日記　2009年 8月　 　 　

　日本の夏、曇り空が続いています。　昼の気温は、２７度です。　さわやかな風が、部屋に吹き込みます。　このまま夏が終わってしまうのか、微妙なところです。　今日から８月ですね。　山では、ミンミンゼミが鳴いています。　ホトトギスの鳴き声も聞こえます。　涼しい夏ですよね。
　涼しいときには、熱いものです。　そろそろ、ラーメンを食べに行かないといけませんね。　前にも書きましたが、フィリピンでは、保温という概念がありません。　電気釜でご飯を炊き、炊ければコンセントを抜いてしまいます。　電気ポットで、お湯を沸かしてもそうです。　沸けばコンセントを抜きます。
　コーヒー、と言って持ってきてもらえば、温いときがほとんどですよね。　フィリピン人に、猫舌が多いのは、熱いものを食べる習慣がないからなのでしょう。　それで、沸いたお湯は、水筒ですね、保温ポットに入れておくわけです。　２時間もすれば冷めて、またポットで沸かします。　保温機能の付いたポットにです。
　むこうの朝は、コーヒーから始まります。　見ていれば、コーヒーを少しに、砂糖とミルクをこれでもか、と入れます。　コーヒー牛乳より、白いコーヒーです。　よく朝からそんなものを、ですよね。　さすがに知ってか、中国産の食材だけは使いません。　ミルクでも、毒入りがありましたからね。
　さて、今日も少し忙しくなります。　２回目はいけるかどうか、分かりません。

　今朝も肌寒い朝です。　今日は酒を抜いて、明治のおいしい牛乳、というので過ごします。　そろそろ、病院へ行かなければなりませんので、身体の中を、きれいにしないとなりません。　牛乳のつまみは、亀田の柿の種でいいでしょう。　このところ飲みすぎですので、２日間は酒を抜かないとダメですね。
　今朝も、草刈り機の音で起こされます。　何を朝からやっているのだと、窓の外を見れば、家の前の神社の草刈りです。　おじいさんや、おばあさんが集まり、植木の枝を切ったり、草むしりなんかやっています。　おしゃべりが、これがまたうるさいんです。　もう寝られません。　起きて朝飯を食べます。
　今日の朝食は、納豆でした。　生卵を入れて食べます。　納豆ご飯は、おいしいですよね。　納豆は、昨日遊びに来て頂いたお客さんのお土産です。　水戸のわらつと納豆です。　ありがとうございました。　朝から、納豆に牛乳ですからね、健康的でしょう。　この調子で、体調を整えましょう。
　黒い鳥、カラスが多いですね。　電線に止まって、カラス同士話をしています。　あそこの生ゴミが美味いとか、話しているのでしょう。　よく、生ゴミを突っついているカラスです。　泣き声も、半端ではなく大きいです。　攻撃性がありますから、気をつけて歩かないといけませんね。　んっ、フィリピンにカラス、いたかなあ。
　きたっ、牛乳が腹を急降下です。　ではまた。　　　
　

　風呂に入り、２階の部屋へ戻ると、お袋がビールを持ってきてくれました。　今日は、酒を抜くつもりだったのに、まあ、１本くらいでしたらいいでしょう。　これも飲めと、茶色のカプセルを２つ、私に渡すお袋です。　なあにこれ、と聞けば、にんにく卵黄だと言います。
　まあ、にんにく卵黄でも、にんにく大王でも、身体によければ飲みますよ。　表は、依然曇り空のままです。　そんなことは、どうでもいいことです、さあ、ビールを飲みましょう。　風呂上りのビールです。　炭酸が、喉に沁みますね。　これで暑ければ、もっと美味いのでしょうが、しょうがありません。
　牛乳は、お腹に効きますね。　すっかり、胃と腸が空っぽになってしまいました。　少しは身体が、きれいになったのでしょう。　それでビールですから、世話がありませんよね。　１本飲めば、また１本と切りがなくなります。　風呂上りのビールですからね、日本でしか楽しめません。　喉の渇きが取れるまで、飲みましょう。
　そういえば、家に来てから、どこへも出かけていません。　酒屋に、タバコを買いに行ったくらいです。　送迎のバスで、お袋が病院に行ったついでに、近くのスーパーでおかずを買ってきてくれます。　この前お中元で頂いた、いくらと、からし明太子もありまので、外食でもありませんよね。
　お袋の味で、十分です。　寿司は、出前がありますので、食べに行く必要もありません。　日本にいたときも、外食などしませんでしたから、この味で満足しています。　今日の夕飯は、肉だそうです。　体力をつけないといけませんよね。　さあ、もう１本いきますか。
　　

　フィリピンの田舎には、街灯、街路灯というんですか、それがありませんので、夜は、真っ暗闇です。　停電にでもなれば、家の電気も消えますから、一寸先も見えなくなります。　ロウソクを点けて、じっと電気のくるのを待ちます。　明かりが点いているのは、車のヘッドライトだけです。
　サリサリには、非常用蛍光灯を買ってありますので、問題なく営業できます。　家の中は、ロウソクの薄暗い明かりです。　真っ暗闇に、ロウソク２〜３本ですから、明るくなるわけもありません。　パソコンは、もちろん使えません。　温水シャワーも電気ですので、冷たい水が出てくるだけです。
　でも、夜の停電は、昼間の停電に比べると、比較的早く復旧しますね。　夜、明かりがないと、困ってしまうからでしょうね。　停電になっても、誰一人文句を言いません。　カラオケ屋なんか、死活問題ですよね。　カラオケが使えないのですから。　電気の復旧を待っている間、客が飲むからいいのでしょうか。
　これは、田舎での話です。　都会のマニラは、どうか分かりません。　街灯があるかもしれません。　停電対策に、発電機を備えたところも多いと思いますので、街は、そんなに暗くならないのでしょうね。　日本の、私の田舎ですか、街灯は、電柱ごとに付いていますよ。　街灯泥棒もいないからですかね。

　なんとか建設という人が来て、お袋と話をしています。　どうしたんだと聞けば、物置を修理するのだそうです。　３０年も使っている物置ですから、床は抜け、周りは腐食しています。　両開きの引き戸も、片方しか開かない状態です。　お袋では分からないので、どんな修理をするのか、私が聞いてみました。
　抜けた床に、コンクリートを流し込み、固めるのだそうです。　そして、錆びたところをきれいにすれば、持つからとの話です。　それで、工賃はと聞けば、１０万円くらいだろうとの話です。　待てよ、待て待て、たかが物置、１０万円も出せば、新品が買えるぞ。　取りあえず、物置のカタログを持ってきてくれ、と言い帰しました。
　さっそく、ネットで、物置を調べます。　私の家の物置は、大型の物置です。　横幅は、２５０ｃｍはあるでしょう。　それに匹敵する物置を探していくと、ありましたよ、運送費、組立工事費込みで、１０万円ではありませんか。　一回り小さいのだと、７万円です。　建設屋が、どんなカタログを持ってくるのか、楽しみですね。
　いまある物置は、廃棄して持っていってくれれば、１番いいのですが、無理でしたら、横に新しいのを置いてもいいな、とは考えています。　古い物置には、ガラクタを入れておけば、それでいいことです。　物置の見積もりと、廃棄の見積もりを、ネットでいま出させているところです。　２〜３日中には、連絡がくるでしょう。
　もう、住んで３０年の家ですから、門扉や玄関ドアにもガタがきています。　私が帰ったときに、少しずつ直すしかありません。　お袋は老人ですから、値段のことなど、何も分かりませんからね。　

　昨日の夕飯のおかずは、でかい餃子と生野菜です。　ご飯は、どんぶり１杯を食べました。　酒を飲みませんでしたから、食べられたのでしょう。　あと、今日もう１日、酒を抜いて栄養をつければ、血も大分濃くなるでしょう。　そうしたら、病院で血液検査です。　聴診器を当てられ、血圧を測ってですよね。
　お袋は、私が体調を崩して、フィリピンから戻って来たものですから、病院に行けば、即入院と考えているみたいです。　こちらに来てからは、体重は増えています。　身体に悪いところがあれば、体重は増えないだろう、と今のところ考えるしかありません。　病院を眺めて、きれいな看護婦さんがいなければ、別の病院に行きます。
　まあ、１度検査を受けて結果を聞けば、今後、どんな注意を払って、生活をすればいいのかが見えてきます。　健康でいることは、自分の為でもあり、家族の為でもあります。　健康は自己管理です、なんて偉そうなことを書いていますが、自己管理の出来ない私です。　笑ってやって下さい。
　今朝も、どんぶり飯を１杯食べて、牛乳でも飲もうかなと、冷蔵庫から牛乳を取り出します。　何気なく冷凍庫を開けてみれば、アイスクリームがいっぱい詰まっています。　それも、１番安い棒アイスです。　どうしたんだ、このガリガリ君コーラ味は、とお袋に聞けば、ガリガリ君コーラの意味が、分かるはずもありません。
　これこれ、と指差すと、ああ、アイスねと、娘と孫が来るので買っておいたそうです。　娘とは、私の妹ですよね。　もうそろそろ、お盆ですから、墓参りにでも来るのでしょう。　今日も曇り空で、窓からは涼しい風が吹き込んでいます。　ビールで涼むこともありませんね。　今日も、ミルクで涼みましょう。
　　

　本日２回目です。　なんか風が強くなってきたなと、 台風情報 を見れば、台風７号と８号が同時発生ですか。　７号は、南シナ海の北を西に進んでいますから、心配はないでしょう。　８号は、日本の南を北東から進路を変えて、西北西に進んでいるみたいですので、台風が、台湾か沖縄を直撃する恐れがあります。　
　沖縄あたりで、進路を北東に変えれば、日本を直撃です。　台風君の、大好きな日本ですが、寄り道をせずに西へと抜けてほしいと思います。　たまには写真でもと、家の周りをウロウロしましたが、何もありません。　しょうがありません、物置と、望遠鏡と、カーポートという、非常につまらない写真を撮りました。
　物置、見てください、この汚い物置を。　やはり買い替えないとダメみたいです。　何度か塗り直したみたいですが、なんで、もっと明るい色に出来ないのかなあ、ですよね。　こんな茶色に塗ってしまっては、きれいな物だって、汚く見えてしまいますよね。　まあ、錆び隠しには、それでいいのかもしれません。
　望遠鏡は、天体望遠鏡です。　隣の家を、覗くためのものではありません。　いまは使っていませんので、ビニールを巻いてあります。　ほどくとまた大変なので、イメージの写真を右下に付けておきました。　ミード社のシュミットカセグレン式、口径２０ｃｍの望遠鏡です。　いまでは、重くて持ち運べません。
　最後は、カーポートです。　修復工事をしてありますので、まだきれいですよね。　飾りの車がありません。　そんな寂しいカーポートなのです。　以上、台風情報でした。

　
　

　今日も、どんより、という表現の似合う曇り空です。　今日は病院へと思っていたのですが、昨日の夕方、妹が家に来ました。　まあ、積もる話もありますので、ビールでも飲みながら、ということになります。　午前２時まで、飲みながら話をしていました。　今朝は１１時まで、ぐっすりと寝ていたわけです。
　妹の職業は、占い師です。　私もおかしければ、妹もおかしいわけです。　原宿のメイン通りに、店舗を借りてやっています。　それで、私に、ホームページを作ってくれと言います。　ああ、いいよ、と軽く答えた私です。　じゃあ始めましょう、と妹。　なにっ、いまやるのですか。　
　パソコンを２階から持ってきます。　リンクはないそうなので、トッブページを作ればお仕舞いです。　まず、私のトップページのプログラムをコピーして、メモ帳に貼り付けます。　あとは、タイトルや文面を変えればいいだけです。　それと、壁紙もですね。　文字の大きさや、色は、あとで調整します。
　へえ、兄さんＨＰを持っていたんだ、なんていう妹です。　占い師なら、そこまで見抜いとけよ。　順調に作業は進み、２時間で完成です。　あまりサクサクと作るもので、びっくりしていた妹です。　占い師がびっくりしてどうするのだ。　あとは、アップするだけです。　アップの仕方を教えてやり、はいお仕舞いです。
　それでは、私が作った 占い師の怪しいＨＰ をご覧下さい。　もう少し、手直しは必要ですが、こんな感じで、妹も納得しています。　占ってほしい方は、妹へ直接電話して下さい。　私の体調は、万全だとの占い結果も出ています。　日本に来ても、わけの分からない世界です。
　

　きのう、お袋と占い師の妹が、せんべいが食べたいね、なんて話をしています。　私が、駅の売店で買ってきたせんべいが、仏壇にあります。　仏壇に、せんべいがあるからと、妹に取りに行かせます。　妹が、箱を開ければ、なあに、これ、と。　なあにもなにも、せんべいだろう、とよく見れば、なんだこれは。
　ごぼうの昆布巻きですか。　ビニール袋に入って、漬けてあります。　箱の絵を、もう１度よく見てみれば、やはり、せんべいにしか見えません。　駅の売店で、まさか漬物が、箱に入って売っているとは思いません。　それも、ごぼうの昆布巻きなんて、考えてもいませんでした。　よく見て買わないとダメですね。
　夕飯を食べて、しばらくすると、占い師の妹が帰ると言います。　あれっ、きのう来たばかりでしょう。　仕事があるのでしょうね。　お盆の終わる、１６日頃、娘を連れてくると言います。　何のためにわざわざ田舎まで来たのか、占い師の心は、私にも読めません。　そんなことで、今日からまた、お袋と２人です。
　今日は、近所の友達に誘われて、お昼を食べに行きます。　なぜ友達かというと、フィリピンでも近所に住んでいる方なのです。　バレットにお住まいで、ちょうど、こちらに戻られているということです。　私の家から、車で５分くらいのところです。　浜に行き食事をします。　楽しみですよね。
　お袋は、病院に行きますから、家にカギを掛けていかなければなりません。　試しに、私のカギを玄関ノブに差し込み回します。　カギは掛かりましたが、カギが抜けません。　ペンチで引っぱってもダメです。　お袋が来て、カギをいじれば、あら不思議、するりと抜けました。　１度、戻さないと抜けないのですね。
　今日も、つまらない写真ですが、箸休めにどうぞ、って何のこと。

　　

　いつもの２回目です。　友達と浜に行き、美味しい料理を食べてしまいました。　これは、明日にでもお伝え致します。　今日も飲んでしまい、明日の病院も無理ですよね。　明日は、金曜日ですから、土、日と、酒を抜いてからですよね。　月曜の、朝一番には、私は病院で検査を受けているでしょう。
　今日、明日、たっぷり飲んで、土、日に酒を抜くという、この考え方自体が間違いだということは、重々承知しております。　それでも、そうしなければ、病院など行けない、小心者の私です。　何とかいい結果をと、他人を病院へ送り込んでも、なんにもなりません。　でも、やるしかありません。　ああ、ヤダヤダですよね。
　そんなことで、日本人の方とのお付き合いは、来週の火曜日まで、お休みさせて頂きます。　何も予定が入っていないので、ちょうどいいかなと思います。　訪ねられれば飲むという、私の性格です。　明日まで飲んで、土、日、酒を抜くというこの計画に、ご協力下さい。　えっ、日本は、土、日は高速が安いって、次の週もありますからね。
　さて、お腹も一杯です。　少し寝て、作戦を練ります。
　

　きのうは、近所に住む方と、浜に昼飯を食べに行きました。　その方も、フィリピンに住まわれている方です。　フィリピンでのお住まいも、私の居候している家から、そんなに遠くはありません。　日本でも近所、フィリピンでも近所という、なんとも奇遇なお友達です。　私よりも年齢は上の方です。
　まず、浜を車で案内してもらいます。　私は、ここで生まれ育った訳ではないので、浜を回るのは、初めてです。　魚市場に漁船、もう少し行くと、工業地帯が広がります。　三菱系の企業が多いと仰っていました。　きれいな広い公園も、所々にあります。　人も少ないし、のんびりした所です。
　お腹も空いたので、食事です。　食事は、 三崎公園 という中の、レストランに入りました。　かに専門のレストランです。　レストランの名前は忘れましたが、かに道楽やかに将軍ではありませんよ。　私は、かに飯に飲み物はビールです。　殻のままでは食べずらいので、身をほぐして、ご飯に載せて持って来てもらいます。
　半分も食べたとき、おっと、写真を忘れていました、ということで写真を撮ります。　美味しい食事も終わり、海を見に行きます。　海の上に、長く張り出した橋のような展望台から、海を眺めます。　切り立った岩肌に、波が弾けます。　酔っていても、決して泳ぐところではありませんよね。
　さて、そろそろ帰りの時間です。　お友達が、家まで送って下さいました。　お世話になり、ありがとうございました。　こちらでか、あちらでか、またお会いしたときには、宜しくお願い致しますね。　楽しい、１日でした。

　　
　　　　

　いきますか、２回目。　毎日熱い選挙バトルが、繰り広げられている日本ですね。　自民党と民主党の一騎打ちという展開なのですかね。　政治のことは、何も分からない私ですが、与野党逆転もあるのかもしれません。　やっと、本腰を入れて、国民生活にメスを入れてきたというところでしょうか。
　酒井法子の夫が、覚せい剤所持容疑で逮捕され、酒井法子も行方不明となりましたが、のりピーにも所持容疑で逮捕状が出ましたね。　行方不明ではなく、単純に逃げていたのですね。　のりピーが所持していたとすると、夫婦揃って、この大バカものですよね。。　もう１人、合成麻薬で、とかありましたが、まあ、バカの極みですね。
　今日のニュースでは、女優の大原麗子が、亡くなったとありました。　６０歳くらいですよね。　ハスキーで甘い声の女優でした。　病気には勝てなかったのですね。　治る病気と信じていたらしいです。　再発はしないと、しかし再発を繰り返したのですね。　最後は呼吸器にくるらしいです。　息が出来ません。　そんなとこらしいです。
　麻薬所持で捕まるバカはまだしも、病気でこの世を去る人間もいるのです。　のりピーの身柄確保に全力を、なんてやっていますが、死ぬ勇気など持ってはいないでしょう。　死んでも、自業自得です。　刑務所の中か、天国かの違いです。　プライドが高ければ、死を選びます。　有名人です。　恥をさらすのは、死ぬ以上の苦しみかもしれません。
　何を書いているのだ私は、いつから、芸能リポーターになってしまったのだ。　お金があっても、心の問題なのですよね。　以上、最近のニュースでした。

　今日はアイリーンが、ミンダナオからルソン島へ戻る日です。　２〜３日前から電話をしているのですが、通じません。　もちろん、頭に国際番号を付けて掛けていますよ。　この前は、国際番号を押さずに掛けていましたからね、通じる訳もありません。　夕方には、マニラにいるのでしょう。　夕方、また掛けてみます。
　土曜、日曜と酒を抜いて、今度こそ病院へ検査に行きます。　フィリピンから帰るときに はいていたズボンは、ウエストがブカブカでした。　先日の外食のときに、同じズボンをはいてみれば、おやっ、ぴったりウエストにフィットするではありませんか。　やはり、食べ物が身体に合うのでしょうね。
　テレビを見ていれば、ゼロ系のノンカロリーの飲料や、食品が売れているみたいですね。　ダイエット食品ですよね。　そんなにダイエットをしたければ、フィリピンに来て、しばらく現地のお米や、おかずで過ごせばいいのですよね。　食が進みませんから、私のように、ガリガリに痩せられますよ。
　それでも、向こうの人は太ります。　朝食、昼食、３時のおやつ、夕食、夜食と食べますから、当たり前ですよね。　それに、間食も入りますからね。　カロリーがないのはいいのですが、糖分は身体に必要なので、バランスよく、食べたり飲んだりしたほうがいいと、テレビでは言っていました。
　私は、ダイエットなどしていられません。　太らなければなりません。　向こうに戻れば、きびしい食生活が待っています。　今のうちに、体力をつけておかないと、また、ブカブカズボンに、足元フラフラで帰国することになってしまいます。　病院に行き、栄養失調だ、なんて言われたら、恥ずかしいですからね。
　日本にいる間は、うまいお米をたっぷり食べます。　向こうに行ったら、高くても、日本米を買って食べます。　現地米では、身体が持ちません。　お米くらいの贅沢は、許されるでしょう。　さて、牛乳でも飲んで、夕飯を待つことにしましょう。
　　　　　　

　きのうの夜、アイリーンに電話をしてみました。　サッカーの日韓戦を見たあとですから、日本時間で、午後の９時半頃です。　あっ、サッカーは、４−１で日本が勝ちました。　それで、アイリーンとおっかさんは、ミンダナオから、無事にマニラに着いたそうです。　フィリピン時間では、午後の８時半ですよね。　
　田舎へ帰るためのバスを、ターミナルで待っていると言います。　９時頃のバスかなと思ったら、なんと、１１時までバスがないのだそうです。　２時間半も待つのですね。　ホテルにでも泊まって明日帰れば、と言うと、バスを待つそうです。　根性ありますね。　私なら、２時間半も、バスターミナルで待てないでしょう。
　私も１度、深夜の冷房バスで、田舎まで帰ったことがありますが、寒いの何のって、半端ではありません。　眠ろうにも、冷房が効きすぎて寝られたものではありません。　寒いのに、誰も文句を言いません。　みんな、我慢強いというのか、弱音を吐かないことが美学とでも思っているのか、深夜の街を、大型冷凍庫に人を乗せ、バスは走ります。
　フィリピンも、雨季で涼しいと思います。　冷房バスに乗るときには、上着を用意して、寒くなく乗って旅をして下さいね。　バスには、下に荷物を入れるところがありますので、大きな荷物は、荷物入れの中に入れてもらえます。　貴重品は、手元に持って下さいね。　チップは要りませんが、車掌が要求すれば、１０ペソ握らせてやって下さい。
　私の日本での田舎は、旧国道６号沿いですが、何年か前に、バスが廃止されました。　おじいさん、おばあさんは、どこへも行けなくなりました。　赤字路線の廃止なわけですが、もう少し考えてほしいものです。　私も、どこへも行けません。　トライシクルでも走らせてもらわないと、不便でしょうがありませんよね。

　今日は、病院に行かなければならないので、午前中更新できません。　ということで、今日の日記は、きのうの夜に書いたものです。　夜の８時頃、地震がありました。　震源地は、東海南方沖といいますから、伊豆諸島の近くでしょうか。　東京で震度４ですね。　私のところは、震度３でした。　
　そのあと９時頃、こんどは福井県を震源地とする地震です。　こちらは震度１でした。　今、午後の１１時です。　雨が凄いですね。　雷も鳴っています。　台風情報を見れば、日本の南東に発生した、熱帯低気圧が、見事、台風９号になっていますね。　太平洋沿岸を舐めつくすコースです。　注意が必要です。
　一方、台風８号も、温帯低気圧になり、進路を変えて、日本海沿岸を舐めつくすようです。　温帯低気圧になったと言っても、勢力の衰えた台風です。　油断は出来ません。　太平洋沿岸と日本海沿岸を、ダブルで襲う台風です。　台風君の大好きな日本です。　台風君、僕にもやらせてくれと地震君。　君たち、いいかげんにしなさい。
　こんな雨の日には、酒でも飲んでいればいいのでしょうが、病院に行かなければなりません。　せっかく２日間、酒を抜いたわけですから、病院での検査が終わるまで、辛抱しなければいけません。　小さな病院ですので、検査結果が出るまでに、数日掛かるのでしょう。　どんな身体になっているのか、楽しみですね。
　病院から戻ったら、酒を飲みながら報告させてもらいます。　それでは。
　　　　

　今日2回目ですが、お約束の病院、そのほかのことは、あした書きますね。　夕飯を食べてから、アイリーンに電話を入れてみました。　電話の向こうで、騒がしい声が聞こえます。　どこにいるの、と聞けば、オロンガポのマーケットだと言います。　サリサリの仕入れでしょう。
　ミンダナオから、疲れて帰ってきたのですから、少しは、ゆっくりすればよさそうなものですよね。　そんなことは、ラニーやケチ女房にやらせればいいだろうと言うと、そうはいかないと。　なんで、と聞けば、ラニーが熱湯をこぼし、腿（もも）から足先まで火傷をしたらしいのです。　
　私とは違う意味での病院に行き、手当てを受けたとのことです。　それで、あそこは大丈夫だったのか、とアイリーンに聞けば、バァカと、そりゃそうだ。　ラニーが、そんな状態では、アイリーンが仕入れに行くしかありませんよね。　かなりの火傷みたいですから、当分は再起不能でしょう。
　サリサリのほうは、順調にいっているようです。　８月ですからね、フィリピンに戻ったら、ボーナスを出せなんて、言うのはアイリーンだけです。　いわば、アイリーンの独裁店です。　お金は、すべて、アイリーンの管理下にあります。　この前、財布を見たら、千ペソ札がぎっしりと詰まっていました。　びっくりしましたよ。
　それでも、月末になれば、毎月の生活費をよこせと、なんなんですか。　まあ、生活費のお金は約束ですから、あげますよ。　フィリピンマジックがありますからね、はまらないようにしなければいけません。

　今朝も地震から始まる１日です。　静岡で、震度６弱の揺れです。　テレビは、地震と台風の話題ばかりです。　やってくれます、台風君と地震君。　そんな、台風の影響での大雨の中、きのうは、病院へ検査に行ってきました。　検査といっても、血液検査だけなので、血を抜くだけです。
　診察室で血を抜いていると、おばあさんが入ってきました。　看護婦が、おばあちゃん待合室で待っていてね、と言います。　待合室が分からないという、おばあさんです。　ほら、あそこでしょうと、看護婦が指差します。　それでも分からない、おばあさんです。　分からないから連れて行ってと、しかし、よく病院までたどり着きましたよね。
　先生は、小太りのおじいさんです。　血圧を測ると高めです。　いつもは低血圧の私です。　血圧が高いと、嬉しくなりますね。　２〜３日、安静にして、検査の結果を待ちなさいということです。　もちろん、酒を飲んで、安静にします。　看護婦が、１４日には結果がでますので、その日来て下さいといいます。
　だまされるような私ではありません。　待合室に、お盆で１３〜１５日はお休みしますと書いてありました。　お盆で、１４日は休みではないですか、と看護婦にいうと、あっ、そうでしたと。　しっかりして下さいよ、おじいさん、おばあさんなら、真に受けて来ますよ。　ということで、結果は１７日に聞き行きます。
　家に戻り、久しぶりのビールを飲み、家の血圧計で、血圧を測ってみました。　高くも低くもありません。　普通の血圧です。　久しぶりの病院でしたので、緊張していたのでしょうね。　あとは、検査結果を待つだけです。
　

　さて、２回目です。　家に戻り、血圧を測り、テレビを見ていると、お袋が病院の送迎車で帰ってきました。　昼飯は、スーパーの焼きそばです。　レンジでチンをして食べていると、テレビの話になりました。　電気屋が、カタログを持ってきたので、見てくれと言います。　見れば、なんだこの値段は、昔の値段ですか、定価ですか。
　テレビでは、盛んに地デジへの切り替えを進めています。　わけの分からないお袋です。　電気屋が来たときに、大きなワイド画面のテレビだと、今は安いから、４０万くらいで買えると言ったそうです。　これはダメだと思い、ネットで調べます。　売れ筋のシャープのアクオスを探します。
　ありましたね、４２インチの大型液晶テレビ。　今年の２月に発売されたものです。　４２型といえば、横１ｍのワイド画面です。　それで値段はと見れば、最安値で、124,000円です。　買ってやるしかありませんよね。　値段の分からないお袋ですから、買うとなれば電気屋から、定価で買うのでしょう。
　ネットでのクレジット決済も済ませましたので、そのうち届くのでしょう。　物置屋からも、メールが届いています。　いまは思案中ですが、これもやらないと、定価で買うお袋です。　この前来た、何とか建設の見積もりは、古い物置を撤去して、新しい物置にするのに、４０万円以上は掛かるとのことです。
　私がネットで見つけ、見積もりを出した物置屋は、新しい物置の価格プラス設置で１０万円です。　古い物置の撤去は３万円です。　１３万円で、すべてが出来るわけです。　古い物置をどうしようかと思って、置いておいてもいいのですが、物置は、１個でいいのでしょうか。　大型の物置ですから、２つは要りませんかね。
　あとは、門扉に玄関ドアです。　これは来年でいいでしょう。　なんだ、台風なのに青空が出てきましたよ、どうせダマシなのでしょうね。
　　　

　今朝、注文していた、４２インチの大型テレビが届きました。　早いですね、注文してから２日で届きましたよ。　まだ、箱に入ったままです。　設置が大変ですよね。　お袋と私で設置しなければなりません。　古いテレビ、これがまた重いんですよ。　まず、古いテレビをどかすことから始めなければなりません。
　お袋は使えませんから、私１人でやることになるのでしょう。　私だって自慢ではありませんが、力がありません。　何かの力を借りなければやれません。　何かないか、何かないかと考えれば、あるじゃありませんか。　酒の力を借りればいいのです。　ビールの３本でも飲めば、酒場の馬鹿力が出るのでしょう。
　あしたから、お盆ですが、お墓の掃除は出来ませんからね、とお袋に言って、テレビの設置をしたいと思います。　まず、身体の筋肉がダメになるでしょう。　そのうえ、お墓の掃除までやれ、なんて言われたら、ぶっ倒れてしまいますよね。　お墓でぶっ倒れて、悪霊に憑依されたんだ、なんて噂がたっても嫌ですからね。
　まあ、無事にテレビが設置できたら、写真でもお見せします。　その横には、私が、ぶっ倒れていると思います。　そろそろ、お袋が病院から戻る時間です。　続きは午後にでも書きますね。
　

　やりました。　大型テレビの設置です。　テレビ台の上に乗った古いテレビは、私の力ではビクともしません。　少しずつずらして、下に移動するしかありませんが、テレビ台と床の間が５０センチはあります。　まさか、落として、というわけにもいきません。　１人では持てない重さなのです。
　お袋が、よし手伝ってやると来ます。　片方を持ってもらえば、なんだ、お袋のほうが、力があるではありませんか。　大丈夫か、なんて聞くお袋です。　大丈夫じゃないのですが、大丈夫と答えるしかありません。　パワーがありますね。　老人パワーなのでしょう。　昔取った杵柄（きねづか）よ、なんて言っていましたが、恐れ入ります。　
　古くて重いテレビを床に置けば、あとは簡単です。　ワイドテレビの土台を組立て、テレビをはめ込み、配線するだけです。　ワイドテレビは２５キロくらいの重さですから、私とお袋で、楽々テレビ台に乗せることができます。　テレビの設定ですね。　これは簡単でした。　１５分で終了です。
　地デジという、老人には、やっかいな問題を解決できました。　もう電気屋に騙されることもないでしょう。　テレビ自体は多機能なのですが、お袋１人だけですからね、地上波を見られるだけでいいのですよね。　残るは、物置です。　今日、注文を出しておきました。　少しでも、お袋の気の病を取り除かなければなりません。
　何か、買う、直すとなれば、５０万を考える古いお袋です。　業者の言いなりですからね。　私が、いない時には，何もやるなと言っておくしかありませんよね。　でも、パワーはありますし、変なことをやる業者には、容赦のないお袋です。　んっ、アイリーンちゃんみたいですよね。

　　

　今日からお盆です。　朝、お袋とお墓へと向かいます。　お墓は、歩いて５分くらいのところにあります。　献花に線香を持たされ、お墓へと向かいます。　これまでの雨の影響でしょうか、お墓は汚れてはいません。　お寺にある、桶とひしゃくを借りて、水を入れて、墓地へと向かいます。　なんだよ、桶を持つのも私ですか。
　お墓に、花を生けて、線香を焚きます。　お墓はきれいですから、ちょっと掃除をして、それでお仕舞いでした。　家に戻り、喉が渇いたので、ビールです。　きのう設置した大型テレビを見ていれば、今日から、高速道路が1,000円なのですね。　すごい渋滞の場面が映し出されます。
　お盆ですから、故郷で、といったところなのでしょう。　それにしても、高速道路の1,000円は魅力ですよね。　電車を使うなら、高速道路で、ということになりますよね。　考えれば、みんなが高速を使うわけですから、却（かえ）って、一般道のほうが、空いているのかもしれませんよね。
　台風９号君も、東の海上へ抜けて行きました。　これで、少しは安定した天気になるのでしょう。　地震君は、まだ暴れていますか、八丈島で震度５の暴れっぷりですね。　警戒を要する東海地域です。　学者は、東海地震ではないと言っていますが、こればかりは、占い師に聞いてみないと分かりません。
　私の妹の占い師に聞いて、みなさんにだけは、ご報告いたします。　天災に巻き込まれれば、一溜まりもありません。　普段から酒を飲んで、苦痛を和らげるような努力も必要です。　おっと、赤信号ですよね。　本日は、このへんで。
　

　さあて、２回目です。　フィリピンの田舎の様子です。　ラニーが火傷をしたという日記を見て、フィリピンの私の家に、駆けつけたお友達がいました。　何も隠す必要もありませんよね。　タマさん ですよね。　メールがありまして、数枚の写真が添付されていましたので、紹介しますね。
　写真を見れば、みんな元気そうです。　ラニーの痛々しい写真もあります。　なんでも、コーヒーを飲もうとして、カップをひっくり返したらしいのです。　いつもドジをやっているラニーですから、まあ、驚きはしません。　火傷のほうは、あそこと、腿をアッチッチということで、病院に行ったみたいです。
　写真には、タマさんの奥さんも写っていました。　承諾なしでアップすることは出来ませんので、ご了承下さい。　アイリーンも、ケチ女房も、子供たちも元気そうです。　なんだなんだリッキー、その姿は。　警察官の制服を着ているのでしょうか。　店の借金でも取り立てに行くのかリッキー。
　まあ、誰でもあこがれる職業というのはあります。　しかし、男がそこまでコスプレするか。　やらせておくしかありません。　オカマにオナベは当たり前、コスプレくらいでしたら、誰も何も言わないのでしょう。　女のコスプレなら分かりますよ。　男のコスプレでは頂けませんよね、タマさん。
　すみませんね、びっくりはいつものことですが、またまた驚かせて、申し訳ありません。　リッキーには、制服で出で来るなと、きつく言っておきます。


　　　

　台風も去ったようで、晴れ間が覗いてきましたね。　朝起きて、茶の間に行くと、お袋が飯の支度をしています。　ほう、ハムエッグにサラダですか、いいですね。　食べていると、味噌汁が出てきます。　ん、お吸い物ですか、よく見れば、刻み海苔とおかきが浮いています。　どこかで見たような。
　なんと、お茶漬け海苔ではありませんか。　お茶漬け海苔のお吸い物ですね。　豆腐がないから、味噌汁を作らなかったと、お袋です。　飲めば、おいしいのかもしれませんが、私は遠慮させてもらいました。　こんどは、松茸のお吸い物の素でも買ってきて、作ってもらいたいと思います。
　フィリピンでの朝食は、大抵、食パンと目玉焼きにウインナーです。　飲み物は、もちろんコーヒーですよね。　なぜか、食パンが小さめのサイズなのです。　味は、ちょっと甘いように感じます。　ウインナーは、真っ赤な色で大きめです。　プリッっとした食感のないウインナーです。　皮が違うのでしょうね。
　酒のつまみに、店にあるチーズを食べてみました。　日本のチーズは、まろやかですよね。　向こうのチーズは、塩味が効いていますね。　なぜかと考えれば、腐らないように塩をたっぷり入れているのでしょうね。　そんなこともないですか。　それとも、暑い国で汗を掻くから、塩分を多くしているのか、そんなことは、どうでもいいことですよね。
　青空が広がってきました。　太陽も照りつけています。　さて、ちびりちびりとビールでも飲んで、昼は、明太茶漬けを食べましょう。

　２回目ですね。　異文化の外国に住むということは、大変なことです。　言葉も習慣も風習も違うわけですから、移住されるのであれば、ある程度の知識も必要になります。　貨幣価値も違います。　日本的感覚でお金をばら撒いていると、とんでもないことになります。　日本人と見れば、ボッタクリますから、納得したお金の使い方をして下さい。
　今日は、真面目に書いているじゃないかって、いやだなあ、普段から真面目ですよ。　買い物なんか頼んで、多めにお金を持たせれば、お釣りは返ってきません。　２００ペソだと思ったら、１００ペソ渡しましょう。　足りないと言えば、もう１００ペソあげるようにしましょう。　１番いいのは、領収書と引き換えに、お金を渡せばいいのですが、そこまでやると、いやな顔をされますから、程々にしないといけませんよね。
　私は、毎月、決まったお金を家に入れています。　日本円で５万円だったのですが、一時、１万円が4,000ペソを割ってきたので、これではかわいそうだろうと言うことで、６万円にしました。　その後、１万円が5,000ペソを超えてきましたが、１度６万円にしたものは、元には戻りませんでした。
　そのかわり、ネット代にビール代に、タバコ代を、その中から支払うという約束で、毎月支払い続けています。　まあ、６万円で、家族全員が食べられるわけですから、安いものですよね．　夜は、飲みには行きません。　田舎ですから、飲むようなところもありませんし、カラオケ屋ばかりですから、面白くもありません。
　移住して、家族の信頼が得られれば、家族が盾となってくれますので、安全には暮らせます。　家族や子供が病気になれば、お金を出さなければなりません。　そんなところから、徐々に信頼関係は生まれてきます。　田舎での生活、こんなものですよね。
　

　フィリピンに住むのに、１番いいのは、私みたいに、彼女のところに居候するのが理想だと思います。　家賃は発生しないし、買い物とか洗濯や食事の世話まで、全部やってくれます。　どこかに行きたいとなれば、付いてきてくれます。　言葉の心配はないし、彼女がいれば、便利ですよね。
　私は、結婚をしておりません。　退職者ビザでの滞在になります。　結婚をすれば、永住の結婚ビザが取得できますが、離婚をしてしまえば、フィリピンには、いられなくなります。　退職者ビザの場合は、これも永住ビザなのですが、出入国は自由です。　いらないとなれば、預けたお金は全額返済してくれます。
　まあ、彼女と結婚をしても、私は、退職者ビザで滞在するつもりです。　５０歳を超えた人は、２万ドルの預け入れで取得できます。　最初の１回目は１年目での更新です。　２回目からは、３年毎の更新で大丈夫です。　特別な扱いになりますので、出入国が、非常にスムーズです。　並ばなくてもいいのですね。
　お１人で、観光での長期滞在となれば、２ヶ月に１辺、近くのイミグレーションでの更新が必要なのでしょう。　面倒ですよね。　私には出来ません。　田舎での、アパートは、2,500ペソくらいです。　３ＬＤＫくらいの１軒屋になれば、5,000ペソくらいでしょうね。　食費は、人数が少なければ、１万ペソてお釣りがきます。　
　夜の遊びとか、外食とか、贅沢をすればキリがありませんよ。　自分に合った生活を探して、暮らせれば、それでいいのだと思います。　仕事をしない国フィリピンですから、あの書類、この書類で振り回されていても、疲れるだけです。　日本とは違います。　カウンターの中で鼻歌を歌い働いている奴が、１番偉いのです。
　　　

　２回目です。　サリサリ奮闘記ですから、サリサリのことでも書きましょうか。　アイリーンは、地元で生まれ、地元で育ちました。　アイリーン家を知らない人は、近所にはいないでしょう。　そんな土地で始めたサリサリです。　地盤は出来上がっていたわけです。　そして従業員は、全員家族です。
　向かいのサリサリのおばさんも、隣のサリサリの兄ちゃんも、昔からここに住んでいた訳ではありません。　私の家は、国道に面しています。　ここが大事なところです。　１本、道を入れば、お客などきません。　国道沿い、２００メートルくらいに、サリサリが、７〜８件あります。　それに勝たなければなりません。
　まず第１にアイリーン博士が考えたことは、どこよりも安く売る、でした。　この辺のサリサリは、どこへ行っても同じような値段です。　大丈夫か、ほかの店から文句が来ないのか、と聞けば、来るわけないでしょうと、あっけらかんです。　いまだに文句もないので、問題はないのでしょう。
　安売りをしていると、噂が噂を呼び、連日大盛況となります。　向かいのサリサリや、隣のサリサリも、値下げを始めます。　すでに、遅しです。　後発では負けてしまうのです。　オロンガポへ仕入れに行くのは、私の店だけです。　他店では売っていない、女性用の珍しいものや、安い商品を仕入れてきます。
　アイリーン、ラニー、ケチ女房と、女性が揃っていますので、ホステスの欲しがるような商品などを仕入れてきます。　シャンプーや、リンス、それに化粧水なんかがよく売れますね。　他店で売っていない商品を買うついでに、必要なものも、私の店で買っていくようになります。　まあ、男より女のほうが、お金を落としていきますよね。

　３回目です。　なぜ、お酒やビールが売れるかということですね。　まず、カラオケ屋がビールやお酒を切らせば、１番安い、私の店に、ケースごと仕入れに来ます。　カラオケ屋のお客も、高いカラオケ屋のビールは、あまり飲みません。　いや、飲む人もいますよ。　それよりは、安いサリサリのビールを飲んで、カラオケ屋に繰り出せば安上がりです。
　サリサリの表は、座れるような作りになっていますので、そこでビールを飲んでもらいます。　夕方からは、少し忙しくなりますので、アイリーンやラニーやケチ女房が、揃って店に出ています。　酔っ払いの話し相手にもなりますので、カラオケ屋で飲むよりは、よほどいいのでしょう。　これを、ホステス作戦と、私は名付けています。
　客が絡むようなことがあれば、もちろんアイリーン警部の餌食となります。　客が酔った頃を見計らって、近所のホステスが向かいにきます。　客とホステスの待ち合わせ場所、それで、お酒が売れればいいのですよね。　カラオケが終われば、また戻ってきて、店の前で飲む客です。　私みたいですよね。
　低価格競争に負けない理由はあります。　それは、アイリーン博士が、スパイを使っているからです。　博士の友達にサリサリを回らせ、価格の情報を仕入れます。　回ったサリサリの商品で、これの最安値はいくらだ、というふうにです。　それよりも、１ペソでも安くしておけば、客は流れてきます。
　炭も、ほかでは置いていない商品だと思います。　炭とお米は、セットでよく売れます。　プロパンガスのない、家庭も多いのでしょうね。　米は、５００グラムからの販売です。　油も小売ですが、ほかの店より、小分けにして売っています。　コッブに１/４くらいからの販売だと思います。　高いものは、売れませんので、バラ売りになります。
　

　４回目です。　１日の更新としては、新記録ですよね。　彼女さんなり、奥さんのところがいい場所であれば、サリサリくらいの商売は可能でしょう。　ただし、１人では出来ませんよ。　兄弟、姉妹などがいて、初めて成り立つ商売です。　人を雇えば、泥棒されます。　これは、断言しておきますね。
　彼女さん、奥さんも、掃除に洗濯、食事などを作らなければなりません。　その間にも、客はやってきます。　私の経験からいっても、絶対１人では無理なのです。　場所がよくて、土地があれば、道路に面して、サリサリを建てればいいのです。　安いものです、撤退すれば、自分の部屋にすればいいのです。
　フィリピンで、人を雇えば、必ず泥棒をするということを、よく覚えて店をやられたほうがいいでしょう。　バラ売りですから、お金の管理などできません。　盗まれれば、なんか売り上げが少ないなあ、でお仕舞いですよね。　１０ペソの物を１５ペソで売って、５ペソは自分の懐にと、これでは店は傾きます。
　問い詰めたところで、白状などはしません。　したたかですからね。　誰も見ていなければ、悪さをしてもいいという考えです。　そんなときには、誰も見ていない訳じゃないよ、神様が見ているんじゃないのと、ひと言いってあげて下さいね。　お金の魅力には勝てません。　お預けをしない犬と一緒です。　バレなければいいという根性ですよね。
　話がそれましたね。　店を人任せにすれば、必ず潰れるということです。　私は、移住して２年間、兄弟の人物観察を行ったつもりです。　そこまでやって、任せられると判断しました。　それで傾けば、私の部屋にすればいいだけの話ですよね。　先にも書きましたが、信頼関係、これは大事なことです。
　

　今日は、アイリーンの誕生日です。　あとで電話でも掛けて、おめでとう、くらい言っておかないとなりませんね。　今頃は、パーティーの料理でも作っているのでしょう。　誕生日の噂など、すぐに広がります。　呼ばなくても、近所の連中が集まってきますから、食べ物は、大量に作らなければなりません。
　やっと、夏らしくなってきた、この頃ですね。　お盆は、今日まででしょうか。　Ｕターンラッシュで、高速道路や列車、それに空港は、大混雑するのでしょう。　お帰りの方は、気を付けてお戻り下さい。　そんななか、占い師の妹が、墓参りにくるとのことです。　東京からの下りですので、混んではいないでしょう。
　小型のパソコンを持ってくるといいます。　というのも、この前、私が作ってやった、ＨＰのアップの仕方が分からないというのです。　それくらいなら、冷えたビールでも飲みながら、やってあげましょう。　パソコン音痴の私でも、それくらいならやれます。　更新やリンクがないので、１度アップしてやれば、お仕舞いです。
　日本に来てからは、食べて飲んで寝ての生活です。　やはり、他人の家に交じっているよりは、我が家が１番落ち着きます。　気を遣わなくていいですからね。　フィリピンの家にいれば、お互い気を遣います。　いまごろ、清々しているのではないですか。　でも、私は戻りますからね。
　おっと、アイリーンに電話を掛けておかないと、大変なことになってしまいます。　あなた冷たい、だからお金頂戴、なんて言われたら、たまりません。　頭の中は、お金一色のアイリーンです、下手は打てません。
　　

　まったく、お袋には、参ってしまいますよね。　この前、大型液晶ワイドテレビを買ったわけですが、アンテナを立てないとダメだと言います。　私のところは、共同アンテナになっています。　福島では、ＮＨＫを初め、地デジで６局の放送が見られます。　アナログ放送の移行なのですが、分からないお袋です。
　あのね、アンテナがないと、地デジのテレビは映らないのですよ、といっても、この前行ったパーマ屋さんでは、電気屋にアンテナを付けなければ、どうのこうのと言う話になります。　気の早いお袋ですから、電気屋に来てもらうといいます。　なんで、きれいに映っているテレビを、アンテナは共同のＵＨＦで十分です。
　この番組は映らなかったとか、例えば、笑点ですか、きのう映らなかったと、当たり前です、今日、日曜日の放送なのです。　年寄りは、新しいものに慣れるまでに、時間が掛かります。　勘違いもよくあります。　テレビといえば、アンテナです。　老人の多い、この集落では、最後は、電気屋任せになるのでしょう。
　そうそう、アイリーンに電話をして、ハッピーバースデーなんて言うと、バカ、まだ早いでしょうという、お叱りです。　あれっ、今日じゃなかったの、と聞けば、１９日だと言います。　いいね、誕生日には、大きなケーキでも買いなさい、と言えば、お金がないから、ケーキは買えないとの返事です。
　それでも、ブタを１頭潰して、料理するそうです。　ブタの頭は、ベーカリー屋さんで、レチョン（丸焼き）にしてもらうそうです。　なんだ、まだだったのですね、誕生日は。　ねっ、お金のない人が、ブタ１頭振舞えるわけですから、たいしたものですよね。

　さて、酔わないうちに、日記を更新します。　３回目ですよね。　酔わないうち、というのは、占い師の妹とその娘が来たためです。　娘は、２３才になるようです。　で、パソコンはと、妹に聞けば、あっ、忘れたと、まあね、そんなものです。　妹と一緒に暮らしている娘に一応、ＨＰのアップを教えましたが、出来ないと思いますよ。　また、女の世界に入ってしまった私です。　女のお喋りに付き合ってもいられません。　私も酔いました。　今日はこのへんで、失礼しますね。　面白い話はこれからです。　写真をアップいたしますので、想像して下さいね。



　なんだなんだ、寿司を取れとか、まあ、それはいい。　お盆で忙しいので゛配達が遅くなるといいます。　そうしたら、私の明太子にいくらを、ご飯に乗せて、パクパクと食べていますよ。　おい、待てよ、寿司がくるんだぞ、ですよね。

　今日は、病院に検査の結果を聞きに行ってきました。　待合室で待っていると、風邪ひきの、おじいさんやおばあさんが入ってきます。　うつされてはいけません、近づかないよう、席を移ります。　そのうち、名前が呼ばれ、診察室へと入ります。　おはようございます、と挨拶をして、検査の結果を聞きます。
　小太りの先生が、いきなり、お酒を飲むでしょうと、占い師のようなことを言います。　はい、朝から飲んでいますと、正直に答える私です。　だめですよ、尿酸値が９を超えていますよと、先生です。　まあ、朝から晩まで飲んでいますから、普通でしょうと言えば、看護婦が笑い、先生は、あきれ顔です。
　まあ、他には悪いところはないということです。　酒を控えれば、元に戻るでしょう、ということで、薬をもらい、家に戻りました。　そのうち、お袋も病院から戻ってきました。　いつから、入院するんだと言うお袋です。　入院するような、病気ではありませんよ、といえば、じゃあ、ビールでも飲めと、いいですね。
　うまい鳥鍋が食べたいなあ、という、妹と娘です。　ホロホロ鳥の鍋ですよね。　支払いは、どうせ私なのでしょう。　早く帰りなさい君たちですよね。　さて、出かけます、続きは夕方になると思います。

　きのうは、さて、鳥鍋でも食べに行こうかと、確認のために、鳥鍋屋に電話を入れれば、午後の２時半から５時まで、休憩時間だそうです。　もう、午後の１時を過ぎています。　それじゃあ、お墓参りにでも行って、時間を潰そうかということになります。　お坊さんに、ビールを差し入れて、お参りです。
　少しは、時間が潰れました。　家に戻れば、腹が空いたと、飯をパクパク食べる、妹と、その娘です。　これから、鳥鍋を食べに行くのに、我慢という言葉はないのでしょうか。　そのあとは、丁寧にお昼寝です。　さあ、夕方、鳥鍋を食べに行く時間です。　タクシーを呼び、鳥鍋屋へと向かいます。
　すでに、半酔っ払いの私です。　お金を家に忘れてきました。　お袋が、お金を持っていたので、立て替えてもらいます。　店に入り、鳥鍋を注文します。　さて、写真でもと思えば、カメラまで忘れてきています。　妹の娘に、携帯で写真を撮ってもらい、私のパソコンに、送ってもらうしかありません。
　飲み物は、ビールをピッチャーで注文しました。　ピッチャーが来ると、ずいぶん大きなビールだと、お袋が、そのまま飲もうとします。　おいコラ、みんなで、グラスに分けて飲むのだ、と言うと、こんなの、飲み切れないと思ったと。　重くて、腕がしびれちゃったと、そんなこと知りますか。
　妹は、一品料理の、オニオンスライスをたのみます。　鳥鍋屋に来て、オニオンスライスです。　占い師のやることは、理解できません。　まあ、おいしい鍋でしたよ。　ライスかうどんが付いて、１人前、1,300円ほどです。　３人前で十分な量でした。　ビールも、ピッチャーで丁度よかったですね。

　　

　２回目です。　きのうの夜、鳥鍋を食べて家へ戻ると、占い師の妹と娘が、東京へ帰るといいます。　なんでも、娘が、仕事があるということです。　最終の特急列車で、帰って行きました。　今回も、一泊２日の滞在です。　まあ、用事や仕事があるのでは、しかたがありませんよね。
　今朝起きて、朝飯を食べていると、お袋が歯医者に付き合ってくれと言います。　私も、治したい歯がありましたので、いいですよと答えます。　朝の９時にタクシーを呼び、歯医者へと向かいます。　お袋は、歯は丈夫です。　硬いせんべいを食べて、奥歯の歯が欠けたとか言っています。　虫歯も、２〜３本あるのでしょう。
　初めて掛かる歯医者だと言っていました。　私の歯は、虫歯だらけでしたが、なんとか、２年を掛けて治し、フィリピンに渡りました。　その、一部がグラグラとなったわけです。　歯医者も、技術が進歩しています。　私の歯は、すぐに治りました。　あと、歯石を取るとか、レントゲンをと、そこまでは、ですよね。
　歯医者での治療も終わり、帰るのかな、と思ったら、スーパーに寄って行くと言います。　なんだ、結局は荷物持ちですよね。　缶コーヒーや、サイダーの箱詰め、ティッシュにトイレットペーパーと、かさばる物を買い込みます。　帰りは、タクシーですからね。　タクシーを呼び、運転手が荷物をトランクに入れてくれます。
　家に着けば、運転手が、荷物を運んでくれます。　ただでは、歯医者に行かない、お袋でした。　疲れました、ということでビールです。

　今日は、フィリピンから一時帰国のお友達、この前、昼飯をご一緒にした方です、と、お昼を食べに行きました。　塩屋崎の、灯台下にある、美空ひばりの歌碑なんかを見学しての、のんびりとした昼食です。　昼食は、小名浜港で頂きました。　港で、カツ丼でもないので、お刺身御膳を頂きました。　ビールもですよね。
　帰りに、家へ送ってもらう途中、フィリピン人と、仲良くお付き合いしている人がいる、というので、寄って行くことにします。　自宅でお店をやっていて、そこに、フィリピン人の方が大勢集まるようです。　家の中に案内されて、ビールを飲みながら、話をします。　すみませんでした、遠慮なく飲まさせて頂きました。
　大分飲んで、帰る頃に、お店の裏では、いますね、フィリピン人です。　そろそろ大宴会でも、始まるような気配です。　付き合えば長くなりますので、お友達に家まで送ってもらいました。　今日は、ご迷惑を掛けて、すみませんでした。　家に戻れば、眠くてしょうがありません。　しばらく寝ていました。
　起きて、おっと、アイリーンの誕生日です。　今朝、電話は通じていません。　ダッシュで、電話を掛けます。　こんどは、通じました。　誕生日に電話くらい掛けないと、大変なことになりますからね。　まあ、これで、フィリピンに戻っても、文句は言われないでしよう。　そんな１日でした。


　

　病院へも行きました。　地デジテレビも買いました。　残るは、物置とお土産です。　物置は、日曜日に設置に来るそうです。　物置も、何とか片付きそうです。　あとは、お土産ですね。　お土産といっても、あんな重いものを、運ぶ体力はありません。　マニラに行けば、何でも売っているでしょう。
　マニラで、お土産を買うことにします。　パソコンとか衣類で、バックは１杯です。　日本の食材とか持って行きたいのですが、現地調達でいいでしょう。　本当は、現金でバックが１杯じゃないのかって、そうあってほしいものです。　物置の設置が終わったら、そろそろ戻ろうかな、とは思っています。
　日本に来てから、まる１ヶ月になります。　家族は、私の顔など忘れていると思います。　あいさつは、初めまして、でいいのでしょうね。　あんた誰、なんて言われるのでしょう。　はい、私は金づるですと答えれば、思い出してくれるでしょう。　そんなこともありませんよね。
　ふたたび、フィリピンで生活するにあたり、自分なりの反省をしなければなりません。　ひとつひとつ考えて、直すべきところは、直さなければなりません。　まあ、私の場合は、どう考えても、飲みすぎの一点になりますよね。　朝からビールではなく、昼からビールにと、おい、お前、それじゃあ一緒だろうと、はは、そう・・ですよね。
　フィリピンに帰るまで、あと少しです。　ダッシュして、日本での用事を済ませたいと思いますが、途中転んで、日本での用事は、また今度、ということになるのでしょうね。

　フィリピンでは、お金があれば、いいところに住めて、贅沢もできます。　でも、大抵の人は、彼女がフィリピーナだとか、物価が安いからという理由で、フィリピンに住まわれるのでしょう。　バカンス気分では、住めませんよね。　１人で住むのであれば、お金も計算して使えます。
　彼女さんや、家族の中に入るのであれば、そうもいきません。　毎月、渡すお金を決めていたところで、家族や兄弟の子供が病気にでもなれば、治療費を出さない訳にはいきません。　井戸のポンプが壊れたり、蛇口が壊れたり、電化製品が壊れたりと、支払いは、こちらに回ってきますからね。
　出費は何かとかさみます。　アイリーンに、１度聞いたことがあります。　私のお金がなくなったら、私は、ポイですか、と。　大丈夫よ、私が食わせてあげるという、アイリーンです。　だから、もっとお金を頂戴と。　なんで、と聞けば、貯金しておくのだそうです。　なんだよアイリーンちゃん、愛ではなかったのですね。
　お金を与えるのは自由です。　でも、もうお金がない、なんてバレたら、ポイされてしまいますから、与えたお金で、生き延びて下さいね。　お金の管理は、ご自身でするのが１番です。　これで１年やってくれ、なんて渡しても、３ヶ月もすれば、お金がないと始まりますからね。　小出しで渡したほうがいいでしょう。
　予定外の出費は、必ずありまからね。　お１人より、私は、彼女さんなりが、いたほうがいいと思います。　言葉も分からない、異国での生活です。　お１人では無理がありますよね。

　２回目です。　フィリピンで、生活をして、脱落者になるのは、お金です。　これまでに、これだけの金額を入れたんだよ、なんて言ってみても始まりませんよね。　だからなあに、お金があるの、なければ出て行って頂戴でしょう。　たまりませんけれど、これが事実なんですよね。
　まさか、言葉の分からない国で、ルンペンになるわけにもいきません。　そうすると、日本領事館に行き、助けを求めることになります。　基本的に、お金は貸してくれませんよね。　親族、その他に連絡をして、旅費なりを送金してもらうことになります。　この間、１週間です。　野宿でもして待てというのでしょうか。
　要は、お金がなくなれば、だれも助けてはくれないということです。　いわば、フィリピンで破産したあなたに、誰がお金を貸しますか、ということですよね。　全財産を女房に取られ、追い出されて、異国の地では、生きていけませんよ。　作り話でも何でもありませんからね、お気を付け下さいね。
　そう、お金がある内が、華なのですよね。　今も昔も変わりません。　商売人はそうでしょうが、浮き沈みはあります。　私は、一介のサラリーマンでしたから、浮き沈みもありません。　計画を実行に移すだけで、生活は出来ます。　確定したお金ですよね。　決してギャンブルなどに、使ってはダメですよ。
　見捨てないで下さいね、アイリーンちゃんですよね。

　サリサリを初めて１ヶ月も経つころ、店の中の隅には、ゴミが積んであります。　店の表の裏手には、ビールやソフトドリンクが積まれています。　逆じゃないんですか。　店の中にドリンクのケースでしょう。　ゴミは、表に積みましょうと片付けていると、タバコの空箱や、ビニール袋は使うのだと言います。
　はいはい、バカなことは、言いっこなしにしましょう。　毎日、タバコの空箱やビニール袋なんて、ゴミで大量に出るのですから、問題はないでしょう。　そして、表に置いてある、ビールやソフトドリンクを中に入れます。　ほら、すっきりしたでしょう。　ドリンク類の在庫が、一目で分かるでしょう。
　日増しに売り上げが増えているのに、仕入れが増えません。　暑い日の昼、お客が、ポップコーラの大きいやつ、と買いにきました。　ない、というアイリーンです。　ポップコーラは、甘めのコーラです。　１番の売れ筋です。　どしたと聞けば、午前中で全部売れたとのことです。　後から後から、ポップコーラを買いに、お客は来ます。
　なぜ多めに仕入れておかないのだ、と聞けば、空き瓶がないから、ということです。　最初の仕入れで、瓶代を払わなければならないので、それが勿体ないのだそうです。　瓶は回収するわけですから、次回からは、瓶代は必要なくなります。　売らなければ儲からないのです。　全部のドリンクを、いまの倍は仕入れなさいと、きつくお叱りをします。
　腐るものではないのです。　多めに仕入れておけば、いいではありませんか。　売れた分を補充すれば、スムーズに回転しますよね。　真夏に、ソフトドリンクがないでは、話になりません。　その日は、夜まで店にいた私です。　1.5リッターのポップコーラは、あれば５０本は売れていたでしょう。

　２回目です。　サリサリの続きです。　前にも書いていると思います。　重複する話になるかもしれませんが、我慢して、お付き合い下さい。　サリサリは、許可証をもらえば、誰でも営業が出来ます。　街によって、納めるお金は違うのでしょうが、私の街では、売れても売れなくても、年に３千ペソを払わなければなりません。　
　１日に換算すれば、８ペソほどでしょう。　安いものですよね。　店の売り上げは、日によって違いますが、平均すれば、商品だけで、８千ペソは超えているでしょう。　２割が利益になります。　氷と、携帯のロードは別勘定です。　氷の売り上げは電気代と、冷凍庫の償却にあてています。
　初日のオープンで、売り上げがなければ、閉じることですよね。　やっていても一緒です。　経費倒れになってしまいます。　私のところは、オープン初日に３千ペソの売り上げです。　毎日、売り上げは上がっていきました。　１万２千ペソを超える日も、珍しくはなくなりました。　軌道に乗ったのですね。
　あとは、私にすれば楽です。　商品の仕入れや、在庫管理を簡単に教えればいいことです。　雑貨屋といっても、食べ物商売です。　安ければ買いにきます。　あとは、女の人を狙えば完璧になります。　お金を使うのは、どこの国でも、財布を握った女の人です。　食べ物があり、女性向けの商品があれば、売れないわけがないのです。
　あと、なにが足りないのか、店にいれば見えてきます。　前にも書いたことですが、少し、休んでから書きますね。

　きのうは、ひどい目に遭いましたよ。　３回目の日記でも書こうかな、と思っていると、１階から、お袋が呼んでいます。　どうしたのだ、と１階に下りてみれば、明日は、物置屋の来る日だから、物置の荷物を表に出すのだそうです。　解体しての設置ですから、荷物は出しておかなければなりません。
　じゃあ、やるか、ということで、荷物の片付けを始めます。　細かい物が、所狭しと置いてあります。　なんとか、全部、表に出せば、ダンボールなど、それなりのゴミも出ます。　ゴミはどうするの、と聞けば、暗くなったら、やぶに捨てに行くから手伝ってと。　結構なゴミですよ。
　暗くなるまで、ビールでも飲んで待ちましょう。　そして、日も陰り、ゴミを持って、やぶまで歩きます。　車がないので、歩くしかありません。　お袋と、やぶまでの５往復です。　全部ゴミを、やぶの中にぶん投げます。　いいのか、こんなことをやって。　瓶や缶ではないので、そのうち溶けて土に埋もれると、そんなものですかね。
　すると今日は、新しい物置に、荷物を入れなければならないのですね。　まあ、考えてもしょうがありません。　私がやるしかないですよね。　午後からですから、ビールでも飲んで、力を温存しておきましょう。
　

　きのうは、物置の設置です。　昼過ぎに、物置屋がやって来ました。　古い物置を解体して、新しい物置の設置ですよね。　３時間くらいで終わったでしょうか。　あとは物置に、荷物を入れるだけです。　そんなに、大きな荷物はありませんから、簡単に終わりました。　でも、ビールを飲んでの仕事でしたので、身体はグッタリです。
　おおかた、日本での用事も済みましたので、そろそろフィリピンへ戻る支度をしなければなりません。　支度といっても、旅行バックに衣類を詰め込めばお仕舞いなのですが、それがまた、酔った身体には面倒なのですよね。　考えれば、渡比日が決まっていないので、やる気も起きないのでしようね。
　チケットは、フィリピンで買った、往復のチケットです。　アイリーン博士が買ってきたチケットなので、どんな種類のチケットかは分かりません。　そこで、日本のフィリピン航空、日本支社に電話をしてみました。　すると、私のチケットは、６ヶ月オープンのチケットになるそうです。
　来年の、１月まで、有効なのですね。　フィリピンへの帰国便の日付の変更は、そちらで可能ですか、と聞きます。　可能ですという答えです。　ペナルティはありますか、と聞けば、ペナルティは発生しないチケットだそうです。　帰国日が決まったら、予約変更の電話を入れますね、と、なかなかスムーズな話でした。
　最初に、戻る日を決めて、それからバックに荷物を詰め込み、そしてあとは、帰るだけです。

　　　　

　サリサリの話も、中途半端でしたよね。　店にいれば、なにが見えてくるのかで、話は終わっていました。　店の中で見えるもの、これは接客の態度です。　見れば、接客でも何でもありません。　動物園の動物に、餌を与えるのと一緒です。　お客を見れば泥棒と思え、なんていう、言葉が、日本にはあります。
　フィリピンでは、お客は泥棒だ、となります。　だから、閉め切りの営業となります。　お客を店に入れれば、泥棒をしますから、１人で店番のときには、お客を中には、入れさせないようにしています。　ガキどもは、かっぱらいの最たるものです。　ガキの店への出入りも、禁止しています。
　そにな泥棒相手に、いらっしゃいませも、ありがとうございましたも、必要はありません。　頂戴、と客が来れば、何が欲しいのと、タバコ１本と言う客です。　目を離せば、カウンターのキャンディを、かっぱらおうと、物色する客ですからね。　そんな客に、接客も何もありません。　好きにやらせるほか、ありませんよね。
　お金がないから、借金でお願いという客も大勢います。　高額の借金になれば、携帯なんかを担保で、お金を借りていきます。　アイリーンやラニーは地元なので、その人間の顔や、生活状況などは把握しています。　もちろん、返済がなければ、返済があるまで、その人間には売りませんし、貸しもしません。　当たり前ですよね。
　貧乏人相手の商売です、なめられたら負けですので、私は、いまの接客について問題はないと思っています。　でも、お金を貰えば、ありがとうございました、くらいは必要なのでしょうね。

　いつものように、酔って３回目をいきます。　日々の日記とはいえ、そんなに書くこともありません。　かといって、想像で書くわけにもいきませんよね。　変なことを書けば、お叱りがきます。　人物批判や、政治の動向、経済の行方などを書けば、これは、十人十色ですからね。　もう、そこまでは、書きません。
　まあ、思想の違う人とは、平行線なのですよね。　幽霊が、本当にいるのか、いないのかの違いです。　でも、共通点はあるのでしょう。　たとえば、フィリピンに魅せられているとかね。　まあ、人間、全知全能ではありません。　魅力があるから、フィリピンという大海に溺れます。
　溺れれば、頭がいいとか、そんなことは関係ありません。　自分のお金も残さず、すべて彼女に託し、彼女がやってくれるとでも、思っているのでしょうかね。　本当に、お金がなくなれば、バイバイの世界です。　気を付けて下さいね。　先のサリサリでも書きましたが、大泥棒は、あなたの彼女さんかもしれませんよ。
　自分は、そんなことはない、と思うかもしれません。　ネットでの話など、ごく一部にすぎませんよ。　用心に用心を重ねて、暮らして下さいね。
　　

　今日も、朝からビールです。　何気なく航空券を見ていると、フィリピンへのフライトが、午前９時半になっています。　ということは、前日に、成田の近くのホテルに１泊しなくてはなりません。　２日掛かりの、渡比となるわけです。　これは堪（こた）えますよね。　やはり、お土産などは、持って歩く余裕はありません。
　いつ帰るのかも考えず、そんなことばかりを考えています。　持って行く荷物も、そんなにはないのですが、バックに詰めると、結構な重さになるのですよね。　大体が私の場合、バック１つでの旅行になります。　体力がないですからね、それ以上は無理です。　この前、フィリピンから戻る時のことです。
　バックを、機内持ち込みにしました。　そのときは、栄養失調でフラフラだったのですね。　それで、機内に入り、バックを上の収納にと持ち上げます。　あれっ、あららら、持ち上がりませんよ。　バックが傾き、あわや落下かと思ったときに、スチュワーデスがバックを支えてくれました。
　お客様、ご気分でも、と言われましたが、気分が悪いと言って、飛行機から降ろされる訳にもいきません。　すみません、ちょっと腕を怪我したものでと、誤魔化します。　そんなことで、何とか日本に戻って来たわけです。　機内での食事に付くドリンクには、アルコールもあるのですね。
　ドリンクサービスが回って来たときには、もちろん、ビールを頼みました。　日本に着き、掲示板でお馴染みの、ＭＴさんとお会いして、久しぶりの、魚介類を頂きました。　その節は、ありがとうございました。　車を出してくれた、息子さんにも、宜しくお伝え下さい。
　　　

　２回目です。　なんか、朝晩と冷えてきましたね。　早く、フィリピンに戻らないと、凍死してしまいます。　寒いときには、おでんです。　そうだ、歩いて１０分のところに、コンビニがあるではありませんか。　確か、ファミリーマートだと思いました。　コンビニなら、熱々のおでんが売っているでしょう。
　しかし、まだ夏ですから、１０分も歩いて、なければガックリですよね。　まあ、たまには歩かないといけません。　袋に入った、まずいおでんくらいなら、売っているのでしょう。　ラーメンも、食べておかないといけません。　タクシーでラーメンを食べに、でもありませんよね。
　ラーメンも、当たり外れがありますから、とりあえず、ファミマで、日清のカップヌードル、醤油味とカレー味を買って、懐かしい味を楽しみたいと思います。　お前は、何を考えているんだ、って仰いますか。　せっかくの日本ですから、口に合わない高級な物より、懐かしい味のほうがいいだけです。
　お袋が、歯医者に行き、帰りに、大トロのマグロの刺身を買ってきました。　歯医者が安かったから、少しいい物をと、買ってきたわけです。　見事な霜降りの、ピンク色の刺身です。　どれと一口、ん〜脂が乗って口の中で溶けます。　美味いのですが、歯ごたえがありません。　お袋に食わせると、何これ、脂だらけじゃないのと。
　赤身の刺身で育った人間です。　やはり、赤身の刺身でのご飯が１番です。　あしたはファミマに行って、懐かしい味を探してみます。

　帰らないといけません。　今朝、フィリピン航空、日本支社に電話を入れて、日付の変更をしてもらいました。　日付を言うと、空席がございますと、丁寧なご返事です。　通路側に席を取ってもらい、便名の変更などを聞きますが、変更なしとのことで、これまたスムーズに話が進みました。
　朝の便なので、私の家からでは、間に合いません。　成田近辺に１泊しなければなりません。　ネットで探していると、ありました、１泊５千円の、高級ホテルです。　これは安いということで、部屋が予約で満室になる前に、電話で予約を入れたところ、驚きですね。　値段が７千円だと言います。
　ネットで見たら、５千円だったよ、と話せば、ネットで予約をすれば、５千円なのだそうです。　少しの手間で、３割も安くなるのであれば、ネットでの予約を選びます。　多々ある話ですよね。　京成成田から、徒歩１分のホテルです。　もちろん、ネットで予約を取りました。　寝るだけですので、十分です。
　ごめんなさい、ファミマにはまだ行っていません。　考えれば、袋入りのおでんとか、カップヌードルとか、食べる必要もありませんよね。　懐かしの味なのですが、なぜ日本に来て、カップヌードルなのか、考えた私がバカでした。　今日の、夕飯のおかずは、鯛の刺身です。　これなら、まだ納得ですよね。
　練りわさびがありません。　ツーンとくる刺激がいいのですが、家には、練りわさびも、練りからしもありません。　文句も言えませんから、付け合せのわさびで頂きます。　刺身とご飯は、相性がいいですね。　日本ならではですよね。　さて、ビールでも。　

　２回目ですね。　サリサリの話をしますね。　サリサリでは、１ペソから２０ペソの客が、大方を占めます。　１００ペソ、２００ペソを使うのは、夜に店先で、ビールを飲む客が多いですよね。　つまみに、スナックなんかも買いますから、客単価も高くなります。　スナックといっても、１ペソからあります。
　１日、１万ペソ売れれば、客単価から考えて、５００人は、来ているわけです。　忙しくないわけがありません。　時間帯により、大体、忙しい時間は、分かっています。　昼時とか、夕食時が１番忙しくなります。　そのとき、自分たちの、食事の時間でもずらして、総動員すればいいのですが、のんびりとキッチンで、飯を食べています。
　店にいる人間は、大変ですよね。　客が並びます。　言葉の分からない、私が行ったところで、役には立ちません。　客の来た順番を覚えて、次はこの人だからね、と指示をするだけです。　縦一列に並んで、待ってくれればいいのですが、狭い商品の受け渡し口に、左右に横に並びますから、順番が分からなくなります。
　まあ、混む時間は分かっていますから、次の店番の人間は、店で食事などしません。　キッチンで、悠々とご飯を食べるのです。　嵐が去れば、交替ですよね。　嵐の中で働いた人間には、それなりの報酬を与えるようにと、アイリーンには言ってあります。　大体、ラニーが犠牲になっていますね。
　リッキーとケチ女房が、深夜番でしょう。　深夜は危険ですので、リッキーに犠牲になってもらうしかありませんよね。　フィリピンに戻れば、私が犠牲なのでしょうね。
　　

　私が３年前に、フィリピンでの、今の田舎に移り住んだとき、ブタは確か、リッキーが飼っていましたよね。　餌代のない、リッキーですから、そのうち、アイリーンが引き継ぐことになります。　仔ブタを１ヶ月ごとに、３〜４匹仕入れてきて、回転させて売りさばきます。　だいたい、４ヶ月目で売れるようになります。
　しばらくして、今度は、米作りをやるという、アイリーン博士です。　とっつぁんの田んぼを借りて、苗を植え、３ヶ月目には収穫です。　もちろん、田植えや稲刈りは、人を雇ってやります。　年に３回、収穫が出来ます。　養豚、と言うほどのものではありませんが、ブタも、田んぼも、うまく回り始めます。
　そして、去年の暮れ、サリサリをやるときましたよ。　やると言ったら、聞きませんからね。　さっそく大工を頼み、店を建ててもらうことになります。　今年の２月にオープンして、これもうまく、軌道に乗りました。　ブタの世話は、リッキーです。　田んぼは、人任せです。　サリサリは、家族の仕事です。
　最近、リッキーが、トライシクルに乗りません。　１日働いて、１００ペソにしかならないと言います。　まあ、サボりのリッキーですから、トライシクルの稼ぎも悪いのでしょう。　それなら、サリサリを手伝って、お金を貰ったほうがいいですよね。　リッキーにすれば、サリサリの力仕事など、楽なものでしよう。　
　さて、アイリーン博士、次は、何をやると言い出すのでしょうか。　いや、もうやらないだろうと、考えましょう。　家族が食えるだけの日銭は、毎日入ってきます。　それで十分ではないですかね。
　　　　　　　　　　　

　２回目です。　よくお金の管理を聞かれます。　私は、フィリピンの銀行に、口座は持っていません。　潰れないような銀行は、オロンガポにしかありません。　ドル建てか、ペソ建ての預金になると思います。　破綻すれば、１０万ペソまでの保障しかありません。　必要になれば、口座を開設しますが、今のところ、必要はありません。
　２年分くらいの、生活費を、日本から現金で持ち込みます。　毎月、決まった金額を、家に入れます。　家族で、怪我人や病人が出れば、その中から、支払ってあげます。　他に、国際キャシュカードを持っていますので、その預金にも、２年分くらいの、生活費を入れておきます。　もちろん、フィリピンで下ろせます。
　預金ならまだしも、現金は危険ではと思う方も多いでしょう。　現金は、カギの掛かる秘密の場所、もちろん、私の部屋の中に置くわけですから、なにかあれば、泥棒は、家族ということになりますよね。　両替も、オロンガポまで行かないと出来ません。　オロンガポに行った人間が、犯人となるわけです。
　その前に、何年も通い、人物を見ている私です。　泥棒をするような家族は、いないと判断しました。　現に、永住して３年になりますが、１度たりとも、そんなことはありません。　鉄格子の部屋です。　家の中には、誰かがいますので、外部から泥棒に入るのは、難しいでしょう。
　前にも書きましたが、やられれば、私は出て行くだけです。

　フィリピン人の家族と住んでいれば、フィリピン人の気性や考え方が分かってきます。　大体、他人の性格も、似たり寄ったりですよね。　奥さんや、彼女さんが、多少日本語を話せるのであれば、言葉は不自由しません。　私は、日本語で事足りています。　覚えればいいのでしょうが、しばらく住んでいれば、片言くらいは話せるようになります。
　家の中では、ボスでいなくてはなりません。　これは、奥さんや、彼女さんが、どう対処してくれるかになります。　私が移住したころ、家のボスは、とっつぁんでした。　悲しいかな、お金がありません。　毎月、アイリーンを通して、生活費を入れていれば、半年で、とっつぁんは、ボスの座から降りました。
　兄弟から、お金の打診があれば、アイリーンは、私に貸してもよいかと、報告に来ます。　私の渡した、生活費の中からのお金ですから、私に相談する必要もありませんよね。　貸し付けて、きっちり回収を出来るのであれば、何も問題はありません。　奥さん、彼女さんが、しっかりしていないと、出来ないことです。　
　高額なお金ではありません。　それでも、貸したものは返してもらうという、兄弟に非情になれるかなのです。　奥さんや、彼女さんが、家族のトップに君臨しなければ、食い荒らされます。　私の出動は、家族の病気や怪我にあります。　それ以外の金銭には、タッチしないようにしています。
　多少、気の荒い女性が、家を支配しますから、奥さん、彼女さんは、それ以上でなくてはなりません。

　２回目ですね。　多少付き合った、彼女さんがフィリピンにいるとします。　生活費が足りないから、少し送って欲しいと、最初は始まります。　次は、親の病気でしょう。　お母さんが、病気で医者に掛かる、お父さんが、具合が悪くて医療費が掛かるですか。　ここまでくれば、おかしいぞと思って下さいね。
　それでも払ってくれた、ボンクラ野郎と見れば、最後の仕上げです。　あなたと住むのに、いい土地を見つけたので、なあに、家を建てても、ん百万円よ、と騙しに掛かります。　振り込むバカはいないと思いますが、かわいい彼女のためです。　騙されてしまうのでしょうね。　そのあと、彼女はドロンですよね。
　要は、考え方が違うのですよね。　まさかが、フィリピンにはあります。　あんなに、愛し合った仲なのに、と思っても、愛に、盲目になった目では、もう見えません。　なされるがまま、されるがままで、日本にいても、剥ぎ取られます。　どうか、フィリピンの振り込めサギには引っかからないで下さいね。
　スーパーで、１０円２０円、安いものを買う日本人です。　現地も見ないで、土地や建物でもありません。　少しでも時間を掛けて、納得したら買い、また払うということをして下さいね。
　　

　フィリピンに移住するには、いろんな問題があります。　言葉の問題、ビザの問題、お金の問題などです。　まず、お金がなければ、移住は無理ですからね。　年金を貰っていれば、話は別ですよ。　言葉の問題ですが、話せなければ、不自由な生活を強いられます。　彼女さんでも、見つけてもらうしかありません。
　ビザの問題ですね。　独身者や、奥さんがフィリピン人でない人は、基本的に、観光ビザか退職者ビザになります。　観光ビザは、延長すれば１年まで滞在出来ますが、１年以内に、１度、国外に出なければなりません。　退職者ビザは、永住ビザです。　数年に１回の書き換えは必要ですが、いつまでも住んでいられるし、国外にも出入り自由です。
　５０歳以上の方ですと、２万ドルの預け入れで発行してくれます。　解約時には、全額戻ってきます。　住まいは、気に入ったところがいいと思います。　賑やかなところが好きであれば、マニラとか、のんびりと暮らしたいのであれば、田舎街とか、これも、懐との相談になりますよね。
　住まわれるところは、何度も足を運んで、下見をすることをお勧めします。　台風のような雨のときには、床が水浸しなんてこともあります。　地面の低いところは、湖になりますので、これは、止めましょう。　準備段階ですから、観光ついでに、色んなところを回り、決めて下さい。　そのうち、彼女も見つかると思います。
　ビザの件で、こんな方法もあるとか、ここが違うんじゃないの、などあればご指摘下さい。
　

　フィリピンに暮らすにあたり、大抵の方が、奥さんがおられるとか、彼女さんがいることで、住まわれるのだと思います。　住まいは、アパートでも、借家でも、奥さんなり彼女さんの実家でも、住みやすいところに、暮らせばいいと思います。　何度も言いますが、お金だけは、きちんと管理して下さい。
　掃除、洗濯に、炊事が面倒なら、メイドを雇ってもいいのですが、メイドは泥棒しますので、貴重品などの管理も必要になります。　私の家の、以前のメイドは、時間にルーズでした。　頻繁に家の小物がなくなるので、アイリーン警部が捜査したところ、犯人はメイドだ、ということになり、クビにしました。　本当に犯人はメイドなのか、アイリーン警部。
　そのあと、雇ったメイドは、確か１８才です。　まあまあ、それなりに働いてくれています。　メイドが若いからと、セクハラなどしてはいけません。　訴えられれば、高額な和解金を請求されますよ。　払うしかありません。　セクハラをした、あなたが悪いのです。　半年、１年、様子を見てから、お尻をなでなでしてあげましょうね。
　私は、アイリーンのところに居候です。　ひと部屋与えてもらい、こじんまりと暮らしています。　１ＬＤＫ 家族付きですよね。　不便は何もありません。　公共料金にネットの支払い、買い物、食事の世話と、すべてやってもらっています。　銀行引き落としは ありませんので、支払いに行くしかないのです。
　みんなが、銀行口座など持っていないのですから、引き落としのシステムなど、出来る訳もありませんよね。 まあ、家族がいれば、頼めば何でもやってくれますから、便利は便利ですよね。
　　　

　フィリピンに住んでの食事ですよね。　これは、工夫して食べるしかありません。　現地人と一緒のものでは、喉を通りません。　いくら美味しいおかずを作っても、ご飯が不味くては、食べられません。　日本がお米不足になったとき、タイ米を美味しいと思った人はいないでしょう。
　タイ米以下の、フィリピン米です。　たかがお米ですから、多少は高いものを買って、美味しく食べないと、私みたいに、栄養失調になってしまいますからね。　かと言って、日本食レストランなんかに通ったら、日本の料金です。　何も、フィリピンに住んで、日本食レストランでもないと思いますよ。
　おかずは、工夫をすれば、それなりに出来ます。　で、ご飯ですね、お米だけは贅沢をしましょう、と言うことです。　食材は安いですね。　市場に行けば、なんでも売っていますので、好みのものを買って来て、料理して食べるのが安上がりです。　奥さんなり、彼女さんが作ってくれるのでしょうが、お米だけは、美味しいものを頂いて下さい。
　アイリーンには、フライ物を教えてあるので、それだけでも、毎日いけますよ。　フライ物ですから、小麦粉に卵とパン粉を付けて揚げるだけです。　とんかつはもちろん、チキンカツやイカフライにエビフライ、切り身の魚まで揚げてくれます。　天ぷらも教えてありますので、野菜の天ぷらなんかも出てきます。
　とんかつやチキンカツは、卵でとじても美味しいですよね。　ビタミンは必要なので、野菜は食べて下さい。　生野菜でも、私は食べています。　水洗いをよくして下さいね。　おい、そんなことを書いても、お前は栄養失調になったんじゃないのかって、弁解させてもらえば、なあに、酒の飲み過ぎだっただけですよ。

　２回目ですね。　食事の話をしました。　考えれば、サリサリのティナパイ（小さなパン）は、５ペソです。　私はそれでお腹が１杯になります。　足りなければ、缶詰があります。　パン用の、ビーンズの缶詰です。　２０ペソくらいでしょう。　それをパンに挟んで食べれば、満腹になります。
　いや、別に、そういう生活を、勧めているわけではありません。　簡単に、満腹感のある食事も出来るということです。　日本人であれば、現地のセブン･イレブンの高い、サンドイッチとか、ハンバーガーになるのでしょう。　知っておいて下さいね。　サリサリは、庶民の味方です。
　確かに、言葉が分からなければ、買いずらいですよね。　サリサリで買い物を出来るくらいは、勉強して下さいね。　じゃあ、お前が教えろって、いいですね、少しだけ教えますね。　サリサリの店頭に行けば、店員が、アノ（何が欲しいの、このスケベ）と聞いてきます。　聞かれたからには、答えないといけません。
　う〜ん、君のおっぱい、などとは決して言わないようにしましょうね。　まあ、中が見えますから、タバコであれば、マルボーロなんて言ってみましょう。　すると、イラン（いくつ欲しいのこのバカ）と聞いてきます。　１本売りですからね、１本だったら、英語でワンでも、タガログでもイサでいいでしょう。
　いくらですかは、マグカーノです。　マルボーロ１本は、２ペソです。　マグカーノと聞けば、ダラワンペソ、あるいは、ツゥペソと言うはずです。　何事も経験ですので、そういうところからも、慣れて下さいね。　頻繁に、スペイン語の数字も出ますので、少しは覚えておいたほうがいいですよ。