーンの財布からは、小銭をかっぱらい、アイスキャンディーを舐めます。 アイスがなくなれば、また小銭をかっぱらいます。 ラニーの財布からは、お札がなくなりました。 かっぱらったのは、デッカチ君です。
 他人様の家に、世話になっている分際で、このザマです。 大自然が、すぐ目の前にあるというのに、なぜ大自然と戯(たわむ)れないのでしょう。 毎日、悪さをして文句を言われて、何が面白いのか、このマゾガキどもは。
 外で暴れて、問題でも起こしてこい! この内弁慶。 表に出る勇気もない、小心者です。 かといって、勉強しているところなど、見たこともありません。 こんなガキが、大人になってお国を支えるわけですから、お国の将来知れたものです。



 将来、番長になるであろうマリカーは、まだ、かっぱらいを覚えていません。 マリカーには、投資をして、ご機嫌を取っておかないと、将来、大変なことになる気がします。 なにせ、ビコール家の娘です。
 さて、きょうはアイリーンが、オロンガポへ行くと張り切っています。 荷物持ちは、誰になるのでしょう。 私は、行きませんよ。 
 

2008年5月10日(土) 晴れ晴れ
孤独な少年

 きのうは、みんなでオロンガポへお出かけです。 デッカチ君が嫌で、みんなで出かけたのです。 家に残ったのは、私とケチ女房とおっかさんです。 おっと、もう1人、仲間はずれのデッカチ君もいました。
 デッカチ君が悪さをしたので、ラニーが注意をしたところ、ラニーの首を絞めにかかったと言います。 それで、デッカチ君などとはいられない、ということで、みんなでオロンガポ、ということになったわけです。
 悪さばかりしているのであれば、デッカチ君のオヤジに引き取りに来させれば、と言うと、オロンガポのオヤジも、そんな奴はいらないと、引き取りを拒否しているそうなのです。 困った問題児の、デッカチ君です。
 玄関先で、お酒を飲む時間がきました。 玄関先に出てみると、おや、これまたデッカチ君、ぽつねんと1人、さみしそうに空を見上げています。 ビールを買いに行き、デッカチ君など無視をして、寡黙(かもく)に飲みます。
 ケチ女房が、イカの炒め物をつまみに出してくれます。 孤独に耐える、おしゃべりデッカチ君です。 夕方になり、庭の掃除を始めたデッカチ君、また火遊びでもするのだろう、と見ていると、集めたゴミに火を点けます。
 部屋に戻り、ひと眠りしていると、デッカチ君の声で目が覚めます。 みんなが帰ってきたので、一気に喋りまくる、おしゃべりデッカチ君です。 うるさい野郎です。 おいおい、嫌われているのに気付けよ、このスットコドッコイ! ですよね。



 きょうは、なにをしようか、と思っても、なにもすることがありません。 これでいいのです、この、のんびりが大事なのです。 きょうも、事件がないことを願いながら過ごします。
 

2008年5月11日(日) 晴れ晴れ
見て スイムウェア

 きのうは、缶ビールを飲みました。 アイリーンが、オロンガポから買ってきたものです。 いつも、安いビールを飲んでいるのだから、たまには、高いビールを飲みなさいと、なんてやさしいのでしょう。
 缶ビールを見ると、レッドホースです。 缶ビールが高いのは分かりますが、いつもの安ビールと銘柄が同じでは、味も一緒で、割高な分だけ損でしょう。 いいんです、こういうものは気持ちです。 うまいなあ、レッドホースは。
 裏庭で、アイリーンの呼ぶ声がします。 なんか、わけの分からないフルーツを切っています。 なにそれ、と聞くと、ガバノというフルーツだそうです。 とっつぁんが、農場から採ってきたみたいです。 甘くて、私には食えませんでした。
 ドリアンにしても、ランカにしても、こういう大きなフルーツは、中身が気持ち悪いですよね。 ドリアンは、鳥のモモ肉みたいだし、ランカは、小動物の内臓みたいです。 このガバノも、見ての通りです。



 裏庭にいる、この前産まれた仔犬は、もう、ヨチヨチと歩いています。 仔猫は、寝ていますね。 まだ歩かないでしょうね。 いまのところ、みんな元気に育っています。 さて、玄関先に戻りましょう。
 気持ちよく飲んでいると、パパァ見て、とデッカチ君の太い声が、振り向くといつものパターン、オカマデッカチが、これでもかとポーズをとっています。 バカか気違いかアンポンタンか、親も見捨てるわけです。
 しばらくすると、また、パパァ見て、スイムウェア、ってぶちのめしてやろうかい、このかたわ!(差別用語ですが、悪気はありません) だから、君のパパの前でやりなさい。 そして、げんこつで殴ってもらい、頭をより巨大にしなさい。
 


 きょうも、リッキーは朝帰りです。 べつに、徹夜で仕事をしているわけではありませんよ。 愛人宅で過ごしているだけです。 そのうち、ケチ女房に、半殺しにされるはずです。 なぜか今朝、デッカチ君に当り散らすケチ女房でした。
 きょうは、さっそく花瓶が割れたみたいです。 あとで、現場検証です。 物は大切にしないといけません。 さて、ホルスターに38口径でも収めて、現場に向かいますか。 



トップへ