日記　2006年　11月　 　 　

　月が替わり、今月も頑張って生活しますので、宜しくお願いします。

　本日フィリピンは、All Saints' Day（オールセインツデイ）ということで祝日です。　フィリピンのお盆ですね。　諸聖人の日とか万聖節なんて日本では呼ばれているみたいです。　お墓参りするんですね、日本と一緒です。　お墓を掃除して、お花を供（そな）えて、ローソク灯（とも）してお祈りします。　もちろん行ってきましたよ、私もお墓参りに。
　お墓はここから歩いて５分位です。　いますいます、たくさんの人・人、交通整理のおじさん、消防車まで来ています。　墓地の中には、出張サリサリストアーが出店しています。　ガキを相手のセコイ商売と見ました。　手に花束を持って次々にやって来ます。　まだ朝の７時、皆さん暇なんですねぇ、そんな私も暇なんです。





　墓地とも思えぬ盛況さ、お祭り騒ぎ、便乗商売、泣いてるぞご先祖様が！　あまりの神へのぼうとくのために、ついに光となって神は現れたのでした。（左下写真参照）
　きのうはアイリーンがオロンガポから午後の８時に帰宅。　例によって夕食を買ってきてくれました。　あんかけ風の肉野菜炒め、チンジャオロースに似ているが、なぜか肉はハンバーグなのです。　味はハチミツです。　サラダのドレッシングはピーナツバターみたいだったな。　これがご飯のおかずか？　ほんとにマズかった。　両替のレートは10.000円が4.150ペソだと言っていました。　安いなぁ、円。
　ビコールワイフの定食屋がダンボールからベニヤの看板に変更。　犬の文字はないものの、食材は犬です。　犬の血は食べても大丈夫みたいですよ。　田舎のこんなお店で食事をするときは、十分気をつけて下さいね。　なんのお肉？　と必ず確認しましょう。　それにしてもビコール一家、聖なる日に、このたわけ者が！

　きょうは、All Souls' Dayだ、死者の霊を祈る日でお盆の続きなのだ。　居候させてもらっているこの家でも、祭壇にローソク灯して、霊にみんなで礼をしているのだ。　風邪気味で冗談に切れがないだけです。　気にしないで下さい。
　きのうは飲んだ、飲んだ！　今朝目覚めたらもう９時じゃないですか。　二日酔いで頭が痛い。それと風邪をひいたらしく喉もイガイガする。　きょうは静養の一日に決めた！
　きのう夜、いつものように夕飯を腹一杯食べて、ベットに横になっていたら、なんだか親戚のあんちゃんが、鰹（かつお）を持ってきてさばいているんだよね。　これつまみに一緒に飲もうよ、なんて言うもんだから、そうねそうねなんて玄関先で始まる飲み会。　
　リッキー、ビコールはあたり前、その友達も参加して、とめどもない飲み会が始まる。　べつに鰹は生で食べるわけではありません。　ちゃんと火を通して、そうですね、鰹のタタキですよね。　ぶつ切りにしてから火を通し、玉葱のみじん切り、酸っぱいのは酢か、カラマンシー（カボス、レモンみたいな味）でしょう。　で和えて食べるのですが、これがまた旨い！　までは良かったのですが、酒がなくなって来た、すると感心にも親戚のあんちゃんが、ポケットに手を突っ込んで１００ペソまた１００ペソと出すではないですか。　１００ペソでレッドホースってビール、日本の大瓶くらいのやつが４本買えます。　買ってきたビールが残り少なくなり、みんないまいち元気がない。　ここはやはり私がビール代ぐらい出してやらないといけません。　渡しましたよ３００ペソ、しかし、渡した相手が良くなかった。　あぁ、ビコールに渡してしまった。
　それでもって買って来ましたね、ビール。　みんな、もう大分出来上っているので、そんなに飲めるわけありません。　そこにビコールワイフがすっごい顔で来るんです。　要は、飲めないビールはちょうだいって。　タダで仕入れて売る、これなんですよね。　ビールは向いのサリサリで買ったものですよ、ビコールワイフのサリサリには冷蔵庫がないのでビールは置いていません。　いや、お金がないから仕込めないのかもしれません。
　そんなわけで、自然にお開きとなり、各々（おのおの）の魂のおもむくところに散っていきました。
　ビールはどうなったのか？　それは謎に包まれたままです。



　なんか節々が痛くなってきた。　熱もあるみたいだ。　ガキが風邪でゲホゲホ咳しているから、うつったんだよな。　少し寝ます。　また明日！

　日本は今日から３連休ですね。　ゆっくり休んで下さい。　仕事でそれどころじゃないぞ！　って方もいらっしゃるでしょう。　そういう方は、一生懸命仕事して下さいね。　休みの日にゆっくりしましょう。
　きのうは風邪薬を飲んでぐっすり寝たせいか、おかげさまで今日は体調が回復しました。　なにもやることがないので、豚小屋へ、いるいるブタブタ、コブタ！　コブタ君達はひとりで餌を食べられるようになったので、お母さんブタとは違う部屋に移されました。　乳離れ、とでもいうのでしょうか、お母さんブタは寂しそうですが、コブタは伸び伸びしています。　小言を言うお母さんブタがいなくなって、せいせいしたのでしょう。　いっぱい食べて大きくなってくれ、はいいけど、ここの部屋の豚はどこに消えたんだろう？
　どこからともなく自転車でやって来たビコールの前ハンドルに白い塊が、なななんと白い犬！



　家族総出でお出迎え、ペットが我が家にやって来た。　そんなわけありません。　犬の口には針金で猿轡（さるぐつわ）、持って帰る途中吠えないようにグルグル巻きにされて、びっくりしたろうな〜犬。　いきなり捕まり猿轡、自転車のハンドルに乗っけられて連れ去られちゃうんだもんな。　しかし、そんな状態でナショナルハイウェイを走ってきて人目につかないわけがないのに、誰も注意しないのかな？　このような光景は日常茶飯事で目にしてるってことでしょうか。　
　フィリピンでは、きっとあたり前のことなんでしょうね、こんな何でもないことは。



　おいリッキー、自転車なんか直している場合か、なんとか言ってやってくれ、犬のとさつ場になっちまうぞ！　それにしても犬殺しビコール、恐るべし！

　また飲みすぎた、いつもの二日酔いだ。　きのうはマニラのケソンシティに住む、彼女の親戚夫婦が遊びに来た。　黄色いバイクにまたがって、２人でやって来たのだ。　飲みましょうよといつものパターン、最初はキッチンで、おとなしくチビリチビリとやっておりました。　しかし、飲んでいるお酒はジン、効いてこないわけがありません。
　飲み方はフィリピンスタイルということで、グラスを２つ用意して、１つにジンを注ぎもう１つには自分の好きな飲み物を入れます。　まずジンの喉越しを楽しみます、次に自分の好きな飲み物で胃の中のジンを薄めます。　これは効きますよ、生（き）のジンを飲むわけですから。　つまみは「元祖犬家」から、デリバリーで調達。　私はもちろん食べませんでした。
　程よく酔って、玄関先で二次会。　しだいに盛り上がり、カラオケで歌おうということになり、向かいのカラオケ屋へ行きました。　だんなさんは、カラオケ屋でテーブルにうつ伏せで寝てしまいました。　しかしそんなことはお構いなし、奥さんと、リッキーは元気に歌いまくります。　やがてお開き、親戚夫婦は近所の実家にお帰りになりました。　リッキーは消えました。
　今朝リッキーの姿が見えない、悪い予感。　たまった洗濯物洗いを手伝いに裏庭へ、例によって私はポンプ汲みだし係。　二日酔いの体には応えるぜ！　２時間後やっと終わっても、リッキーは現れず、豚の餌だれがやるんだよー！　さんざん歌って、うわばみのように飲んで、どこふらついているんだよ。　台湾に出稼ぎに出ている奥さんにチクるぞ、コラ！



　結局やりましたよ、豚に餌を、この私が・・
　　

　きょうも暑い一日が襲ってくるぞ。　と日記を書き始めたが、読む人は１日からクルクル下にカーソルを移動するのも大変だろうと思い、本日の更新分だけ読めるようにしてみました。　直すついでと思い、月を重ねるたびに増えるフォルダを一つにまとめようとしました。　ところが、新しいフォルダに移すと、いろいろと不具合がでてきます。　タグって言うんですか？　それをリンク先ごとに変更したり、画像を表わすのに、これまたひとつひとつ修正しなければならない。　しかし、やっておかないといずれ収拾がつかなくなるだろうと、コツコツ作業を終えました。　
　ホームページを作るにあたり、本の一冊も読んだわけではありません。　インターネットで作り方を見て、見よう見まねで作ってみたら出来てしまいました。　だから、そんな複雑な構成にはなっていません。　でも、こっちをいじるとあちらがで、パソコン音痴の私には一苦労でした。
　朝、ラニーが台湾人の彼氏チェンからのメールチェックのためにパソコンを貸してと、その間、私はまた洗濯の手伝いです。　連日の井戸水の汲み上げに、体の軋（きし）みを感じます。　本日は１時間で終了、しかしカゴを指差すアイリーン、あれあしたの分ねだって。　毎日の重労働で、私の体がマッチョになる日は近いでしょう。
　カメはまだ紹介していませんでしたよね、それと七面鳥？　カメはもう長いことここに住んでいます。　誰も食べないからでしょう。　でかい鳥は悪さをするのか、前は放し飼いでしたが今は小屋の中です。　きっとクリスマスで需要が多くなるまでは、平和に無事生き延びていることでしょう。　あぁ、暑い、なんか体が・・　　きょうはこのへんで。



　ビールビール、おいビール持ってこんかい！　なんて言ってみたいですね。　　　

　のんびりとした朝だ。　きのう一昨日（おととい）と満月の夜。　月の明かりで景色が見えるくらいだ。　次のロマンチックな夜は１２月５日のフルムーン。　田舎の夜も捨てたもんじゃない。
　月曜日、きょうから通常に機能するはずの街は、いつもと変わらない。　田舎の昼は平日も休日もないのだ。　子供が学校に行って居ないぶん、かえって静けさはある。　
　何もやることがないので、おやつのカモティンカフィ（芯のある芋だそうだ）を食べていたら、奥歯に詰めていた金属が外れてしまったのです。　歯医者に行って詰め直して貰うことになり、早速、この街サンフェリペの繁華街へ行きました。　家からトライシクルで北に２分で着きます。　しかし、ドクターはマニラ入りということで、あさって水曜日に来てくれとのことでした。　
　まあ、せっかく来たんだから買い物でもと、大通りの市場に足を運びます。　あるわあるわ、小店の寄せ集め、けっこう広い面積に、サリサリストアーのオンパレードって感じですか。　魚センターとミートセンターは広かったです。　海の近くなので魚は新鮮なんでしょう。　実際、新鮮に見えました。　マーケット自体、フィリピンどこへ行ってもこんなもんでしょう。　
　さて、最後に豚の餌を購入して、ジョリビーでも寄って、ってあるわけないだろうこんな田舎街に !





　きょうは洗濯の日でしたが、私もアイリーンも風邪が治らず後日やることになりました。　べつに時間のない国、調子が悪い日になにを無理することがあるものか。　気が向いたらやればいいのだ。
　　

　爽快な一日の始まりだ。　そうかいな ?　なんて言ってる人、いませんか。　そんなバカなこと書いてないで話を進めろよ !　ってお怒りごもっともです。　さて、きょうは風邪気味の私と彼女のために、ラニーが洗濯をしてくれました。　というか、溜まる洗濯物を見るに見かねて、しょうがなく洗ってくれたのでしょう。　困ったときはお互い様だラニー、お金以外のことはなんでも言ってくれ、相談にのってやるからな !
　あした歯医者の予定でしたが、別な歯医者があるということで、私とアイリーンとルピン(リッキーの子供)をつれて３人で行ってみました。　ところがドクターがオロンガポに出かけていて土曜日まで戻らないとのことです、しかたなく、マーケットへ。　マーケットの中で、アイリーンの友達に出会います。　話を聞くと、歯医者の新しい情報が入手できました。　電話番号を教えてもらい電話をすると、いいですよ来て下さいとの返事だそうです。　それでは行こうかということになり、マーケット向いのバス待合所でバスを待つことになりました。　歯医者の場所が隣町のカバンガン(CABANGAN)というところで遠いのです。



　バスを待っていると、いつも家に遊びに来るリッキーの友達、トライシクルドライバーのマローンがこんなところにいるではありませんか。　なぜ ?　まっ、理由はどうあれ、乗っかって行くことになりました。　北にしばらく走ると隣町、カバンガンです。　ありました、歯医者さん。　自宅が歯医者です。　まだ若い女の先生で、１人で開業しているみたいです。　壁には医師免許証が掛かっています。　先客の１人が終わり中に入ると、治療の器材と患者が座る椅子が１つだけ、ここが悪いあそこが痛いと症状を説明して治療に入ります。　私の場合は、被せてあった金属が取れたので、ボンドでそれをもとどおりに貼り付けてほしいというものでした。　しかし、フィリピンでは金属を使った治療はいけない ?　と言うのです。　そう言われればこちらは素人、返す言葉はありません。　接着剤でくっつけるだけと思っていたのに。　結局、セメントで埋めることになりました。　白い色でパスタ(PASTA)というので埋めてもらいました。　一生大丈夫だそうです。　料金1.800ペソをディスカウントで1.500ペソだそうです。　
　まぁ、先生が女だったし、一生大丈夫ならしょうがない料金でしょう。　あす先生がこの街サンフィリペに持つ自分の診療所に居るというので、上の歯も治療してもらう約束をして帰ってきました。



　日本のように、完治するまでに１本の歯に週３回も通って、１回の治療といえば待たされてちょっと削っておしまいで、はいまた今度ねとダラダラと何ヶ月も掛かってしまう。　５本も虫歯があれば１年は歯医者に通うはめになってしまうでしょう。　その間の支払うお金を考えると、いくら保健があるからといっても、けっこう払っていると思いますよ。　
　通院しないですむことを考えれば、フィリピンの歯医者は高くはないと思うのですが、ここでは虫歯でも１日で治すみたいです。　治った後どうなるかは、私は知りません。

　ナショナルハイウェイを水牛が歩く、いつものとぼけた朝。　きょうは何をしようかと考えるが何もすることがない。　これでいいのだ、田舎暮らし。
　とりあえず、きのうの続きで、歯医者に行かなければならない。　朝、歯医者の女医さんから彼女の携帯に、９時半に診療所に来て下さいと連絡がありました。　診療所はきのう行ったマーケットのすぐ近くです。　ここからトライシクルで北に２分のところです。　歩いても１０分ぐらいなものでしょう。　そんなに近くなのに、診療所に着いたのが１０時です。　きょうもアイリーンとルピンが一緒です。　1階の診療所のドアを開けて中に入るとすぐ受付、若い娘さんがひとりいます。　広さは診察室まぜて６帖あるかないかの狭いスペース。　女医さんはいま診療所に向かっているとのこと、約束の時間に来ていたら３０以上待たなければならないところでした。　
　まったく、時間のいいかげんさときたら天下一品ですね。　それで、きのう治してもらった歯の噛み合わせが高かったので、削って調整してもらい、新たに上の歯にセメント、パスタっていうやつですか、を詰めてもらい無事終了となりました。　終わったあと若い娘さんが頬(ほお)のマッサージまでしてくれました。　そんなんで料金は７００ペソ、あれ !　きのうは1.500ペソだったぞ　? 　ここはフィリピン、そんなことを気にしてもしょうがないのだ。　きのうのことなど憶えていないし、あすのことなど悩まない、今を楽しく生きればそれでいいのだ。　女医さんもそんな生き方なのだろう。　
　とっつぁんの田んぼの稲刈り、総勢３０人で１日がかり、６０袋の収穫があるそうだ。　ジンを片手にぞくぞく帰って来る。　玄関先で小宴会、お疲れ様でした。　いつものように飲もうよと誘われるが人数が多すぎる、断るしかない。　２次会なんてことになったらお金がいくらあっても足らないぞ !　
　一生懸命働いて、お昼とおやつ付きで１日わずか１５０ペソの日当、かわいそうだがここはフィリピン、きょうを楽しく生きられればそれでいいのだ。

　きのうインターネットを契約している「スマートブロ」から、今月分のお金払ってねと督促の手紙が届きました。　住所さえきちんとしていれば、私の名前でも届くんですね。　それで本日オロンガポへ行って来ました。　お供はアイリーンです。　
　冷房バスに揺られること１時間、着きましたオロンガポ。　お昼です、まずはケンタッキーで腹ごしらえを、セットメニューで一人７０ペソ以下、私はタコスセットみたいなものを注文、６０ペソぐらいかな？　アイリーンは唐揚げ丼セット、７０ペソぐらい？　丼というからもちろん中身はお米です。　少し食べさせてもらいましたが、唐揚げはクリスビーです、でも味が甘いかな？　お腹が空（す）いていれば気にならない程度です。　ケンタッキーでもライスです、よほどフィリピン人はお米が好きなんですね。　
　さてとまずは両替、シティモールの真向かいの両替屋へ、本日のレートは10.000円で4.170ペソでした。 安いけれどしょうがない、ん十万円も両替するわけではないのだ。　とりあえず10.000円両替して店をでました。　あたりまえでしょう、スマートブロに1.000ペソ支払えばお終いなんですから。　
　スマートブロに着き支払いです。　えっ！　１００ペソ？　訳が分かりません。　請求書には1.066ペソと記入してあったと思います。　まぁいいさ安い分にはと思いながら支払い、アイリーンに聞くと、来月からでいいのよと・・わぁーお、フィリピンなんだぜここは！　と訳が分からないまま、儲かったお金で買い物だ！　
　パブリックマーケットの向かいにありました、お化けサリサリ。　奥が見えない程に商品の山、また山、地震なんかあったらひとたまりもない積み上げ。　オロンガポのドン・キホーテです。
　二人で持てないぐらい買っても８００ペソ、１個が平均１０ペソ前後、私のブランデーなんかわずか５１ペソ、どんな酒なんだろう？　
　と、バカもほどほどに帰ってきた次第です。





　ブランデー飲んでみました。　味なんてわかりませんが確かにブランデーです。　なんか　こう・・甘い。　そんな感じです。　

　今朝とっつぁんの田んぼで収穫されたお米が運ばれてきた。　まだまだこれからだ、頑張って収穫してほしい。
　さてビコールが犬を買いに行くというので、トライシクルに同乗させてもらうことにしました。　ビコールとチーフ（犬の調理師）、私とアイリーンで乗り込み出発です。　歯医者で世話になった隣町のカバンガンで購入すると言うのです。　
　さて、現地に到着です。　私はてっきり犬の市場みたいなところがあって、そこで購入するものとばかり思っていました。　ところが、家を1軒、また1軒と回って、犬を売ってくれる家を探すのです。　来なきゃよかったぜ、まったく！　と思いながらお付き合いしました。　そうそう犬なんか売ってくれる家なんかあるわけないじゃないですか。　２時間も探し歩きましたよ。　１軒売ってもいいよ、という家があったのですが、値段が折り合わず商談決裂です。　相手の提示金額は５００ペソ、こっちは３００ペソみたいです。　まあ、そんなで本日は犬に関して収穫なしでした。　
　帰りにアイリーンの弟ランディーの住むラワグビーチに寄って、ランディーの子供を２匹拾って帰ってきました。　ランディーはとっつぁんの手伝いで、朝からこの家にいます。　一緒にラワグビーチに帰るのでしょう。
　犬を仕入れることが出来なかったビコール、今頃ワイフに袋叩きにされていることでしょう。

　きょうは朝から曇り空、台風が来ているらしい。　人形を抱（かか）えたへんなおじさんがやって来た。　フィリピンの腹話術師いっこく堂かと思ったが芸はなかった。　ただ人形を売りに来ただけだった。　お引取り願った後、夢を見ているのではないかと不思議な気分になった。
　ガキどもは土曜日で学校がお休み、外で遊べばいいものをあいにくの小雨模様のため家の中。　私の部屋にも出たり入ったりで、うるさくてしょうがない。　アイリーンがミネラルウォーターを買いに行くというので、大きなペットボトルを持ってお出かけです、ガキもお供で付いて行きました。　ひとり残されたルピンは大泣き！　
　そんなことはどうでもいいのですが、いまがチャンスとばかりにブランデーを呷（あお）る私です。　こんなジメジメした日には、酒の一杯でも飲まないとやってられません。　おい、そんなのはお前の理屈だろう！って、はい、そうです、飲みたいために一応理由づけをしてみました。すみません。　
　残り少ないブランデー、全部飲んだらバレてしまうので少し残すことにします。　くっ！　この芸のこまかさ、いっこく堂並み、涙が出ますね。
　最近、犬がいなくなったせいか、猫が増えたような気がします。　まさか猫は食べないでしょう？　いやいや、わからない、ここはフィリピン、なにがあってもおかしくない国なのだ。



　どうやら台風はここより北のほうを通過するみたいです。　このへんはまだ小雨程度なので、心配はないみたいです。　たまには雨の日に家の中でのんびりと過ごす、これもまたオツなもんですね。　さてと酔いも回ってきたし一眠りでもす・・　ありゃ！　もうブランデーの瓶がカラッポじゃないか！　
　アイリーンが帰って来る前に、サリサリで安ブランデー買って入れておかないと大変なことになってしまう。　外は雨、ビコールワイフのサリサリに行き覗くがブランデーはないみたいだ。　いったん部屋に戻り、様子を伺う。　サリサリでブランデーの小瓶だけ買って帰るのも不自然だし、なんて考えていたら、帰って来ちゃいましたアイリーン。
　コーヒー飲みたいなと言って、コーヒーを持ってきてもらいました。　とりあえずコーヒーを瓶の中へ、もう薄暗いからバレはしないでしょう。　夜中に中身を捨てて明日になれば、きのう飲んじゃったで大丈夫でしょう。　しかしここまでやるか？　いっこく堂！
　ガキがキーボードの上にコーヒーこぼして、一部キーが使えません、困ったことです。
　

　私がフィリピンに移住するさいに参考にさせてもらいましたＨＰの作者より通信がありました。　きのうの作者の日記に、私のＨＰの紹介までして下さっているではありませんか！　驚きと共に深く感謝する次第です。　まだ作者とはお会いしたことはないのですが、私の住むところからバスで４０分くらいのオロンガポのバリオ・バレットという、きれいなビーチのそばに住んでおられます。　ほんとうにご近所ですので、今度お礼に伺わなければと思っております。　詳しくは作者のＨＰをご覧ください！

http://subic.web.fc2.com/

　さて、きようは洗濯から始まる一日です。　ポンプでの汲み上げ、エクササイズだと思えばなんともないか。　洗濯機はあるのですが、壊れていて使えません。　二層式の脱水機だけが作動します。　なにもこの暑い国、脱水機なんか使わなくともすぐに乾くと思うのですが、几帳面に脱水するのです。
　あれっ!　キッチンに新しいテーブルと椅子が、なんというムダ使い、衝動買いはよくありませんよ。ラニーはきょうもオロンガポに買い物へ、どこにそんなお金があるんだか不思議な一家です。



　ひさしぶりにブタのチェック、いますねぇ、仔豚が７匹元気だ、他のブタも問題なし。　ビコールハウスには真っ黒い鳥がカゴの中に、カラスかと思ってよく見たらニワトリのようです。　よくもまあどこから探してくるのか、ご苦労なことです。
　ぼんやりと外を眺めていたらやって来ましたさすらいのギタリスト、勝手に玄関先で歌い始めました。　観客はガキだけです、お金を貰えず帰る後姿に哀愁がただよっていました。



　ビコールとチーフがオロンガポからラニーの引越し荷物を運んできた。　夫と別れて荷物の整理だ。　しかしビコール、よくトライシクルでオロンガポまで行ったもんだ。　手伝いで1.000ペソ、ラニーから貰ったそうだが、ふつう行かないだろう、トライシクルですよ。 　 　　

　朝日が眩(まぶ)しくて目が覚めた。　しまった、もう７時じゃないか！　会社に遅れるぞ。　なんて冗談はやめまして、５時には１回起きたのですが、またうとうと寝てしまったのでした。　暇なのだからのんびり寝ていればいいのですが、早起きしたほうが気持ちがいいですもんね。　
　朝日が眩しいのなら、ここは一曲　THE HOUSE OF RISING SUN (朝日のあたる家) でも聞きながらコーヒーでも飲もう。　田舎には古いこういう曲がマッチするのだ。
　きようの予定はいつも通りなし！　さて何をするかなと考えれば、きのうは酒を飲まなかったから、きょうはおいしいお酒を飲みたいななんて不謹慎なことしか思い浮かばない。　暑い中、近所の散策でもあるまいし、夜のおいしいお酒に備えてきようは本でも読んでゴロゴロしていよう。
　フィリピンの田舎の、彼女の実家にでも行ってみようかなと思われている方。　左下がバスの切符です。　フィリピンでの長距離の移動はバスが主流です。　バスの中で行き先を言うと切符を切ってくれます。　金額のところにパンチが入るので足し算をして支払って下さい。　写真はビクトリーライナーの切符です。　バス会社により切符は違うみたいですが、金額のところにはパンチが入りますので、その金額を払えばＯＫです。　降りるときはパラ〜と言えばどこでも止めてくれます。
　それでもって彼女の田舎の家に着くと、電話機があったりします。　だまされてはいけません、電話線も来ていないところで使えるわけがありません。　ただのインテリアです、ちょっとしたジョークと受け止めてください。
　気の利いた外食などはできないと考えて下さい。　ありません田舎に高級割烹なんて！　そんなときは、屋台のハンバーカー屋がおすすめです。　鉄板の上で、パティやビックソーセージをジュージュー焼いてパンにはさんで、テイクアウトも出来ます。　写真のビックソーセージをはさんだ長さ１尺のホットドックが３８ペソです。　安くて、お腹いっぱい、満足度１２０％です。　お前だけそんなことやってろよ！　って、はいそうします。



　ひさしぶりに、サンミゲルビールといきますか。　と、ガキが帰ってきて泣いている。　早いとこアップしないと、それでは・・
　

　とっつぁんが朝から大八車に米袋を積み込んでいる。　なんでも自分のところで食う米を天日干しにするのだそうだ。　二毛作なので半年分を蓄えるつもりなのか、結構な量だ。　籾（もみ）の広げ終わった頃を見計らって私も行ってみました。　この家から北に歩いて３分、左にちょっと入ったところです。　日本なら駐車場になっているような場所に、籾は広げられていました。　ただ単に乾燥させるためにやる作業だそうです。
　ほかの米は売りに出されます。　籾つきの米が一袋５００ペソとかで、精米してあれば1.000ペソだそうです。　このへんの相場なのでしょうか、他の地域はいくらかわかりません。　まあ、米を作って、自分のところだけは食えるわけですからたいしたものです。
　帰りにふと見ると、なにやら大きな建物があります。　彼女に聞くと、闘鶏場だと言います。　えっ！　家から１分のところにこんなものが、いままで何を見ていたんだろう。　そういえば艶（つや）のいいでっかい鶏を抱えて、家の前を行き来する人を見たことがありました。　あれが闘鶏の鶏だったのかと、今になって思った次第です。　
　闘鶏はサボンと言います。　ニワトリがマノック、したがって私が見たのはサボンマノックだったのですね。　大きさは、そう１ｍはあったかなぁ、焼き鳥にすれば大味みたいな・・　なんかまたお叱りが飛びそうな気配なのでこのへんにしておきますが、ほんとうに大きかったんです！



　アイリーンが、きょうは部屋の大掃除だと言うので、ベットのマットや小物を表に出して天日に。　しばらくするとビコールがラニーのタンスを、部屋の中に運び込んできたではありませんか。　先日ラニーの引越しで持ってきたタンス、ラニーの部屋に入らないのだとか・・　おいおい！　ただでさえ狭いこのうさぎ小屋、これじゃあ鳥カゴじゃないか！　居候の身である私は、ただ ただ見守るだけでした・・
　パシッパシッっと軽快な音が、子供の泣き声、表を見るとビコールワイフがガキを虐待している、日本だったら大問題になるところだ。　ビコールワイフのサリサリにジンでも仕入れに行こうかと思っていたが、ほとぼりが冷めるまで待ったほうがよさそうだ。　とばっちりで値段を吹っ掛けられたらたまったもんじゃない。 　　
　　

　今朝窓の外でガサゴソと音がしている。　眠い目をこすり窓の外を見ると、裏庭に繋がれているはずの牛が玄関先の草を食べている。　きちんと繋がれていなかったのか、腹が空いて引きちぎってしまったのかわからないが、それで目が覚めてしまったのです。
　朝飯を食べて、午前中はベットで寝ていました。　ウトウトしているといきなりの大音量で叩き起こされました。　ラニーの引越し荷物にあったカラオケセットを、リッキーが組み立てているのです。なにも大音量で組み立てなくても良さそうなものですが、ここはフィリピン、人様の迷惑などおかまいなしなのだ。
　昼飯を食べているあいだも大音量でカラオケを掛けています。　話し声など聞こえませんから、おとなしく食べるしかありません。　昼飯を食べて一眠りと思ったのですが、寝られるわけがありません、この大音量。　なんとかしてくれリッキー！
　大音量のどさくさに紛（まぎ）れて、アイリーンは前歯をきれいにするんだと歯医者へ出かけてしまいました。　歯医者＝お金の公式が頭の中をよぎります。　そういえば、この前の歯医者で女医とペラペラ喋っていたのはこういうことだったのか。　勝手にどこでも治すがいい、お金は立て替えるだけだぞ！　バンク・オブ・ＳＨＯＴＡの長期ローンの餌食になるがいい。　トホホ
　なんだ！？　こんどは歌かよ、マイク片手に酒も飲まずによく歌えるもんだぜ。　平日の真っ昼間にカラオケで歌なんか歌っていていいのかリッキー！　悲しむぞ、両親が、って おっかさんは喜んでいるみたいだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　

　きのう酒を飲んだ分、頭にジンジン響く。　インターネットを見れば土星の極に渦巻き雲だと！?　わけがわからん、よけい頭が痛くなる。

　カラッと晴れ渡った朝。　涼しいうちに散歩でもしようかな、と思っていたらアッというまに暑くなる。　朝の涼しいうちは歩いている人もけっこういるのだが、暑くなるとパッタリと人通りがなくなってしまう。　そんな中、向かいのカラオケ屋ではバカ女どもがでっかい音で音楽を掛けて、ダンスの練習やカラオケを歌っている。　バカ女も夜になればかわいい女になるのですが・・
　そんな風景を横目に、表に出るのはやめて裏庭でコーヒーでも飲んで涼もうと行ってみました。　洗濯物がいっぱい干してあります。　その中になぜか縫いぐるみなんかもあります。　縫いぐるみって洗うものだったのですか。　干してある縫いぐるみ、初めて見させてもらいました。
　おや！？　「元祖犬家」の調理場に見慣れぬ食材がある。　誰もいないので、写真を撮ってみました。　栗かと思ったが、違う、なんか棘（とげ）があって痛そうな感じだ。　恐る恐る触（さわ）ってみたが、以外に柔らかかった。　なんに使う食材なのかと思い、アイリーンに聞いてみた。　なんでも食料の染色に使うみたいで、それ自体は食べない物らしい。　お湯の中に中身の種を入れて煮込むと、オレンジ色の液体が出来、それを料理に使い染色するらしいのです。　栗もどきの名前は ＡＳＷＥＴＥ (アスウェティ) だと言っていました。　そういえば、「元祖犬家」のお肉、オレンジっぽい色だったよな。　
　きのうの朝、玄関先の草を食べていた牛、きょうは繋がれて裏庭にいるじゃないか。　なんか悪さをして田んぼに連れていって貰えなかったのか、だからって私を睨（にら）むのはやめなさい。　きょうは反省の日だと思ってあきらめなさい。
　裏庭にも一日では語りつくせないドラマがある。　題して、「裏庭通信」として展開していくことにしたいと思います。



　あしたとっつぁんの誕生日？　それはいいけど飲みにいこうか？ 　　　

　きょうは、とっつぁんとビコールの子供カロイの誕生日です。　おめでとうございます。　
　きのうはビコールワイフのカラオケ屋で明るいうちからビール。　席をワイフ経営のサリサリに移しジンを飲んでいました。　フィシュボール揚げ（１個１ペソ）とかアイスクリーム（５ペソ）とか、自転車に器用に積んで売りにきます。



　そのうちビコールとチーフがトライシクルで帰ってきました。　ゲッ！　後ろに真っ黒い犬を積んでいるじゃないか。　どこで捕（つか）まえたのか、買ったのかは知らないが、いいかげんにせんかい！
　犬の口には例によって猿轡（さるぐつわ）、キャンキャンと吠えることもできずに、なされるままに。
　いっぺんでビール２本、ジン２本の酔いがすっ飛んだと思ったら、リッキーがカラオケに行こうと言い出す。　てなことで南に歩いて３分のところにある、カラオケ屋へ繰り出したのです。　よくは憶えていないが、最後はビコールのトライシクルで帰って来たような・・　なんでビコールが・・



　真面目に働き帰ってくるランディーの後姿が侘（わび）しいと感じるのは、酔った私だけではないだろう。　まっ！　そんなことはどうでもいいか。　とっつぁんの誕生日、どんな企画が飛び出すのか、いまから楽しみだ。　寝よ寝よ！　朝１１時に更新しました。

　きょうも朝から米の搬入で始まる。　
　きのうは、とっつぁんとビコールの息子カロイの誕生日。　会場を設営する狩人（ビコールとチーフ）。　明るい時間から人が集まってくる。　
　夕方、ぼちぼちと飲み会が始まるが、とっつぁんはまだ田んぼから戻ってないぞ！　飲めればいいのだ、酔えればいいのだ、今が楽しければもっといいのだ。　玄関先のスピーカーからは大音量の音楽が流れ、ビコールワイフのサリサリ「元祖犬家」からは、新鮮な犬料理がふんだんに提供されます。
　宴もたけなわ、喧嘩も始まり盛り上がる、いつ宴が終了したかは私にはわかりません。
　忘れ去られたカロイ。　ラニーがケーキを買いに、オロンガポに行ったまま戻らない。　カロイはしばらく待っていたみたいだが、結局寝てしまったのだ。　かわいそうにカロイ。　ラニーがケーキを手に帰ってきたのは１０時を過ぎていた。　酒のほうがいいと言うとっつぁんに、ケーキを食べさせ宴に戻す。　あとはラニーとアイリーンがいやというほど食べたのだろう、朝見たら、半分なくなっていたのです。
　朝食にパンとケーキが出され、食べながら、カロイは食べたの？　と聞くと、まだ食べてないよと冷たい返事。　なくなっちまうだろうケーキが、誰の誕生日なのだいったい！　と思いながらおいしくいただきました。　なにやら裏庭でリッキーの呼ぶ声が・・
　裏庭に行ってみると、きのうの牛に子供が生まれています。　ペロペロ仔牛を舐めています。　犬のいなくなった裏庭に新しいお友達です。　悪さをして田んぼに連れていって貰えなかったと、こんなことを書いてしまった私を牛さん、勘弁して下さい。



　２時間ぐらいして様子を見に行ってみると、もう立ってお乳を飲んでいるではありませんか。　早く大きくなるなよ、子供のうちがかわいいんだからな。　こうして仔牛の「モ〜子」も家族の一員となったのです。
　なんか「ＤＡＳＨ村」みたいになってきたなぁ。　所詮、田舎の暮らしはこうなってしまうのだ。
　きょうも午前中に更新しました。 さて、寝よう。
　

　きようは２時から居間のテレビでボクシングを観戦しました。　フィリピン人ボクサー、マニー・パキュオとメキシコボクサー、エリック・モラリスの世界戦です。　３Ｒでフィリピンボクサーが勝利しました。　トリッキーなパンチで２Ｒに１回のダウンを奪うと、そのまま３Ｒで２回のダウンでＫＯ勝ち。　ＫＯで勝っているのに部屋に戻ろうとする私を止める彼女。　４Ｒがあるよだって・・　話にならん！
　きのう生まれたモ〜子、今朝写真を撮りにいったらいない。　母ウシもいない、どうしたんだ？　と考えるが結論はひとつ、とっつぁんの田んぼの労働に駆(か)り出された、それしかない。　かわいそうにいたいけな仔牛まで連れて行くとは。　
　きのう撮った写真がありますので見てください。　こんなかわいい仔牛まで牛馬のごとく酷使するとは、な〜んて働いているわけないですよねこんな仔牛が。　きっとお母さんに付いて遊んでいるのでしょう。
　そういえばきのうの夕方、リッキーがいないのでブタに餌をやっていたらガキが・・　いじめてる、生まれたばかりの仔牛を。　棒で突っついたり罵声を浴びせたりで、お母さん牛は興奮してガキに応戦しています。　ほんとワルガキ、きょうは日曜ガキはお休み、こんなところに居なくて良かったのだ。
　９時に隣町サンナーシソ (SAN NARCISO) という街のマーケットに行ってきました。　ビコールのトライシクルにアイリーンとガキ２人を乗っけて、南へ１０分左の路地に入ったところです。
　あるわあるわ、これでもか！っていつもの感じです。　見るだけで十分でしょう、どこへ行ってもこんな感じなんですから。



　４時、アイリーンとガキは教会へ、昼にも行ったと思うのだが、懺悔(ざんげ)にことかかないのでしょう。　空を見れば曇り空、虹が架かっています、そろそろ日が暮れる。　私の出番が・・
　

　日経平均急落、ここは目先リバウンド狙いの絶好の買い場と判断しましたので、少し買ってみました。　中期上昇中の押し目と判断してのことです。　下げれば上げる、上げないにしても戻りは期待できます。　いまは難(むずか)しい相場です。　短期の売買で勝負します。
　来ました、マットレス売り。　買いましたラニー。　1.300ペソ、だからどこにそんなお金があるんだ？　と思ってしまいます。　台湾の恋人チェンから結構送金してもらっているなラニー、そのマットレスで寝るのか台湾人と、それなら許してやる。
　きのうの夜、玄関先がさわがしい。　カーテンを開け覗くといつもの飲み会。　目が合ってしまった。　手招きをしているじゃないか。　ジンで暇つぶしをしていた私は彼女の２００ペソをポケットにねじり込み、さっそくご相伴(しょうばん)にあずかります。　
　飲んだ飲んだ、をいいことに床屋が始まります。　私が日本から持ってきたアタッチメント付きバリカン、調子がすごくいい、まずビコールのスキンヘッドから、剃れる削れる、あっと言う間に禿頭。　そんなで、私の頭、リッキーの頭を次々と整髪します。　私なんかヒゲまで剃られてしまいました。
　で、この日記を書いていると飲みにいく？　と甘いささやき、はい！　行きます。



　ごちそうさまでした、もう飲めません。
　 　　

　きょうもきつい日差しで街行く人もいない。　昼は寝てるしかないと思いつつ裏庭へ。
　器用貧乏のリッキーがおしゃれなポンプの修理をしている。　ここ数日、井戸水がくみ出せないのだ。　あまりの暑さに井戸枯れかと思ったが、近くにあるビコールの調理場のポンプには異常がない。　ちなみにポンプのメーカーはチャンピオンといいます。　私はただ単に、さそい水を入れればいいだけだと考えています。　まあ、暇なんだから分解でもしてきれいにしといて下さい。　最近さそい水には滅法弱い私です。
　おや！　ビコールワイフのサリサリの裏手に洗濯機がある。　きのうは確か冷蔵庫を積んで来たと思ったが、どうなっているんだ。　日に日に文化的な生活になってきているぞ、ビコール一家。　定食屋が当たったのか金回りがいいじゃないか。　まさか日本じゃあるまいし、道端にこんな高級な物が落ちているとは思えない。　どうしたんだろう、お金。
　きのうは夕涼みでビコールワイフのサリサリでジンを飲んでいました。　道行く車を眺めていると、だいたいが窓を開けて走っています。　まだまだこの国では冷房車など少ないのでしょう。　サリサリの店頭には例の肉があります。　ポツポツ売れていました。　日本では狂犬病だの動物愛護だので大変みたいです。　私もあまり過激なものを掲載すると捕まりかねませんので、控えめに控えめにといきたいと思います。

　きょうからガキは３日間、学校で学芸会みたいなことをやるのでお休みです。
　朝、おめかしをしてお出かけの用意、アイリーンが同行します。　親のラニーは買い物でオロンガポへ出掛けてしまいました。　私はガキの学芸会を見てもしょうがないと思い家でお留守番です。　アイリーンにカメラを持たせましたので、写真見てください。
　こんなことを３日間もやるみたいです。　夜はカラオケがあるから見に行こうと言いますが、私は隣でチビリチビリやってるほうがいいのでどうしようかと・・
　そういえばビコールワイフのサリサリで気持ちよくジンを飲んでいたら、ワイフがお金を貸してくれないかと言うのです。　いくら？　と聞くと３００ペソと言います。　日本円で７００円です。　べつに７００円くらいくれてやってもいいのですが、支払いはどうするのかと聞くと、毎日タバコとジンをあげると言います。　これはいい条件ですよね。　さっそく貸してやる事にしました。
　部屋に戻り５００ペソ紙幣を握りしめサリサリに戻ります。　まず２００ペソ先にお釣り頂戴とアイリーンに言って貰いました。　それで２００ペソ、アイリーンが受け取るのを確認して５００ペソをワイフに渡しました。　これで貸借終了、毎日タバコとジンを頂けます。
　ところが、アイリーンに渡った２００ペソ、私によこしません。　いいでしょうとか、お金持ちとかおだてられ、いいよいいよってなことで巻き上げられてしまいました。　飲んでいるとロクなことがないけれどやめられないんですよね。　さてと、タダ酒でも飲みにいくか！



　おしゃれなポンプも無事に修理を終えたみたいです。　また明日から洗濯でも手伝わされてしまうのか、それともビコールワイフ、新しい洗濯機で洗ってやるから借金をチャラにしてくれなんて言い出すのか。　とりあえず、明日の鋭気（えいき）を養わなくては。　　　

　きのうの夕方からビコールワイフのサリサリで飲んだくれていたら、来るわ来るわお客さん。　犬料理を買いに来るのだ。　２時間ほどで完売、鍋はカラッポに、裏庭の調理場から補充してまた店頭に並べるのです。
　最近は１日に２匹のペースで売れるそうです。　安いから売れるの？　と聞いたところみんな犬料理が大好きだから売れるのだと言うのです。　恐れ入りました。
　料理は３種類でコップに１杯どれでも３０ペソです。　カラマンシー(カボスみたいなもの)、薬味（生姜とネギのみじん切り）、それとソースを付けて袋詰めにしてくれます。　たいてい２種類は買っていくみたいです。　中には肉のかたまりを買っていく人もいました。　火を通してある肉ですが、よく見ると形があるんじゃないの！　おいしく調理して食べて下さいね。
　まあ子供の頃から食べているのでしょうから、抵抗なんてあるわけないのでしょう。　これがこちらの現実なのだからとやかく言っても始まりません。　大好きなんだから、おいしく食べていただくだけです。　けっして安くはないんですよ、好きだから食べているのです。　理解してあげてくださいね。
　ガキがベッドの上で、枕に足を置いて爪を切っている。　ベッドの上が爪だらけじゃないか！　理解出来ないガキの行動には辟易（へきえき）するばかりです。



　写真は本人の了解を得て撮影しました。　もちろんインターネットに掲載することも了解してもらっています。
　日本はお休みですよね、私もゴロゴロとお昼寝でもすることにします。

　午前中は太陽がギラギラしていたのですが、午後になって雲が出てきました。　ひと雨あれば涼しくなるのですが、天気予報を見れば雨マークはありません。
　きのう犬のことにふれましたが、こちらでの犬に対する病気の認識、これはあります。　私がここに居候するようになったとき、仔犬がおりました。　かわいいので頭なんかなでようとすると、とっつぁんが触 (さわ)らないほうがいいと言います。　病気を持っているかもしれないと言います。　成犬ならそんなに心配はないが、仔犬はあぶないと言います。
　小さいから抵抗力がないのでしょうか、まあ、現地に住むとっつぁんが言うのだから、そうなのでしょう。　じゃあ、なんで食べるの？　
　とっつぁんが田んぼの木からカミアス(CAMIAS)という実を持ってきた。　味はレモンみたいだと言います。　私はかじっていないのでわかりませんが、シニガンスープの酸っぱさの素みたいです。
　クリスマスが近づいているせいか、この辺のちょっと立派な家では電飾でお化粧しています。　クリスマスツリーなんかも見受けます。　年一度の最高のお祭りが始まろうとしています。　この家も多少は飾るみたいなので、完成したら写真を撮りお目に掛けたいと思います。　あっ！　期待なんかしてはだめですよ。　玄関先に細々と豆電球を並べるだけですから。
　きのう竹細工をいっぱい積んだ行商人がやって来た。　積めるだけ積んだその車の横の売人、おい！　服の袖の通しかた、裏表逆じゃないのか！　まさか、ウケを狙ってのパフォーマンスだとしたら脱帽するしかない。



　豚小屋の横につながれて飼われていたブタ、大きくなったので売られてしまいました。　お値段は3.500ペソだそうです。　暴れブタだったから、肉は硬いと思いますよ。　そういえば食事で出されるブタの肉、けっこう硬いんです。　小さく切ってあっても硬いです。　牛肉は噛み切れません、ガムみたいですよ。　でも膨らますことはできません・・　このへんで。　
　　

　きのうはトライシクルドライバー、マローンの誕生日だというので庭で飲み会でした。　なんだかんだと毎日飲み会なのですが、エンペラドルという７０ペソのブランデーで乾杯です。　酔いもまわってきてマローンとリッキーは買春に行ったみたいです。　２人で1.500ペソとか言っていました。　私はもちろん行きませんでしたよ、行っていたら今頃こんなことしていられません。　腕の一本でもへし折られていたでしょう。
　ガキの学校でパレードがあると言うので、アイリーンが出かけ写真を撮ってきてくれました。　その中にミスワールドがきったないトラックの荷台に乗っている写真がありました。　それだけでも笑えるのに、タスキを見ると国の名前が書いてあります。　左からミスインド、ミスマレーシア、そして一番右に控えるのが、なんとミス日本！　おい！　どう見たって日本人じゃないだろう。　いいかげんにしなさい。
　シャワーを浴びて着替えようかなと思ったら、下着がないじゃないか！　洗濯物を溜めっぱなしにしているためにないのです。　そしてきょう、洗濯しないと着るものがないよ、手伝うから洗濯しようねとアイリーンに言うと、近所の人に頼んだから大丈夫よと。
　子供を３人も連れて、来たではありませんか洗濯をしに、まだ若い娘です。　山のようにありますよ洗濯物が、がんばってください。　洗濯代で２００ペソあげるそうです。　もう２時、まだ洗濯終わらないみたいです、きょうも下着を取替えられないのかな。



　夜の写真ってどうやったらうまく撮れるんだろう、全部真っ黒になってしまう。　マローンの顔アップの写真載（の）っけてもしょうがないもんな。　というわけでクリスマスの飾りでお終い。　　　
　　　

　午前中暑い中、部屋の大掃除です。　手伝わないわけにいかないのでタンスを移動したり、ベッドを動かしたりで汗をかきました。　カーテンを洗濯するので取り外したところ、殺人光線がモロに窓から体を貫（つらぬ）きます。　カーテンが乾くまで部屋の中は灼熱（しゃくねつ）地獄、たまらないので涼みに裏庭へ。
　家の左手にあるサリサリのマンゴの木から空を眺めパチリと１枚。　裏庭に行くと洗濯物がところせましと干してある。　写真の干し物はほんの一部ですよ。　で正面に見える小屋みたいな建物は、ラニーが住もうとして建てたものです。
　前の夫と別れここに住もうとして建てたみたいです。　しかしラニーは、いずれ台湾の彼氏の許（もと）へ行くわけですから、中断してしまったというわけです。　電気、水道、浄水の設備はあるみたいなので、改装すればじゅうぶん住めるでしょう。
　誰も使わないのであれば、私が使わせてもらいます。　とは言っても、まだフィリピンに住んだばかりなので、ゆっくり、のんびり考えることにします。　この狭い部屋にもやっと慣れてきたのですから。



　純白の鳩が空を飛んでいる、この前の鳩だろうかなんて考える。　鳩は平和のシンボル。　なんで？　ノアの洪水のときに、水はひけたのかなと思ったノアが鳩を放ちます。　鳩はオリーブの枝をくわえてもどってきます。　それによりノアは大地が乾いたことを知るのです。　と旧約聖書に書いてあるそうです。　これがキリスト教でいう鳩は平和の由来らしいです。
　もちろんインターネットで調べたんですよ。　私がこんなこと知るはずもないじゃないですか。　
　　

　朝から、これでもか！　と照りつける太陽。　かんべんして下さいと答える私。　そんなで一日が始まるわけありませんよね。
　きのう向かいのサリサリに行ってみました。　いい品揃えじゃないですか、しかし缶詰の賞味期限切れているぞ！　普通、缶詰って賞味期限３年先とかだろうに、３年以上前の缶詰ってことかよ。　やれやれ、それでも買いますよ、ここの住人は。
　さっそくサリサリで仕入れたブランデーを玄関先でちびりちびりやっていました。　ビコールワイフの娘、マリカーにポテトチップを袋ごとあげたところ、メスガキが取り返そうとしてマリカーは椅子から転げ落ちてちまいました。　頭から血を流して泣いています。　すぐに病院へ連れて行きましたところ、３針縫っただけで大丈夫みたいなので一安心です。　ワイフにお見舞金５００ペソ渡しましたよ。　殴りこまれたらたまりませんからね。
　暗くなった頃、モ〜子が帰ってきた。　ガキどもが竹棒で突っついている、やめなさい！　今朝写真をと思ったら、すでに出かけてしまった後でした。　暗闇の写真ですみません。



　朝、犬の鳴き声で目覚めました。　横の窓をのぞくと真っ黒い犬がつながれています。　いつものパターンで猿轡（さるぐつわ）、足は針金でグルグル巻きにされて、いいかげんにしろよビコール！　なんで私の部屋の横なんだ。　いやがらせかコラ！　写真ありますが、さすがにお見せするのはまずいと思いボツにさせてもらいます。
　今朝散歩していたら連れ込みホテルがありました。　向かいの飲み屋のうら手です。　ショートで２００ペソ、お泊り５００ペソだそうです。　その近くにアパートもありました。　お家賃月2.500ペソだそうです。　安いんだか高いんだかわかりませんが、私は高いと思います。　なにもない田舎ですよ、誰が泊まるの？　借りるの？　ですよね。　ホテルの女オーナーの話では、よく日本人が泊まりに来るよだって、嘘つけコラ！

　今月もあとわずか、円高進行中なので来月の生活費50.000円を渡しました。　さっそくアイリーンはオロンガポへ両替に、何時に帰ってくるんだか。
　きのうは向かいのサリサリでウォッカを買い、昼間っから玄関先で飲んでしまいました。　１本３４ペソです、２本も飲めばべろんべろんになります。　わずか２００円足らずで酔っ払えるこの国、なんとかしないととんでもないことになるぞ。　私がです。
　玄関先のクリスマスの飾りつけも、こんなもんで終わりでしょう。　上に見えるのが電飾です、チカチカと夜、小さいけれどきれいですよ。　光り方も５パターン切り替えることが出来るのです。　サンタクロースもいますよ、見えますか、小さいですね、それでいいのです。　分相応ってものがあるのです。
　ウォッカで酔っ払い、なぜか田んぼを見に行くことになりました。　写真もたくさん撮ったのですが、ガキがカメラをいじったらしく近距離撮影にボタンがセットしてあり、すべてピンボケになってしまいました。　酔っ払って、そんなとこまで気づく人はいないでしょう。　
　その後、今朝の写真までダメです。　ガキにつける薬を探さないといけません。
　きのうの日記は午前中書いて、アップするだけにしておいたのでセーフでした。　アイリーンも酔っ払い、オロンガポに行こうとせがみます。　おい、もう夜の７時だぞ！　それでもしばらくごねていました。　ほんと、時間の無い国なんです。
　あれ！　お肉の写真が。　例のお肉だと思います。　私は食べた記憶はありませんよ。　油断大敵、なにが出されるかわからないのだ。



　ＮＹダウが大幅続落、ナスダックも安い。　東京市場も連れ安で推移しております。　下値不安はぬぐえません。　先日私が仕入れた株、４％利が乗ったところで本日処分しました。　１２／８のＳＱ（先物特別清算）にむけて先物主導で株価は上下すると思います。　いまいちどの下値があればまた仕入れればいいことです。

　今朝５時に起床、窓を開けると外はまだ暗い。　肌寒いくらいの気温だ、またダマシの朝から始まる。　８時にはカンカン照りなり、表になんていられないのだ。　そんな中、月末なので電気と水道の料金を支払うのに付き合わされるハメになってしまったのです。　アイリーン、私、ルピン（リッキーの息子）でお出かけです。
　ビコールのトライシクルで北へ１分、ちょうどマーケットへ向かう途中の左側です。　ありました辺ぴな建物、ザメコ２という看板がそうです。　ここの地域がザメコ２の管轄らしく、もっと北のイバ方面がザメコ１という話しです。　ザメコが幾つまであるのかはわかりませんが、ここで電気料金を支払います。
　次は水道料金、ふたたび北に１分右に少し入ったところ、マーケットの向かいです。　これ見よがしに巨大なタンクがあります。　このタンクから各家庭に水が供給されるらしいのですが、真偽の程は定かではありません。　
　この家の１ヶ月の水道料金は９６０ペソ、水道メーターなんてあったかな？　しかし飲めない水を供給しておいて、ちょっと高いんじゃないの！　風呂もないし、洗濯は井戸水、そんなに使っていないと思うのですが、いいかげんなんでしょうね。
　買い物をして帰るというのでマーケットへ、きょうは賑（にぎ）わっていましたね。　買い物は彼女にまかせて、トライシクルでルピンと待機していました。　女の買い物って長いんですよね。　おかげですっかり茹（ゆ）で上がってしまいました。



　昼飯は、鯛？　に似た赤い魚を煮付けたものに香菜の炒め物をかけてあります。　それと野菜炒めですね。　おいしく頂きましたが、鍋にたっぷりのカレーライスを作って食べたいなぁ！
　　

　きょうは暑くないぞ、久しぶりの曇り空だ。　台風が接近しているらしい。　
　朝から洗濯の手伝いをしました。　１時間井戸水の汲み出しです。　カメを窮屈な鍋から出してやり、タライの中で水浴びさせてやりました。　カメ吉君、うれしそうでした。　ふだん陽に当たっていないせいか甲羅が半分白くなっています。　気持ちいいなと言っていました。
　きのうはまた夕方から玄関先で飲んでしまいました。　ふっと気づくと、もうビコールのカラオケ屋にいるではありませんか。　リッキーがカラオケで歌い、ビコールが酒をあおり、お金は私が払うといういつものパターン。　きのうはお金を持っていなかったので、今朝払いました。　飲んで歌って酔っ払って３人で４５０ペソです。
　玄関先で飲んでいると彼女の妹ラニーがオロンガポから帰ってきました。　なんでも働くんだとかで、面接に行ってきたのだとか。　スービック・ベイのレジェンダホテルというカジノもあるホテルだとか。　来月から働くみたいです。　
　台湾人の恋人チェンからの仕送りを受け取りながら働く、一石二鳥とはまさにこのことか？　二兎（にと）追うものは・・　って言うのもあるぞ。　まさかこの田舎から通いはないだろう、オロンガポあたりに住むのかな。　それにしたって給料なんて、貰っても10.000ペソくらいなものだろう。　家賃、食費なんか考えたら行って来いじゃないのか？　まっ、他人事ですからどうでもいいのですが。



　風が吹いてきました。　明日の昼、台風が直撃するみたいです。　停電になる前にアップします。

　今月も無事生活することが出来ました。
　いつも応援してくださる皆様のおかげです。
　今年最後の月となる来月も、引き続き宜しくお願いいたします。