日記 2010年 3月     



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2010年3月1日(月) 晴れ晴れ
オカマショー
 月も替わり、3月ですね。 津波はどうなったのでしょう。 ミンダナオのおっかさんから、なにも連絡がないということは、津波もこなかったのでしょうね。 これといった、被害も聞いておりません。 もちろん私のところも、海に近いですが、なにごともありませんでした。
 カラオケ屋に女性客も来るので、トイレを作ることになりました。 まさか女性がその辺で、というわけにもいきません。 家の中のトイレを使わせていましたが、案内も大変です。 ならば、表にトイレを設置するしかないですよね。 それで、サリサリの裏手に、トイレを作ることにしました。
 きのうは、夜の12時からの出勤です。 もちろん私ですよ。 客もそんなにはいません。 これは早く寝られるなと思っていたら、また、オカマの大集団です。 頭数を数えれば、15人はいます。 カラオケハウスは、オカマで一杯です。  みんながみんな友達ではありませんので、仲間同士で席に座ります。 
 勘定は仲間同士の別勘定です。 なぜかオカマは、人なつこいのですよね。 歌が好きで、人が好きで、お酒も好きでと、もちろん遊びも好きなのでしょう。 目立つことの大好きなオカマですから、パフォーマンスできるところなら、来てくれます。 なにをやっても、私は文句の1つも言いません。
 最後に、3人のオカマが残りました。 鉄格子によじ登り、歌うオカマです。 そのあとは、3人で、踊りを披露してくれました。 オカマショーを、タダで見れるのですから、時間などどうでもよくなります。 ケチ女房も、オカマの踊りに大笑いです。 そんなことで、毎日、寝不足が続いています。

 
 

2010年3月2日(火) 晴れ晴れ
サウナルームでくつろぐ
 もう夏ですね。 雨の日がありません。 隣のサリサリのマンゴも、私の庭に垂れ下がってきました。 風でも吹けば、私の庭に落ちるマンゴです。 自分の家の庭に落ちている物ですから、拾っても、文句は言われないでしょう。 まあ、そんなことをしなくても、その辺にゴロゴロあるマンゴです。
 本当に、グリーンのマンゴが、日が経てば、黄色いフルーティなマンゴになるのか、実験しないといけません。 先にも書きましたが、青いバナナが、黄色いバナナになるようにです。 黄色いマンゴは、熟していますので皮が手でむけます。 実は黄色で、甘くネットリとしていますね。 好きな人は好きでしょう。
 きょうも、ラニーはオロンガポです。 アイリーンも一緒です。 結婚の書類と、店の仕入れですね。 書類はいつそろうの、と聞けば、16日だと言うラニーです。 シングルペーパーと言っていますから、独身証明書みたいなものなのでしょう。 そして、チェンが18日に渡比ですか、間に合うのかラニー。
 きのう、店を閉じて部屋に戻れば、アイリーンが寝ています。 自分の部屋で寝なさいと言うと、寒くて寝られないと言います。 バカ娘が、冷房をかけて寝ているみたいです。 アイリーンの部屋に行けば、身震いする寒さです。 バカ娘は、と見れば、毛布を頭からすっぽりと被り寝ています。
 いくら昼間が暑いフィリピンとはいえ、夜は冷えるのです。 冷房をかけて寝るバカはいません。 冷房を、最強にしてやろうかなと思いましたが、朝、バカ氷が出来ていたらたまりません。 まあ、かわいそうですから、冷房を止めてやり、そのまま寝かせてやりました。
 西日の当たる私の部屋です。 昼間に、石油ストーブでも焚けば、立派なサウナルームになるのでしょうね。 質問ですが、石油ストーブのないフィリピンに、灯油は売っているのでしょうか。 えッ、はい、どうでもいいことですよね。

 
 

2010年3月3日(水) 晴れ晴れ
便座の取り付け
 3月3日、なにかあったなと思えば、雛祭りではないですか。 アイリーンに、フィリピンできょう何かない、と聞けば、何もないと言います。 なんで、と聞くので、日本では雛祭りなんだよ、と答えます。 なにッ津波か、というアイリーンです。 ダメだ、なにを説明しても、分からないでしょう。
 きのうは、客用のトイレに便座がないので、私の、使っていない便座の取り付けです。 こちらのトイレは、便座のないものも多く見かけます。 便座がなくとも、便器の上に両足を乗せてしゃがみ、用を足すみたいです。 便器の上に乗るだけでも大変なのに、よく滑らないなと感心します。
 便座があれば、便座に座ればいいことなのですが、これがまた、水浸しになるのです。 ティシュを使わないで、水をケツの後ろから掛けて、洗うわけですから、便座はすぐに水浸しです。 まだ、水道の配管が終わっていないので、未完成のトイレです。 濡れたケツはそのままで、パンツをはくのでしょう。
 そんなことで、トイレカバーなどは売れませんし、売ってもいないでしょう。 私のシャワールームのトイレは、ウォシュレットなのですが、そんなこともあり、電源なしのウォシュレットになっています。 水圧でノズルが出てきて、水が噴出されます。。 温水は必要ありませんから、これで十分なのです。
 トイレ掃除に、水をぶっ掛けて洗うメイドです。 通電していたら、大変なことになってしまいます。 きのうの便座の取り付け1つで、きょうは、腕の筋肉が痛みます。 もう年なのですね、無理は出来ません。


2010年3月4日(木) 晴れ晴れ
カソイの実と種
 きのう、リッキーとケチ女房が、マニラに行くと出かけました。 何をしに行くのかは知りませんが、早く帰ってきて働けよ。 アイリーンとラニーと私で、店をやらなければいけません。 アイリーンは、早く寝ますから、深夜番は、ラニーと私になります。 ビールや氷を運ぶ、重労働が待っています。
 なんとか早めに店を閉じて、空き瓶の整理に掃除をして、〆のビールを部屋で飲みます。 今朝起きれば、テーブルにカシューナッツが置いてあります。 まさか、朝飯ではないだろうと、どうした、このナッツはと聞けば、メイドのテスが持ってきたのだと言います。 どれどれ1つ、ん〜ッ、香ばしい。
 メイドのテスは、とっつぁんの農場に住んでいます。 根っからのカントリー娘なのです。 働き者で陽気なテスです。 洗濯に炊事に豚の世話に掃除に買い物と、なんでも嫌な顔をせずにやってくれます。 そのテスの住む農場に、カシューナッツの大木が、数本あるのです。 カシューナッツは、木に生るフルーツの種です。
 カソイと、こちらでは呼びます。 黄色いピーマンのような実の下に、カソイの種はあります。 実は、絞ればジュースになります。 ちょっと渋甘い味ですが、私にも飲めますので、問題ないでしょう。 絞りカスの実は、ハチミツで炒めます。 すると高級デザートが出来上がります。
 種は、厚い殻で被われています。 それを缶からに入れて、火にかけて煎ります。 熱くなると、ナッツの油に火が引火します。 そうなれば、大体出来上がりです。 ナッツを地面にばら撒き、殻を石で割って、中身を取り出したものが、カシューナッツです。 手作りのカシューナッツ、ひと味、いや、ふた味は違うでしょう。
 カソイのシーズンは、今から6月頃までです。 煎りたて、熱々のカシューナッツです。 カソイのフルコースでのフィリピンの夏、ナッツをお土産にいかがですか。




2010年3月5日(金) 晴れ晴れ
あっけらかんのフィリピン人
 リッキーとケチ女房が、マニラに行ったきり帰ってきません。 まあ、いいでしょう。 きのうは、アイリーンとの深夜番でした。 ラニーは、早く寝たようです。 早いといっても、12時は回っています。 あと、1〜2時間の辛抱です。 客が引けたら、店を閉じて寝るだけです。
 1時半に客が引けました。 オカマの集団が来ないうちに、店を閉じないと、朝までになってしまいます。 速攻で店を閉じ、カラオケの電源も切り、鍵を掛けて、はい、さようならです。 200円、300円儲けるために、深夜に、店などやっていられませんよね。 明日もある、そして、きょう。
 アイリーンが、喉が痛いので、ラニーと医者に行ってくると言います。 1人で行けないのか、と聞けば、ラニーがいい医者を知っているとのこと。 それはそれでいいけれど、店番がいなくなるぞ。 閉めて行くから、大丈夫だと言うアイリーンです。 まあ、昼間は暇ですから、それもいいでしょう。
 結局、医者には行かずじまいでしたが、毎日、大声で話をしたり、子供を叱ったりしているので、喉の筋肉が痛くなったのでしょう。 歌手が歌いすぎで、声帯を痛めますが、それに似たようなものだと思います。 私みたいに、ボソボソとは喋りません、それこそ、腹筋で喋りますから、喉も痛くなりますよね。
 カラオケをうるさいと感じない、大声で怒鳴りまくって当たり前、そこに、しとやかさやつつましさなどはありません。 それが普通なのですから、発散してしまえば、ケロッとしています。 わだかまりを残さないのです。 ジメジメとしたものがありません。 私は、そうはいきません。 日本人ですからね。
 さて、きょうも頑張るしかありませんよね。
 
 


2010年3月6日(土) 晴れ晴れ
花粉のシーズン
 風邪なのか、マンゴ花粉症なのか、鼻水が止まりません。 考えれば、これからが、果物のおいしいシーズンです。 そのために、花粉も多く飛んでいるのかもしれません。 鼻水をかむのに、ビコールワイフのように、手鼻というわけにはいきませんので、2枚重ねのテッシュをはがし、1枚ずつ丁寧に使います。
 リッキーとケチ女房が、きのうの夜、帰って来ました。 お土産などあるわけもないので、聞きもしません。 遊び疲れたのか、そのまま部屋に入り、寝てしまいました。 ということは、また、深夜番をやらされるのですか。 いいでしょう、適当にやって、早めに店を閉じましょう。
 12時、おや、またオカマが、早い時間にやってきました。 飲んで歌っても、2時間というところでしょう。 ちょうどいい時間です。 飲み物を出して、勝手にやってもらいます。 オカマですから、全員男なのでしょうが、多少酔った私には、どうしても女に見えるオカマもいました。
 オカマは、こちらではバクラと言います。 男の格好をする女が、トンボイですよね。 こちらへ旅行で来たら、扇子などで顔をあおいではダメですよ。 扇子で顔をあおぐのはオカマで、普通の男は、しませんからね。 オカマと思われ、バクラに付け狙われることになりかねません。
 なよなよしたオカマとはいえ、男ですからね。 いか程の腕力かは分かりませんので、喧嘩などしないようにして下さい。 お兄さんに用事があるときは、クヤ、なにがしと話をします。 お姉さんは、アテです。 オカマは、ティータ、あるいはピータと呼べば、オカマの気分はいいみたいです。
 間違えても、普通の男に、ティータ、などと言ってはいけないことは、言うまでもありません。 さて、ティシュを1枚はがし、鼻でもかんで、黒服を着て、夜の営業です。


  

2010年3月7日(日) 晴れ晴れ
ビールがありませんか
 きょうは、メイドのテスの子供の誕生日ということで、テスの住む農場に行ってきました。 ビーフンに、スープマカロニの、贅沢なご馳走です。 もっと、贅沢なのは、カシューナッツ、を私のために煎ってくれたことでしょうか。 きょうは、酔っ払いですので、詳しいことは、写真と共に明日報告致します。
 帰ったのが、夕方ですか。 店番のケチ女房が、ビールが全部売れたと言います。 すると、もうビールはないのですか。 夜のカラオケの客は、どうするのですか。 付加価値ということを考えて下さいね。 ビールを売れば儲かりますが、それにカラオケが加わるのですよ。
 どこに、全部売ってしまったのかは分かりませんが、近所のカラオケ屋でしょう。 きょうは、ドリンクのデリバリーがない日です。 しょうがありません、ジンとブランデーでの勝負ですか。 儲け頭のカラオケは、きょうは静かだと思います。 レッドホースビール、1本だけ、私のためにありました。
 どんなことになるのか、すみません、酔っていますので、本日はこのへんで。


2010年3月8日(月) 晴れ晴れ
カソイの実演
 きのうは、メイドのテスの娘の誕生日でした。 テスは、とっつぁんの農場に住んでいます。 お祝いに、顔を出さなければなりません。 農場に着けば、すでに宴会が始まっています。 私のためにと、カソイ(カシューナッツ)を用意して、待っていてくれました。 木に生る、カソイというフルーツの種が、カシューナッツになるのです。
 種が最初に生り、その周りに実が付きます。 黄色くなれば、もう熟していますので、食べられます。 実はいいとして、種ですね。 種を煎れば、カシューナッツが出来上がるわけです。 まず、容器に種を入れて、火にかけます。 かき混ぜていると、種から油が出てきて、白煙が立ち昇ります。
 その白煙に、かき混ぜ棒の先に火を点けて、引火させてやると、勢いよく炎が上がります。 そして、2〜3分かき混ぜれば出来上がりです。 地面にカソイをぶちまけて、火を消します。 あとは、殻を割って食べるだけです。 薄皮が香ばしくておいしいと思うのですが、こちらの人は、薄皮をむいて食べています。
 バスの車内販売でも、ときどき見かけますので、カソイを買って食べてみて下さい。 黄色い実も、もちろん食べられます。 少し渋みがありますが、絞ればカソイジュースになります。 切って食べても大丈夫です。 炒めれば、渋みは消えますので、お好みで頂いて下さい。

 




   

2010年3月9日(火) 晴れ晴れ
インフラにフラフラ
 きのうですか、オロンガポに、仕入れに出かけるというアイリーンです。 何か買ってくるものは、と言うので、ピザとタバスコをたのみました。 オロンガポから戻ってきたのは、夕方です。 ピザはと見れば、一風変わった、牛肉ののピザです。 トッピングに野菜とポテトフライが乗っています。 味は、甘くないので私好みです。
 さてと、タバスコでもかけてと、タバスコを見れば、ガーリック味のタバスコです。 なぜ、普通の元祖のタバスコを買わないのか、と聞けば、なかったと。 まあ、いいです。 やはり元祖よりは、辛味がなく、濃いタバスコです。 前も、タバスコを買うように言ったら、何とか味のタバスコでした。 甘辛いタバスコで、私の口には合いませんでした。
 きょう、スマートブロのマニラの支店から、手紙が届きました。 ネット代金を支払うようにとの請求です。 なに、去年の11月からの4ヶ月分で、4千ペソだそうです。 おかしいな、去年、シグナルがないと、ネットに繋げなくなったときに解約しているはずです。 アイリーンが、オロンガポのスマートブロに走ります。
 どういう話になっているのかは、アイリーンが帰ってこないとわかりません。 そして、夕方、アイリーンが戻ってきました。 なにか難しい話をするので、要点を聞けば、シグナルがないのは、会社も承知していたとのことです。 2ヶ月分だけ払えば、解約できると言います。 なんでもいい、支払って終わりにしなさいと、私。
 オロンガポのセブンイレブンから、ホットドックを買ってきてくれたアイリーンです。 ケチャップにドレッシングも付いています。 ドレッシングには、マンハッタンドレッシングと書いてあります。 なぜフィリピンでマンハッタンなのだ、と思うのは、私だけでしょうか。 それで、食べながら話を聞けば、ネットの解約には、私のサインがいると。 ふざけるな、サイン1つのために、オロンガポまでいけるか、ですよね。

 
  

2010年3月10日(水) 晴れ晴れ
カップ焼きうどん
 雨が降りません。 断水です。 そんなこととも知らず、トイレに入った私です。 あれッ、水が出ない。 あせりましたが、トイレのタンクに、水がありましたので、流すことはできました。 トイレに入る前には、水道の蛇口をひねり、水が出るかどうかの確認が必要になってきました。
 きのうのケチ女房の話では、きょうは、1日中停電との話でした。 断水の間違いではなかったのでしょうか。 電気はあります。 水道も、2時間も経てば、水が流れ出てきました。 給水制限でもしているのでしょうか。 まあ、水と電気が止まらないうちに、シャワーをするしかありません。
 きょうも、アイリーンは、オロンガポです。 スマートブロの件でです。 書類がありましたので私がサインをして、アイリーンが、スマートブロに届けると、そういうことです。 私のIDを貸してと言うので、IDを持たせます。 お土産は何がいい、と言いますので、迷わず寿司と答えます。
 帰ってきたアイリーンですが、寿司など買ってくるわけもありません。 ピザとカップラーメンです。 バカ娘が、カップラーメンを1つ頂戴というのであげます。 お湯を入れて、3分で出来るカップラーメンですが、30分経っても食べません。 忘れているのかな、と思って、ラーメンは、と聞くと、まだいいのと言います。
 カップラーメンの中身を覗けば、ふやけて、うどんになっています。 まあ、硬さは好みですから、いいでしょう。 それにしても、1時間近くふやかして食べる神経、味も何もなく、ふやけて増えた分が儲けとでも考えてのことなのでしょうか。 スープをすべて吸った、焼きうどんのような麺です。 ブタの餌でも、もっといいものを与えます。
 カップラーメン、バカ娘が食べたのかどうかは分かりません。 少し食べて、残りはぶん投げていると思いますよ。 ふやけたスープのない麺です。 人間の食べ物ではありませんからね。

 

2010年3月11日(木) 晴れくもり
チェンが来る? またか
 きょうは、午後から雲っていますが、雨にはなりません。 一雨来れば、涼しくもなり、木々の緑もあざやかになるのでしょうが、しぶとく、雨は降りません。 昼寝をしていても、暑さで目が覚めます。 クーラーを点けて寝ればいいのですが、まだ、風邪が治っていませんので、汗をかいて寝ていたほうがいいのでしょうね。
 夕方、庭先に出てみると、リッキーが、発電機の手入れをしています。 停電の多いフィリピンです。 停電になれば、なにも出来なくなります。 昼はまだしも、夜の停電では、カラオケも歌えなくなります。 それにしても、古い発電機です。 モーターがむき出しで、錆び付いています。
 マフラーのないエンジンですので、発電機の音に、カラオケの音が負けてしまうでしょう。 私が、ここに住み始めたときから、この発電機はありましたが、1度も使ったことはなかったでしょう。 長いときには、1日中停電ということもありますので、発電機は必要かもしれません。 
 真っ暗闇で、冷えていないビールを出すわけにもいきません。 冷凍庫の氷も溶け出します。 1番いいのは、トライシクルが2台もあるわけですから、そのエンジンをかけて、そこから、電気を取れないのか、ということです。 電気関係に詳しいリッキーですが、なにもそこまでね。 新しい発電機を買いなさい。
 今週の日曜日というと、14日ですよね。 ラニーが、台湾人の婚約者、チェンが来るといいます。 ちょっと待ってくれ、書類がそろうのが、確か16日だろう。 まあね、細かいことはいいでしよう。 いよいよ大詰めです。 はたして結婚式に、披露宴は無事に出来るのか、それとも、破局の兆しなのか。
 あと少し、お待ち下さい。 紆余曲折(うよきょくせつ)、計画性のないラニーは、この罠にはまります。 どん底に落ちても、這い上がれラニー、そうすれば、幸せも倍増するのだ。 まだ、6月のジュンブライドがある。 あせることは何もないのだラニー、そう、それまで、サリサリで働いていれば、それでいいのだ。

 


2010年3月12日(金) くもりくもり
雨の午後
 午後から、雨です。 2分間だけ降りました。 道路が、ちょっと湿っただけで、雨は止みました。 それでも、少しは涼しくなったような気はします。 朝から停電です。 午後の5時に、やっと通電しました。 リッキーは裏庭で、発電機をなんとか直そうと頑張っています。 発電機の爆音で、昼寝も出来ません。
 結局、発電機は直りません。 捨ててしまえ、そんなもの。 発電機の爆音より、停電のほうがよほどましです。 夕方、学校から帰ってきたバカ娘。 アイリーンの部屋に入り、しばらく居て出て行きました。 電灯はもちろん、クーラーは点けっ放し、服は放り投げ、脱ぎ捨ててあります。
 勉強はしないが、泥棒はするという、だらしのない娘です。 貸してとか、頂戴と言えばいいのですが、だまって持っていって返さないのですから、これは立派な泥棒です。 まあ、こまごまとしたものを持っていくのですから、叱ってもしかたがありません。 家では、教科書など開いたことのない、バカ娘です。
 いつも携帯を片手に、パチパチとメールをしています。 大人も一緒です。 携帯が最大の娯楽なのでしょう。 パソコンは普及していませんから、というより、高くて買えないのでしょう。 いつかはバカ娘も、向かいのカラオケ屋で、携帯をパチパチやりながら、客待ちをしているのでしょうね。
 

2010年3月13日(土) 晴れくもり
幻の天ぷらそば
 きのうは、ボチボチと、客も途切れずに、BBQハウスに入ってきました。 ジープニーのドライバーも来て、一緒に飲もうとのお誘いです。 スキヤキソングを歌って、とのリクエストでしたので、日本語の「上を向いて歩こう」を探し、歌います。 ♪上を向いてア〜ルコール お酒が こぼれ ないように・・ 
 いいんです、日本語など分かるはずもないのですから。 しばらく飲んでいると、客が入り始めました。 サリサリの中に、移動します。 すると、ラニーが来て、まんピーが痛いなどと、なんなんだ、このマンピーナは。 チェンが来るので、まんピーをゴシゴシ洗ったら、擦りむけたと。
 そこまで洗って、どうするのだ。 とりあえず、アルコールで消毒しておきなさい。 アルコールは、傷口に沁みますからね、少しずつ4回に分けて消毒しなさいと、訳の分からないことを言って、ラニーを追い出します。 消毒の終わったラニーが来て、ハンバーガーが食べたいと、こら、このマンピーナ。
 そうだ、BBQの揚場で、天ぷらを揚げようと、台所に行き、天ぷらの用意をします。 揚場に行き、油を熱して、天ぷらを作ります。 結構の量が出来ましたので、客にも振舞ってあげます。 明日は、天ぷらそばだなと、台所に天ぷらを置いて、今朝見れば、あれれッ、天ぷらがありませんよ。 私は、1個も食べていないのですよ。
 アイリーン警部に、犯人は誰だと聞けば、バカ娘とリッキーの共犯だと言います。 台所になんかに置いておくからよと、じゃあ、金庫にでも入れておけと言うのか。 まったくどいつもこいつも、ですよね。 きのう、ハンバーガーをあきらめきれないラニーは、ドライバーと、隣町まで、買いに行きました。 アイリーンも一緒です。
 店はどうするのだ、まだ客がいるぞと、午前2時半。 リッキーがいるでしょうと、酔っ払いのリッキーと客は、カラオケを歌っています。 すると、また停電です。 はいはい、閉店しなさいということでしょう。 発電機はどうしたリッキー、そんなことは、どうでもいい、私は寝ますから、真っ暗闇の中で、ハンバーガーの帰りを待っていて下さい。
 



2010年3月14日(日) 晴れ晴れ
近づくラニーの結婚式
 いよいよ、台湾人のチェンが、マニラにやって来たようです。 午前11時の到着便だそうで、ラニーが迎えに家を出たのが、6時です。 朝のラッシュ時に、11時まで空港にたどり着けるのでしょうか。 時間を守らず、人を待たせるのは当たり前のフィリピン人です。 私が待つわけではありませんから、いいでしょう。
 きょうは、日曜日で、大使館や役所は休みです。 明日、台湾の大使館に行き、手続きをして、こちらに来るのでしょう。 ラニーの書類には、不備があると思いますよ。 パスポートのコピーなんか、きのうしていましたからね。 まあ、話は来てからのお楽しみ、ということで。
 バカ娘に、あした、君のパパが来るんだよと言えば、ヤダ〜って、なんだよヤダとは、君のパパのほうが、よっぽど嫌なのだぞ。 そうだ、君も台湾に行け、そして、台湾バナナの栽培でもやってくれ。 バナナの苗木くらいなら、お金を出してあげましょう。 って、なにを書いているのだ私は。
 きょうは、ボクシングの試合でした。 国民的英雄のパッキャウの試合です。 試合はまだかと、朝からビールを飲んでいたら、眠ってしまい、見られませんでした。 結局、アメリカのボクサーと対戦して、パッキャウが勝ったみたいです。 なんで負けないの、とアイリーンに聞けば、お金があるから負けないのよ、って八百長なのか。
 ラニーの結婚式に、盛大な披露宴は、はたして無事に終わるのでしょうか。 2月のバレンタインウエディングが、いままで延び延びになっているわけですから、事の行方は誰にも分かりませんよね。


2010年3月15日(月) 晴れ晴れ
来ましたよ チェン
 ミンダナオのおっかさんから、連絡があったみたいです。 お金を送ってくれとのことです。 とっつぁんもミンダナオにいますので、とっつぁんの水牛を売って、金に換えてくれとのことらしいです。 それで水牛は、と聞けば、数日前に、もう売ったと言うアイリーンです。 そのお金を、オロンガポから送るのでと、出かけて行きました。
 水牛をミンダナオまで連れて行くのは、無理があります。 そのお金で、向こうで水牛を買うのかもしれません。 となると、当分は帰って来ない、とっつぁんとおっかさんなのでしょう。 おっかさんの故郷は、ミンダナオです。 とっつぁんの兄弟もミンダナオに居るので、ゆっくりと静養して下さい。
 喫煙室、私の前の部屋が、喫煙室兼監視所として今は使っています。 おやッ、またパソコンが置いてあります。 それを担保で、お金を貸したのでしょう。 バックの中を見れば、この前のパソコンです。 ケチ女房に聞けば、1,000ペソ貸したとのことです。 週イチの金利であることは、いうまでもありません。
 台所のテーブルの下に、エンジンが置いてあります。 よく見れば発電機です。 リッキーの直していたものとは違います。 直しきれなくて、新しい発電機を買ったのでしょうね。 値段は知りませんが、エンジンですから、安くはないでしよう。 猿人がエンジンを買ってどうするのだと、はい、このぐらいで。
 チェンとラニーが、午後の7時に戻ってきましたが、険悪な雰囲気はありません。 詳しいことは、あした聞いてみます。 アイリーンもオロンガポから、ピザをお土産に戻ってきます。 チェンとラニーには、アイリーンの部屋を提供します。 きょうのところは、ゆっくりと休んで下さい。
 

  

2010年3月16日(火) 晴れ晴れ
チェンの歓迎会
 きのうは、チェンの歓迎会です。 庭先での小宴会は、午前1時頃まで続きました。 酒は飲めないチェンです。 でもカラオケは、中国語できっちり歌っていました。 私のところのカラオケは、英語、タガログ語、日本語、韓国語、中国語で歌えます。 もちろん、画面には、その国の歌詞で出てきます。
 バカ娘。 チェンとラニーが、アイリーンの部屋に寝ようとすると、キングサイズのベッドにバカ娘が寝ています。 きょうは、ここにパパとママが寝るんだよ、と言ってあったのにです。 いやがらせでしょうか。 バカの考えることは分かりません。 ラニーの部屋に寝なさいと、頭を叩いて起こしても、バカは起きません。
 しょうがありません。 チェンとバカ娘が寝るしかありません。 ラニーは、自分の部屋で、タコ坊主のルピンと寝たようです。 アイリーンは、もちろん私の部屋で寝ました。 そして今朝、私が起きると、アイリーンがシャワーを浴びています。 どうした、朝早くからと聞けば、市長に会いに行くのだと。
 ラニーの件で行くのでしょう。 まだ、そんなことをやっているのです。 昼飯を食べた後、オロンガポにラニーと出かけたアイリーンです。 書類がどうのこうの言っていましたよね。 台湾大使館には寄って、結婚するための書類はもらってきたみたいなのですが、まだ、足りない物があるのでしょう。
 国際結婚の場合、早く済ませるなら、フィリピンでの2週間の滞在は必要です。 でなければ、一時帰国をして、3ヶ月以内の式となります。 だから、用意周到にして、行動しなければなりません。 ましてや、チェンは会社員ですから、いつまでもフィリピンにという訳にもいきません。
 余裕たっぷりに構えて、カラオケなんか歌っている場合じゃないのだぞ、ラニー。 さてこの先どうなるのか、なるようにしかならないのですが、見守るしかありません。 バカ娘とです。


 

2010年3月17日(水) 晴れ晴れ
税金の日
 きょう、昼に起きると、チェンとラニーがいません。 そういえば、マニラの台湾大使館に行くとか、きのう話していました。 朝早くに出かけたのでしょう。 リビングに行けば、ガキどもが遊んでいます。 ふ〜ん、学校が休みなのか、バカ娘もいます。 ちょっと待てよ、きょうは何の日だアイリーン。
 タックス何とかと言いますので、税金の日とでもしておきましょう。 そうすれば、当然、大使館も休みじゃないのか、と言うと、あッ、そうだ、とアイリーン。 すると、大使館での手続きは、明日ということになるのでしょうか。 しっかりしてくれよ、ラニー。 きょうは、マニラに1泊なのでしょう。 まあ、マニラの夜を楽しんで下さい。
 税金の日、どう考えても、いままで聞いたことがありません。 この州だけの、休日なのかもしれません。 そうすれば、大使館は通常業務をしているでしょう。 そうあってほしいと、願っています。 大使館には、出来上がった結婚の書類を、取りに行くとか言っていましたね。
 間際まで、バタバタとちぐはぐな行動を繰り返すラニーです。 チェンが来たのが日曜日ですから、もう4日の日にちが過ぎています。 観光ビザでの入国ですので、帰る日も決まっているのでしょう。 間に合うにしても、ギリギリでしょうね。 あっけらかんのラニーです。 目先を見ずに、遠くを見てしまっているのでしょう。
 バカ娘。 きのうも、アイリーンの部屋で寝ています。 チェンは、ラニーの部屋に寝たようです。 キングサイズのベッドに、パパとママを寝かせてあげなさいよ。 意地悪娘、バカ娘、君のママはノーテンキ。 もうすぐママに捨てられるバカ娘です。 あくまでも、結婚出来たらの話です。

 
 

2010年3月18日(木) 晴れ晴れ
式は24日の予定です
 マニラの、台湾大使館に行ったチェンとラニーは、きのうの夜、帰って来ました。 税金の日で休みだと思ったのですが、大使館は、やっていたそうです。 書類代が、1万ペソ掛かったそうです。 日本円で2万円ですか、ボラれたのではないですか。 夫婦2人だけの、大使館員だそうです。
 そしてきょう、書類を持って、結婚の手続きに行きました。 20日に面接があり、24日には、式を挙げられるそうです。 ここまでくれば、もう大丈夫でしょう。 のらりくらりと、長引かせましたが、まだ予定ですからね。 何があるか分かりません。 一応、そういうことになりました。
 チェンは、59日間の滞在ビザを取ってきたそうです。 何がなんでも、という気構えで来たのでしょう。 チケットもオープンチケットですから、帰国日は延期できます。 それはそれでいいのですが、会社は大丈夫なのでしょうか。 企業戦士の妻になる、ノーテンキ女です。 仕事の足手まといは、ならないでほしいものです。
 チェンの会社は、台湾一部上場企業のコンピューター会社です。 と本人は話しています。 そこに出稼ぎに行ったラニーと知り合ったわけですね。 チェンのお父さんも、台湾上場企業の会社員だそうです。 アイリーンとラニーのとっつぁんは、ミンダナオで飲んだくれています。 そして私も飲んだくれです。
 バカ娘。 きのうもアイリーンの部屋に寝てしまいました。 半日をかけて、マニラまで行って疲れて帰ってきた、チェンとラニーです。 なにが面白くないのか、アイリーンの部屋をキープするバカ娘です。 チェンとラニーじゃ、ダブルベッドでは狭いだろう。 なぜ、パパ、大きなベッドにママと寝て、と言えないのだ、このバカ娘。
 さて、結婚式まで、どういうことになるのか、見守るしかありません。




2010年3月19日(金) 晴れ晴れ
タカリババアからの1日
 きょうは、疲れからか、1日中寝ていました。 夕方起きると、おや、タカリババアがいるではありませんか。 台湾人が来ているということで、タカリに来たのでしょうか。 タバコをタカろうにも、チェンはタバコを吸わないのです。 チェンを睨みつける、タカリババアです。 結局、私にタカリにきます。
 タバコ3本で、タカリババアの写真を撮らせてもらいます。 いいんだポーズなんかしなくても、しっかりと、タバコ3本を手に握り、不気味な笑顔を浮かべます。 ライターを渡そうとすると、家で吸うからいらないと言います。 そうか、家に持って帰り、タバコを売りつけるのだろう。 この強欲ババア。
 スマートブロが、屋根のアンテナを取り外しに来ました。 使えないものを、屋根に立てておいてもしかたがありません。 何かいい通信手段がくるまで、待つしかありません。 3年間通じていた、常時接続のネットでしたが、進化するのではなく、退化して通じなくなったという、おそまつな話です。
 夕飯のカレーライスを食べて、暑いから扇風機でも点けてと見れば、ありません。 持って行くなよ、自分だけ涼しければそれでいいのか。 腹が苦しくて、ビールが飲めません。 失敗しました、ビールを飲んでから、カレーを食べるのでした。 カラオケから、チェンとラニーの歌声が、今のうちに楽しんでおきなさい。
 バカ娘、すっかりアイリーンの、冷房付きの部屋を占拠してしまいました。 冷房を点けるのはいいのですが、部屋を出るときに消しません。 シャワーなど、やりっぱなし、シャワールームの床は、石鹸だらけの水浸し、排水口に、髪の毛が詰まって流れないのです。 もちろん、電気は点けっ放しです。 
 シャワーも湯船の中に放りっぱなしですよ。 自分さえよければ、あとの人のことなど、どうでもいいバカ娘なのです。 書いたらキリがありません。 ほんのバカの一部です。 こんど、バカ尽くしを書きますからね。 ご期待下さい。




2010年3月21日(日) 晴れ晴れ
未完成のリゾート
 きのうは、夕方からみんなでプールに行ったので、日記を更新出来ませんでした。 まだまだ、未完成の新しいプールです。 たまには、息抜きもいいものですよね。 ひさしぶりに泳いで、身体がガタガタです。 未完成なのは、周りのホテルや施設です。 プールそのものは出来ています。
 国道沿いではなく、脇道を入った、田舎のど真ん中にポツンと出来た、リゾートです。 田舎だけに、結構な広さです。 維持費だけでも大変だと思います。 ウォータースライダーに、人口岩からの飛び込み台と、子供用の浅いプールもあります。 岩からの飛び込みが面白いですね。
 約3メートル程の高さの、プールの上の岩から飛び込むわけです。 もちろん、プールの深さは、2メートル以上あります。 飛び込むには、ちょっとした勇気がいりますよね。 私ですか、そんな勇気などありません。 バカ娘は、くるりと1回転半の、前方宙返りで飛び込んでいました。
 私は、岩から滴る、滝のような水に身体を横たえ、打ち水のマッサージです。 高さがあるので、程よい水圧で水は落ちてきます。 もう、日が暮れていましたが、水はさほど冷たくはありません。 でも、プールから上がれば、寒さはあります。 4時間も遊んでいたのでしょうか、帰る頃には満天の星空です。
 泳ぎ疲れたアイリーンは、最後にはライフジャケットを着けて泳いでいました。 深さのあるプールとはいえ、たかだかプールです。 浮き輪ならまだしも、ライフジャケットはないでしょう。 まあ、私たちの他には、泳いでいる客もいませんから、それはそれでいいでしょう。
 私は、しばらく筋肉痛で悩むことになるのでしょう。 だから、打たせ水のマッサージはなんだったのだ、ということになりますか。
 
   
        

2010年3月21日(日) 晴れ晴れ
プールから戻れば
 本日、2回目の更新です。 バカ娘の足は、バカの大足です。 プールで泳いでいるのを見れば、まるで、足ヒレを付けているかのような泳ぎです。 足がデカいですから、推進力があるのでしょう。 水面に顔を出さず、20メートルは潜って泳いでいます。 もしかして、水の上も歩けるのかもしれません。
 例によって、ジープニーを呼びつけ、プールへ行ったわけですが、プールから戻ると、土曜日ということもあり、BBQハウスは賑わっています。 ラニーとケチ女房は店番で、プールには行きませんでした。 チェンが疲れている様子なので、バカ娘を私の部屋に寝かせ、チェンは、アイリーンの部屋に寝かせることにしました。
 私は、店の手伝いです。 しばらくすると、チェンが店に来ました。 カラオケがうるさくて、寝られないと言うのです。 ならば、客が引けるまで、店を手伝いなさい、ということになります。 私は、午前3時まで店に居ましたが、眠くて、部屋に戻り寝てしまいました。 たしか、アイリーンとバカ娘が、寝ていたと思います。
 何時に店を閉じたのか、私が部屋へ戻るころには、客が総立ちで踊っていました。 チェンも、閉店まで店にいたのでしょう。 今朝、目が覚めると、隣にバカ娘が寝ています。 なんだ君は、と言っても、私が寝ろと言ったのですよね。 チェンは、ラニーの部屋で寝ていたみたいです。 なんのための、アイリーンの部屋なのだ。




2010年3月22日(月) 晴れ晴れ
筋肉痛です
 きのうの日曜日は、1日中筋肉痛で寝ていました。 プールなんかに行って、使わない筋肉を使ったので、こんな羽目になるのですよね。 ということは、何年か振りでゴルフの素振りなんかすれば、とんでもない、生死に係わることにでもなるのでしょう。 よかった、ゴルフクラブがなくて。
 昼間寝ていたので、夜は寝られませんよね。 カラオケの音で、寝られるはずもないのですが。 また、オカマの大合唱です。 酒は抜こうと思っていたのですが、雰囲気が、そうはさせてくれません。 どれ、ビールでもとなりますよね。 オカマの歌をつまみに、喫煙室兼監視室で、ビールを飲みます。
 午前も2時、客が引けましたので、店に行き、ケチ女房と店を閉じます。 もうすぐハッピーウエディングだね、なんて話して、閉じた店で酒を飲んでいると、早く寝なさい、とケチ女房。 疲れているケチ女房ですから、もう1本などとは言えません。 客ではない私です。 腕力で強制退去させられます。
 別に、ケチ女房が怒っているほどに、しつこくはしていない私ですよ。 言葉が不自由な酔っ払いの私ですからね、いいかげんにしてよ、と言うことになるのでしょう。 いつも、店の中で肩を揉んであげているのに、冷たくしないで下さいね。 肩を揉む、そこから腰にと、バレたかな私のスケベ心。
 月曜日の午前3時です。 本日、もう1度更新しますからね。 さて、寝ないといけませんよね。
   

2010年3月22日(月) 晴れくもり
結婚指輪
 きょうの昼、チェンとラニーが、結婚指輪を買いに、オロンガポヘ出かけました。 あさって結婚式なのに、まだ指輪も用意していなかったのか。 夕方、戻ってきた2人です。 チェンは床屋に行って来たらしく、髪を切って、こざっぱりとしています。 ラニーが指輪を持って、私に見せに来ました。
 ほう、金の指輪です。 ただし、ネームが入って入ません。 ネームを入れるのに、10日掛かるのだそうです。 それでは、あさってに間に合いませんから、ネームなしの指輪でやるしかありません。 手に持てば、なんだ、やけに軽いな。 素人の私にも、すぐに安物と分かる指輪です。
 金は、14金だそうで、1個 3,000ペソ、2個でで6,000ペソだそうです。 値切って、5,200ペソで買ってきたと言います。 おいおい、結婚指輪だぞ。 ファションリングでも、そのくらいの値段はするだろう。 ラニーが言うには、台湾での結婚式で、高い指輪を買ってもらうのだそうです。
 指輪の写真でも撮ろうかなと思って、カメラを捜せば、カメラがありません。 アイリーンに、カメラはどうした、と聞けば、メイドのテスの子供の祝い事があるので、テスがカメラを持っていったと言います。 まあいい、うまく写真が撮れていれば、その祝い事を、明日の日記にでも載せます。
 結婚式まで残された時間は、明日1日だけです。 正装の衣装など、見かけませんが、大丈夫なのでしょうか。 半袖に短パンでは、まさか行わないでしよう。 明日もあわただしい1日になるのでしょうね。 カメラがないので、何年か前の、写真を載せておきますね。

 
  

2010年3月22日(月) 晴れくもり
都会だけが快適ではありません
 フィリピンに生きるですか、さまざまな考えがありますよね。 快適さを求めて、都会に暮らすのなら、日本のほうが快適なのです。 こちらの田舎は快適ではないのか、と言えば、快適ではないことは事実でしょう。 ならば、快適に暮らせるように、工夫すればいいことなのです。 簡単なことだと思います。
 快適とは、日常生活に不便がないことですよね。 衣、食、住と、それなりに備わればいいのです。 田舎ですから、わずかなお金で望みは叶います。 温水シャワーにバスタブ、きれいで清潔な、クーラーのある部屋の建て増しなど、なんでもないことと思います。 都会の、数ヶ月分の家賃で出来ますよね。
 けっして贅沢ではありません。 それで、日本にいるのと、同じような生活が出来るのです。 生活面ではの話です。 ここは日本ではありません。 マニラ首都圏で、旅行者は宿泊すると思います。 いかがですか、身の危険を、1度や2度は感じたのではないでしょうか。 田舎では、そんなことはありません。
 空気はきれいで澄んでいます。 人は穏やかで、都会のように殺伐とはしていません。 外国人は、丁寧に扱われます。 カモが来たなどという都会とは、雲泥の差です。 人それぞれの考えで、便利、不便を考慮しての滞在だと思います。 お金があれば、セキュリティーのしっかりした、都会に住めばいいのです。
 滞在も、値段の高いホテルならば、1歩も外へ出ずに楽しめるのでしょう。 意味がありません。 ならば、旅費分を考えて、日本のホテルで過ごしたほうが、よほどいいのですよね。 なにも、フィリピンに来て、刺身に天ぷらでもないと思います。 安いといっても、日本からの旅費がありますので、旅行者には安くはないのでしょうね。
 快適さ、なにも都会だけにあるものではないと、それが言いたかっただけです。 そして、現地での生活があれば、面白いとは思いますよ。
    

2010年3月23日(火) 晴れ晴れ
結婚式と披露宴という嵐の前日
 いよいよ明日、チェンとラニーの結婚式です。 きょうは店を臨時休業にして、明日の準備をします。 日除けのテントを張り、テーブルや椅子を借りてきます。 ソフトドリンクに酒類を買い込みます。 ブタは2匹でいいでしょう。 私からは、ケーキのプレゼントです。 アイリーンが、オロンガポヘ買いに行きました。
 式を挙げてからの披露宴なので、宴会は、お昼前頃から始まるのでしょう。 音響は、リッキーが担当しています。 巨大なスピーカーを、庭先に出してと、いいコンサート会場だ、リッキー。 正装のバロンタガログやドレスは、レンタルすると言っていますが、まだ、借りてきた様子はありません。 いつものことです。
 どこで式を挙げるのかは知りませんが、車の手配などしたのでしょうか。 まさか、ジープニーやトライシクルで、というわけにはいきませんよね。 送り迎えは、缶カラを引いた、普通乗用車が定番でしょう。 その場その時にならないとやりませんから、明日考えてもらうのもいいでしょう。
 夕方、だいぶ準備が出来てきました。 アイリーンも、オロンガポから、大きなケーキを持って戻って来ました。 椅子は、100脚以上用意しましたので、なんとか間に合うでしょう。 明日は早くから総動員で、調理や配膳をしなくてはなりません。 祝い事ですから、しかたがありませんよね。
 きょうは、前祝でビールでも、おっと、飲み過ぎないようにしなければいけませんね。
 

 

2010年3月24日(水) 晴れ晴れ
ついに結婚式が
 きょうは、チェンとラニーの結婚式でした。 朝、オカマ美容院の出張で、ラニーの着付けが始まります。 純白のウエディングドレスに身を包んだラニーです。 それでは、式に行ってらっしゃいと、なにッ、私も行くのですか。 ということで、市長のオフィスに行くことになります。
 式も無事に済んで、披露宴です。 午前11時からです。 200人前からの料理は、外注です。 自宅で作ってはいられません。 あれよあれよと、人の波です。 チェンが驚いています。 主賓席に座ったチェンとラニーです。 3〜4時間は、座っていなければなりません。 ご苦労様です。
 さすがに外注の料理は、おいしいですね。 プロの味です。 食材は、こちらで提供します。 スペアリブなどは、脂が乗っていてうまかったですよ。 で、箸がすべり、床に落としてしまったスペアリブです。 脂の乗りすぎ、半酔っ払いの私です。 ツルツルには無理があったのですね。
 何を書いてもね、写真で見てもらったほうが早いのでしょう。 なにせ、まだ酔っている私です。





2010年3月25日(木) 晴れ晴れ
お別れはビーチで
 結婚式に大披露宴も、盛大のうちに無事終わった、チェンとラニーです。 明日チェンはマニラに行き、土曜日に帰ります。 最後の夜ですね。 隣町のビーチに行くことになりました。 ジープニーのドライバーが、庭先で飲んでいましたので、ビーチに行ってくれと、みんなでジープニーに乗り込みます。
 ビーチの名前は、クリスタルビーチです。 クリスタリンビーチ、日本語では、バカ娘海岸になるのでしょう。 ここは、サーファー王子のSATORUさん が、よく波乗りにくるところです。 しばらく会っていませんし、プリペイドの接続では、速度が出ないため、仲間のブログも見ていませんが、元気なのでしょう。
 連日の宴会で、疲れてしまいました。 結婚式や披露宴の写真がまだまだありますので、今後も少しずつ掲載していきます。 短いですが、本日はこの辺で。
 

2010年3月26日(金) 晴れ晴れ
こちらでの免許の取得
 チェンとラニーは、きょうマニラへと出かけました。 明日の便で帰るチェンを、見送りに行ったラニーです。 私とアイリーンも、オロンガポまで、一緒に行きました。 オロンガポのLTO(陸運局)に寄るためです。 週に何度か、オロンガポに仕入れに行かなくてはなりません。
 バスでは荷物もあるし大変なので、車を買うことにしたのです。 私はもちろん、アイリーンも免許は持っていません。 私は、日本の免許がありますが、去年の10月末の誕生日で、期限が切れています。 アイリーンが、オロンガポの自動車教習所に行って聞いたところ、問題ないと、本当かおい。
 そんなことで、教習所の車で、陸運局まで送ってもらいました。 なんだなんだ、はい、パソコンで顔写真を撮ります。 10指の指紋もパソコンで取り込みます。 尿検査もしますから、容器に尿を入れてくださいと。 視力の検査もします。 血圧に身長、体重を測られて、しばらく待ってくださいと。
 中に呼ばれて、パスポートやIDのコピーなどを渡します。 日本の免許証はというので、提示します。 この期限はいつまでですか、と聞きますので、去年の誕生日までですと正直に答えます。 それではダメだなと、いやいや旦那、誕生日前からフィリピンに滞在していて、更新が出来なかっただけなのです、と言います。
 なるほど、永住しているわけだからいいでしょうと、物わかりのいい旦那です。 車だけの運転でいいのか、と聞きますので、バイクも運転しますと答えると、わかった、1、2の免許を交付しましょうと。 1は車だけにしか乗れません。 2があれば、バイクにも乗れるわけですよね。 3はプロフェッショナルのライセンスです。
 あとは、マニラの大使館で、申請用の書類をもらえば、2〜3日中に発行してくれるそうです。 アイリーンも、ドライビングスクールの仮免を申請して、その場でもらえました。 自分で練習して下さいね、ということなのでしよう。 いつ本免許になるのかは分かりませんが、同乗者がいれば、公道で練習出来るわけです。
 だいたい、教習所とは名ばかりで、LTOの出先機関みたいなものなのですね。 アイリーンなんか、1度も車を運転していませんよ。 それが仮免ですから、いやはや何ともですよね。 月曜日にでも、マニラに行ってきます。 大使館が休みでない事を祈りながらです。


    

2010年3月27日(土) 晴れ晴れ
卒業式
 夫のチェンを送ったラニーが、マニラから戻ってきました。 バカ娘の卒業式です。 夕方から、学校に行く、ラニーとアイリーンです。 卒業式の白い角帽がないと、捜しています。 きのう、私が被った憶えはありますので、そのへんにあるのでしょう。 でも、ないのですね。 だらしのないこと、豚の如しです。
 とにかく、学校へは行かなければなりません。 学校から、角帽を捜しに戻ってきた、アイリーンとラニーで、部屋中を捜しますがありません。 噂を聞きつけた近所の人が、角帽を持ってきてくれました。 アイリーンとラニーが、トライシクルで、学校へと戻ります。 いまごろは卒業式をやっているのでしょう。
 カメラを貸してくれと、アイリーンが持っていきましたが、無くしたり壊したりしないようにと祈るだけです。 卒業式が終われば、夏休みですね。 2ヶ月間の夏休みです。 6月が始業式です。 日本で言えば、中学1年生になるのでしようか。 ホステスへの道が近付いているバカ娘です。
 きょうの晩飯は、卒業式のお祝いなので、バナナケチャップの甘いスパゲティらしいです。 苦いビールで中和させ、食べなければなりませんね。 写真は後日掲載致します。


2010年3月28日(日) 晴れ晴れ
見捨てられたバカ娘
 ヤギに、マンゴの葉っぱを千切ってやったら、美味しそうに食べていました。 けっこう、硬い葉っぱなのですが、枝ごと食べるのですね。 腹が減れば、なんでも美味しいということなのでしょう。 ブタは、なんでも食べます。 パイナップルの、硬い皮でも、平気で食べますよね。 残飯整理には、ブタが1番です。
 食べて寝るのがブタです。 そういえば、家にも1人いたなぁ。 だれもラニーとは言っていませんよ。 ラニーの心はここに非(あら)ず、ですよね。 すでに、心は台湾へと飛んでいるのです。 魂のぬけ殻の肉体だけが、食べて寝てと、なんだ、やっぱりブタと一緒か、ラニー。
 ラニーに捨てられるバカ娘の卒業式。 撮ってきた写真を見れば、アイリーンが親代わりを務めています。 ラニーも行ったはずですが、メダルの授与や、賞状の授与に付き添っているのは、アイリーンです。 もう私の子供ではないという、ラニーの割り切り、立派なものです。 
 バカ娘の心境は、ロースクールを終える、最後の卒業式くらいは、母親に立ち会ってもらいたい、それだけだと思います。 しかし、ラニーの目の前には、チェンしかありません。 こんなコブ娘は、どうでもいいのでしょう。 チェンとの可愛いベィビーを夢見るラニーです。 心ここに非ず、盲目のラニーです。
 すべてを捨てて、幸せになるのは、それはそれでいいラニー。 だから、なんでバカ娘を、アイリーンと私が育てなければならないのだ。 まあいい、掛かった費用の請求書は、チェンに送りつけてやるからな。 台湾は、カラオケみたいな騒音は、一切だめなのですよ。 そんな陽気が出来ない台湾で過ごして、ストレスを溜めなさい。


 

2010年3月31日(水) 晴れ晴れ
何しに行ったのか マニラ
 一昨日、マニラに免許証の英訳をしてもらいに行ってきました。 しかし、免許証の期限が切れているので、出来ないと言います。 去年の誕生日で期限が切れたわけですが、その前から、こちらに住んでいますので、更新は出来ません。 何を言っても、受け付けてもらえません。 意地悪で融通の効かない日本大使館です。 
 日本に戻り、免許証を更新してくるか、こちらで免許を取得するしかないと言います。 こちらのLTO(陸運局)では、もう手続きも済んで、私の免許証も出来上がっていることでしょう。 こうなれば、金とコネでなんとか免許証をもらうしかありません。 まあいい、昼飯でも食べよう、アイリーン。
 昼飯は、ねもとレストラン で食べました。 ここの上の、ねもとトラベルに hiroさん が働いています。 レストランに呼んでもらい、話をすれば、免許証のない人が、免許を取得出来たので、大丈夫でしょうと言います。 まあ、私もそんなに真剣には考えていません。 車に乗ったことのないアイリーンが、仮免を取れる国ですからね。
 日本の食材店を教えてもらい、ねもとトラベルで、ホテルの予約をしてもらいます。 仕事が終わってから、1杯やりますか、ということで、ねもとレストランを後にしました。 ホテルは、飛び込みで予約するより、だいぶ安く部屋が取れますので、代理店を通したほうが便利ですね。 
 日本食材店で、納豆やラーメンを買い込んで、ホテルにチェックインです。 高層ホテルで、部屋は22階でした。 エクストラキングサイズのベッドです。 広い部屋です。 バスタブも付いています。 ベランダからは、マニラの街が一望出来ます。 マニラの夕日も楽しめます。 こんな部屋で、2,000ペソしなかった、とだけ書いておきましょう。
 夜、hiroさんが、部屋に遊びに来てくれました。 酒を飲みながら、バカ話をしてと、楽しいひと時でした。 翌日、きのうですね、ホテルを出ようとするとき、日本人の方ですか、と声を掛けられます。 そうです、と答えると、SHOTAさんでしょうと、これでは、悪いことを出来ませんよね。


   


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