日記 2008年 6月     



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2008年6月1日(日) 晴れ晴れ
トゲ事件

 月が替わり、きょうから6月です。 最近は、雨が降ったり、カンカンに晴れたりと、不安定な天気が続いています。 乾季から雨季への移り変わりの時期なのでしょう。 気温の差もありますので、体調を崩さないように、今月も生活いたします。

 きのうは、リッキーと愛人の子供で、エンジェルという女の子が顔を見せてくれました。 一時期、足からばい菌が入り、一命を取り止めた、あのエンジェルです。 エンジェルのお兄さんが、タコ坊主のルピンですね。
 そんなかわいいエンジェルやマリカーの、お昼寝をするマットレスが、玄関先に天日干しされています。 玄関先でビールを飲みながら涼んでいると、デッカチ君と落第生のアディンが、マットレスにまたがり、何かをしています。
 そのときには、マットレスをむしっているのだろう、くらいに思っていました。 チビガキどもが遊び疲れて、お昼寝の時間になり、マットレスをラニーが取り込みます。 そのとき、チクリときたのでしょう。
 ラニーがリビングで、マットレスを調べます。 すると、トゲがマットレスに埋め込んであります。 カラマンシーの木のトゲですね、つまようじほどの大きさがあります。 それが、10数本埋め込んであるのです。
 悪い大バカ野郎どもでしょう。 ラニーが血相を変えて怒ります。 しかし、やっていない、と言う大バカ野郎どもです。 このバカ、私がきっちり目撃しているのだ。 ラニーに、こいつらがやったことを教えてやります。
 ほんとうに、危ないですよね。 いたずらでは済みません、もしマリカーにトゲが刺さっていたら、大バカ野郎どもは、ビコールワイフに、めった打ちの生殺しにされていたでしょう。 一命を取り止めた、大バカ野郎どもです。



 きょうは、ランディーの次女の、カッパ少女の誕生日だそうです。 なので午後から、ランディーの住む海辺へ行きます。 誕生日ですからね、飲まないわけにはいきませんよね。    


2008年6月2日(月) 晴れ晴れ
ランディーの女房は先生

 きのう、カッパ少女の誕生日パーティーを、ランディーの住む海辺でやる予定でしたが、中止になりました。 カッパ少女の本当の誕生日は、きょうだそうです。 なぜ、きのうやることにしたのかといえば、ランディーの女房の都合です。
 ランディーの女房は、小学校の先生です。 夏休みもそろそろお終いなので、きょう学校へミーティングに行くことになっていました。 それで、前倒しをして、きのう誕生パーティーを行うはずだったのです。
 ところが、ミーティングが中止になったとかで、きょう女房はお休みになりました。 それなら、カッパ少女の本当の誕生日である、きょうやりましょう、ということになり、きのうは中止となったわけです。 
 きのうの朝、なんか家の中が静かです。 野太いバカ声がしません。 そうです、デッカチ君がいないのです。 アイリーンに、バカオカマはどこへ行ったの、と聞くと、オロンガポに制服を作りに行ったと言います。
 また、戻ってくるのか、と言えば、たぶんね、とアイリーン。 カッパ少女のパーティーが延期されたので、みんなでオロンガポに行くといいます。 誕生日のケーキや、娘ガキの勉強道具を買いに行くといいます。
 昼からみんなが出かけたあと、私は留守番です。 玄関先でビールを飲み、シャワーを浴びて、ひと眠りしようかなと思ったら、ブタの鳴き声がします。 おや、誰もいないということは、私ですね、ブタの世話をするのは。
 電動ポンプを稼動させ、上半身裸でブタ小屋の掃除です。 飛び散る水しぶきで身体が汚れます。 せっかくシャワーを浴びたのに、ブタのフンにまみれます。 やっとのことで、ブタとの格闘を終え、シャワーをして飲みなおしです。 



 どうしたデッカチ君は、きょうになっても戻って来ませんよ。 アイリーンに言わせると、こちらへの引越しの荷造りで、時間が掛かっているのでしょうと、なるほど的を射た答えです。
 きょうは、ビーチに行かなければなりません。 家に残っていると、ブタ小屋の掃除をしなければなりませんからね。 それにしても、やはり夏です。 朝からきつい日差しが、射し込みます。 まだまだ暑いフィリピンです。 
  

2008年6月3日(火) 晴れ晴れ
飛んで火に入るデッカチ君

 きのうは、カッパ少女の誕生日だったのですが、朝からすごい日差しです。 アイリーンが、暑いから行かないと言います。 海辺の強烈な日差しは、お肌の大敵です。 プレゼントのケーキは、持って行かなくていいんですか。
 行かなければ、向こうから取りに来るでしょうと、まあ、それもそうですね。 行かないのであれば、お昼寝をしましょうと、ベッドに横になっていました。 すると、日本からのお客さんが見えられました。
 バリオ・バレットのスズキホテルに、1週間ほど滞在しているので、遊びに来て下さったそうです。 まあ、飲みましょうということで、ビールで乾杯です。 飲んで話をしていると、門からボーリングの玉が転がってきます。
 酔ったかな、いや待てよ、とよく見れば、やって来ましたデッカチ君。 こうなれば、飲むしかありません。 お客さんの持って来てくれたウイスキーを、失礼しますと開けて頂きます。 効きますね、昼間のウイスキーは。
 ボトルを、私一人で半分も飲んだころ、お客さんは、バスでホテルへと戻られました。 また、こちらのほうに来られましたら、遊びに来て下さいね。 ありがとうございました。 お客さんが帰られたあとは、爆睡です。
 爆睡から目が覚めて、台所に行くと、ランディーがいます。 カッパ少女の、ケーキをもらいに来たのですね。 冷蔵庫からケーキを出すと、半分しかありません。 誰が食べてしまったのか、ってバカ兄妹しかいませんよね。
 デッカチ君の住まいは、裏庭の小屋です。 こちらの学校に通うのだそうです。 他人様の家に住みついて、タダ飯を喰らい、親の監視の目から逃れて、自由になったと思っているのてしょうが、重大なことを見落としていませんか。
 君の小屋の隣には、天敵のビコールワイフが住んでいるのですよ。 いつかは、ワイフの逆鱗(げきりん)に触れて、半殺しの目に遭うのだということを。 



 きょうも暑くなりそうです。 冷えたビールでも飲んで、暑さをしのぐしかなさそうです。
 

2008年6月4日(水) 晴れ晴れ
リッキーのお友達

 NASA公式の火星の地上写真に、人影を発見、とイギリスの新聞が発表したそうです。 こちらに写真 が、載っています。 このフィリピンにも、人間が住んでいるわけですから、火星に人影を見つけたとしても、おかしくはありません。
 よく見れば、ビックフットだと、このHPの管理人さんは書いています。 そういえば、秘境の地、フィリピンのアブラという山奥で、雪男と食事をしたというリッキーがいました。 アブラは、ケチ女房の実家です。
 さっそく、この火星の人影をリッキーに見てもらいました。 懐かしいのか、そう、こいつと飯を喰ったと、涙声でいうリッキーです。 アブラは、標高の高い極寒の地です。 火星もまたツンドラの地です。
 アブラのような極寒の地では、身体が思うように動かせません。 自然と、精神の力に頼ることになります。 精神を鍛えれば、不可能はありません。 やがて、肉体が空を飛び、瞬間移動が出来るようになります。
 ちょっと火星に旅行にでも行こうかなと、行った先で撮影されたのが、アブラでも山奥の、魔境の人間なのです。 もちろん、アブラの特殊能力を持つ人は、きびしい寒さと修行のために、全身が、毛でおおわれています。
 ケチ女房も毛深いことは、いうまでもありません。 たびたび各地で目撃される、空飛ぶ人間、フライング・ヒーマノイドやビックフットは、アブラの特殊能力者なんですね。 リッキーが目撃して、食事までしているのですから、間違いはないでしょう。
 おっと、こんなバカなことを書いている場合ではありません。 きょうは、お客さんが来て下さる日です。 準備をしなければなりませんね。
 


 きょうは、みなさんが集まりますから、楽しい1日になるのでしょう。 失礼のないようにしなければなりません。 この様子は、明日お伝えいたします。
    

2008年6月5日(木) 晴れ晴れ
久しぶりの大宴会

 きのうは、集まりましたね。 大宴会でした。 カナダからは、孝ちゃんさん、マニラからは、 キャプテン・サントさん 、日本からは、強面(こわもて)の謙さん、近場からは、総料理長の タマさん にサーファー王子の SATORUさん です。
 それぞれに、お連れの方がいらっしゃいますので、大人数での宴会となりました。 皆さん気のいい方ばかりですので、気を遣うこともなく、楽しく時間は流れていきます。 遠いところからのお越しで、本当に、ありがとうございます。
 この季節は、ハエが多いですから、とっつぁんの農場から、ハエタタキ女を呼んで、ハエを追い払ってもらいます。 ウエイターとウエイトレスは、デッカチ君と娘ガキです。 マスコットには、マリカーを置いてみました。
 風船が膨らむように、宴は盛り上がります。 いつ爆発するのか、と思っているころ、海に行こうとガス抜きが入ります。 サントさんとタマさんが、お連れの方と海に出かけたのでしょうか、案内人には、デッカチ君をお供させます。
 残った人は、お酒を飲む方ばかりですね。 海よりお酒なのでしょう。 飲みますね、飲みましたね。 そのうち海から戻ってきた、総料理長が、特製のヤキソバを作って、皆さんに振る舞います。 絶妙なソースの味が見事な一品です。
 早いですね、お帰りの時間がきました。 孝ちゃんさんとサントさんが、料亭「たま」に寄られるということで、先に帰られました。 謙さんとSATORUさんが残ります。 ということは、2次会ですか。
 飲んだついでです、飲みましょう。 ということで、楽しい1日は暮れていきました。



 孝ちゃんさん、皆さん、ありがとうございました。 たくさんのお土産まで頂きまして、恐縮しております。 機会がありましたら、またいつでも遊びに来て下さいね。 本当に楽しい1日でした。
 きょうは、3次会があるみたいです。 臨むところです、飲みましょう、盛り上がりましょう。 


2008年6月6日(金) 晴れ晴れ
夏最後のプール

 きのうは、いつも懇意にして下さる、長期滞在の日本人の方のお誘いで、プールでの食事会でした。 集まったメンバーは、オロンガポの謙さん、総料理長の タマさん 、サーファー王子の SATORUさん 、あとチンさんも来ていましたね。
 皆さん、ご家族連れですので、これまた大人数で賑やかです。 料理は、総料理長が取り仕切ります。 まずは、サバの缶詰って、勘弁して下さいよ。 出鼻はくじかれましたが、炭を熾(おこ)し、調理に入る料理長です。
 釜茹でうどんやバーベキューを食べながら、青空の下、お酒を頂きます。 効きます、炎天下のお酒。 子供達は、プールで水浴びです。 もう夏もお終いなのでしょうか、プールは、人影もまばらで、貸切状態です。
 のんびりしていて、いいですね。 ついついお酒も進みます。 少し酔ったかなと思うころ、豚汁が出されました。 あれっ、タケノコが入っている、と言う早食い王子です。 やめなさい、それはダイコンでしょう。 タマさん、すみません。
 こちらの食材は、小さくて硬いものが多いのですね。 暑さで水分がとんで硬くなるのでしょうか、野菜は小振りなものが多いですよね。 さあ、時間がきてお開きです。 皆さんは、お車で、私は、オンボロバスで帰ります。
 オンボロバスに揺られて1時間、やっと家に到着です。 もう、何もする気になれません。 そのまま床に就きました。 いつも酔って、皆さんにはご迷惑をお掛けしています。 反省していますので、ご勘弁下さい。



 そんなことで、皆さん、ありがとうございました。
 きょうもギンギラギンの空です。 暑くなりますよ。 玄関先で涼むしかなさそうです。 
  

2008年6月7日(土) 晴れ晴れ
白いダイヤと赤いダイヤ

 きのうは、おとなしく玄関先で涼んでいました。 缶ビールに、おつまみは辛子明太子です。 お土産で頂いた辛子明太子は、貴重品ですので、一気には食べません。 数日に分けて、楽しみながら頂きます。
 辛子明太子を食べていると、ラニーが、カニを持ってやって来ました。 カニのほうが美味しいからと、私に勧めます。 おいコラ! そんな小さな、スープのダシにもならないようなカニの、どこが辛子明太子よりうまいというのだ。
 食べる部分のほとんどないカニを、これまた器用に食べるラニーです。 苦労して食べるから、うまく感じるのでしょうね。 タラバガニなんかを、ポンと置けば、びっくりして腰を抜かすのではないでしょうか。
 夏休みも終わり、来週からガキどもは学校ですね。 オロンガポのデッカチ君は、まだ帰らずにいますので、こちらのハイスクールにでも通うのでしょうね。 住まいがどこでも、お金を払えば、学校は受け入れてくれるのでしょう。
 アイリーンが、肥料を買うから付き合ってと言います。 なんの肥料かと聞けば、田んぼの肥料だと言います。 もう苗は、人に頼んで植えてあると言います。 博士、こんどは米作りですか、よく次から次へと。
 田んぼは、すべて小作人に任せるそうです。 どうせ、とっつぁんの水田の、休耕地を借りての米作りです。 小作人も、とっつぁんの知り合いでしょう。 博士は、白いダイヤで、米御殿でもと、夢見ているのでしょう。



 夕飯は、赤いダイヤのイクラです。 酢飯で、お寿司にして頂きました。 きょうは、イクラ丼にして頂きましょう。 きょうも日本の味で、舌鼓を打ちながら過ごします。
 

2008年6月8日(日) 晴れ晴れ
見捨てられたデッカチ君

 あさっての火曜日から、学校が始まります。 明日の月曜日はお休みです。 これは、12日の独立記念日の祝日の分で、学校はお休みになります。 学校が始まれば、静けさが戻るでしょう。 それにしても、夏休みの2ヶ月は長すぎます。
 マリカーも、幼稚園に行くことになりました。 でも、洋服がありません。 そこできのう、アイリーンとラニーが、マリカーを連れて、オロンガポへ買い物に行くことになりました。 勉強道具も買ってあげます。
 さて、みんなが出かけて、玄関先でビールを飲みながら涼みます。 家の中には、おっかさんとケチ女房、それに娘ガキがいます。 デッカチ君は、兵糧攻めに遭っていますので、ビコールの農場を手伝いに行っています。
 デッカチ君の食事は、ビコール一家が面倒をみているのですね。 もう、ここの家族には、完全に見放されています。 オロンガポの親父が、学費を払わなければ、ハイスクールには通わせません。 となると、勤めるしかありませんね。
 それが嫌なら、オロンガポへ帰れ、ということになります。 オロンガポの実家にしたって、こんなバカ野郎は、帰ってきてほしくないはずですから、案外、学費を出すのかもしれません。 まあそのうち、大問題を起こすのでしょう。
 気になりますので、いま確認したところ、親父は、こちらの学校に学費を払ったそうです。 見捨てましたね。 親父に見捨てられ、ここの家族には見放されたデッカチ君です。 もう帰るところはありません。
 母親のラニーにしても、親権者ではありませんので、食費をもらわなければ、デッカチ君の食事は作りません。 あたり前です、ラニーに包丁を突きつけたバカですからね。 そこまでする必要はありません。
 あとは、ビコール一家がどう出るかですが、甘くはありませんよ。 学校に通えば、農場で働けません。 働かない者に、食事を与える一家ではありません。 八方塞がりだデッカチ君、どうするのだ。



 マリカーを連れて、アイリーンとラニーが戻ったのは夜です。 ガキ兄妹には、お土産などもちろんありませんが、私にもハンバーガー1個だけです。 マリカーのために出かけたのですから、しょうがありませんね。
 きょうも朝からデッカチ君は、ビコール家のお手伝い。 オロンガポへ帰ったほうがいいぞ、デッカチ君。
 

2008年6月9日(月) 晴れ晴れ
雨季到来

 日本は、もう梅雨なのでしょうか。 日本の雨は、しとしと と上品に降りますよね。 こちらの雨は、突然降りますからね。 それも、短期勝負だといわんばかりに、ものすごい降り方をしてお終いです。 
 雨が上がれば、さっきまでいたハエの数が減ります。 強烈な雨に、叩き落されるのでしょうね。 雨粒に手をかざせば、雨粒が皮膚を刺します。 バチバチバチッとトタン屋根を叩きます。 ひとたまりもありません、穴だらけになって雨漏りです。
 凶暴な雨です。 そんな雨が、これからの雨季の時期、毎日のように襲ってくるのです。 雨の日に表を歩くのなら、鎧を身に着けるといいでしょう。 これから、フィリピンを訪れる予定のある方は、鎧カッパを用意されたほうがいいでしょう。
 きのうも、別にどこに出かけるわけでもなく、玄関先でビールです。 暇ですね。 飲み屋にでも行きたいですね。 でも、飲み屋といいましても、カラオケ屋しかありません。 私が望むのは、おつまみのある飲み屋です。
 日本みたいな、おつまみのメニューが揃った、小奇麗な飲み屋はありません。 それはそうですよね、コンビニも食堂もない田舎街なのですから。 お前のところが居酒屋だろうって、いやだなあ、いまはビアガーデンですよ、旦那。
 つまみも、自分で作ればいいのでしょうが、無精者ですからね、面倒くさいですよね。 塩でも舐めて、つまみにするしかありません。



 雨季や梅雨には、食べものが腐敗しやすいですからね。 作ったら、すぐ食べるようにしないといけませんね。 もっとも、私のところには、大飯喰らいがいますので、食べものが余るようなことはありません。
 きょうも、朝から暑い日です。 午後の雨に備えて、鎧でも磨きますか。


2008年6月10日(火) 晴れ晴れ
新学期

 きのうも、午後から、雷雨に見舞われました。 午前中は、暑くて汗をかいていたのに、雨と暴風で、一気に気温が下がります。 空は、青空半分に、曇り空が半分です。 読めない天気ですが、雷雨のあとには、空は晴れ渡ります。
 さて、ガキどもの夏休みも終わり、きょうから学校が始まります。 新年度の始まりです。 きょうは、始業式なのでしょう、みんな私服で学校へと向かいます。 ガキのくせに歩きませんからね、トライシクルはフル稼働です。
 デッカチ君も、おめかしをして、妹の娘ガキと出かけました。 やはり、こちらの学校に通うのですね。 マリカーも、幼稚園に出かけて行きました。 1年生のお兄ちゃん、アディンと一緒です。 足はもちろんトライシクルです。 
 アディンは、本当は今年3年生なのですが、読み書きが出来ないので、今回も1年生です。 おじいさんになるまで、1年生なのでしょうね。 学校に行くのは、最初の2〜3日だけで、あとの1年は遊んでいます。
 いやぁ、ガキがいないと静かですね。 物音ひとつしませんよ。 ガキが部屋に来る心配がないので、ドアは開け放しです。 風通しがいいので快適です。 午前中は、このまま静かに過ごせるでしょう。
 それにしても、毎日やかましい日々でした。 表で遊ぶでもなく家に閉じこもり、勉強するわけでもなく、ただ無駄に毎日を暮らします。 隠居のじいさんだって、ここまで家に引きこもらないでしょう。
 きょうから学校が始まるせいか、きのう娘ガキは、頭が痛いなどと言い始めます。 いままで元気に悪さをしていたのに、仮病で学校を休む算段をします。 見上げた根性ですよね。 本当の病気になっても、もう誰も信じないでしょうね。
 


 きょうは、のんびりと昼寝でもして、新学期おめでとうパーティーでもしてあげますか。 誰のためにって、もちろん、私のためにです。  


2008年6月11日(水) 晴れ晴れ
謎の白い城

 きのうは、10日。 何かあったよなぁ、と思いますが思い出せません。 どこかで飲み会があるはずなのですが、場所も何の飲み会かも分かりません。 集まる人は決まっていますので、サーファーの SATORUさん に、メールしてみました。
 しばらくすると、きょうは謙さんの息子さんの誕生日で、バロイビーチに集まる日でしょうと、メールが返ってきました。 あっ、そうかと思い、急ぎ支度をしてバロイビーチへと向かいます。 もちろんオンボロバスでです。
 気持ちのよいほど晴れた日です。 暑い日のバロイビーチ入り口でバスを降りれば、都合のよいことに、SATORUさんが、車で来ましたので、ビーチまで同乗させてもらいました。 ビーチに行けば、皆さんお集まりです。
 さっそくビールで乾杯をして、宴会は始まります。 子供の誕生日だろうって、そんなことは、どうでもいいじゃありませんか。 テーブルの上に、昔懐かしの、カキ氷マシンが置いてあります。  タマさん が持参したものです。
 懐かしいなぁと見ていると、氷をマシンにセットして、シャリシャリと削ります。 おお、きめ細かな氷が、粉雪のように落ちてきます。 あまりの暑さに、落ちるそばから溶けますが、それでもカキ氷は溜まります。
 カキ氷の上に、バナナの甘露煮を添えて、練乳とガムシロップをかけ、ミルク氷の出来上がりです。 私は、甘いものは苦手なので頂きませんでしたが、マリカーは、ペロリと完食していましたので、おいしかったのでしょう。
 バンカーボートで、島へ渡ったりと、本当に楽しい1日でした。 帰りは、サーファー王子に、途中まで送ってもらい、帰途に着いた次第です。 謙さん、皆さん、ありがとうございました。





 静かだなぁ、バカのいない家は。 ぐっすりとお昼寝できますよ、ということで、おやすみなさい。
 

2008年6月12日(木) くもりくもり
私は骨付き、ガキは臓物

 きのうは、早朝からブタの解体です。 3ヶ月のブタが売れました。 買ったのは、バリオ・バレットに住む、アメリカ人です。 私のところの、メイドの娘の旦那さんです。 この前、結婚式を行った、あのアメリカ人です。
 かなり重いブタなので、6,500ペソの値段がつきました。 内臓は、いらないということで、私の家でもらいます。 臓物は、酒のつまみや、ガキどもの餌になります。 解体した肉は、大きな容器に入れられ、バスでバレットへ運びます。 
 パーティー好きで、大飯喰らいの肉食アメリカ人です。 また、注文があるのでしょう。 ブタは、市場に卸すのが一般的ですが、個人相手であれば、多少高く売れます。 売れた分のブタは、また仔ブタを仕入れて補充します。
 45キロのブタです。 市場に卸せば、1頭 5,000ペソです。 市場ではそれを、キロ180ペソで販売します。 ブタでも何でも、生き物の飼育は大変です。 餌代に世話に、解体までしなくてはなりません。 
 解体したブタの、あばら骨の部分の肉を、アイリーンが、少し削り取ったと言います。 骨付きの肉の部分で、ブタ肉の1番おいしい部分です。 それが、きのうの酒のつまみです。 食べてみると、軟らかくて絶品です。
 これだけ、と聞くと、あたりまえでしょう、バレたらどうするの、とそれもそうですね。 そのうち、ガキどもが学校から帰ってきて、やかましくなります。 ガキどもの夕飯のおかずは、ブタの血で煮た臓物です。
 いいね、いいね、栄養をつけなさい、いくらでも食べなさい。 赤黒い汁をご飯にかけて、おいしそうに食べるガキどもです。 見ている私は気持ちが悪くなり、吐きたいのをこらえるのに必死でした。
 


 きょうは曇り空ですが、蒸し暑いですね。 夜中に雨が降ったせいなのでしょう。 きょうも、のんびり過ごしたいと思います。


2008年6月13日(金) 晴れ晴れ
貝殻スープのねこまんま

 今朝、デッカチ君が、裏庭の小屋から起きてきません。 学校に行きたくない、と言っているみたいです。 ラニーが、小屋から引っ張り出し、支度をさせようとしますが、ラニーの部屋でぐずっています。
 デッカチ君は、ハイスクールの1回生です。 オロンカポから来た、よそ者です。 おしゃべりで生意気なオカマとなれば、先輩に目を付けられます。 小学校の最上級生で、転校してきたのならまだしも、ハイスクールでは、低学年です。
 いじめの対象に、ならないわけがありません。 おそらく、同級生か先輩に、生意気な態度や口を利いて、コテンパンにやられたのでしょう。 よそ者なのですから、最初はおとなしくしていればいいのですが、それが出来ません。
 きのうは、建国記念日のせいか、私立の学校は、半日の授業でした。 昼に、家に戻ってきたバカ兄妹です。 兄妹の昼飯は、ありません。 ラニーが作りません。 魚のスープと冷や飯があったので、それをすすります。
 私は、ガキどもが帰ってくる前に、アイリーン特製のスパゲティをおいしく頂いています。 もちろんアイリーンも一緒にです。 娘ガキが1人くらいなら、余分に作って食べさせますが、デッカチ君の分まで作る理由がありません。
 とばっちりは、娘ガキにいきます。 いままで、私と一緒の物を食べていたのに、それがなくなって、スープ飯なのですから、たまりません。 スープ飯という、ねこまんまを食べ終えたデッカチ君が、裏庭で遊びます。
 アイリーンは、オロンガポへ、私のネット代の支払いと、買い物で出かけます。 アイリーンが出かけて、玄関先でビールを飲んでいると、デッカチ君が、ブタが小屋から逃げたから来て、と言います。
 裏庭に行けば、50キロ級のブタが2匹、小屋の外で暴れています。 2匹も逃げるというのは、偶然ではないでしょう。 第一発見者のデッカチ君の仕業でしょう。 とにかく、これだけの大ブタでは、私の手には負えません。
 リッキーやとっつぁんが、帰るのを待つしかありません。 とりあえず門を閉めて、ブタが道路に逃げ出さないようにします。 なんということをするのだ、デッカチ君、学校でいじめらた腹いせか。
 そのうち、リッキーとランディーで、ブタは小屋に納まりましたが、デッカチ君がやったという証拠がないので、責められません。



 アイリーンが、オロンガポから帰ってくるのを、夕飯も食べずに待つバカ兄妹です。 きっとお土産に、ジョリビーのセットメニューでも期待しているのでしょう。 アイリーンが戻りました。 あら残念、お土産のおの字もありません。
 私には、ビックマックです。 ガキどもには何もありません。 冷や飯に、貝殻のスープがあります。 ガキどもの夕飯は、貝殻スープのねこまんまで終わりました。 デッカチ君がいなければ、娘ガキにもジョリビーだったのです。
 いいとばっちりですよね。 きょう、デッカチ君は、尻を叩かれて学校へと行きました。 またいじめられて来るがいい。 試練は続くのです。 明日から土曜、日曜と学校が休みです。 いまのうちに、のんびりしておかないといけませんね。
 

2008年6月14日(土) 晴れ晴れ
実家からの心ない仕打ち

 日記を書こうかなと思ったら、停電です。 いま、現地時間で午前9時です。 日本は10時ですね。 この時間になると、暑さで長い時間、パソコンの前に座っていられません。 手早く書きます。 冷房ですか、私は使いません。
 きょうは土曜日で学校が休みでしょう、ですから、朝からうるさいのなんの。 ガキどもが、私の部屋に来て、暴れまわるものですから、玄関先に避難したほどです。 アイリーンが、ガキどもを部屋から追い払い、鍵を掛けていま書いています。
 きのう、デッカチ君の親父から連絡があったみたいです。 金輪際、お金は払わないという連絡です。 おいおい、バカ親父、そうしたらデッカチ君は、どうするのだ。 毎月の学費に、デッカチ君の餌代は、誰が払うのだ。
 そんなことで、学校から帰ってきたデッカチ君に、ラニーが説明します。 要は、オロンガポへ帰れということですよね。 デッカチ君が、納得をするわけもありません。 そしてまた、ラニーとデッカチ君の喧嘩が始まります。
 それにしても、何を考えているのか、オロンガポの親父は。 デッカチ君が、いなくなって清々したのだから、お金くらいは払ってもいいんじゃありませんか。 どのみち、デッカチ君が帰れば、お金は掛かるのですよ。
 ラニーは、お金を出さないでしょう。 当然です、離婚調停でデッカチ君の親権者は、親父になったわけですからね。 まさか、とばっちりが、私のところにはこないでしょう。 学費の面倒をみてくれとか、食費の援助とかね。
 まあ、バカな子供が、勝手に居ついたわけで、親が、それの学費や食費を払わないのであれば、追い帰すしかありません。 嫌われ者のデッカチ君、どうなってしまうのだ。



 これは、1度オロンガポから親父を呼んで話し合わなければ、問題は解決しないでしょうね。 それにしても、金を払わないというのですから、始末に負えませんよね。
 デッカチ君は、何ごともなかったように、きょうも元気に暴れています。 暑い1日の始まりです。


2008年6月15日(日) 晴れ晴れ
算数に計算はいらない

 きょうも朝から、灼熱の太陽が輝いています。 夏に逆戻りをした、フィリピンです。 せめて、扇風機を点けないと、暑くてパソコンの前に座っていられません。 それでも暑いのに、朝食は熱々のインスタントラーメンです。
 テレビで、玉子を食べると早死にすると言っていたそうで、玉子は入っていません。 1週間に4個までなら大丈夫だそうです。 1日おきに1個ですか、玉子好きの私には、耐えられません。 朝は、トーストに玉子ですよね。
 きのう、玄関先で飲んでいると、小学校の算数の教科書が、テーブルの上にありました。 分厚い教科書です。 1年生から6年生まで使うから厚いのだそうです。 パラパラとめくると、三角形の内角の問題がありました。
 三角形の2つの角度が書いてあり、もう1つの角度を求める簡単な問題です。 180度から、2つの角度の合計を引けば、答えはでます。 娘ガキに、問題をやらせてみると、まず、カバンを開けます。
 何をするのかと、眺めていると、おもむろに筆箱を取り出します。 なるほど、暗算が苦手だから、ペンで紙に書いて計算するのだな、と思ったら、とんでもありません。 筆箱の中から取り出したものは、あろうことか、分度器です。
 おい! 姉ちゃん、違うだろう。 分度器で測る問題か。 このほうが早いでしょう、ってそれはそうですが、何のために分度器があるんだよ、オヤジ、ってそう言われればそうですよね。 ある物は、使わなければなりません。
 これでは、頭はよくなりません。 要領がよくなるだけです。 楽をしようという気持ちが、そうさせるのでしょう。 まあ、最終的に答えがでるのですから、過程はどうでもいいのかもしれません。


 
 きょうも、学校は休みです。 アボカドを両手に持って、縦横無尽に走り回るガキどもです。 きょうも家に閉じこもり、悪さの限りを尽くすのでしょう。 表で遊んでくれよ、ですよね。
     

2008年6月16日(月) 晴れ晴れ
超満員の狭い部屋

 きのうは、日曜日で学校が休みです。 当然のように、暴れまわるガキどもです。 部屋に乱入されては、ひとたまりもありません。 とベッドを見れば、いるじゃありませんか、バカガキ軍団が勢ぞろいです。
 おい、バカオカマ、君には裏庭に小屋があるだろう。 おい、姉ちゃん、君の部屋は、ラニーの部屋だろう。 なんだマリカー、マリカーはここでいいんだよ、と追い出そうとしますが、どうにもバカですから、言うことを聞きません。
 瞬間接着剤でくっついたのか、ケツに根でも生えてしまったのか、ピクリともしません。 瞬間接着剤をはがすには、はがしゼリーが必要です。 って売っているかそんな物、ここはフィリピンのど田舎だぞ。
 はがしゼリーは、あきらめて、根を切ろうと思いましたが、なんでそこまでやるのだ、ということです。 分かりましたよ、出て行きますよ、私が部屋から出ればいいのでしょう。 ということで、玄関先に焼酎を持って出ました。
 いいですね焼酎は、暑さを忘れさせてくれます。 そんな気がするのですから、まあいいでしょう。 アイリーンが、マンゴを持ってきます。 熟れたマンゴは桃の味、若いマンゴは青りんごと、塩をこれでもかとつけて食べるアイリーンです。
 塩分の摂り過ぎは、身体に毒ですよ、と注意しますが、むせながら食べています。 そのくせ、今朝の私の朝食は、また玉子抜きです。 むせるほど塩を舐めるのと、1個の玉子を食べるのと、どちらが身体に毒なのでしょうか。
 さて、飲みました、そろそろ寝ようかなと思ったら、サーファーの SATORUさん が、奥さんと、どこかの子供を連れて遊びに来てくれました。 酔っていたので、写真を撮り忘れてしまいました。
 まあ、飲みましょうと、話をしますが、何を話したのか、ほとんど覚えていません。 失礼がありましたら、お許し下さい。 そんなことで、暮れていった1日でした。
 


 きょうも暑い日ですが、ガキどもが学校でいないので、体感温度で5度は涼しく感じられます。 部活はないのでしょうか、夕飯時には、きちんと家に戻るガキどもです。 昼間静かなだけで、よしとしなければなりませんね。
 

2008年6月17日(火) 晴れくもり
幼稚園 「年少組」

 きのうから、マリカーの幼稚園も始まりました。 身体よりも大きいリュックを背負って、幼稚園へと出かけます。 リュックの中に何が入っているのかな、と覗けば、エンピツと1冊のノートだけです。
 初日ということもあるのでしょう、ビコールワイフも父兄参観で幼稚園について行きます。 ワイフがいれば、恐いものなしです。 お化粧をしたワイフが、不気味さをかもし出します。 初日が大事です。 
 マリカーが、いじめられないように、何もしていない幼稚園のガキどもに、一喝をくれるワイフでしょう。 始め良ければ全て良し、ということですか。 幼稚園は、午前中2時間ほどの授業だそうで、行ったかなと思ったら、すぐに帰ってきました。
 何を勉強したんだマリカー、と聞くと、ビスケットと言います。 そうか、タカリの勉強をしたのか、偉いなマリカーは。 早く、落第生のお兄ちゃんを、追い越すんだぞ、おじいさんになるまで1年生の、アディンをね。
 午後から、大雨が降ってきました。 アイリーンに、頭のシラミ取りをしてもらっているマリカーは、勉強疲れなのか、テーブルの上で、ぐっすり寝込んでしまいました。 よだれを垂らして、シラミでも夢の中で食べているのでしょう。
 夕方、雨も止み、私も眠くなったので、ベッドで横になっていました。 そうすると、帰ってきます。 バカ兄妹2人。 やかましくて、寝ていられません。 野太いオカマ声で、習ってきた英語でも復習しているのでしょうか。
 自分の小屋でやればいいものを、リビングで、大声でやるものてすから、みんな大迷惑です。 しかたがありません、焼酎を持って、玄関先で飲みなおしです。 夜空を眺めながら飲むうちに、疲れて眠る、バカ兄妹2人です。


 
 きょうも、ワイフとマリカーは、幼稚園に行きました。 毎日2時間、親も幼稚園に行くのだそうです。 暇というのか、親バカというのか、そのうち幼稚園年少組の教室で、ビコールワイフが暴れることでしょう。
 きのうは、ちょっと飲みすぎましたから、きょうは、お昼寝からです。


2008年6月18日(水) 晴れ晴れ
娘ガキのお古

 どうした、マリカー。 毎朝、この家に来るじゃないか。 なにっ、幼稚園に着て行く服がないのか。 それで、お姉ちゃんのお古を、借りに来ているのか。 好きな服を着なさい、ドレスもあるからね。
 ビコールワイフとマリカーは、毎日2時間幼稚園に行きます。 幼稚園から戻れば、ワイフは野良仕事へと出かけます。 マリカーは、農場より、このお菓子の家のほうがいいのでしょう。 ひとりでも、楽しそうに遊びます。 
 バカ兄妹は、学校に行って居ないので、いじめられる心配もありません。 でも、眠くなると、大泣きをする、寝起きの悪いマリカーです。 いつの間にか、マリカーも、この家に居候です。 狭い家が、ますます狭くなります。
 私が、ここに来た1年半前には、とっつぁんとおっかさんと、リッキーと娘ガキしかいませんでした。 それが、ケチ女房が香港から、ラニーが台湾から、出稼ぎをやめて帰ってきました。 なぜ? まさか、私を頼って。
 そんなこともないのでしょうが、今年の4月からは、デッカチ君が、そして今回はマリカーと、どこまで、トンチンカンに増え続けるのでしょうか。 そのうち、ランディーの子供や、リッキーの隠し子でも来られたら、私が出て行くしかありません。
 あれ、今朝ビコールワイフが居る。 ということは、マリカーの幼稚園には誰が、えっ、ラニーがお供でついて行った。 なんだそれ、どこまでも迷惑をかけるワイフです。 まあ、ラニーもたまには、身体を動かしたほうがいいでしょう。



 ここ何日か、平穏な日々が続いています。 ここで気を緩めると、とんでもない事件に巻き込まれますから、気は抜けません。 そろそろ、事件の臭いがします。 きょうは、気を引き締めて、玄関先で保安の確保に努めたいと思います。
 

2008年6月19日(木) 晴れくもり
オポのスープ

 今朝、気象庁の 台風情報 を見れば、ミンダナオ島の東の海上に、熱帯低気圧が発生しています。 台風の子供です。 発達すれば、間もなく台風になるでしょう。 進路は、フィリピン全域を直撃のコースです。
 今後、十分な注意が必要です。 お酒の買い置きだけは、忘れずにしなければなりません。 台風の恐怖を和らげるのには、お酒ですからね。 そんなことで、フィリピンにお住まいの方、旅行に来られる方は、気を付けて下さい。
 きのうは、ブタを3匹、市場へ卸しました。 1匹、5,000ペソです。 これで、豚小屋のブタは、5匹に減りました。 新しい仔ブタを仕入れなければなりませんが、仔ブタも、値上がりしているということです。 なんでも、値上がりですね。
 ビコールワイフが、米袋を抱えて出かけます。 米でも売れたかなと思ったら、中身は水牛のフンだそうです。 肥料ですよね。 しかし、なんでも売ってしまうワイフです。 いくらで売るのか知りませんが、フン集めも大変でしょう。
 ワイフが、オポというウリの一種でしょうね、を持ってきました。 スープにして食べるのだそうです。 20ペソでいい、って押し売りですか。 まあ、めずらしいものですから、スープにして食べてみることにします。 
 フンも、オポも売れて、お金が入ったワイフです。 魚の行商人から、大きめの魚を買うワイフです。 それよりも大きな魚を買う、アイリーンです。 人数が違うのですから、しょうがありませんが、あやしく光るワイフの目です。
 夕飯に、オポのスープを食べてみました。 たのむから持ってくるなよ、こんなマズいもの。 という味でした。



 きのうも、午後から雨が降りました。 きょうも低気圧の影響で、午後からは雨でしょう。 ドロドロと鳴る雷の下で、キュッと1杯ビールでも飲んで、きょうも元気に過ごします。  
 

2008年6月20日(金) くもりくもり
櫛の代用は・・

 ジジジジッ、と鳴くセミの声。 まだ夏なのか、それとも、夏の終わりを告げようとして、鳴いているのかアブラゼミ。 午後から、どんより曇った夏空に、セミの声が響きます。 何を予感したのか、急に鳴り止むセミの声です。
 セミの声が止むと同時に、雨が落ちてきます。 ひんやりとした風が吹きます。 近海で発生した、台風の影響でしょうか、なかなか止まない雨です。 湿気のせいか、身体がベタつきます。 シャワーを浴びて、さっぱりしなければなりません。
 シャワーを終えて、頭でも とかそうかなと思い、櫛を探しますがありません。 ガキが、どこかへ持っていって、そのままなのでしょう。 3本あった櫛が、全部ありません。 持ち出せば、いつもそのままです。
 どこに置いたのかも忘れます。 だらしがないというか、だいたい人様の物を持っていくか、ということですよね。 しょうがありません、バカ兄妹の歯ブラシが、洗面所にあります。 それで髪を とかすしかないでしょう。
 デッカチ君と、娘ガキの歯ブラシを束ねて、櫛にします。 髪の毛を とかすついでに、頭も歯ブラシでマッサージしましょう。 ああ、気持ちよかったと、歯ブラシは洗わずに、そのまま戻すことは、あたり前です。
 玄関先で飲んで、部屋に入ろうとすると、鍵が掛かって入れません。 ドアノブの、内側のボッチを押して閉めたのですね。 マリカーです。 なんということをするのだ、マリカー。 鍵はあるのですが、使えません。
 というのも、鍵穴は、前にデッカチ君が、ドライバーを突っ込んで壊してしまったのです。 ドアの隙間に、下敷きでも差し込んで開けるしかありません。 ドアとの格闘1時間で、やっと開いたドアでした。



 きょうは、デッカチ君が、学校をお休みです。 休んだ理由は、明日書きますね。 きょうも雨が降る前に、セミが鳴くのでしょうか。 セミの声を聞きながら、玄関先で涼みましょう。


2008年6月21日(土) くもりくもり
ボディソープ事件

 きのうは、日本からお客さんです。 私のところへは、今回で3回目のお客さんです。 お友達2人と、彼女さんとそのお友達の、5人でお見えになりました。 まあ、飲みましょう、ということで、宴会は始まります。
 飲んで騒いでいるところに、どこで嗅ぎつけたのか、 タマ料理長 が現れます。 よう! なんて、この宴会好き。 お客さんは、3泊4日の旅だそうで、あわただしい日程の中、わざわざ、こんな田舎に来て頂けました。
 マリカーにはお菓子を、私にはお酒におつまみと、お土産を頂きまして、ありがとうございます。 私は、すっかり酔ってしまい、途中からの記憶がありませんが、タマさんが覚えていれば、問題ないでしょう、って何のことですかね。
 いまのところ、タマさんから、お叱りのメールもないので、失礼はなかったのだと思っています。 もし、失礼がありましたら、ご勘弁下さいね。 だいたい、記憶がなくなるまで、飲むのが失礼ですよね。 
 でも、楽しいのだから、いいじゃありませんか。 そんなことで、私は、すごく楽しい1日でした。 皆さん、ありがとうございました。 懲りずに、また来て頂ければと思います。 
 さて、きのう学校を休んだデッカチ君です。 休んだ理由を、お話 しなければなりません。 実はデッカチ君、自分専用の化粧道具を持っています。 オカマの気があるのですから、当然と言えば当然です。
 そのデッカチ君の、ボディソープをラニーが、マリカーに使ってしまったのです。 マリカーが、シャワーを浴びるときに使ったのですね。 デッカチ君にすれば、宝物のボディソープです。 面白くないのでしょう。
 オカマ声で、エ〜ン、僕のボディソープを使った、とぐずります。 みんなは、なんなんだこのバカは、という目で見ます。 たかだか石鹸を使われただけです。 それも、マリカーに使ったのですよ。 
 ふてくされて、学校に行きません。 こんなバカは、見たことがありません。 そのくせ、人の物は使い放題なのですから、いいかげにんせんかい、この薄らバカ! ということになりますか。 午後から、学校に行ったオカマッチです。
 




 なんだよ、朝から人の部屋で、身体にローションなんか塗りたくりやがって、気持ち悪いから、あっちへ行ってくれ、このバカオカマ! きょうは、土曜日で学校が休みです。 のんびり過ごせればいいのですが。 


2008年6月22日(日) くもり
炭焼き小屋でのパーティー

 台風6号は、フィリピンのど真ん中を、北に進んでいますので、ここも直撃は免れないでしょう。 ということは、停電でパソコンが使えなくなりますね。 早く日記を書いて、アップすることにします。
 きのうは、ビコール家の次男、アディンの誕生日でした。 田んぼの中ある、ビコール家のセカンドハウスでのパーティーです。 台風が来ているのに、と思いながら、田んぼの中の小屋へと、トライシクルで出かけました。
 さすがアディンの誕生日です。 祝いに来ている人は、誰もいません。 まるで、バカは祝う資格がない、といわんばかりです。 ふつう、タダ飯には人が集まるものですが、どうしたことでしょう。 不憫(ふびん)なアディンです。
 どうしたビコール。 小屋の横にうず高く土を積んでいます。 土で、蟻のように巣でも作っているのでしょうか。 いや、土の上から、モクモクと煙が出ています。 なんと、炭を焼いているのだと言います。
 それでは、小屋はセカンドハウスなどと、しゃれた名前ではなく、ズバリ炭焼き小屋と言うしかないでしょう。 台風が来るというのに、土なんか積み上げて、台風ですべて飛ばされてしまうのでしょうね。
 ワイフが、もてなしの料理を作ります。 スープマカロニと黒砂糖で煮た、甘いご飯です。 おっともう一品、春雨もありましたね。 まあ、飲んで食べただけの、盛り上がらないパーティーでした。





 きょう、明日は台風ですね。 おとなしく家にいることにします。 必ず停電になりますので、返信など遅れるかもしれませんが、ご了承下さい。


2008年6月23日(月) くもり
台風で修行

 きのうは、台風の1日でした。 朝の9時から、停電です。 部屋で読書をしていると、雨足が強まり、雷が鳴り響きます。 ピカッ、ズダダーンと、頭の上で鳴る雷です。 娘ガキが、鏡をタオルで覆います。
 何をしているの、と聞けば、雷が鏡に反射して危険なのだそうです。 あのね、姉ちゃん、世の中には物理というものがあって、それを知らないと笑われますよ。 小学生だから、まだ習っていないと、そうですか、本能のままに生きなさい。
 電気もなく、部屋の中が暗いので、本も読めなくなります。 しょうがありません、玄関先で、台風見酒とやるしかありません。 玄関先に焼酎を持って出ます。 すごい風と、吹き込む雨です。 頭の上では、雷が狂います。
 人間、辛抱に修行です。 屋根に当たるバチバチという雨も、風が吹けば流されて、シャーという音に変わります。 危険を察してか、犬が間断なく吠え続けます。 5分も居たでしょうか、全身ずぶ濡れになります。
 家の中に戻ろうかな、と思いましたが、台風の中で酒を飲むなんて、めったに体験できませんよね。 根性と忍耐です。 台風を見極めてやろうじゃないか、とすでに酔っていたのでしょう。 雨の中、バカみたいに、玄関先で飲んでいました。
 このまま、ずぶ濡れで、井戸水でシャワーかな、と思っていた夕方、電気が点いたよと嬉しい知らせです。 また停電にならないうちに、温水シャワーを浴びることができました。 近所での台風の被害はありませんでした。
 台風は、進路を東に変えています。 日本へ向かうかもしれませんので、くれぐれもご注意頂きたいと思います。
 


 台風は去ったというのに、きょうガキどもの学校は休みです。 なんかおかしくありませんか。 こういう、曇り空の涼しい日に、学校で勉強をするのでしょう。 絶好のお昼寝日和なのに、ぶち壊しです。
 まだ台風の残る、家の中ですね。 
  

2008年6月23日(月) くもりくもり
電気はあるが電波がない

 きのうは、午前8時頃から、ネットに繋がらなくなってしまいました。 1日中繋がりません。 更新や返信、遅れています。 台風の影響だとは思いますが、ご迷惑をお掛けしています。 いつアップできるか分かりませんが、停電ではないので日記は書けます。
 台風も過ぎたばかりで、まだ、空も落ち着かないのでしょう。 晴れたり曇ったり雨が降ったり、時折、強風も吹く1日でした。 台風が過ぎ去ったというのに、ガキどもの学校は休みです。 案の定、ガキ台風が暴れます。
 私の、いこいの場所である、玄関先にたむろするガキどもです。 勉強はどうした、表で遊べばいいだろう、なぜ家から出ないのか、不思議でしょうがありません。 私が、子供の頃には、近くの公園や田んぼや山で遊んだものですがね。
 かといって、家に、テレビゲームやパソコンが、あるわけでもありません。 よく暇が潰せるものですよね。 考えれば、家族の人数が多いですから、それで、時間を感じないのかもしれません。
 おっと、1人いません。 リッキーです。 なんでも、愛人との長男、ルピンの誕生日ということで、愛人の実家のあるマニラまで、台風の中、ノコノコと出かけたらしいです。 ケチ女房も、よく辛抱しますよね。 
 香港に出稼ぎに行っている間に、愛人を作られた上に、子供を2人も儲けられたのでは、たまったものではありません。 傷心の女房だと思いますよ。 よく、ケチ女房は、別れずにいますよね。 まあ、別れてしまえば、食うに困るのだから、一緒にいるしかありません。
 裏庭には、リッキーのトライシクルが、ご主人様の帰りを待って止まっています。 なにを考えているのだリッキー、本妻に妾(めかけ)とは、どこかのお偉いさんみたいじゃないか。



 と、きょうの日記も書き終えましたが、電波不良のためアップできません。 屋根のアンテナを見れば、倒れてはいません。 何が原因なのか、繋がるまで待つしかありません。
 きょうも、雨のパラつく曇り空です。 昼寝をして、時を過ごしたいと思います。    


2008年6月25日(水) くもりくもり
デッカチ君に王手

 きのう、昼飯を食べに、学校から戻ってきた、デッカチ君と娘ガキです。 娘ガキのおかずは、私の残りもののトンカツです。 デッカチ君のおかずは、鍋の底に残ったスープです。 面白くない、デッカチ君です。
 昼休みも終わり、学校に行く時間です。 娘ガキのお小遣いは20ペソですが、デッカチ君はもらえません。 お小遣いをくれないなら、学校に行かないと始まるデッカチ君です。 ラニーの部屋に閉じこもり、部屋を滅茶苦茶にします。
 なんなんだ、このバカ、あのバカ、薄らバカということで、学校に行かないのなら、オロンガポに帰すしかないだろう、ということになりました。 ラニーとアイリーンが、オロンガポの親父と話し合いをするために、出かけました。
 ラニーとアイリーンが出かけたあと、冷蔵庫から、ウインナーとハムを取り出して、また飯を食べるデッカチ君です。 おかずが、スープだけでは、足りなかったのでしょう。 私は、玄関先でビールを飲みます。
 まてよ、アイリーンもラニーもいないということは、誰がブタ小屋の掃除をするのだ。 また、私か。 まあいい、あとで、酔ったついでにやりましょう。 出かければ帰ってこない、アイリーンとラニーです。 夕飯も、遅い時間になるのでしょう。
 夜、リッキーが、マニラの愛人宅から帰ってきました。 息子のルピンも一緒です。 そのあと、アイリーンとラニーが、オロンガポから戻ってきました。 みんなそろったところで、デッカチ君の問題を話し合います。
 結論は、全員一致でオロンガポへ追い帰す です。 もう居られません。 こちらの学校へは、通わせないそうです。 学校に行かないのだから、しょうがありません。 転校だ、実家で親父に引っ叩かれて暮らすがいい。



 きょうも、ネットが不通です。 LANのランプが点燈もしないし、点滅もしません。 いつになるのか、繋がるまで、待つしかないのでしょう。 今朝、 タマさん が、心配して来て下さいました。
 皆さん心配されているということで、ご迷惑をお掛けしております。 ネットが繋がるまで、今しばらくお待ち下さい。  


2008年6月26日(木) 晴れくもり
ラストチャンス

 きのうの午前中、ラニーとアイリーンが、デッカチ君の通うハイスクールに、退学の手続きに行きました。 お昼に帰って来たので、どうだったの、と聞くと、先生が、もう1度チャンスを与えてみてはどうか、という話らしいです。
 首の皮1枚で繋がったデッカチ君、午後から学校へ行く準備をします。 今度ごねて、学校へ行かなかったら、もう退学です。 あとしばらく、退学までの劇を見て、楽しめるということですね。
 玄関先でビールを飲んでいると、ジンを飲まない、とアイリーンが言います。 いいですよ、とジンを飲み始めます。 ジンは効きますね、すぐに酔っ払いです。 私が酔ったのを見極めたのか、アイリーンが、なにかを言っています。
 なになに、ブタ小屋の掃除を手伝ってくれだと、前の日も、私ひとりで掃除をしたのですよ。 分かりました、酔ったついでにやりましょう、って前の日と同じじゃありませんか。 掃除も終わり夕方です。 バカ兄妹も帰ってきました。
 夕飯は、胃にやさしいおかゆです。 トロトロと煮込んだ、鍋一杯のおかゆです。 もちろん、みんなで食べます。 しかし、おかゆ嫌いが、ひとりいたのです。 その名は、オカユデッカチ、いやオカマデッカチ君です。
 スプーンふた口で、こんなもの喰えるかときました。 ジョリビー育ちの、お坊ちゃまとでも言うのでしょうか。 トリガラのダシスープに、野菜も入り、栄養満点ですよ。 分かっていると思いますが、ごねたら退学ですよ。
 おかゆは、食べきれずにあまってしまいました。 ということは、とうぜん今朝もおかゆです。 デッカチ君が、起きてきません。 学校に行かなければ、退学です。 しぶしぶ起きてくるデッカチ君です。 はい、おかゆを召し上がれ。
 スプーンでふた口、時間がありません。 急いで着替えるデッカチ君です。 右手に扇子(せんす)を持ち、なんとか学校へ行きましたが、きょうのお昼は、またおかゆにしようね、アイリーン。



 きょうも、ネットが不通で何もできません。 本でも読んで、1日過ごすしかありません。 こんなお国です。 あせったところで、仕方がありません。 のんびり構えるしかありませんよね。 
 さて、本でも読んで、お昼寝します。


2008年6月27日(金) くもりくもり
黒い口紅

 きのう、学校から帰ってきたデッカチ君、開口一番、明日学校でパーティーがあると言います。 それで、黒い口紅でお化粧するのだと言います。 もちろん、黒い口紅など、誰も持っていません。 言い出したら聞かないデッカチ君です。
 なんとまあ、黒い口紅は、オロンガポに売っているのだそうです。 自分のお金で、自分で買いに行くのならいいでしょう。 ところが、ママァ、買ってきて、と始まるバカです。 もう、午後の6時です。
 オロンガポに着いて、買い物をすれば、最終バスに間に合うか間に合わないかの時間です。 オロンガポ発の最終バスは、午後の9時です。 誰も、ラニーが行かないだろうと思っていましたが、支度を始めるラニーです。
 私の子供だったら、ぶん殴っていたでしょう。 悪いなあ、デッカチは。 玄関先で飲みながら、ラニーの帰りを待ちましたが、9時半を回っても帰ってこないので、私は、寝てしまいました。 今朝起きて聞けば、11時に帰ってきたそうです。
 それも、バスが、隣街止まりで、隣街までリッキーが、トライシクルで迎えに行ったそうです。 なんと、黒い口紅は、800ペソもしたそうです。 シルバーが入っていないので、気に入らないというデッカチ君です。
 この、大バカ野郎、自分のしたことが分かっているのか、やはり学校を辞めさせて、オロンガポに帰すのが1番です。



 きょうは、スマート・ブロが来てくれる予定だったのですが、午後7時になってもやって来ません。 明日から土、日曜と休みです。 月曜は、また交渉から始めますので、しばらく繋がらないのでしょうね。 
 約束など、当てにしたところで、所詮こんなものです。 さて、眠る時間です。


2008年6月28日(土) 晴れくもり
質素がいい

 ネットが通じないと、退屈ですね。 世の中のことが、なにも分かりません。 また一歩、原始の世界に踏み入れた、という感じです。 原始には、原始のいいところもあります。 世間と隔離されますから、頭を使わなくていいのですね。
 少しの間、休ませてもらったと、思っています。 あと2〜3日は、原始の生活でしょう。 文明人が、ネットの修理にきたら、私もパソコンを通じて、文明の中に戻りたいと思います。 その時まで、今しばらく休養させて下さい。
 たまには、熱いお風呂にでも入り、汗を流して、風呂上りのビールでも飲みたいですね。 つまみは、マグロの刺身がいいですね。 ツーンとくるほどワサビを付けて、1杯キューッとビールをあおります。
 そんな生活であれば、日本に暮らせばいいのですよね。 こちらでもお金を出せば、たいていの物は手に入ります。 でも、ここはフィリピンの田舎です。 何のための生活かということを、自問自答しなければなりません。
 お米には、砂や小石やガラスが入っています。 それが嫌ならば、高いお米を買うしかありません。 肉も野菜も、硬くて噛めないほどです。 我慢して食べましょう。 味付けはときましたか、はい、マズいのひと言ですね。
 移住したわけですから、これからも長い生活になります。 節約して暮らさないといけません。 工夫を凝らした食事を作ったり、井戸水で出来ることは、井戸水を使い、プロパンガスを炭で代用すること、などなどですか。
 1番高いのが電気ですから、冷房は使いません。



 住むところに寝るところ、それにパサパサのご飯に一汁一菜が基本とでもなるのでしょう。 これは、私の住むところはですよ。 都会のマニラに暮らせば、なんでもあります。 でも、生活費も2〜3倍は掛かるでしょうね。
 すべてが、お金がどれだけあるかで決まると思います。 私はこれで私なりの、不自由のない生活なのですから、不満はありません。 きょうは、アボカドにワサビ醤油で1杯ですね。 クゥ〜、質素。 
 

2008年6月29日(日) くもりくもり
1週間のご無沙汰でした

 お待たせ致しました。 きょう、日曜日だというのに、スマート・ブロからの修理人が、やって来ました。 線や、接続器具を取り替えて、やっと繋がりました。 なにが悪かったのかと聞けば、アンテナが悪いと、アンテナなんかいじっていたかなあ。
 とにかく通じましたので、本日は、皆さんからのメールの返信や、掲示板への返信を優先しないといけません。 長い間、お休みして申し訳ありませんでした。 明日からは、いつも通りですので、本日は、ご報告だけで失礼致します。


2008年6月30日(月) 晴れくもり
今月最後もバカの話

 きのうの朝、 総料理長のタマさん が、パンディサル(ひと口サイズのパン)を持って遊びにきてくれました。 料亭「たま」の売店で売るのだそうです。 さっそく味を見てみることに、おっ、パンだ、って当たり前ですよね。 ほんのり甘い味です。
 コーヒーを飲みながら、しばらくお話をして、きょうは土曜日だから人通りが少ないなあ、ってタマさん、きょうは日曜日ですよ。 家にいれば退屈なので、料理の研究をしているそうです。 それはそうですよね、料理長なのですから。
 タマさんが帰られたあと、ネットの修理人がやってきました。 試行錯誤していましたが、1週間通じなかったネットも、なんとか繋がりました。 午後からは、溜まっているメールの返信です。 飲む時間を考えながら、書く書く書く!
 指にペンだこができます。 本気でうなずいている人もいないでしょうから、先に進みます。 玄関先に出れば、天性のバカどもがたむろしています。 この日の主役は、ビコール家の次男、落第生のアディンです。
 テーブルに置いた、私のライターを持ち出し、ノートに火を点けるアディンです。 ガキのノートなどどうでもいいのですが、ついには、私のライターを壊します。 お酒が入っているので、私もキレます。 この野郎! と怒鳴りつけます。
 でも、ワイフにいつも殴られているアディンです。 私が怒ったくらいでは、効き目がありません。 バカを相手の空回りです。 疲れるだけ損です。 まして、アディンを殴れば、ワイフが襲ってきます。
 暴力は振るわないまでも、ケガ代と称して、300ペソはむしり取られるでしょう。 バカは、殴られるためにあるのだろう、と論理的なことを言っても通じません。 なにが論理的なのか、自分でも分かりませんが、この勝負、私の負けです。



 今月もきょうでお終いです。 後半は、ネットに繋がらなくなったりと、いろいろありましたが、インフラの悪いフィリピンですので、仕方がありませんね。 これから台風のシーズンですので、また、何があるか分かりません。
 ネット障害はあったものの、今月も元気で暮らすことが出来ました。 来月も、今月同様に暮らしていきたいと思います。 ありがとうございました。 来月も、よろしくお願い致します。




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