日記 2006年 12月     



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2006年12月1日(金) くもり
主従関係

 月が替わり、今年最後の月となってしまいました。 年末、皆様なにかとお忙しいでしょうが、新しい年までもうひと踏ん張り頑張って下さい。 
 本日は台風の影響で雨が降ったり止んだり、ときおり強風もあります。 ボニフォシオ誕生記念日とかで、ほんとは昨日だったのですが振り替えで本日祝日となりました。 きょうが金曜日だから3連休としたのでしょう。 
 こんな天気の悪いときは家にじっとしているしかありません。 台風の中、ガキは学校の行事で出かけました、ご愁傷さまなことです。 ふだんの行いが悪いからこうなるのです。
 さて、大家族の中にポツンと1人で暮らしておりますが、気を使ったりして大変じゃないのか? 食事なんかみんなで食べるのか? 家族の団欒(だんらん)なんかどうしているの? と思っている方も多いかと思います。
 心配ありません。 フィリピンは主従関係がはっきりした国なので、この人には一目(いちもく)置いたほうがいいぞとなれば、優位にたつことが出来ます。 食事は私と彼女が一番先に2人で頂きます。 食卓に他の人が来て一緒になんていうことはありません。 私たちの食事が終われば、次に家族が食べます。 食費を入れているのですから当然でしょう。 
 家族の団欒ですが、お酒があるときだけノコノコと参加します。 言葉が分からないのだから、そばに私が居ても返って相手が気を使うだけでしょう。 この家で私はなんの制約も受けずに、要は自由気ままに暮らしているわけです。 これといった不便も不愉快も不満もなく生活しております。 そんなわけで快適生活で今月も乗り切りたいと思っております。



 上のヤギはおとといの写真です。 ハイウェイのまん中を歩いていたのです。 あぶなく車に轢(ひ)かれるところでした。 歯磨きのチューブ、まさか私を笑わせるために買ってきたわけではないのでしょうが、理解に苦しむ一品です。
 きょうは表でジンってわけにいかないかな・・ そうそう! この前34ペソと紹介したウォッカ、右隣のサリサリで買ったら24ペソで買えたぞ! もう行かない向かいのサリサリ、わずかなお金で一番のお客を逃がすのだから、バカもホドホドにしなさい!   


2006年12月2日(土) くもりくもり
友だちの友だちは皆お友だち

 おぉっ! きれいな朝焼けだ。 この素晴しい朝に私は胸焼け、不摂生ばかりしているからだ。 真面目に生活している人に申し訳ないだろうというお叱り、真摯(しんし)に受けとめたいと思います。
 同じ田舎暮らしをしていらっしゃるHさんより掲示板に投稿がありました。 先日HPの件でお世話になったhiroさんの日記のなかに登場している方です。 ブログ「フィリピン・スービック・ハロハロ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/hayaohelen を書いていらっしゃるのでご覧下さい。 私も見習わないと、と思います。
 きょうは先日椅子から転げ落ちて頭を3針縫ったビコールの娘、マリカーの抜糸です。 私も薬がそろそろなくなるので、付いて行くことにしました。 ビコールのトライシクルで南へ5分、こじんまりとした病院ですが中は清潔です。 クリスマスツリーもあります。 
 私が薬のことで問診している間に、マリカーの抜糸は終わってしまいました。 せっかく泣きっ面を撮ろうと思って行ったのに、何のために行ったんだか・・ 私の薬の方は今度の土曜日に尿検査をして、同じ成分の薬を用意しておくとのことで問題はありませんでした。
 昼に帰って来ると、出張洗濯屋さんがまだゴシゴシやっているではありませんか。 朝からず〜とです。 まぁ、それが仕事なんだから、うらめしそうな目で見ないでくださいね。
 アイリーンは午後から教会へお祈りです。 きっと、ないものねだりのお祈りばかりしているのでしょう。 天罰がくだる日も近いのだろうが、巻き添えはごめんだからな!



 オロンガポの爆弾騒ぎ、おととい彼女の妹ラニーの携帯に友達から一報が入ったのですが、たいした事ないだろうと思い書きませんでした。 ところが、車掌さんが亡くなったとのことで、なんでもラジオに爆弾が仕込んであったみたいです。 お客さんは全員降りた後だったので無事だったのですが恐いことです。 車掌さんにはご冥福をお祈りいたします。
 この事件、犯人は元オウムの「走る爆弾娘」ではないかと私はみているのですが・・ えっ! 終わりにしろ、ですか? はい、わかりました、それではまた。 
  

2006年12月3日(日) 晴れ晴れ
プソ ナン サギン (PUSO NG SAGING)

 セクシー娘が朝から通りを行き交(か)う。 それもたくさんのセクシーガールが、フェロモンを撒(ま)き散らしながら。 そんなことあるわけはないのだ田舎暮らし。 ハバァとガキの街、それが田舎なのだ。
 先日、彼女の海辺に住む弟、ランディーが奥さんと娘2人を連れてやってきました。 せっかく来たんだからと玄関先で飲み会が始まります。 奥さんと娘は家の中でくつろいでいます。 
 すっかり酔っ払ったランディー、なにを血迷ったのか道行く若い娘に口笛をヒューヒューとならし、娘が振り向くと ヘイ! セクシ〜 と片っ端から声をかけます。 それを見ていた奥さん、子供を連れてさっさと帰ってしまいました。 呆(あき)れ返ったってとこでしょう。 付け加えれば奥さんは小学校の教師です。 ランディーは一人寂しく帰ったのでした。
 きのう病院の帰り道、ホテルがあったので寄ってみました。 1Fが1.200ペソ、2Fが800ペソだそうです。 モーニングサービス込みです。 部屋の中、バスルーム共にきれいでした。 レストランも広々としています。 でもまわりに何もないんだよな、誰が泊まるのか不思議です。
 そしてきょう、セクシーガールは表に出れないほど暑いのです。 日曜日でガキはお休み。 ヤングマンを大音量でかけ、YMCAのバカ踊り、 おっ! アイリーンが珍しい植物を、いったいなんだ? 
 


 バナナの花のつぼみだそうです。 タガログ語でサギンがバナナでプソが心臓です。 直訳ではバナナの心臓となるのでしょうか、勉強になりますねぇ。 スープに入れたりして食べるのだそうです。 アイリーンの顔なんかみていないで、ちゃんとバナナの花を見ましょうね。 
 

2006年12月4日(月) 晴れくもり
ギナタアン・ビロビロ (GINATAAN BILOBILO)

 きょうの天気予報は曇り時々雷、雨でも降るのか? いま午前9時、外は晴れ。 きょうはいいが、明日は困るのだ。 明日はロマンチックなフルムーンの日なのだから・・ 
 きのうは午後から雲が出てきて蒸し暑さが体を包みます。 でも私が玄関先の専用テーブルで飲んでいた夜は、フルムーンを予感させる月がポッカリと空に浮いています。 晴れればいいな明日の夜。 
 裏庭へ行ってみると、おっかさん、ラニー、アイリーンでなにかを煮ています。 何してるの? と聞くと、おやつを作っているのだとか。 名前がギナタアン・ビロビロ (GINATAAN BILOBILO) という摩訶不思議な名前なのです。 
 ギナタアンとはおやつの意味らしく、ビロは丸い物の意味らしいです。 直訳すれば、おやつタマタマとでもなるのでしょうか。 いやぁ、きのうといい、きょうといい、ほんと勉強になりますね。
 さて、中身はなにかといいますと、米の餅、芋、タピオカ?、それにバナナをココナッツミルクで煮あげるのです。 米の餅はご飯をつぶして丸めます(左の写真に写っているのがそうです)、芋は見た目サツマイモって感じです。 タピオカは芋の粉、澱粉ですか? を小さく丸めて作ったものです。 市販されていますよね。 もちもちとした噛み心地です。
 さあ、出来上がりました。 私は甘いものは頂きませんので、ほんの少しだけ味見をさせてもらいました。 あまり甘くないお汁粉って感じですね。 これがきのうのおやつでした。 尚、材料のタピオカについては定かではありません。 芋は金時サツマイモでしょう。
 ビコールワイフが豚の頭を鍋で煮ている。 なんでわかるかといえば、鍋から毛の生えた豚の耳がはみ出しているのです。 自分の家で食べるのか、売るのかは知らないが、そういうのをゲテモノ趣味というのだ。 でもこの前誕生日のとき、みんなで豚の頭のレチョン(丸焼き)を食べたんだから、まぁ、今回は許してやろう。



 玄関のイルミネーションも、少しづつですがクリスマスっぽくなってきました。 こうなると、それを見ながら1杯ってことになるんですよね。 そんなものなくても飲むんだろうって、そう言われればそうなのですが・・ 他にやることもない田舎暮らし、いいじゃないですか。 
 飲ませてくれるところならどこへでも行く私、これからいつもお世話になっているバリオ・バレットに住むhiroさんのお宅に行ってきます。 先日もご紹介しました フィリビン スービックへようこそ! というHPをたちあげて頑張っておられる方です。 お忙しい中、時間を作ってくださいまして感謝いたします。 おじゃましま〜す。   
 というわけで本日の日記、朝、更新いたしました。
  

2006年12月5日(火) 晴れ晴れ
近所の日本人の皆様

 今朝は4時に起床、年寄りは早寝早起きと言うが、私はおじいさんか!?
 それというのも、きのうオロンガポの北のバロイビーチという海沿いに住まわれる、hiroさんのお宅におじゃまして、遠慮もなくしこたま酒を飲み、気付いたら朝だったのでした。
 hiroさん、奥さん、ご迷惑おかけいたしました、そしてご馳走さまでした。 
 スービックの北の街カステリオスに住まわれている、H・TAMAさんもご一緒してくださる予定だったそうですが、用事が出来てマニラに行かれたそうで、残念ながらお会いすることが出来ませんでした。 電話で少しお話させてもらいましたが、こんど機会がありましたらお会いしましょう。
 hiroさんところの犬にケツを噛まれたような気がしますが、私の気のせいでしょう。 ありがとうございました、楽しい一日でした。 
 ニワトリよりも早く目覚めてしまった私。 なにをするでもなく椅子の上を見ると、 あれっ! ソウメンに味付け海苔にカレールウ、そうかきのうお土産にいただいたんだ、掲示板開いてみると、ちゃんと返信もしているみたいだ。 カレーのことも書いてある。 まあいい、コーヒーでも飲もう。
 コーヒーを飲みながら味付け海苔を見ると袋が開いている、思い出した! きのうの夜、ガキが海苔を食べていたのだ。 もう半分もないじゃないか! どうしてくれようかガキンチョめ。
 そんなんできょうも暑い1日が始まる。



 アイリーンの妹ラニーの友達が誕生日だという。 なに! ダンナが日本人、カステリオスに住んでいるだと! おいおい、H・TAMAさんじゃないのか? 冗談は兎も角として、すみませんH・TAMAさん、ガセネタでなかったら私も行くぞ。 さっさと日記更新しておこう、いつお呼びがあるかもしれない。
 近所に住む日本人の皆さん、顔を見せ合いましょう。 楽しいですよ、立ち話でもいいじゃないですか。 このペースだと1日2回、日記書けるんじゃないか? それでは。


2006年12月6日(水) 晴れ晴れ
カステリオス

 アイリーンの妹ラニー。 その友達の旦那さんが日本人で、カステリオス(スービック市場の北の街)に住んでいると言う。 その友達の妹の娘が1才の誕生日なので、一緒に行こうとお誘いがかかりました。 昼飯を食わずにラニー、アイリーン、私でカステリオスに向かいました。
 カステリオスに到着して、さて、街の写真でも撮ろうかなと思ったら、そんなの帰るときでいいでしょうというのですぐさま現地へ。 尚、帰るときには真っ暗で、結局街並みは撮れませんでした。
 トライシクルで東に3分、突き当たりの道を北に5分、また東へ5分、はい、着きました。 読むだけで田舎でしょう。 写真の家がそうです。 はっきり言いまして、負けた!と思いました。 おっと、あまりへんなことは書けません。 旦那さんの日本人の方は、現在日本でお仕事とのことです。
 茨城県在住、40才代でこちらには年に4回、3〜4日の滞在だそうです。 4才の息子さんが1人おられます。 そんなわけで、奥さん、子供さんの写真は掲載できません。
 たくさんの人が来ていました。 すすめられるままに、ビール、ブランデー、沢山の食べ物を頂きました。 奥さんも気さくな人で、旦那さんの話し、日本での思い出話などで爆笑、爆笑、大爆笑の連続でした。 子供のパーティーが始まると、食べる前にばかでかいクラッカーを食物の上で炸裂させたものだから、食物の上は銀紙だらけ、泣き出す子供も、笑えない一コマでした。 炸裂させたのは近所のワルガキ、どこにでもいるのですね。 飲んだ、食った、ご馳走さまでした。
 1月に旦那さんはフィリピンに来られるそうなので、ここサンフェリペに遊びに来ていただくことを奥さんと約束して帰ってきました。 お待ちしています。 



 ラニーのお友達の奥さん、旦那さんに1日10回以上電話するそうです。 フィリピンの女の方ってみんなこうなんですよね。 旦那さん、ちゃんと仕事できるのかな?
 酔っ払ってカステリオスの市場を徘徊(はいかい)してしまいました。 カステリオスの市場の皆さん、ごめんなさい! 日本人を誤解しないで下さいね。
 なに! あしたリッキーの女房が香港の出稼ぎから帰ってくる? ほんでもって、マニラに付き合ってくれだと! クリスマスの買い物もって、お金はリッキーの女房持ちだろうな。
 8時に出発? ということで、あしたはマニラ入りになりそうです。 久しぶりの大都会、セクシーギャルの巣、血湧き肉踊る。 バカかお前はって、はいバカです。 


2006年12月7日(木) 晴れ晴れ
大都会、マニラへ

 本日は、出稼ぎのため香港にいっているリッキーの女房が帰ってきます。 そのため出迎えにマニラへ行く予定なので、早朝に日記を更新します。 きょうの日記を朝更新するバカがどこにいるんだとお叱りごもっともですが、いいじゃないですか、なんでもアバウトのこの国、堅っ苦しいことはいいっこなしにしましょう。 それに天気だってわからないだろうって、いいんです、フィリピンはいつも晴れなのです。 ほんとうはきのう書いたんじゃないのか、とおっしゃるあなた、するどい突っ込みはやめてください。 いつ書こうと、時間のない国では関係ないのです。
 きのう、昼飯にラーメンを作ることになってしまいました。 カステリオスの市場で私が麺と野菜と醤油を買ってきたと言うのです。 へっ、ぜんぜん憶えていません、キッチンに行くとたしかに材料があります。 しょうがない、作るか、面倒くさいけれど材料を無駄にするわけにはいかない。
 まずスープ、鶏がら、豚がらなんてありません。 ここは鶏肉とスープの素でダシをとりましょう、味を整えるのは醤油と塩で十分です。 麺は別の鍋で湯がいてと思ったら、アイリーンが麺を水で洗っている。 それも細かくちぎって、あぁ、なんちゅうことしてくれるんじゃい!
 気をとりなおして、ネギのせん切り、白い部分をトントントンと、スープの味を整えようと醤油を加えていたら、こんどはネギの青い部分をきざんでいる。 普通捨てる部分だろうに。
 そして出来上がったラーメン、ぼそぼそのラーメン、お見せできません。



 ガキは風邪で学校を休んで、私の部屋を荒らしまくります。 自分の部屋で寝ていろよまったく。
 アイリーンとラニーはオロンガポに買い物です。 ほんと好きだなオロンガポ。 帰ってきたのが夜8時、ラニーは自慢げにオロンガポで作ってきたVISAカードを見せびらかします。 ステータスだなんて思っているのかな。 カードで借金地獄の絵図が見えますね。
 夕食にチキンカツ、よくこんなものがあったな。 ソースがないのでケチャップで頂く、サクサクしてうまいじゃないか。 なんだ? 家の中が臭いぞ、クサヤみたいな魚を焼いている、フィリピンにもあったのかクサヤ。 このしょっぱさ、やっぱりクサヤ汁に漬けて作るのかな?
 さてとそろそろマニラに行く支度でもするか。 大都会の報告は明日します。
    

2006年12月8日(金) 晴れ晴れ
行って来ただけ マニラ

 今朝は風が強い、また台風が接近しているらしい。
 きのうは行ってきました、大都会、マニラ。 リッキーの女房が出稼ぎ先の香港から、午後3時に空港に到着するというので、家を午前8に出発の予定です。 いつものことですが、11時に家を出ました。 リッキー、アイリーンそれに私の3人です。 いいんです、私の友人が来るわけではないのですから。 バスに揺られ揺られて第2ターミナル(フィリピン航空専用ターミナル)に着いたのが、午後4時半、しかし飛行機は到着していません。 なんと5時間遅れで到着とのことです。 遅れて空港に着いたのに、こちらが待たされるとは、まったくもって時計は何のためにあるのだ。
 午後8時に到着ですから、待つしかありません。 待つこと3時間半、やっと来ました、リッキーの女房、タクシーでバサイのバスターミナルへ。 ターミナルに着いたのが午後の9時頃、 なに! なに、な〜に、11時までバスがないって、さすがフィリピン2時間待ち。 雨も降り出してきました。
 2時間後、さて冷房バスに乗り込んで帰路に。 さむ〜い、寒い、なんだよ、なんなんだよ、この走る冷凍庫、加減ってものがないのか! 私は生鮮食品か? みんな寒いのに文句の1つも言わない、鳥肌立てて乗っている、そんなことはおかまいなしで、バスはひたすら走るだけ。
 午前4時、カチンコチンに固まった私たちは、バスの中で一睡も出来ず無事家に着いたのです。 おかげで大風邪をひいてしまいました。 きょうは寝てるしかありません。 リッキーの女房の写真は暗闇で撮ったので真っ黒、失敗です。 こんど掲載いたします。 というわけで、マニラの大都会を散策することは出来ませんでした。 セクシーはまたの機会に。 



 リッキーの息子、ルピンの姿が見えない。 だいたいの察(さっ)しはつく、隠し子なのだろう。 悪いなリッキー、パロパロ(浮気者)リッキー、いつまで女房は居るのか知らないが、そのうち血を見ることになるのだろう。 女房にチクッたりはしないが、私が弱みを握っていることを忘れてもらっては困るぞ。
 蟻の兵隊が壁を・・ そんなことより寝よう、疲れた。 明日は病院で検査だ、きょうは暴飲をつつしまなければならないつらい日なのだ。 疲れているのに。
   

2006年12月9日(土) くもりくもり
病院で検査

 きょうは朝、検査のため病院へ行ってきました。 血液と尿の検査です。 血液採取の注射器は目の前で袋を破いた新品です。 安心して採取してもらいました。 結果は午後になるというので、もう一度病院に行かなければなりません。 検査代に365ペソ支払いました。
 病院から9時に戻って朝食です。 時間が遅かったせいか、みんな食卓に着いています。 家の中が臭い。 私も食卓に着きおかずを見ると、クサヤ。 手づかみで食べている。 アイリーンが魚でいい? と言うので、もちろん、いやですと答えました。
 朝から手づかみでクサヤをおかずに飯が食えるか! 病院の帰りだぞ、まったく。 ということで、ツナバーガーを作ってもらい、みんなと美味しく頂きました。 リッキーの奥さん、ランディーの奥さん、ラニーなどが一緒です。 食べるより喋るの楽しい食事でした。
 でもなんでランデイー夫婦が居るんだろう? まあいい、酔っ払わせて ヘィ! セクシ〜をやってもらうだけだ。
 きょうは病院ということで、きのうは早い時間に飲み終えようと昼間から玄関先でビールです。 となりのサリサリにサンミゲルビールを買いに行くと売り切れです。 しょうがないレッドホースビールをと思ってポケットを見ると20ペソしかない。 サンミゲル18ペソ、レッドホース25ペソ、5ペソ足らない。 でもサリサリのあんちゃんが、お金後でいいよと親切。 じゃあ、2本頂戴と、調子こいて買ってきたのです。
 そのあと、リッキーとその友達マローンにつかまり、しこたま飲んでしまったことは言うまでもありません。 尚、サリサリにはきちんと返済しておきました。



 曇り空、台風の影響でしょう。 いつも掲示板に投稿してくださる、ナベ坊さんから教えてもらった、気象庁・台風情報という便利なHPで確認させてもらっています。 ナベ坊さんはマニラに長く住んでいらっしゃいます。 色々な情報をいつもありがとうございます。
 そのナベ坊さんの奥さんが、先日流産されたとのことです。 ほんとうに、お見舞い申し上げます。 ナベ坊さん! 元気だして、機会があったら1杯やりましょう!  
  

2006年12月10日(日) くもり
病院での検査結果

 台風の影響ではっきりしない天気が続いています。 きのうの夜、停電が2回ありました。 さいわいすぐに回復したのですが、パソコンをいじっている途中での停電、回復してもさすがに続ける気にもなれず寝てしまいました。
 きのうの午後、持病の痛風検査の結果を聞くために3時に病院へ行く予定でした。 2時になりそろそろ行く準備でもと思っていると、アイリーンがガキの洗礼があるので教会へ行ってくると言います。おいおい、私は3時に病院だぞと言うと、病院は24時間やっているから大丈夫だとあっけらかん。 ガキは洗礼より病院でぶっとい注射、頭に打ったほうがいいんじゃないのか!
 わかりました、帰ってくるのを待ちましょう。 いったん出掛ければ何時に帰ってくるのかわからない、そういうのを日本では鉄砲玉というのだ。 ガキはおめかしして楽しそうです。 いってらっしゃい。
 戻ってきました鉄砲玉、地球を一周でもしてきたのでしょう。 もう5時です。 さて病院へ。
 病院に着き診察室へ、検査結果の発表です。 えっ! ノーマル? 正常、どこも悪くない! だから、薬は処方できないだと! ありがたいお言葉ですが、痛風って完治するのか? 尿酸値4.7、確かに低い数値だ。 この前の日本での検査より1ポイント低下している。 その他の血液検査数値もすべて正常値だが、これでいいのか? 前の晩に、ビールとジンをあおって行ったのにだ。
 まあいい、定期的に検査してみて、少し様子をみよう。



 尿のほうの検査ですが、尿に菌が認められるとの診断。 尿路感染症か? 治療方法は、毎日コップ8杯の水を飲み、薬を飲んで一週間後に再検査、その間、お酒は一切ダメという死を宣告されたような療法です。 そんなわけでアイリーンの管理のもと、きのうは一滴も飲ませてもらえません。
 あと6日、地獄の日々が続くのです。 笑ってやって下さい。 
 

2006年12月11日(月) くもり
えっ! オロンガポ

 朝から雨、しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃんと大五郎はちゃんを待つか。 帰りゃあいいが帰らんときゃあ、この子も雨ん中骨になるって、この国ではそんなことはないのだ。 大五郎! フィリピンに来なさい。 ぱきぱきぴきんこ、ぱきぴんこなんて寒さに震えていることも、冷凍バスに乗らないかぎりないのだ。 
 それに、ちゃんの仕事は刺客ぞなって、人殺しじゃないか。 悪すぎるぞ、ちゃん! 大五郎は大迷惑なのだ。 子供想いの親ならばまっとうな仕事に就(つ)きなさい! 
 そうだ、父である拝一刀(おがみ いっとう)、あなた、そんな暗い時代の日本に住んでいるからダメなのだ。 陽気なフィリピンへバカンスに来なさい。 天真爛漫(てんしんらんまん)なフィリピーナとお友達になりなさい、そうすれば人生観も少しは変わるのだ。 ちゃんの仕事は置屋ぞな、のほうが大五郎だって喜ぶに決まっているぞ。 きれいなお姉さんが周りにいっぱいいるのだから。
 と、ここまで書いたところでお呼びです。 なに! オロンガポに行くって、はい! わかりました。 ということで、帰りが夜10時になってしまいました。 そんなわけで、更新遅れてすみません。 きょうはアイリーンのセクシーポーズをサービスしておきますので、それでかんべんして下さい。



 オロンガポとスービック・ベイに行ってきました。 明日、紹介します。 車ではなく、バスやジープニーで回ったので、そんなに多くの場所には行けませんが、そこはそこ、楽しみは後に残すってことです。 徐々に徐々に核心に迫りますよ、あなたの好きな推理小説やセクシーポーズのように・・ バカ言ってないで早く寝ろとおっしゃいますか、はい! そうですね。 くっ、目の前にワインがとぐろを巻いている。 
 

2006年12月12日(火) 晴れ晴れ
オロンガポとSBMA

 きのうはオロンガポとスービック・ベイに行ってきました。 アイリーン、ラニー、リッキー夫婦それに私の5人です。 
 昼にオロンガポに着き、ジョリビーで昼食です。 私は新メニューのホットドックセットを食べました、70ペソくらいです。 アポ像が見えたので、表で一服しながら1枚写真をパチリと。
 インターネット代を支払いにスマートブロに寄って、それからシティモールへ。 シティモールからスービック・ベイの入り口までは歩いて行けます。 何もないシティモールで彼女たちはウインドショッピング。 よく2時間もぶらぶらできるな! あきれた私は表でタバコを吸って待ちます。 さて、帰ろうかなと思ったら、スービック・ベイに行くと言います。



 スービック・ベイ、行ったところはロイヤル・スービックというマーケット。 おもに食品を扱っているお店ですが、そこで4時間も買い物です。 私は表でタバコを吸って待ついつものパターン。 おや、やけに黒い人がお土産を売っている。 あとでアイリーンに聞いたら、アイタス(AETAS)またはアイタ(ITA)といい、山に住む民族らしいのです。 山猿ってとこでしょう。
 しかし、買うに買ったもんだ。 どうやって持って帰るんだよ! マイカーで来たんじゃないんだぞ、ジープニーとバスだぞ。 それもジュースのバカでっかいやつとか、重いもの選んで買いやがって。 持つのはリッキーと私だろうに。



 そうして、重い荷物を持たせたまま、まっすぐ帰らず、スービック・ベイ入り口向かって右側のクリスマス・フェスタという、面白くも可笑(おか)しくもない雑貨屋の集まりを見に行ったのです。 夕食はシティモール内の、チョウキンというファーストフード店、新メニュー好きの私は、チョウキンベジタブルとかいう野菜あんかけライスセット、85ペソを食べました。 みんなは食事プラス、ハロハロ(アイスクリーム入りカキ氷)を食べます、よく食えるもんだ、まったくと思いながら横目で見ていました。
 私が払ったお金は、インターネット代だけです。 買い物はラニーがカードで支払っていました。 疲れ果てて、家に帰り、買ってきた酒を飲む私を止める人はいませんでした。 


2006年12月13日(水) 晴れ晴れ
裏庭通信その3

 きのう久しぶりに裏庭に行ってみた。 ありゃ、りゃりゃりゃ、いない! 大豚と仔豚しかいない。 他の豚はどうしたのかと聞くと、全部売れただって。
 どうりでこのところ金回りがいいと思ったら、そういうことだったのか。 買い物に行ったり、外で食事をしたりすると、私が支払っていたがそれがなかったものな。 まあ、それはそれでいい。
 しかしさみしくなったもんだ、大豚と仔豚が5匹か、あれ? 仔豚は7匹じゃなかったのか。 聞いてみると、ヘイ! セクシ〜のランディーが2匹ゆずり受けたのだそうだ。 犬もいない、ニワトリも数がめっきり減った、モ〜子親子は田んぼに行ったまま帰らない。 これでは裏庭通信打ち切るしかないかなと思っていたら、やって来ました、巨大種豚、体長3メートル!
 嘘つけって、私には3メートルに見えたということですから、あまり深く考えないでください。 巨大という言葉が大事なのですからね。 百聞は一見にしかず、まあ見てください。 トライシクルの後ろの檻(おり)の中で悠然と構(かま)えたその勇姿、風格がありますねぇ。
 それを迎え撃つ我が家の大豚、これも負けてはいません。 乗っかられてもビクともしません。 3ヶ月後にはまたたくさんの仔豚達が誕生です。 そのころには今いる仔豚達も大豚に成長していることでしょう。 楽しみです。



 豚の種付け料は1.000ペソだそうです。 あと3ヶ月か、それまで裏庭通信お休みか? いや、なんかあるだろう。 ハプニングだらけのこのフィリピン、ないわけがない。
 さて本日、暑くなりそうだ。 なってもらわないと困るのだ。 ここ数日、我が家の水シャワーは心臓麻痺を起こしそうな冷たさなのだ。 このまま涼しい日が続いたら、私は心臓麻痺で死んでしまうだろう。 シャワー浴びなきゃいいじゃんって、またそういうこと言うか。 いいわい、ビーチで泳いで、きれいきれいにしてやる。 寒い日本そんなこと出来ないだろう、ここはフィリピンなのだ。


2006年12月14日(木) 晴れ晴れ
フィリピンの朝

 朝6時、空気が澄(す)んでいて涼しいが、なんか臭い。 窓の外を見ると土が湿っている。 雨でも夕べ降ったのだろうか、いや湿っているのは窓の外だけだ。 そういえば、新しく植え込みするため雨水につけて発芽させていた米袋がない。 その残り水を私の窓の外にぶちまけたのだ。 
 水が腐っていやな臭いが漂(ただよ)っている。 こんなことをするのはビコールしかいないはずだ。 他人の迷惑など考えない国だ、今回は目をつぶろう。 しかし、次回は目には目をだ、覚えとけビコール、経済制裁したるからな!  
 きょうも強烈に始まる。 食事を終え部屋でまったりとしていたら、いきなりの大音量。 鳴り出したディスコミュージック、何時だと思っているんだ! 朝の8時だぞ。 きょうは写真を貼り付けてやるぞ。 この曜日のこの時間、日本では1番お疲れのときなのに、なんというザマなのだ。
 踊る阿呆(あほう)ども、私は見る阿呆ですか? 何も考えず、だだ楽しければいい、まあ見ているほうも楽しいのですが、酒も飲まずになぜここまで陽気になれるのだろう。 一緒に踊ろうだと、私は表に逃げ出しました。
 太陽が刺す、刺す、刺す! 私の、モヤシ栽培のように暗いところで育った肌に、これでもかと。 まだ朝の8時だというのに、真上に太陽がきたらどういうことになってしまうんだ、狂った国では狂った人だけがまともに生きられるのか。 その狂ったところが人々を魅了(みりょう)するのだろうか? 一緒に狂ってしまう人のことを、日本では餌食(エジキ)になると言いますので気を付けましょうね。



 さて、先日ご自宅にお邪魔させて頂いたhiroさんのHP フィリピン スービックへようこそ! を拝見していましたところ、この前日本に帰られた H・TAMAさんが無事フィリピンへ戻られたそうで、H・TAMAさんお疲れさまでした。 日本から掲示板への投稿ありがとうございました。
 アイリーンがhiroさんのHPの写真を見て、お土産いっぱい持っているよだって、コラッ、失礼なこと言うんじゃありません! 冗談ですからね、H・TAMAさん、今度お会いしましょうね。
 

2006年12月15日(金) 晴れ晴れ
豚に噛まれたラニー

 きのう飲み過ぎた私は、午前中ダウンしていたのですが、騒(さわ)がしさは相変わらずです。
 リッキーとランディーが早朝マニラに買い物に出掛けました。 さて、誰が豚に餌をやる? 私はダウンですからラニーが餌をやることに決まり、豚小屋でせっせと餌をやっていました。 
 すると、豚小屋からギャーという悲鳴が聞こえます。 どうしたどうしたと、二日酔いで痛い頭を押えながら見に行くと、ラニーが太ももから血を流している。 大豚に噛まれたのだ。 さいわい傷は深くない。 さっそく病院へ連れて行き、噛まれたところを消毒して狂犬病予防の注射を打って治療したのです。
 狂犬病ってなにも犬だけが発病する病気ではないですからね。 動物全般が罹(かか)る病気ですからね。 圧倒的に犬が多いので狂犬病と呼ばれていますが、豚や猫に噛まれても狂犬病になる危険性はあります。 もし海外で動物に噛まれたら医者に行って狂犬病の注射を打ってもらいましょう。
 そんなんで、無事病院から戻ってきたラニーの注射痕が痛々しい。
 原因はリッキーじゃないか、人様に迷惑をかけて自分はマニラで買い物か? お金はどこから出ているんだ、女房が香港で稼いできたお金か、もっと計画的に使えないのか。 お金を持つとすぐ買い物をする、そういうのを日本では衝動買いといい、女のすることだぞ! 反省しなさいリッキー。
 きのうは飲んだ飲んだ、ウォッカの大瓶1本飲んでしまいました。 暑くて何もやることがないとなれば、飲んで涼むしかないのだ。 つまみはシーレナというスナック菓子、クリスビーで結構いけますよ。



 きょうは5時からガキの友達のバースデーパーティがあるとかで、ビールなんかあるのと聞いたら食べ物だけだとか、どうしようかな。 酒がないんじゃ行ってもしょうがないか、盛り上がらないもんな。
  

2006年12月16日(土) 晴れ晴れ
うるさい休日

 毎日のんびり暮らそうと思っておりますが、はたしてきょうはのんびりと過ごせるのか、なんて思っていたら洗濯するから手伝ってとお声が掛かります。 
 ポンプの汲み出しから始まるハードな1日、のんびりはどこへ行ってしまったのだろう。 きょうは土曜日でガキは学校がお休みです。  
 さて一段落して部屋に戻ると、タホ〜、タホ〜と豆腐売りがやって来ます。 小銭を持って群がるガキ、1杯5ペソの豆腐、茶色の甘いシロップをかけてストローで食べます。 ひと口味を見させてもらいましたが、絹ごし豆腐をぐちゃぐちゃにしてプリンのシロップをかけたような味です。 ババエ(女性)好みの味ではないでしょうか、豆腐ですからもちろんヘルシーなのでしょう。 本音を言えば、よくこんな物が食えるな! 醤油をかけて食えよ、ダ〜ホ〜(どアホ)となるのです。
 きのう豚に噛まれたラニーは狂犬病のように元気です、心配ありません。 同じく元気なガキとアイリーンは、きのう午後5時にガキのクラスメートのバースデーパーティに出かけました。 行く前に私にインスタントラーメンを作ってくれました。 それが夕食とは知らず、おいしく頂きました。 パーティから夜9時に帰ってきて、あぁ、お腹一杯、寝よ、寝よとさっさと寝てしまったのでした。
 器用貧乏リッキーがなにか組み立てている。 きのう女房のお金でマニラから買ってきたミキシング装置だ。 31.000ペソだそうだ。 機械にうとい私には、性能がいいものかどうか分からないが、なんでそんなものを買うのか理解に苦しむのです。



 話を聞けばこれからのシーズン、音響の仕事がたくさんあるらしいのです。 小宴会、大宴会と1回貸し出せば5.000ペソの収入になるのだとかです。 こんなことを書いていたら、さっそく始まりました、玄関先のスピーカーから大音量がきょうも。 なんか音が歪(ひず)んでいるが、大丈夫か? 関係ないか、大音量が命なのだから。
 きょうはこの大音量の中昼寝なんて無理だろう、しかし、ひとつだけ方法があるのだ。 周りの音が聞こえないぐらいに酔っ払ってしまえばいいのだ。 さて、どうするか?
 

2006年12月17日(日) 晴れ晴れ
フィリピンでの酔っ払い

 きのうは酔っ払ってしまいました。 いつも酔っ払いだろうって、そうなのですが、きのうは部屋に吐いてしまったバカな私です。
 いつも元気なアイリーンとガキが、オロンガポにクリスマスの買い物に行くとお出かけです。 クリスマスなんだからとわけも分からず、10.000円の大枚を巻き上げられてしまい途方に暮れてしまった私です。 10.000円はどうでもいいのですが、思いっきり飲めるチャンスとばかりに、サリサリにジンを買いに走ったバカな私です。
 部屋でちびりちびり飲んでいると、窓の外が騒がしい。 見るとガキどもが押しかけています。 何事かと外に出たが最後、捉(つか)まりました、リッキーとその仲間、玄関先にたむろしていたのです。 飲んだ飲んだ、帰ってきたアイリーンに誰? なんて聞いて、ひっぱたかれたのでした。
 それで夕飯食って部屋に戻ると、ガキとアイリーンがご就寝です。 なんか急に気持ち悪くなって吐いてしまいました。 なにしてる〜とアイリーンの奇声、しょうがないのです、窓の外に吐こうにも鉄格子で顔を出せない、トイレまではもたない、男は吐きたいときに吐くのです。
 そんなわけで本日9時に起きました。 起きたというより、大音量で起こされたのです。 きょうも始まる熱い1日、なんか背中が痛いがこれも試練と理解するしかない。 朝食は野菜入りラーメン、なんだなんだよ、インスタントラーメン、うまいなぁ!



 そういえばきのうはパンツいっちょうで飲んでいたんだよな。 たしかアイリーンがオロンガポからトランクスを買ってくるとか言って、水シャワー浴びてパンツいっちょうで飲んでいたのを憶えています。 まぁ、暗いからどうということはないのですが、今朝アイリーンが言うには、女性みんなであなたのポコチンの頭見ていたよだって。 そうやって酔っ払いにセクハラしてろ! 悪いなフィリピンババエ(女性)!  
 

2006年12月18日(月) 晴れ晴れ
昨日ビコール、今日ワイフの誕生日

 今朝は5時に起床、外はまだ真っ暗、三日月さんおはようございます。 風が吹いている、また来ている台風23号。 21日に直撃みたいです。
 きのうは彼女の弟、「元祖犬家」の亭主ビコールの誕生日です。 
 午後の4時頃から庭先で宴会が始まりました。 私は連日の飲み疲れと、集まるガラの悪そうな連中を横目に不参加を決意。 その前から連中は裏庭にたむろして、すでに飲んでいたのです。 裏庭の調理場ではビコールとチーフが料理を作っていました。 どうせまた犬料理でしょう。
 そんなわけで今朝は早くに起き、新鮮な朝の空気を吸うことができたのです。 で、きょうはビコールワイフの誕生日だって! どうなっているんだ。 似たもの夫婦、誕生日まで似ているのか。
 アイリーンがオロンガポで買ってきたクリスマスプレゼント、近所のガキに配るらしいのです。 中身はTシャツ、トランクス、おもちゃ、手拭いなど入っているそうです。 まぁ、年に1度のクリスマス、しょうがないのですが、この前集まったガキども、てっきりプレゼントを貰えるものだと思い集まって来たらしい。 なんという欲深いガキども、物に対する嗅覚(きゅうかく)が異様に発達しているのだろう。 お前らは動物か!
 リッキーの隠し子ルピン、どうやら女房は知っていたらしい。 母親らしい女の人は、女房が帰ってくる前にはよく遊びに来ていたのですが、女房が来てからはぱったりと来なくなりました。 しかし凝りもせずに、リッキーはきのうも酔っ払って買春に走ったらしい、女房は怒っているぞ。 その子供ルピン、天日干ししてあるマットレスに小便かけるのはやめなさい!

 

 クリスマスだというのに盛り上がらない、聞けばこんな田舎では24、25日がメインだそうで、なんら日本と変わらないのです。 ただし教会ではクリスマスが終わる26日まで、たくさんの人がお祈りに訪れるため、夜も開いているそうです。 そんなことは関係なく毎日盛り上がっている私です。 何も考えず、ただ楽しければいいのです。 ここはフィリピン、勝手気ままに生きさせてもらいます。 
 フィリピンに来れば1度は耳にするブンタラッタラーの音楽。 CD50ペソですので彼女へのお土産にどうぞ。
    

2006年12月19日(火) くもり晴れ
ビビンカ・カニン(BIBINGKA KANIN)

 今朝は雲り空、風が吹いて砂が舞っています。 台風23号は虫の居所が悪いのか、速度を落とし22日の直撃予報となりました。 台風の直撃という悲惨な出来事の後に、最大のお祭りクリスマスがやってくるのです。 悪いことの後には楽しいことが待っているのだよ、という神様の憎(にく)いほどの演出、ほんとこの国には頭が下がります。
 きのうはオロンガポに午後から行くというので待機していたところ、ヤメただって。 なんだそれ! 予定をしておいて覆(くつがえ)すことを日本では朝令暮改(ちょうれいぼかい)といい、計画性のないことと蔑(さげす)まされることなのだ。 しょうがないここはフィリピン。
 ユニティバンク・サンナーシソ支店オープンパレード、トライシクルとワゴン車で田舎街を天下の銀行がパレードする。 トラックに太鼓を積んで、♪ドンドンパンパン♪ドンパンパンと走って行く。 尚、サンナーシソ(SAN NARCISO)はここから南に3分のとなり街、ド田舎街です。 預金する人なんていないだろうに。 銀行のパレードですよ。 トライシクルに風船付けて、雇われるほうも雇われるほうだぜまったく。 悲しくなるからやめてくれ!
 おいしそうなメリエンダ(おやつ)、ビビンカ・カニンと言います。 ビビンカはもち菓子カニンはごはんという意味らしいです。 もち米、ココナッツミルク、ブラウンシュガーで作るそうです。 味は甘い、それだけ、私は甘いものは頂きません。 クセはありませんので、甘党のかたには大丈夫でしょう。



 なに! オロンガポに行く? 言ってくれるじゃない この朝令暮改、11時に出かけるだと、上等じゃないか!
 おっと忘れていましたが、きのうはビコールワイフの誕生日、別にお誘いもなかったので参加はしませんでした。 ビコールがビール、ビールとわめいていましたが、きっとビールをおごってくれと言っていたのでしょう、そんなもん無視して終わりです。
 近所のガキどもが夜、集団でプレゼントをねだりに来るようになりました。 まだクリスマスじゃないだろう! 窓の外でしつこいしつこい、そのしつこさで勉強でもせんかい! この集団ザル!
 そんなわけで、オロンガポへ行く予定ですのでこの辺で。     


2006年12月20日(水) 晴れ晴れ
オロンガポにお泊り

 台風23号、熱帯低気圧となり消滅してしまいました。 根性のないフィリピン人のような台風でした。 
 きのうオロンガポに11時に行くんだなんてことを書きましたが、結局なんだかんだと、午後6時に出発です。 なんだそれと思われるでしょうが、それがフィリピンなのです。 リッキーとそのワイフとラニーが北の街イバに11時にお出かけ、帰りを待ってオロンガポの予定でした。 帰ってくるわけがないのです、帰ってきたのは午後の4時です。 帰って来るまでアイリーンはコガキの世話です。 写真はマリカーの頭のしらみ取り、こんなことをやって時間を潰します。
 やっと帰ってきたリッキーをお供にオロンガポに着いたのは午後の7時30分、ふだん1時間で着くところが1時間30分かかりました。 クリスマスのためか渋滞がすごかったのです。 アポ像も電飾で飾られています。 スービック・ベイの入り口もきれいです。
 そうそう行ったメインはスービック・ベイの、この前、つまんねぇななんて書いたナイトマーケットです。 なんだ、奥は結構楽しいじゃないか!



 電飾、電飾、飲めるとなれば私は楽しいのです。 アイリーンは怒っているみたいですが・・ 屋台がいっぱいあります。 遊園地もあります。 屋台の主役はバクラ(おかま)です。 オーダーをとって運ぶ姿は女性そのもの、ついつい酒がはずみます。



 ここまで来た以上は、遊園地の乗り物にもトライです。 アイリーンが恐がりなので、とりあえず小さな観覧車に乗ることにしました。 降りた後、なぜか機嫌が悪いのですが、酔っ払いの私には関係ありません。 冗談を言っているうちに機嫌もなおったのでした。



 すべてが終わってさて帰ろうとオロンガポのバスターミナルに行ったところ、最終バスが行っちゃっただって、夜の11時過ぎです。 がん首そろえたバカッタレ! 地元の人間だろうが、最終の時間ぐらい憶えとけっちゅうの!
 しょうがないのでホテルに泊まることにしました。 最初のホテルは2ベットで1.800ペソ、さてと部屋に入って支払いをと思ったら、お金がないという。 もう笑えません! いくら持っているのと聞いたら、1.500ペソと言います。 先に言ってくださいよほんとうに。 リッキーは200ペソの所持金。 2件目のホテルへ、おぉ、2ベットで1.000ペソ、というわけでそのホテルで夜を明かすことになりました。
 ビールでも飲みたいなとは言ってみるもんです、アイリーンがネックレスを質入れしてなんと7.000ペソを作ってきたのです。 ありがたや、アイリーン様、涙がこぼれます。 質だしするのは私か?
 そんなことで大変な1日だったのです。  
 

2006年12月21日(木) 晴れ晴れ
オロンガポの安ホテル

 抜けるような青空に抜けているフィリピン人、年末にフィリピンに来られる色事師(いろごとし)の皆様ごくろうさまです。 せっかく来たフィリピン、マニラ近郊やアンヘレスばかりでなく、オロンガポ、スービック方面にも足を運んで下さい。 昼もあり、夜もあります。 1日退屈しない街です。 昼は海、夜はあなたの思うままにご自由に満喫してください。
 まぁ、どこで遊ぼうが俺の勝手だろうと言われればその通りです。 でもなかなか海なんて行かないんじゃないですか? こんがりと焼けて帰国するのもいいんじゃないですか。
 そこでオロンガポ安ホテル情報を少々。 場所はスービック・ベイまで歩いて行ける大通り沿いで、にぎやかなところです。 24時間営業のカジノも側(そば)にあります。 多くのホテルがあり、値段は1泊2.000ペソ以下です。 部屋を見せてもらい気に入ったら泊まればいいでしょう。
 写真は、この前最終バスに乗り遅れ泊まったホテルです。 写真の2つベットのある部屋で1.000ペソです。 ふつうのダブルベットの部屋だと800ペソです。 お金がなくて断ったホテルは2ベットの部屋が1.800ペソ、ダブルベットの部屋が1.200ペソからでした。 探せばもっといっぱいの安ホテルがあるでしょう。
 スービック・ベイのナイトマーケット、1月3日までやっているそうですから楽しんでみてください。



 おととい、ビシッ、バシッと、またビコールワイフの摂関(せっかん)が始まる。 泣き喚(わめ)く子供、こぶしでぶん殴っているらしい。 理由は夜中に遊んでいるからみたいです。 遊ぶといったって、家のまわりで遊ぶだけなのですが。 かわいそうに顔中傷だらけ、青タンまで作って、長男カロイ、二男アディン2人とも被害者です。 恐るべしはビコールワイフ、本能のおもむくままだ。 犬殺しの女房は人殺し、なんてことにならないよう祈るだけだ。
 さて、明日は フィリピン スービックへようこそ! でお馴染みのhiroさんご一行が遊びに来るそうです。 よくこんな田舎にくるなぁ、なんて言っては叱られてしまいます。 安酒と簡単な料理ぐらいしかありませんが、楽しんでいただければ幸いです。 くれぐれも酔っ払ってビコールワイフにからまないようにして下さい。 ぶん殴られても私は関知しません。
 もしこの日記を読まれている方で、オロンガポ、スービック・ベイいいなぁ、行ってみようかななんて思われた方は、上記のhiroさんへ連絡してください。 ホテルの世話から観光、マニラへの送迎までなんでも親身になってご案内してくれます。 私もいろいろとご迷惑をおかけした1人です。
 そんなことで、ご一行様お待ちしております。


2006年12月22日(金) 晴れ晴れ
とっつぁんがオロンガポ

 今朝おっかない夢を見て5時に起きてしまいました。 包丁を持ったバカが追っかけてくる夢です。 どこに隠れても見つかってしまうのです。 こりゃ起きるしかないなというすごい夢でした。 異国に暮らし、情緒不安定になっているのでしょうか。 追っかけてきたのは日本人です。 借金取りか?  
 きのうは午後から雨が降り出しました。 めずらしくとっつぁんがオロンガポに行くというので、ラニーとリッキーの女房がお供です。 昼飯も食わずに3人でお出かけしました。 きっと、とっつぁんにうまい物でも食わせてやるのでしょう。
 水牛にまたがって出かけるのかなと思って見ていたら、ちゃんとバスに乗っかって行きました。 あたり前ですよね。
 30分もするとアイリーンの携帯にラニーから電話が入りました。 なんでもとっつぁんが銀行の通帳を家に忘れて出かけてしまったらしいのです。 なにやってんだよ、とっつぁん。 何しに行くのか考えて出かけてくれ! しょうがないので、アイリーンとガキが通帳を持って追いかけます。
 ガキは久しぶりのオロンガポで大はしゃぎ、アイリーンは太ってジーパンが入らないと四苦八苦。 しかし、なんでガキがいるのだ? もう学校は休みに入ったのだろうか。 何を考えてか、お金をしこたま持って出かけて行きました。 まさか泊まってくるつもりじゃないだろうな。 早く帰ってこいよ、夕飯抜きは御免だぞ。
 アイリーンの妹ラニーですが、以前の日記にスービック・ベイのレジェンダホテルに就職が決まり、年内にも勤めるようなことを書きましたがお断りしたそうです。 台湾人の彼氏、チェンから仕送りがあって何もお金には困らないというのがその理由みたいです。
 働きたくても働くところのないフィリピンの田舎でなんという贅沢な話。 来年にでも結婚して台湾に行くのだろうから、それはそれでいい、家にいて豚に噛まれているのもいいだろう。 それにしても帰りが遅い、もう夕飯の時間だぞ。 ひとりも帰ってきやしない、みんなでうまい物でも食っているんじゃないのか。 私をおかずにして。



 夜の9時、やっと帰ってきました。 みんなは夕食を済ませてきたみたいです。 さてと私のディナーは、なんじゃい焼きソバとでかい春巻きか! 話を聞けば、本日来てくださるお客さんの食べ物を買っていて遅くなったのだとか。 うまい言い訳をするじゃないか、よし許してやろう。
 というわけで、きょうはお客様が来る予定なので早めに更新させていただきました。 お昼より宴会の予定です。 宴会の模様は明日報告致しますのでお楽しみに。  
 

2006年12月23日(土) 晴れ晴れ
宴会

 また始まる朝の茶番。 おっ! きょうの朝食はカップラーメンか、いいね、いいねと3分待って食べるとなんか味が違う、酒を飲みすぎて味覚がおかしくなったのか? いや違います、カップを見るとYAKISOBAと書いてあります。 や・き・そば、なに! 焼きそばじゃないか。 お湯たっぷりの焼きそば、スープももうかけてある、食べるしかない。
 きのうは フィリピン スービックへようこそ! のhiroさんご一行が遊びに来て下さいました。
約束どおりお昼きっかりにご到着です。 日本人です、時間は正確です。
 来て頂いた方は、オロンガポに長期滞在していらっしゃるターさん、ターさんは1ヵ月程の滞在予定だそうです、1月には帰られるそうです。 きちんと礼儀をわきまえたお若い方で、奥様はフィリピーナ、日本を基盤にしておられます。 いずれはフィリピンに移住する方だと思います。
 そしてカステリオスにお住まいのH・TAMAさん、奥様といらっしゃいました。 H・TAMAさん、さすがにお酒は苦手とみえて、あまり飲みません。 しかし、饒舌(じょうぜつ)というのか、お話が好きな人です。 シーフードヌードルありがとうございました。
 そしてhiroさんご家族、奥さんと娘さんそれにチンさん、あとお友達のお子さん、わざわざこんな田舎までありがとうございます。 hiroさんからはお土産の焼酎ジンロ、あっという間になくなりましたよね。 誰が飲んだってみんなで飲んだです。    
 たのしい1日でした、皆さんありがとうございました。 写真を掲載いたしますが、たしかターさんとH・TAMAさんはお顔アップのお写真OKだとお伺いしたと思います。 もしご都合悪いようでしたらご連絡下さいね。 



 ビコールが犬をがんじがらめにして買ってきたり、とっつぁんは何を考えているのか、仔犬を抱えて帰ってくるし、色々ありましたがまた是非遊びに来てくださいね。
 皆さんが帰ったあと、残り物でこんどはフィリピン人の宴会です。 近所のガキどもがクリスマス前だというのに、集団でおねだりにやってきます。 こっちは酔っ払い、勝手にやっていなさい。
 ウトウトしていると、マーケットでギャンブルやっているから行こうと、はい、飲ませてくれるのなら行きます。 ビンゴやトランプの数字当てみたいなゲーム、小銭を賭けて遊びます。 たくさんの人が遊んでいました。 私はビールを片手にポップコーンをほおばり眺めるだけ。 そういえばhiroさんの奥さん、ここでトランプゲームやって勝って帰ったみたいです。 ほんとうに強いんですね。 
アイリーンとラニーとガキはきょうもオロンガポです。 するときょうは昼飯抜きかよ、早く帰ってこいっちゅうの!


2006年12月24日(日) くもりくもり
盛り上がるか? クリスマスイブ

 のんびりとした田舎の朝、空には雲一面。 窓の外には水牛がこちらを見ています。 檻(おり)の中の私を見ているのでしょうか。 いつもと変わらない1日なのですが、きょうはクリスマスイブなのです。 そう1年で1番盛り上がる日なのです、どんな1日になるのか楽しみです。
 きのうオロンガポに行ったアイリーン達は、クリスマスケーキを3個も抱えて帰って来ました。 それだけで盛り上がりの気配が感じられるでしょう。 でかいケーキです、でも300ペソ、日本だとショートケーキ2個でこの値段でしょう。
 おっ! 海辺に住む彼女の弟ランディーが、新品バイクに奥さんと子供を2人乗っけてご来場です。 ビコールのガキも参加しはじめます。 全部でガキが7匹、こうなると盛り上がるというより、やかましくてしょうがない。 朝からスナック菓子やチョコレートをボリボリ食べ放題、普段の日なら叱られるのだがきょうは大目に見てもらえるのだろう。 そのうちエスカレートして、こっぴどく叱られるのは目に見えていますが・・
 さて、大人達はやはり夜がメインです。 今から飲んでひとり盛り上がっていたのでは、とても夜まで持ちません。 じっと夕方まで我慢するしかないですね。 ここもにぎやかになる、とは言っていましたが、はたしてどうなんでしょう。 おっとここで停電、しかし向かいのカラオケはガンガン鳴っているじゃないか、なんでこの家だけが停電なんだ? やっぱり裏庭で器用貧乏リッキーが電気の配線をいじっていました。 クリスマスなので小細工をしているみたいです。 
 さて電気の通じているうちに、早いところ書き上げないと、またいつ小細工が始まるかもしれません。 ガキもしだいにテンションを上げてきています。



 どこへ行ったのか、また女性達はいなくなってしまいました。 ガキも一緒に連れてってくれよまったく! 
 あっ! それからとっつぁんがこの前拾ってきた仔犬、元気にしています。 裏庭通信の一員として頑張ってもらいます。 やんちゃ坊主で裏庭を駆けめぐっています。 静止することがないので写真を撮るのに一苦労でした。
 本日はこんなところで、楽しくなるであろうイブの様子は明日にでも報告いたします。 それでは皆様もクリスマスを存分にお楽しみください。
 

2006年12月25日(月) 晴れ晴れ
田舎のクリスマス

 きのうのクリスマスイブ、皆さん楽しく過ごしていただけたでしょうか。 フィリピンのクリスマスイブってカウントダウン方式なんですね。 ちょうど日本の大晦日みたく、3・2・1メリークリスマスとなるのです。 と同時に爆弾花火が炸裂します。
 危ないですねフィリピンの花火、でも現地の人は慣れたもので、点火してころあいを見計らって放り投げ、空中で爆発させるんですよね。 タイミングをはずすと手の中で爆発してしまいます。 だから花火によるけが人が絶えないのでしょう。
 夕方から裏庭で飲み会が始まり、カウントダウンを待つわけですが、待つ間にいいかげん酔っ払ってしまいます。 盛り上がったかと言われれば、近所の人が来たり、ダンスを踊ったりでそれなりに楽しかったのです。
 カウントダウンが近づくと、玄関先のスピーカーから大音量で花火の音を流すではありませんか。 なんと、花火のCDがあるらしいのです。 大音量なもので、肝心の本当の爆竹や爆弾花火の音が聞こえません。 スピーカーからはズドーン、ズドーンという爆発音が夜中の街に響きわたります。
 なんという大迷惑、部屋で横になっているおっかさんのあきらかに迷惑そうな顔、やってくれます、クリスマスをぶっ壊すリッキーでした。
 そんなことでメインの花火も、大音量の中あっというまに終わってケーキタイム。 私はひと口だけ頂いて、そのあとワインなんかを飲んで眠りに付きました。



 本日はクリスマスです。 朝からプレゼントをもらいに人が集まります。 あっというまに用意していたプレゼントはなくなってしまいました。 
 いま、やっと静かになってきたところです。 このまま終わるのだろうかクリスマス。
 さてと一眠りします。 きょうは大音量がないのでゆっくりお昼寝ができそうです。
   

2006年12月26日(火) 晴れ晴れ
ビコールハウスにアイタがいた

 クリスマスも終わり、本日は5時に起床。 5時の空は夜明け前、窓を開けると肌寒い空気が流れ込む。 ニワトリが鳴くだけの田舎の朝。
 イブの日に、裏庭でランディーのバイクをトライシクルに改造していました。 バイクをサイドカーにするわけです。 サイドの部分は7.000ペソだそうです。 あと改造してくれる技術者に工賃をいくばくか支払います。 早いですね、半日で出来上がりました。 そのあとイブということもあって、完成を祝って飲み会です。
 ランディーの住む海辺までは、ここからだとバスで行くわけですが、バスを降りてから30分も歩かなければなりません。 家族のためトライシクルは必要な乗り物なのでしょう。 さっそく翌日も家族を連れて遊びに来ていました。
 いつだったか、昼間、家の前でトライシクルが横転する事故がありました。 すごい音がしたので、すぐに部屋を飛び出し見に行ってみると、運転していたのは酔っ払い、さいわいお客は乗っていませんでした。 酔っ払ってハンドルを90°に切ったのでしょう、そうしないと三輪車、横転なんてするわけがありません。 人が集まり、トライシクルを起こしていましたが、本人は反省の色もなくそのまま走り去って行ってしまいました。
 田舎での酔っ払い運転はあたり前のことなので、夜は乗り物に乗らないほうがいいのかもしれません。 加害者が酔っ払いでは話になりません。
 さて、ビコールハウスに雇われているメイド、なんと、アイタ族だというのです。 アイタ族はフィリピンの先住民族らしく、いまは山岳地帯に住んでいるみたいです。 



 アイタの人の言葉はタガログ語ではありません。 何という言葉かは存じませんが、タガログ語は片言しか話せないみたいです。 
 そのアイタの人がなぜビコールハウスにいるのかは分かりませんが、ビコールのところはいつも人の出入りがはげしいのです。 3ヶ月もすれば、新しい人が居ついています。 そんなんで、いつまでこのアイタの人がいるのかは分かりません。 もしかしたら、私がメイドで働いているかもしれません。
 それから、トライシクルの写真を撮っていたとき、火花が飛んできて、アッチッチでした。 危ないから気をつけてくらい言ってくれよフィリピン人。 
 きょうは裏庭にでも行って涼んでいようと思います。


2006年12月27日(水) 晴れ晴れ
裏庭通信その4

 久しぶりに見ました、雲ひとつない青空、暑くなるぞきょうも。 きょうは裏庭の様子でも書いてみます。
 仔犬の名前をとっつぁんが勝手に付けてしまいました。 バロ (BALO) だそうです。 タガログ語での意味は、夫を亡くした婦人ですか。 英語のウイドウ(WIDOW)、未亡人と同じ意味みたいです。
とっつぁんと仲の良かった友達が最近亡くなったそうで、亭主を亡くした女房のような心境になったのでしょう。 それで付けた名前みたいです。
 そのバロ、今朝は眠いのかおとなしくうずくまっていました。 とっつぁんが出掛けるとき、バロが門のところまでお見送りします。 そのバロに向かって、なんととっつぁん、小石を投げて追い返しているではありませんか。 なんてことするんだとっつぁん! 亡くなった友達が泣いているぞ。
 ピヨピヨとひよこの鳴き声が聞こえます。 いるはずのないひよこ、よく見るといました。 小さい、生まれたばかりのひよこが3羽鳴いています。 写真を撮ろうかなと近づくと親鳥が私を威嚇(いかく)します、羽をひろげて私に向かって突進してきます。 そのすきにひよこは遠くに隠れてしまいます。 そんなことの繰り返しで写真は撮れませんでした。 そのうちかわいい姿をお見せします。
 ひよこを追っかけていると、リッキーが私の充電式バリカンを持ってこっちを見ています。 目が合うと、頭を刈ってやろうかの仕草。 ノーと言い、家の中に戻りました。 酒も飲まずに頭を刈られる勇気は持ち合わせておりません。 床屋はオカマの仕事だぞ、リッキー、お前はオカマか!



 きのう夕方、裏庭でビールなんか飲んでいると、とっつぁんがずた袋に入れた川魚をカナダライにぶちまけている。 なんでも川で獲ってきたらしい。 どんな獲り方をするのかは知らないが、よほど暇だったのだろう。 
 さっそく器用貧乏リッキーが油で揚げて調理してくれました。 カリカリとクリスビーです。 ぜいたくなおつまみですよね。 仔犬のバロもおこぼれを頂戴して満足そうでした。
 それから掲示板ですが、前の掲示板はご覧の通りの状況となってしまいました。 新しい掲示板を設けましたので、投稿は「新なんでも掲示板」のほうにお願いいたします。 新しい掲示板は、いつもお世話になっている hiroさんのHP の掲示板を参考にさせて頂きました。  hiroさん、いつもすみません。
 ということで、今年ももうすぐお終いです。 皆さん飲みすぎてハメを外さないように気を付けましょう。 お前こそなとのお言葉、はい、心得ております!  
 

2006年12月28日(木) 晴れ晴れ
午後のひととき

 毎日いい天気でまいったまいった。 きのうは何もすることがなかったので、昼間っから玄関先でジンを飲んでいました。 するとビコールハウスのメイドのアイタ(フィリピンの先住民族)がやって来て、マニキュアをした足の指を見せます。 メタリックブルーのどぎついマニキュアを爪に塗っているのはいいのですが、よく見ると足の指の付け根にまでぬっているいるではありませんか。 人それぞれ美的センスは違うので何も言いませんが、ふつう指にまでは塗らないだろう。
 そのアイタ、こんどはビコールワイフの頭のしらみ取りを始めました。 となりにはタカリババアまでいるではありませんか。 ガキの頭にしらみがいるのは知っていたが、大人の女にまでしらみが生息しているとは、いやはや恐ろしい国だ。
 ひよっこでも写真に撮ろうかなと思ってあたりを見回すと、なんだ? 黒いニワトリが仰向(あおむ)けで死んでいる。 さっそくガキに持ってもらい写真を撮っていたら、アイリーンの雷が炸裂。 病気で死んだのかもしれないニワトリを持つバカがどこにいると、ガキはすぐに手を洗いに行きました。 ガキにそんなことさせたらダメと私も怒られてしまいました。
 さて、死んだニワトリ、どうするのかと思ったら、庭のゴミを集めて一緒に燃やしてしまうと言うのです。 なんという大胆な発想、さっそく庭掃除が始まるのです。 酔っ払いの私も、くそ暑い中手伝わされました。 庭を掃いてゴミを集めること1時間、さあチキンバーベキューの始まりです。



 ゴミに火を点(つ)けると、いい調子で燃え上がるではありませんか。 きっとチキンにたっぷり油がのっているのでしょう。 酔っ払いの心の中は食べようか食べまいかのチキンレース。 考えているうちに、チキンは炭になってしまいました。 そんなことで埋葬は無事終了したのです。
 きょうこそひよっこの写真を撮ろうと思います。 まずはガキに親鳥を誘(おび)き出してもらい、そのすきに撮る、なんていう作戦はどうでしょう。 おい! この年末の忙しいとき、ひとりでバカやってろ、ですか? 十分に分っておりますが暇なのです、この田舎街。  
  

2006年12月29日(金) 晴れ晴れ
ホームページ移転しました

 遠慮知らずの暑さがきょうも襲うフィリピン。
 きのうは日記をアップしようとしたら、エラーメッセージが出てアップ出来ませんでした。 原因はサーバーの容量不足これで2回目、さっそく5M(メガ)分追加してなんとかアップしたようなわけです。 当初5Mから初めて、2ヶ月で容量がなくなり5M追加、合計10M、これも今回使い果たしまた5M追加、合計15Mです。 5Mに付き月60円の使用料ですから、15Mだと月180円、2ヶ月毎にこんなことやっていられません。 サーバーを変えなくちゃなとは、前から思っていたのですが、今回はいいきっかけです。
 このまえ hiroさん に会ったとき、確か無料で1.000Mのサーバーがあると聞きました。 このまえ新しくした掲示板と同じサーバーだと思います。 掲示板と同じHPの中にあるのだからそうなのでしょう。 さっ、パソコン音痴の私に果たしてHPの引越しなど出来るのでしょうか。
 まず新サーバーへの登録からですが、これはすんなり行えました。 オプションサービスのカウンタと解析なんとかも追加しておきました。 ひとつひとつ考えながら慎重にやらないと取り返しのつかないことになってしまいます。 そんなことで、悪戦苦闘、夜中までかかりましたよ。 カウンタを右端に小さくもってこようと思いましたが、どうしてもまん中にしか配置出来ません。 どうせまん中ならでかいカウンタがいいだろうと思い、おちゃらけたのをくっ付けてみました。 しかしなんでパソコンってこんなに複雑怪奇なんだろうと、つくづく思いましたよ。
 さて、容量無制限となれば写真もバンバン載せることができます。 まずはきのうの出来事から報告いたします。
 ひよこを撮ろうと裏庭に行きました。 ひよこに手こずっていると、ビコールが犬を2匹かかえて戻ってきました。 シロとクロです。 シロは豚みたいに見えますが、犬です。 写真を撮っていると包丁を持ち出して、これから解体するのだと、写真に撮ってくれだって、ふざけてろ!
 夕方パソコンで苦闘していると、ビコールワイフの叱咤(しった)の叫び。 アイリーンが面白いから来てごらんと言います。 そしてビコールハウスの中に入ると、なんじゃい! カロイとアディンがロープで柱に括(くく)り付けられている。 そこまでやるか? ビコールワイフ、そばでアイタ(先住民族)がうまそうにコーヒーを飲んでいる。 そんな場合じゃないだろうアイタ! 
 カロイとアディン、この前はボコボコにぶん殴られて、こんどは縛(しば)かれて兵糧攻め。 しかし今朝は元気にまたワルさをしているのです。 生命力のある国フィリピンの一面です。



 ひよこはしょうがないとして、犬がよく見えないぞなんておっしゃらないで下さい。 ここまでがギリギリで、これ以上は1枚1.000円で販売したいと思います。 もちろん冗談ですが、日常の光景なのだからしかたありません。



 カロイとアディンの将来を危惧(きぐ)するのは私だけでしょうか。 心配しても始まりません、なるようになる、現状を打破することが出来ない親の元、貧乏を受け入れて育つしかないのです。 あとは本人の努力で切り開くしかないなんて、あたりまえのこと書いてすみません。
 ここ田舎は時が止まっているのか、もうすぐ年が明けるというのにいつもと同じ、活気というのが感じられません。 それもいいか、のんびり暮らすだけだ。   
 

2006年12月30日(土) くもり晴れ
もういくつ寝るとお正月

 ピチピチギャルも胸を弾(はず)ませる年末がやって来た。 新しい年にはお金持ちの新しい彼氏をなんて、ぜったい思っているピチピチギャルたち。 みんなそれぞれ夢を持ってお正月を迎えるのだ。
 裏庭の調理場ではビコールとチーフが年越しソバならぬ年越し犬の仕込み中。 かきいれどきのこの時期、仕込にも精が出ます。 ビコールワイフは開店の準備、恐い顔をして睨(にら)んでいます。
 ストックの猿ぐつわをされた黒い犬、今朝いなくなったと騒いでいます。 逃げられてしまったのです。 あたりまえです、そばで仲間が調理されるのを見れば、死に物狂いで逃げ出すに決まっています。 今頃は仲間を集め仕返しの相談でもしていることでしょう。
 裏庭から部屋へ戻ろうとしたら、ボンプのくみ出しをしてくれと洗濯を手伝うはめになってしまいました。 一生懸命ポンプを漕(こ)いで、さて部屋に戻るとタンスの上にフルーツが、なんなんだよ! なんかのおまじないか? 
 飲み残しのジンがあったので、玄関先でチビリチビリとたしなんでいるとガキどもが集まってきます。



 片言しかしゃべれないアイタ(先住民族)にガキが、お金好き? とか、1+1はいくつ? なんてバカなことを聞いています。 アイタはニコニコ微笑(ほほえ)んでいるだけ。 バカガキを相手ににしないアイタは偉い! 調子付くガキはアイタの頭のしらみ取りを始めるのでした。 
 ジンの匂いを嗅ぎつけたのかビコールまで来てしまったではないか。 さすが犬屋、嗅覚まで犬並みになってしまったのか、恐ろしや恐ろしや。



 向かいのカラオケ屋で昼間っから酒を飲んでいる白人がいる。 お前も昼間っからだろうって、そうなのですが、その白人、車で来ているのですよ。 2時間も飲んでいたでしょうか、帰りは車の運転席に乗り込み走り去りました。 やめましょうね酔っ払い運転。



 皆さんはお正月準備もう済みましたか、この田舎街のお正月はどんな料理が出されるのか見当もつきませんが、それなりの物が出されることを期待しております。 まさかいつもと同じ、なんてことはないでしょう。 お正月もクリスマスと同じで、来るまでが楽しいのでしょうね。 期待していますフィリピンのおせち料理。


2006年12月31日(日) 晴れくもり
ことし最後の日

 やって来ました大晦日。 このフィリピンのド田舎に、はたして除夜の鐘は聞こえてくるのでしょうか。 まともに年を越せるのはおそらく10%にもみたないこのド田舎に。
 タンスの上にあったフルーツは、お正月のデザートだそうです。 きれいに盛られて出番を待ちます。 飲み屋で頼(たの)んだらいったいいくら取られるのだろう。 
 今年は蟻に悩まされました。 壁を這(は)うだけならまだいいのですが、人に噛みつくのにはまいってしまいます。 なんか駆除する方法はないかと思っていたら、アイリーンがオロンガポから買ってきました。 
 バイゴンチョークです。 以前に電気蚊取器バイゴンを紹介しましたが、それの蟻用です。 使い方はいたって簡単、蟻の通り道にチョークで線を引くだけです。 蟻はその線を越えることはできません。 たとえば蟻を円で囲むと、その円からは外に出られないのです。 おかげで部屋の中と窓の外はチョークだらけになりました。 しかし効果は抜群、みごとに蟻は姿を消しました。
 あれ、冷蔵庫の上に見慣れない物が、なんと電子レンジじゃないか。 メーカーを見ると赤井電機、おいおい、赤井電機ってだいぶ前に倒産した会社だろうに。 なんでそんな日本のメーカー品があるんだ、それも新品で。



 きのういつものように庭先でジンを飲んでいたら、タカリババアがやって来てしょうがないので写真を撮ってやりました。 それだけならいいのですが、目を離したすきに私のタバコを3本くすねて帰りました。 タバコちょうだいって言えば、はいどうぞと1箱あげるのに、バカなババアだぜまったく。
 リッキーの子供ルピンとビコールの娘マリカー、それに大豚君が、今年はどうもありがとうと申しておりました。



 朝8時にオロンガポ買い物に行くからとアイリーンが言います。 どうせ荷物持ちなのはわかっています。 しかたなくガキを連れて行ってきました。 さすが年末、マーケットなんか歩けたものではありません。 買い物をすませ、荷物をいっぱい抱えてどうするんだと思っていたら、アイリーンがビニール袋売りのガキにチップをはずみ(といっても20ペソですが)荷物を全部持たせたのでした。
 らくちんらくちん、帰りのバスの中まで運んでもらいました。 わるかったなガキ、サンキューだ。
 今年最後に家族全員から皆さんに、よいお年をお迎えくださいとのことです。
 私からも、皆様、来年もよいお年になりますように、ということでお終い。



 今年も無事に終えることが出来ました。
 皆様の励ましに感謝いたします。
 来年もこの調子でいきたいと思っております。
 本当にありがとうございました。
 


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