SHOTAの日記 1/2011

　皆さん、新年、明けましておめでとうございます。　さてと、いきますか今年も。　きのうは大晦日です。　アイリーンの言葉で言わせれば、ニューイヤー・イブです。　大晦日、起きればアイリーンがいません。　車がありませんから、オロンガポにでも行ったのでしょう。　
　そのうち戻ってきたアイリーンです。　なんだおい、花火にフルーツに、ガキどものお菓子と盛りだくさんです。　おやッ、蕎麦（そば）があるではないですか。　年越しですから、そばを買ってきたのでしょう。　何も言っていないのに、よく買ってきたな。　去年言ったのかな、緑のたぬきと。
　棒そばです。　タレも具もありません。　大丈夫よ、とアイリーン。　麺つゆはあるし、天ぷらそばにするからと。　具は何ですか、と見れば、海老です。　海老天そばになるのでしょう。　また痛風になるかもしれませんよ。　店は当分お休みです、そこまで、ケチくさく稼ぐ必要もありません。
　大豚の頭を、ベーカリーで焼いてもらったそうです。　７００ペソの料金です。　でかい頭ですから、しかたありませんよね。　さて、花火でもして、盛り上がり、新年を迎えましょう。　年越しそばだけは食べないといけません。　調理場を覗けば、おいッ、海老天だぞ、危うくパン粉を付けられ、エビフライになるところでした。
　まあ、そばがあれば、いいのです。　花火に爆竹にダイナマイトと、夜は更けます。　お正月は、さすがにお雑煮はありません。　お雑炊で我慢します。

　２日になりましたね。　元旦は、みんなでビーチに行き、時が過ぎただけです。　１日に起きたのが、午後の２時でした。　起きれば誰もいません。　一服していると、リッキーとタタが帰ってきました。　別に話もありませんよね。　それはいいけれど、腹が空いたなあです。　雑煮などあるわけもありません。
　喫煙室でくつろいでいると、タタが、ビーチに行くから用意しろと言います。　ランディーのビーチらしいです。　まあ、いい、行きますよ。　表を見れば、ジープニーがありませんので、先発隊はジープニーで出掛けたのでしょう。　早くしろ、とタタ、ちょっと待って下さいよ、なんのお酒を持っていくかな、新年ですからね。
　さて、ビーチです。　最初に出てきた料理は、生魚のスープです。　お魚さんも、丸ごと入っているのですね。　次は、焼き魚です。　もういいです、勘弁して下さい。　ご飯に、スパゲティに豚の煮込み、パンにフルーツサラダもありました。　どう食べればいいのか、分かりません。　なにせ、お魚でお腹１杯です。
　生魚のスープを、お雑煮だと理解して、今年も頑張るしかありません。　花火が、左足の膝小僧に当たり、内出血です。　どこを向けて飛ばしているのだ、このバカッタレ、と初日から災難です。
　

　きのうは２日です。　まあ、正月だから、朝からビールでもいいだろう、と飲んでいました。　すると、農場に行くよ、とアイリーン。　レッドホース３本は飲んでいますので、半酔っ払いの私です。　どこの農場に行くのだ、と訊けば、友達の農場だと言います。　まあ、運転手のポギーもいるから、いいだろう。
　白砂の陸橋を渡り、脇道を走れば農場です。　農場というよりは、酪農農家なのでしょう。　おや、七面鳥までいますね。　これ、食べるのと訊けば、あたりまえでしょうと。　クリスマスも正月も過ぎ、いつ食べるのでしょうね。　暑い中、ビールを飲んでいると、眠くなってしまいました。　車の中で、ひと眠りです。
　家に帰れば、ビーチに行くよ、と始まります。　もう眠いからと言えば、ビーチで寝ればいいでしょうと。　それもそうだな、ということで、酒を持ち、ビーチへと向かいます。　いつものように、ランディーのビーチです。　新しく出来た、バンブーハウスがありますので、そこで寝かさせてもらいます。
　ひと眠りして、起きてジンを飲みます。　子供達が、キャンディーとうるさいので、向かいのサリサリに行きます。　手持ちは２０ペソです。　飴とガムで１０個、１０ぺソです。　あとロリポップという、柄の付いたキャンディーを頂戴と、１０ペソコインを置きます。　５個しか出しません。
　１ついくらなのだ、と詰め寄ります。　すると、１つ１ペソだといいます。　私のところにもあるのですから、ごまかしはいけませんよ、お姉さん。　あと５個を、申し訳なさそうに出すお姉さんです。　帰るころには、べろんべろんです。　クリスマスから、酒浸りです。　少しは慎まないといけませんよね。

　クリスマスと正月も終わり、きょうから、子供達は学校です。　仕事始めも、きょうからなのでしょう。　子供達がいないと、静かでいいですね。　きのうもきょうも、どこにも出掛けていません。　やることもないので、寝転がり読書です。　本を読んでいれば、眠くなります。　昼寝には、読書が１番ですね。
　事件も事故もない、暇な田舎です。　フィリピンの、田舎に暮らすことを考えている人のために、こんな値段ですよと、少し書いてみます。　住むのに、住居は必要です。　お金があり、家を建てる人は別ですよ。　私のように、居候すれば、家賃は発生しません。　１軒家を借りるとして、家賃は、5,000～7,000ペソです。　街の中心部の、３ＬＤＫぐらいのところです。　アパートなら、その半額ぐらいでしょうね。
　公共料金は、個人差があります。　食事は、遠出をしない限り、気の利いたレストランなどありませんから、自炊になります。　まあ、1人で田舎に住むという方もいないのでしょう。　彼女さんもいらしゃると思いますので、市場で食材を買って、調理してもらえばいいと思います。
　食費は、微々たるものです。　市場やサリサリに行けば、ほとんど何でも揃います。　ただし、日本の食材は、田舎ではありませんよ。　食べたかったら、それなりの街に行けば売っています。　小腹が空いたと、ラーメンや、カップヌードルはどこでも売っています。　酒のつまみにスナックでもと、ありますよ田舎でも。
　袋のラーメンは、９～１０ペソ（約２０円）、カップ麺は、小さいのが２０ペソ、普通のが、２５ペソぐらいです。　日本円で４０～５０円くらいです。　スナック菓子は、７～１２ペソ（１５～２５円）ですね。　タバコもお酒も安いですよ、ちょっとした間食には困りません。
　まあ、彼女さんの料理次第ですよね。　私ですか、勘弁して下さいです。　

　５日の夜更けです。　カラオケ屋がうるさいな、と見れば、客が１杯です。　どれ、カメラでも持って、バカを写すかと、店に行きます。　軽く後方から写真を撮れば、文句の言う客がいます。　別に、その客の顔が写っているわけでもありません。　写した写真は１枚です。　それを見せます。
　ちょうど、ビコールがいたんですよね。　おいッ、ビコール、写真はＯＫか、と訊けば、なんでもと応じてくれます。　で、ビコールの写真を撮ろうかな、と思ったら、文句の客が、一緒に撮ってくれと。　いいかげんにしておけよ、誰がお前の写真など撮るか。　酔っ払いにも困ったものですね。
　あるんですよね、断りもなしにフラッシュを焚けば、こういうことが。　別に、顔を狙っての写真ではありません。　ピカッ、と光るフラッシュに、俺が写されたのだ、という自尊心ですか、いいかげんにしなさいですよね。　最初に文句を言い、しかも怒って、写真を撮ってくれとは、お笑いですよ。
　そんな日々です。　酔っ払い相手ですから、これもしょうがありませんよね。　気にしていたら切りがありません。　さて、読書をして寝ますね。　写真も難しいですよね、写されるほうの人権もありますからね。

　２回目。　今朝起きれば、７時です。　お茶とコーヒーを飲んだら、腹がいっぱいです。　朝食は、あとでいいよ、アイリーン。　台所を見れば、パイナップルがあります。　切ってやるかと、パイナップルに触れば、半分がぐちゅぐちゅです。　半分は、豚にあげましょう。　
　パイナップルを切り終わり、疲れたと、サリサリにサンミゲルビールを取りにいきます。　アイリーンに見つからないように、かくして持ってくるテクニックはマジシャン並みです。　ビールをかくして持ってくるバカがどこにいると、おっしゃる通りです。　でも、朝のビールは、格別なのですよね。
　ガンガンと、表で工事ですか。　見れば、隣のサリサリの看板の付け替えですね。　ＲＣ（ロイヤルクラウン）コーラの看板です。　ポップコーラにコカコーラもありますが、後発としては、よくやっています。　どれも、２４０ミリリットルで、８ペソ（約２０円）での販売です。　こんな商売なのですよね。
　看板屋を見ていれば、トラックに看板を積んで、その場で店の名前の文字入れをして、取り付けるのですね。　文字入れを見ましたが、うまいものですね。　私のところも、もうすぐ付け替えにくるのでしょう。　さて、もう１本、マジシャンはサリサリに走ります。　朝飯か、どうしようかな、食べないと叱られますよね。

　3回目。　朝、広告看板を付け替える業者です。　後発にしては、凄い宣伝力です。　アイリーン博士に訊けば、親元はコカコーラだそうで、その関連商品みたいです。　ポップコーラも、コカコーラの傘下（さんか）らしいです。　なんだ、ほとんどがコカコーラの商品なのですね。
　ところで、ドクターペッパーはあるの、アイリーン博士。　なにそれと、知らないみたいです。　日本でも、見かけませんよね。　独特の香りと味の炭酸飲料水です。　私は好きでしたが、今はもうないのでしょうね。　ビールを飲み、ひと眠りして、起きれば昼です。　昼飯の時間です。
　なにを食べるの、とアイリーン。　そうね、月見そばでいいですと、なにそれと、はい、私が作ります。　麺を茹で、ネギをきざみ、ついでに、鷹の爪（唐辛子）もきざみます。　どんぶりに麺つゆを入れ、裏庭で取れた新鮮な卵と、具材を入れます。　茹で上がりの麺を入れれば出来上がりです。
　小さい月だな、まあいい、新鮮が第一だからな。　つるつると麺をすすります。　鷹の爪の攻撃が、舌を撃ちます。　口から火が出たのでしょうか、灰皿の燃えカスが、燃え上がります。　月見どころではありません、満月の夜の狼に変身してしまいます。　おいッ、アイリーン水だ、燃える口に灰皿の火を消すのは水ですよね。
　なんとか食べ終え、歯を磨いて、読書して寝ます。　起きれば、午後の６時、晩飯は、天ぷらそばにするか。

　４回目。　カラオケもオープンします。　口開けに歌うのは、タタ、ダイ、アイリーンにケチです。　誘い水を撒かないと、いけません。　つい釣られ、私が、カラオケ屋にいきます。　私が釣られてどうするのだ。　なんだ、最初の客はビコールですよ。　お前も釣られやすいな。
　ビコールのところも、カラオケ屋をやっているわけですから、自分のところで飲めばいいのです。　ビコールワイフも来て、あまり飲むなよと、ビコールに注意をしているみたいです。　きょうの筋書きからすれば、ビコールが暴れて、早仕舞い、と私は読んでいます。　飲み屋としては、宵（よい）の口です。
　これからです。　面白い事件でもあれば、明日、お伝え致しますね。　写真も、顔がないとつまらないでしょう。　新鮮な写真がありますから、見てください。　だいぶ酔いました、ひと眠りして起きれば、事件が起きているのかもしれませんね。　短い日記になりましたが、また、明日ですよね。

　なんとなく忙しかったきのうです。　きょうでもありますよね。　何時に帰るのか、ラストのお客。　帰れば、店は閉店です。　歌好きのフィリピン人ですから、カラオケに付きっ切りです。　いいかげんにしろよ、とも言えません。　いいだろう、午前の１時だ。　また客が来ると、大変になります。
　あいも変わらず続くカラオケです。　やっていろ、となります。　怒っていたなあ、寝ていたアイリーンちゃん。　私が、客のお金を持ち、カラオケのコインに両替です。　アイリーンちゃん両替してと行けば、店で飲んでいるとでも思ったのでしょう、はい、その通りです、アイリーンちゃん。
　午前１時半に客は帰りました、店仕舞いです。　いい時間に、終わってくれました。　後片付けをして、２時には寝られるでしょう。　ケチ女房に、タタ、１日ご苦労様でした。　ぐっすり寝て下さいね。　ところで、リッキーは何をしているのだ。　部屋に耳を近づければ、テレビか、このバカタレ。
　私も、疲れましたので、このへんで。
　

　２回目。　起きたのが、昼の１時です。　昼飯です。　その前に、ビールだな。　アイリーン、オーダー玉子丼。　なにそれ、って玉子丼ですよ。　作り方ですか、麺つゆに玉ねぎを入れて、煮えたら、かき混ぜた卵を落とすのです。　まん中から、端に円を描くようにです、以上。
　ちょっと来て、と台所からアイリーンが呼びます。　完成したか、とろみのある玉子丼。　あれれッ、なんだ、フライパンを見れば、スクランブルエッグではありませんか。　勘弁してくださいよ、卵を落とし、フライパンの中でかき混ぜたのですね。　卵がぜんぶつゆを吸っていますので、つゆはありません。
　もういい、私が作る。　ちょっとつゆだくの玉子丼です。　失敗作は、あとで玉丼サンドにでもして食べましょう。　玉子丼を食べていると、パイナップルの粉ジュースを持ってきます。　絶妙だな、いいね、アイリーンちゃん。　初めての体験です、玉子丼にパイナップルジュース。
　ＢＢＱは、きのうの売れ残りを冷凍にしてあるので、出して解凍すれば足ります。　仕込みはいいのでしょう。　リビングでテレビを見てくつろぐメイドです。　暇なときは、暇にしなさい。　サリサリの在庫が、そろそろありません。　仕入れに行かないといけませんね。　明日にでもたのんだよ、アイリーンちゃん。

　３回目。　執務室の冷房がききません。　どこをひねっても、送風の風です。　水の音がしませんから、クーラーガスがなくなったのかも知れません。　それとも、壊れたのか、アイリーンに訊けば、１１年も使っていると言います。　替え時かもしれません。　まあ、クーラーガスを入れてみてからです。
　玄関先に行けば、ケチ女房が猿のように、アイリーンの頭のシラミ取りです。　あらッ、おじいさん、とアイリーン。　何を言っているのだ、おじいさんとは、若いのだ。　ということで、腕を後ろに回し、背中で指を組めることを見せてあげます。　おや、ケチ、お前も出来るか、どうしたアイリーン、手と手の間が、２０センチはありますよ。
　きのうの売れ残りのＢＢＱがありますから、早い、カラオケのオープンです。　携帯を片手に、タタが準備をしています。　携帯片手ですから、なかなか準備も進みません。　いいですよ、ゆっくり、気の済むようにやりなさい。　午後６時には、客も入ってきました。　きょうは店に出ません。
　昼間寝ていないので、少し飲めば、朝までぐっすりでしょう。　扇風機でも、執務室に運び込み、涼しく寝たいと思います。

　もう７日なのですね。　起きたのが、午後の１時ですから、話になりません。　そういえば、きのう店で、明日はみんなで、オロンガポにに買出しだ、と言って寝たのです。　だから、起きれば、みんなが待っている、とアイリーン。　あッ、そう、そうねと、行かない訳にもいきませんよね。　途中、ＳＡＴＯＲＵさんの店に寄ります。
　アイリーンの運転で、オロンガポです。　駐車場は、ジープニーのところです。　じゃ、買い物に行くから待っていてねと、いくばくかのお金を渡されます。　しょうがない、ビールでも飲んで待つか。　ポギーは、スービックへと、ジープニーを走らせます。　弟子がいますので、不自由はありません。
　サリサリの、お姉さんの写真を撮らせてもらいます。　あと、周りの、訳の分からないのも撮りましたが、それは、いいでしょう。　レッドホースを２本も飲んだころ、戻ってきましたか、いい買い物ですね。　さあ、帰りましょう。　もちろんアイリーンちゃんの運転でです。
　車の中では、飲み放題ですから、疲れの上塗りです。　帰りに、ジョリビーに寄ったな。　まあいい、無事に帰れただけで、よしとしなければいけませんよね。

　きのう、オロンガポに行った目的は、第一にプリペイドカードを買うことです。　第二にクーラーガスを買うことです。　第三に、掛け時計の単三電池を買うことです。　仕入れは、それが終わったらということでした。　オロンガポから戻れば、第一、第二、第三の何も買っていませんよ。
　何をやっているのだ、執務室も深夜は冷房はいりません。　とは言え、昼間は灼熱地獄なのです。　買うかな、新しいクーラーでも、そうしないと、仕事ではないですけれど、ＰＣも打てません。　ましてや、アルコールでほてった身体です。　待てよ、考えれば、クーラーなど使わなかったな。
　クーラーなど、要らないと思えば要らないのですよね。　今までがそうですから。　壊れたというだけで、何も新しいクーラーでもありません。　扇風機で十分でしょう。　もう１つの部屋には、新しいクーラーが付いています。　暑ければ、そこでＴＶでも見ながら、涼めばいいことですよね。
　しかし、何しに行ったのだ、オロンガポ。　まあいい、考えてもしょうがありません。　なぜか、目的とは違うところに、いつもいってしまうのですよね。　結論は、私が酔っ払いで、指導力がないということですね。　それにしても、第一、第二、第三は言ってあるわけですから、いいか、そんなことは。
　オロンガポの、サリサリのお姉さん、歳はいくつと訊けば、１７歳と、かわいいなあ、おいッ、隣のババア、あっちに行っていろです。

　２回目。　え～ん、お金頂戴と、アイリーンちゃん。　お正月だから当たり前でしょうと。　ここまでくれば、いうことも訊きません。　あげるしかありません。　２万円あげましたよ。　ちょっと行ってくるねと、オロンガポです。　朝６時、表を見れば、ジープニーにポギーが待っています。　はい、いってらっしゃい。
　買ってきて下さいよ、１、２、３を。　まあ、そんなことはどうでもいい、アイリーンがいなければ、飲み放題ですから、楽しい１日が始まります。　サリサリさん、おはようございます。　きょうもお世話になりますね、とビールを、あれッ、レッドホースがありませんか、ならば、サンミゲルビールです。
　昼間は無人店舗です。　暇な夜は早仕舞いです。　売り上げなど訊かなくても、激減しているのでしょう。　ならば、やめるのもいいと、私は思っています。　だいたい、仕事を何だと思っているかですよね。　１ペソ２ペソでも、１００回売れば、それなりになるのです。　１ペソの客を嫌うようでは、やめたほうがいいのです。
　実際、頂戴と客が声を掛けているのですが、誰も店には出ません。　ならば、閉めているほうが、よっぽどいいのです。　アイリーンが、売れないよ、と言います。　当たり前だろう、店で売る売り子がいないのだからな。　働かなくても食べれるのですから、幸せです。　何のための、サリサリなのだ、ということになります。
　気力のない人間、私の目から見れば、そういうことです。　また１から考えないといけませんね。　とは思っても、みんなの憩（いこい）の場所ですから、そういう訳にもいきませんよね。

　３回目。　朝から飲んでいましたので、ぐっすりと、起きれば夕方です。　おや、お土産にピザですか。　おいしいけれどアイリーン、タバスコが足りませんよ。　ところで、ジープニーはどうした、もう車庫に入っている時間だろう。　えッ、また貸切か、パンパンガまで、明日の昼までの貸切だと言います。
　3,500ペソです。　運転はランディーですので、先生のパーティーでもあるのでしょう。　ランディーの奥さんは、小学校の先生です。　土曜、日曜と学校も休みです。　フィリピンは夏ですから、それなりのところに行くのでしょうね。　ジープニーを１～２度乗りましたが、ギヤの入りの悪いこと、ローで走るしかありません。
　土曜日も、午後の１０時、店には客がありません。　考えられることはただ1つ、クリスマスにお正月と、全部お金を使ってしまったのでしょう。　だから、アイリーンちゃん、２万円返してね。　プリペイドは買ってきたの、おや、１０枚もですか。　それで、クーラーガスに電池は、あるわけもありませんよね。　１日ひとつですから、いいでしょう。　
　朝から夜までお酒か、ときついお言葉。　私の身体は、私が知っている。　病気になったらどうするの、って、あげた２万円で病院に行きますよ。　バッカじゃないの、って、はい、バカそのものです。　ランディーが女房と出掛けているので、ランディーの子供が、家にいます。　お岩にカッパに漬物石。
　その他、ビコール家のバカガキと、賑やかな土曜日です。　カラオケも鳴り始めましたね。

　きのうは、早い店仕舞いでした。　暇なときに、店をやることもありません。　今朝、６時には起きました。　何を食べる、とアイリーン。　なんか、腹が１杯です。　きのう何時に食べたのだ、と訊けば、午前３時だと言います。　腹も空くわけがありませんよね。　日曜日なので、リビングは、ガキの溜まり場です。
　暇なのか、仮面ライダーの様なヘルメットを被り、ポギーがバイクで来ました。　どこかに行くらしのです。　私は行きませんからね、アイリーン。　カメラを貸してね、と持って行きました。　車のスペアキーがないと、マスターキーがあるから、いいのですが、無くしたかスペアキー。
　スペアキーを１０個も作っておけ、マスターキーを無くせば、車は使えないぞ。　ガキどもも、一緒に連れて行くのかな、と思ったら、あらら、連れて行かないのですね。　うるさくていやだ、とアイリーン。　まあ、そうですよね。　ポギーを助手席に乗せ、アイリーンの運転で、車を走らせます。
　いい写真を撮ってきて下さいね。　とりあえず、ビールでもとなります。　カメラが戻ったら、写真しますね。

　あれッ、もう１０日ですか。　どこからか、帰ってきたアイリーンです。　チキンフライとライスのお土産です。　もう３時ですが、ケチ女房が昼に、お昼を食べろと叩き起こされました。　シニガンスープですね。　酸っぱさで、豚の臭みを飛ばしたスープですよね。　酢のスープは、私は好みません。
　行くよとアイリーン。　えっッ、どこへと訊けば、ビーチだそうです。　いいですよ、どうせ暇なのですから。　ランディーも帰ってくるのでしょう。　何だタリン、風呂場を覗けば、このバカ、素っ裸ですよ。　出掛けると訊いて、シャワーなのでしょう。　おや、大事な部分にお毛けも、いいね、お乳はいまいちだな。
　ということで、ビーチです。　飲めやさわげの大宴会です。　朝から飲んでいる私は、寝るしかありません。　なんだかんだと、帰ったのが１１時ですか。　いいでしょう。　そんな生活なのですから。　帰りに、部屋に寝れば、蚊の攻撃です。　何だアイリーン、殺虫剤を撒けと言えば、あるわけもありません。
　店に行き、蚊取り線香をかっぱらいます。　なんとか、蚊の攻撃も収まるのでしょう。　だから、買っておけよ、殺虫剤。

　２回目。　なにを怒っているのだ、アイリーンちゃん。　ミンダナオに帰ったジョイから、メールが来たと言います。　私と寝て、４万円もらったとのメールです。　いいかげんにして下さいよ。　どいつもこいつも、たとえ寝ても、相場があるだろう。　なぜ、４万円なのだ。　日本の高級娼婦かとなります。
　さてと、小便でもと思い、シャワールームに行けば、誰かが使っています。　カメラを持ち、現場を押さえます。　なんだ、みなしごタリンか、なにをやっているのだ素っ裸で、シャワーか、まあいい、気の済むまで浴びなさい。　しかし、長い下の毛だなあ。　よせッ、水を掛けないで下さいね。
　喫煙室で食事でも、と行けば、なんだッ、床にフライドチキンが散らばっています。　誰の仕業（しわざ）だと言っても、猫の仕業ですよね。　猫は夜に活動します。　この前は、袋のパンを丸かじりですからね。　餌をやれよ、高い猫の餌代だぞ。　おやッ、タリンちゃん、お出かけですか。
　いいね、シャワーをして登校ですね。　フンッっと、おどけないで下さいね。　お金を頂戴と、あげますよ、はい２０ペソ。　裸代です。　やっていませんよ、ジョイとは。
　

　今朝起きたのが５時、起きれば鼻水ダラダラです。　やられたな、とよく考えれば、ビーチに行き、竹竿で長尺のクラブだと、ゴルフスイングをしたのです。　きのうですか、身体が痛くてしょうがありません。　特に肩が凝りこりです。　おやッ、マリカーちゃん、肩を揉んでくれる、と５ペソ渡します。
　それが悪かったのです。　万年風邪のマリカーです。　また風邪をうつされたのでしょう。　身体を消毒しないといけません。　ビールでもと、サリサリに走ります。　おやッ、なんだ、ジープニーが光っているぞ。　中を覗けば、恐ろしいほどの配線。　リッキーか、電源はどこから取っているのだ。
　ラニーが、台湾からマニラ入りしたとの情報です。　きょうあたり、帰って来るのでしょう。　台湾大使館での、面接があるみたいです。　ところでアイリーン、車のマスターキーがありませんよ、と言えば、キープしてあるのと、それならいいか。　また朝から酒ですかと、怒鳴り散らされます。
　子供の裸なんか撮っていると、捕まるよ、とアイリーン警部。　はい、自粛（じしゅく）します。　だから、怒らないでね、アイリーンちゃん。　
　

　アイリーンが出掛けると言います。　んッ、早く出掛けなさい。　飲み放題の１日が始まります。　なんか、バスでオロンガポに行くのだとか。　ラニーとの待ち合わせかもしれません。　きょうもジープニーで稼ぐぞ、と来たランディー、いかんせん、気違い配線がそのままです。
　何をやるつもりなのだ、リッキー。　走ればそれでいいのだ。　ジープニーにデコレーションでもないだろう。　ということで、きょうのジープニーの営業はありません。　車内の電飾でもするのでしょうか、いいかげんにしろ、ですよね。　弟子を３人確保したというランディーです。　助手席の金勘定ですよね。
　面白いことに、トーストを焼いて、マーガリンを付けていれば、床にパンを落としてしまいました。　猫がいたので、落としたパンをあげれば、おや、食べません。　ならば、ケチ女房にあげましょう、おや、これも食べません。　ならば、豚ですよね。　さすがに豚です、喧嘩しながらむさぼります。　
　トーストは嫌いなんですね、猫は。　食パンは袋を噛み千切り食べるのに、不思議ですよね。

　３回目になるのでしょう。　ラニーは戻って来ません。　だいたい、こちらの大使館などはいい加減なもので、はい、また明日来て下さい、となります。　マニラで足止めなのでしょうね。　アイリーンが朝からいないので、酔っ払いもいいところです。　まあ、飲めるうちがいいのですよね。
　アイリーンがいなければ、風呂です。　いれば、一緒に入ろうよ、身体を洗ってと始まりますから、のんびりと浸かって、疲れを取ります。　タタも一緒に入るか、なんていうことは、間違っても言えません。　風呂場で死体では、悔いが残ります。　なんか太ったのじゃないかタタ。　ろくな物を食っていなかったのだろう。
　お土産に、ピザを買ってきたよ、といいねアイリーンちゃん。　タバスコも、訳の分からない、唐辛子パウダーも買ってきました。　今度、お風呂に入れて、試してみましょうね。　私のことを愛しているですか、とまたヒステリーですか。　愛していますよ、キスがないよと、１日何回キスをするのだ。
　おいッ、リッキー、クラクションの配線だな、いい加減にしておけよ。

　ピザの話から始まります。　きのう、お土産にと買って来てくれたピザ。　ついでに買ってきた、唐辛子パウダーというか、刻（きざ）み唐辛子ですね。　それをピザにふりかけ、トースターで温めて食べます。　温め終わり、タバスコも掛けましたので、激辛のピザです。　涙なくしては食べられません。
　で、飲みすぎもあり、眠くなりました。　眠いなあ、と眼をこすれば、刻み唐辛子が手に付いていたのでしょう。　眼がヒリヒリして、開けられません。　効きますよ、唐辛子の目潰しは。　アイリーン、洗面所へ連れて行ってくれ。　手と眼を洗いますが、それでも眼は開けられません。
　ひどい目に遭いました。　こちらの人は、計算のしかたが違うのでしょうか。　例えば、お客が３０ペソの買い物をして、５０ペソのお札をもらいます。　お釣りは、５０－３０で２０ペソですよね。　違うのですね、３０ペソから始まるのです。　つり銭をつかみ、４０、５０と２０ペソを渡します。
　やっと完成した、ジープニーの配線。　クラクションと音響を改良したそうです。　ピロロロロ～ン、となんというクラクションなのだ。　きょうは営業に出るのでしょう、ピロロン号。

　２回目。　朝飯は食べたはずのアイリーン、１０時にまた飯を食べています。　見れば、醤油ご飯に梅干です。　日本のスタイルよって、誰がそんなものを食べるかです。　なぜか、亀甲萬の醤油の減りが早いなあ、と思っていたら、そういうことだったのですね。　日本の醤油はおいしいのですね。
　日記のアップは、だいたい１０分で終わります。　プリペイドの課金は３０分単位ですので、残りの２０分は、アイリーンがフェイスブックをやり楽しんでいます。　でも、電波の悪いときが多いので、それなりです。　早く、ケーブルＴＶのネットが通じないかな、と待っています。
　昼と夜の温度差が極端です。　夜は、扇風機もいらない寒さです。　酔っ払って寝ている私には、あまり関係ありませんが、酔いが醒める朝方は、特に冷え込みます。　冷えた身体には、ビールです、と悪循環ですよね。　昼間寝れば暑いし、夜寝れば寒いしと、いい気候になりました。
　ラニーは、マニラのエンパシー、台湾大使館にいるみたいです。　まだ、そんなことをやっているのか。　また明日来て下さい、なんて言われているのじゃないのか。　フィリピンですからね、時が過ぎなければ、何も解決しません。
　

　３回目。　プリペイドの減りが早くなっています。　そうですよね、１日に何回も更新すれば、減りも早いわけです。　そこで、ある程度まとめて更新しますね。　携帯の回線を使っての接続なので、毎回では、高いものにつきます。　ネットのスピードもあります。　１度繋げば、３０分の課金です。
　送信エラーなど、度々ですから、その度に、送った写真などの削除です。　日記は、オフラインで書けますので、問題ありません。　写真もオフラインで大丈夫です。　全部用意が出来れば、アップですよね。　それが、このネットの状態ですから、電波のないときは、アップに１時間も掛かるときがあるのです。
　プリペイドカードがなくなれば、みなしごタリンもロードしてくれますので、カードがあれば、不自由はしません。　いくらかって、３０分で、１０ペソの課金ですよ。　まあ、考えれば１時間４０円ですよね。　高いですよね。　常時接続にしないと、昔の日本の、電話回線接続と一緒ですよね。
　ラニーと待ち合わせで、オロンガポまで行くね、とアイリーン。　車でいい、と、飛行機でなければいいですよ。　私は行きませんよ。　そんなことで、午後から出掛けるアイリーンです。

　４回目。　登場人物ですが、なぜこのような名前かと、途中から読まれている人は、分からないと思いますので、少し説明させて頂きます。　アイリーンは、主人公です。　私とは、結婚していません。　もちろんアイリーンも私も独身ですよ。　ですので、居候の私なのです。　何かあれば、きっちり責任は取ります。
　クリスタリン、みなしごタリンと書いています。　母親のラニーが、フィリピン人の前夫と離婚をして、引き取った子供です。　もう１人子供がいます。　デッカチ君ですね。　これは、前夫が育てています。　台湾に出稼ぎに行き、チェンと知り合い、結婚したラニーです。　子供を捨て、ラニーは台湾に暮らしています。
　父親にも、母親にも見捨てられ、みなしごタリンとなったわけです。　隣の、ビコール家の、カロイ、アディン、マリカーは、名前の通りです。　海辺に住む、ランディーの子供。　お岩に、カッパ少女に、漬物石。　長女のお岩は、ある日、瞼（まぶた）を蚊に喰われ、腫れあがったのでお岩になりました。
　次女のカッパ少女は、頭に出来物ができ、てっぺんの髪の毛を切ったのです。　まさにカッパらしくなりました。　漬物石は、私の足に、漬物石くらいの大きな石を投げたのです。　右足の小指が膨れ上がり、痛い思いをしました。　忘れていました、ケチ女房、これは値切り魔です。　なのでケチ女房と言っています。
　だいたいお分かり頂けたと思います。　カメラは、アイリーンがオロンガポに持って行きました。　戻ってくれば、ラニーの写真も撮ってくれているのでしょう。　写真は次に掲載致します。
　

　５回目。　夕方寝ていれば、パパァとアイリーンの呼ぶ声。　何だと出て行けば、おや、ラニーがいるではありませんか。　太ったんじゃないか、と訊けば、えッ、妊娠ですか。　５ヶ月らしいです。　私の子供ではありません。　もちろんチェンの子供なのでしよう。　まあ、お目出度いことですよね。
　ところで、みなしごタリン。　面白くもありませんよね。　でも、親子の写真は撮らせて頂きました。　子供を産んでもいいけれど、きちんと台湾で育てて下さいね。　長身のチェンの子供ですから、女の子なら、１８５センチ、男の子なら、２メーターには育つのでしょう。　ああ、恐ろしい。
　お土産と、いくばくかのスナックに、チョコレート、それにタバコを買ってきてくれたラニーです。　気持ちですからね、ありがとうございます。　おいッ、クソガキ、食べるなよ、私へのお土産を。　問題の多い、中国製品です。　ガキに食べさせてもいいですよね。　食べなさい、毒を。
　よく見れば、タバコはフィリピンのタバコです。　まあいい。　カラオケ屋が賑わっています。　火を点けましよう。　握手をして、挨拶します。　私は日本人です、ゆっくり飲んで歌って下さい、で火は点きます。　やるか、ラニー、それとも疲れたか、ならば寝なさい。
　

　今朝の３時に腹が空き、残っていた唐辛子ピザを食べました。　一眠りして朝起きれば、食欲もありません。　腹が空いたら、醤油ご飯に、梅干でも食べますか。　やめた、梅茶漬けにしよう。　ラニーのお土産に、札幌味噌ラーメンがありました。　なんで、札幌味噌ラーメンなのだとなりますよね。
　台湾製です。　中国の食品は、いっさい買わないと言います。　やはり、危険性は知っているのでしょう。　台湾は、中国ではないと言います、まあいいでしょう。　アイリーンもラニーもです。　独立国家ではないのですから、どこかの国に属しているわけです。　日本じゃない、とバカなことを言っていろ。
　楽しみですね、札幌味噌ラーメン。　だいたい台湾に味噌などあるのか、ですよね。　梅茶漬けはやめて、札幌味噌ラーメンを食べてみますか。　濃熟味噌仕立て、なんて書いてありますよ。　で、Ｗａｋｕｗａｋｕだと、わくわくってことか。　わくわくしますね。　なんで日本語なのだ。
　さあ、ビールでも飲んでから味わいましょう。
　

　２回目。　きょうは、お給料日です。　なんか、半端な日にちですよね。　日付をずらせば、１ヶ月分は支払わずに済むのでしょうか。　それはあるかもしれません。　別に、アイリーンのやることです。　好きなようにやって下さいです。　さて、札幌味噌ラーメンの完成です。　おや、野菜はありませんか、シンプルですね。
　唐辛子パウダーに、チューブのおろし生にんにくを入れて頂きます。　味は味噌ラーメンですが、札幌までは分かりません。　歯を磨き、うがいに洗面所に行きます。　なんだ、タリン、小便か、血の付いたパンティーを見せてくれます。　一気に気持ちが悪くなり、洗面所で、食べたばかりのラーメンを吐き出します。
　札幌味噌ラーメンのせいではありません。　いい加減にしてくれよタリン。　は～気持ち悪い、内容物まで見せてくれるな。　ところで、学校は休みなのですかね。　なんかの日なのでしょう。　ケチ女房は、きのう豚と格闘していました。　豚が、柵を乗り越え、表に飛び出したのです。
　私は、見ているだけです。　まさか、豚に挑（いど）んでも、勝てるわけもありません。　リッキーが、なんとか中に入れたのでしょう。　そうだ、チャーシューを作ってくれ、リッキー。
　

　３回目。　台湾のＭｒ．チェン、ラニーは元気ですから、心配は要りません。　夕方から、ビーチに行くと出掛けました。　浜辺を歩いて、少し運動でもするのでしょう。　潮騒（しおさい）の音を聞き、海風を浴びて、浜辺での散歩なのでしょう。　沈む太陽を眺め、心を休めているのでしょう。
　チェ～ン、と台湾に向かい、叫（さけ）んでいるのかもしれません。　夕暮れの浜辺です。　感傷深いものがありますよね。　沈む夕日を見るだけで、あなたの心が伝わりますチェン、なんて思っているのでしょう。　身重の身体のラニーです。　無理はしないで、涼んで下さいね。
　と、どこまで行ったのか、帰って来ませんよ。　晩飯はどうするのだ。　行けば鉄砲玉です。　台湾まで、泳いで行ってしまったのでしょうか。　いつものことです、気にしても始まりません。　玄関先に行けば、タタが爪切り屋に、爪のカットと、マニキュアをしてもらっています。
　そういえば、お給金をもらったのですね。　綺麗になりなさい、女は美しくなければいけません。　だから、お尻を触らせてねタタちゃん。

　今朝起きれば、もう昼です。　ラニーが昼飯を作ってくれました。　玉子焼きとサラダです。　焼き過ぎの卵ですが、文句も言えませんよね。　パンを齧（かじ）っていると、アイリーンが、オロンガポにラニーと行く、と言います。　おいしいものを食べてくるのだと、はい、お好きにどうぞ。
　きょうも、学校は休みなのでしょうか、みなしごタリンがいます。　ラニーが妊娠したことで、ヒステリーなのでしょう。　私に当り散らします。　負けずに、下腹を押さえ、ホワイトベイビーだよ。　台湾で育つんだよ、などと言ったものですから、爆発するタリンです。　枕で、散々殴られましたよ。
　タリンの気持ちも、分からないではありません。　やきもちなのですよね。　親の愛が、新しい子供に移る訳ですから、少女の心は痛みます。　これは、今後、いじめ甲斐がありますね。　私の楽しみも、１つ増えました。　あれッ、またカメラを持って行ったか、アイリーン達が帰ってきたら、写真でも。
　もう６時ですが、待てど来ませんね。　とりあえず、文章だけのアップです。　
　

　きのうの、わずかばかりの、日記は、更新出来ているのでしょうか。　あれで１時間の作業です。　よかった、写真なんか載せないで、ですよね。　ＨＰも、なにも開きません。　落ち度があれば、訂正しておきますね。　で、オロンガポから帰ってきたアイリーンとラニー。　女ですね、たっぷりの買い物です。
　明日というか、きょうになるのでしょうね。　リッキーの誕生日みたいです。　それで、たくさんの買い物をしてきたのでしょうね。　オロンガポで、おいしいものを食べて、ご満足のお帰りです。　私への、お土産の食事などはありません。　いま、ご飯を炊くからと、もういいですよ、酔っ払いです。
　リッキーの誕生日の前夜祭です。　それなりに、人は集まります。　まあ、やってください、酒代くらいは私が持ちますよ。　と言うことで、飲んだ１日です。　

　２回目。　きょうは、リッキーの誕生日です。　朝から、豚の調理をしています。　写真でもと思えば、カメラがありません。　きのう、車のスペアキーを２個作ってきたアイリーンです。　車はありますが、引き出しに入れた、スペアキーが、２個ともありません。　どういうことなのでしょう。
　車のキーを２個に、カメラを持って、どこかに行ってしまったアイリーンです。　車に乗らないのに、持っていくか、車のカギをですよね。　まあ、マスターキーはありますから、まだいいでしょう。　あと５本は、スペアーキーを作らないといけませんね。　だいたいなくすか、車のカギをです。
　イライラしてもしょうがありません、リッキーの誕生日です。　ビールでも飲みますか。　アイリーンが教会から戻ってきました。　カメラとスペアキーをもらいます。　タリンに怒鳴り散らすアイリーンです。　きのう、夜更けに帰ってきたタリンです。　夜遊びはいけませんよね。
　母親のラニーは、知らん顔です。　アイリーンに訊けば、ラニーは私には関係ないと、そんなことありですか。　親子で、親子ではないのですね。　そこまで薄情になれる、フィリピンの女性です。
　まるで、動物の世界なのですね。　大きくなった子供は、自分で生きろと言う事なのでしょう。　まだ、つぼみのクリスタリンです。　かわいそうですが、夜遊びはいけませんよ。　好奇心なのでしょう。　ところで、リッキーの誕生日はどうなっているのだ。
　

　３回目。　着々（ちゃくちゃく）と準備の進む、リッキーの誕生日の食べ物。　おやッ、ラニーが執務室に来ましたよ。　どうしたのラニー、アダルトでも見たいのか、そんなわけはありません。　写真を撮ってと言います。　なんの写真だ、と訊けば、日本人が欲しい女がいると言うのです。
　年はと訊けば、３８歳、名前は、と訊けば、ジェーン、メリージェーンというらしいです。　なんかそんな歌があったような。　それはいいとして、子供は１人で４歳だそうです。　いいですね、部長さん、と、また部長さんに振ってしまいました。　別にいいですよね。　ご希望があれば、お答えいたします。　
　うちひしがれた、みなしごタリン、なんだ、覗けばテレビを見ていますよ。　マリカーも一緒ですか、私は遠慮しますね。　あーッ、と台所からアイリーン警部の悲鳴。　どうした、と執務室からふらつく足で走ります。　指がなくなっちゃった、って、少し切っただけだろう。　いい加減にして下さいね。
　どうした、リッキーの誕生日は、まだこれからですよね。

　土曜日の夜は、リッキーの誕生日でした。　翌、日曜日は、ラニーのさようならパーティーで、ランディーのビーチで飲みました。　さすがに、月曜日のきのうは、起きることが出来ません。　ぐっすり寝ていると、午後アイリーンが、お客さんが遊びに来たよ、と言います。　玄関先に出れば、日本人のかたです。
　どうぞ入って下さいと、ビールでも飲みます。　あれッ、お土産ですか、気を遣わないでくださいよ、と受け取ります。　わッ、日本酒ですか、えッ、ヒレも入っていますか、おつまみもふんだんに、ありがとうございます。　すみません、体調不良だったもので、でも楽しかったですよ。
　きょうは、いくぶん体調も回復しています。　考えれば、また風邪をひいていたのですよね。　そして夕方、風邪にはヒレ酒です。　アルコールが飛ばないよう、煮切らないようにと、鍋で熱燗にして、ヒレ酒を頂きます。　飲み屋のヒレよりは、だいぶ大きなヒレです。　フカヒレか、そんなことはありませんよね。
　いい黄金色に染まった日本酒です。　ふやけたヒレでも齧ってみるかと、なんか骨っぽいし、だしが酒の中に溶け込んだのでしょうね。　味というか、食べるものではないのでしょうね、風味を楽しみ、雰囲気を味わうものなのでしょうね。　ラニーは、きのうマニラ入りして、本日、もう着いているのでしょう、台湾。
　しばらくは、ヒレ酒で過ごせます。　ありがとうございます、ＧＡＲＯさんと仰っていましたよね、掲示板への投稿をしてくれているかたです。　いい人ですね。

　日付も替わり、午前の２時。　さて、ビールでもとサリサリに取りに行けば、満席です。　写真を撮れ、このジジイ、とでも言っているのでしょうか。　しょうがねぇな、お前らは。　パチパチと写真を撮ってあげます。　もっと撮れと、いいかげんにしろ、部屋で、ビールを飲む仕事があるのだ私は。
　ヒレ酒を４杯飲んで、なぜか、体調がよくなりました。　だだの酔っ払いかもしれませんが、身体の調子がいいというのは、いいことですよね。　ビールを飲んでいれば怒られますが、ヒレ酒は薬だよ、と飲んでいれば、何も言われません。　まあ、体調がよくなったのですから、薬なのでしょう。
　さて、アイリーンちゃんは爆睡しています。　私は、爆酔ですが、それはそれでね、静かに、ドアを開けてサリサリに、もう１本ですよね。　細心の注意を払い、ドアを開けます。　行きはよかったのですが、帰りのドアノブに、ビール瓶をぶつけてしまいました。　どうする、ドアを開ければ、引っ叩かれるのかなあ。
　ドアの外で飲むわけにもいきません。　そろりとドアを開ければ、案の定、厳しい眼をしたアイリーンの姿。　なにやってる～、と、はい、商品のテストです。
　

　２回目。　なぜか、肌寒い日が続くフィリピンです。　夜は、綿入れの布団が欲しいなあ、というほどに冷え込みます。　私が、風邪をひいているからではありません。　みんなが寒いと、シャワーはいいですよ、電気温水器がありますから。　で、シャワーをしている時に限って、停電なんかするのです。
　商売のことで、掲示板に書き込みが多数あります。　やるのはいいのですよね。　商売ですから、売れるか売れないかの問題です。　私のところは、すべて実験販売をやってから、店を作りやっています。　店を作ってから仕入れて、売れないのでは話しになりません。　過去の日記に書きましたよね。
　管理は大事です。　でもあまりやりすぎれば、もういやだとなります。　日本人もそうですよね。　私は、１０数回それで職を替えて、今まできました。　若いときには、調理人になろうと、飲食店のはしごです。　次は、トラックの運転手です。　で、背広を着たところに勤めたいなあ、と思い、教材のセールスです。　続きはしません。
　就職情報誌をみれば、おやッ、いい給料ですね、１５万ですか。　で、印刷会社に入ります。　まあ、人使いの荒いこと、１ヶ月でやめましたよ。　どうする、厨房屋に友達がいましたので、浅草のカッパ橋で働きます。　給料は微々たるものです。　飲んで、焼き鳥でも食べれば、オケラです。
　そのころから、バブル景気なのですね。　金融会社に面接にいきます。　これが、私の運命を変えたのです。　金儲けに走ります。　同僚は、儲けた金を湯水のように使います。　そうじゃないだろうと、私は質素な生活をしていました。　バブルが弾け、借金だらけの同僚、バカだなお前らは、と同僚は消えていきます。
　で、いまフィリピンに暮らしているわけですから、似たようなものですよね。　だから、私は、仕事は楽しくしなくては、いけないと思っています

　３回目。　今朝、遅い朝食を食べていると、アイリーンが、オロンガポに行ってくると、車で出掛けました。　誰と、何をしに行くのか、訊きもしません。　ピザを買ってくるねと、もう夕方ですよ。　当然、昼食は抜きです。　飲むか、１杯となります。　もう、夕方ですから、いいでしょう。
　午後から、小雨がぱらつき、蒸し暑くなっています。　執務室の冷房は、壊れたままです。　扇風機を点け涼みます。　暇な昼間は、本を読んで、寝ていました。　きょうの写真でも撮るか、とカメラを探しますが、ありません。　また、アイリーンが持っていってしまったのでしょう。
　ついに、サリサリの冷凍庫が、稼動しなくなりました。　修理を呼ばないといけません。　まあ、たかが氷を作るだけですから、急がなくてもいいでしょう。　まだ言っています。　私が霜取りをしたから壊れたのだと。　言っていろ、ですよね。　お前らは、頭が氷か、どこの世界に、霜取りで壊れる冷凍庫があるのだ。
　ピザはまだか、カメラはまだか、早く帰って来いアイリーン。　食事ですが、やはり日本人ですので、それなりのおかずがいいですよね。　フィリピンライスに、魚のスープをぶっかけたご飯では、とても食べる気にもなりません。　コーヒーよりはお茶、海苔に梅干、たまには、カツ丼でもあれば最高です。
　どうしましょう写真は、前に撮った、未掲載のものをアップしておきます。
　

　日付を見れば、今年の１月１０日の写真です。
　

　４回目。　もう暗くなる時間です。　本も読めません。　暇つぶしに日記を綴（つづ）ります。　まいったなあ、帰ってきませんよアイリーン。　昼飯抜きのお腹は、なんとか、お酒のカロリーで持っています。　そろそろヒレ酒でもと、台所に行きます。　おい、リッキー鍋はどこだ、出しておけ。
　本当にでかいヒレです。　２杯目、３杯目と、ひとヒレでいけますね。　独特の香りに、ちょっと苦みばしった味。　黄金色の、日本の酒。　日本酒の、熱燗ならではの、ヒレとのハーモニーです。　身体が温まります。　午後も７時、さっそうと帰ってきたアイリーン。　ピザは買ってきたよと、それはどうでもいい。　
　何をしていたのだ、と訊けば、パスポートの申請に行っていたと。　どこかへ旅行するのか、と訊けば、あなたが日本に行くときに、一緒にいくの、ってなんだそれ。　まあいい、夢が現実になれば、それでいいだろう。　申請の手続きに、時間がかかったのよと、分かりますよ、ここはフィリピン。
　その、パスポートのために、煩（わずら）わしさはごめんですよ。　本当に日本に行けるのでしょうか。　ビザはどういうビザなのでしょうと、ピザを食べながら考えます。　日本に帰れば、１ヶ月は滞在したい私です。　どうなるのですかね、なるようになるのですよね。

　オロンガポから戻ってきたアイリーン。　車がおかしいよ、と言います。　どれどれと見てみます。　エンジンを掛ければ、サイドミラーが反応しません。　デジタル時計に、ＣＤにも電気がきていません。　シガーライターから取る、ＴＶもダメです。　メインのライト類は大丈夫です。
　ということは、私には分かりません。　どこかで、断線でもしているのではないのか、修理に出しなさい、と言うしかありませんよね。　素人には分かりません。　そうか、子猫を轢いた祟（たた）りだアイリーン。　まだ、クーラーは作動するので助かります。　難しいですね、お車さま。
　執務室で、チンポをいじっていると、写真を撮ってとアイリーンがきます。　何の写真だ、と訊けば、日本人が欲しい女の写真だと。　いいですよ、どこにいるのと案内させます。　別に玄関先なのですが、それはいいでしょう。　見れば、おやッ、少々ハデですね。　身長は、１６０センチを超えているでしょう。
　歳は４１才、もちろん独身です。　子供は１人、２０歳の男だそうです。　やめましょうね、やめたほうがいいですよ。　もっといいのがいますからね。　で、酔っ払い帰った、依頼人です。　押して知るべしですよね。　考えれば、お金なのでしょうね。　なんかむなしい気持ちにさせられました。
　

　２回目。　一昨日、役所に行き、サリサリのライセンスを更新したアイリーンです。　プレートを見れば、おや、市長は女の人ですか。　私の同級生よ、とアイリーン。　前の市長はと訊けば、この前の選挙で落選とのこと。　それはいいことだ、お友達が市長なら、融通もきくだろう。
　ところで、きょうはどこへと訊けば、どこにも行かないよと、いいのか悪いのか、隠れて飲むしかありません。　爪切りは、と言ってから２週間。　伸び放題の爪です。　いいか、３センチにも伸びれば、切れと爪切りも持ってくるのでしょう。　新しく買っておいた爪切りは、どこにいってしまったのでしょう。
　きのうかな、店にビールを取りに行けば、もうなくなるから飲まないで、とケチ女房。　ふざけていろ、客のビールなど、どうでもいいのだ。　だいたい何ケース仕入れているのだ、と訊けば、２ケースと。　いいかげんにしろよ。　腐るものでもあるまいし、と何度も言っています。
　１０ケースは仕入れておけ、忙しい時もあるのだからな。　まったく、平日だから暇だろうと、仕入れを減らしますからね。　そんなものではないのです。　結局、酒がなくて閉店です。　バカもいい加減にしろ、ですよね。　飲み屋に酒がない、そんなことありですか。　もう少し考えてほしいものです。
　愚痴ってもしょうがありません、やりたいようにやればいいのです。　気を揉むだけ疲れるだけですよね。　

　３回目。　こちらで暮らすのに、都会のスモッグの渦の中でも、田舎の澄んだ空気の中でも、それは人それぞれですから、好きなところに住まわれればいいのです。　そりゃ、都会は便利もいいし、必要な物は何でも揃います。　日本との価格差は、ほとんどないでしょう。　違うのは、気候だけですよね。
　フィリピンの田舎に住んで５年、いろんな事がありました。　日本でもありますよね。　平穏無事という事は、人生あるわけもありません。　経験を重ね、生きなければなりません。　とても１人では、ここまでこれませんでした。　信頼できるアイリーンという、パートナーがいたから、なんとかやってこれました。
　きょうは、ちょっと蒸し暑いので、風呂にでもと、お湯を給湯します。　アイリーンと入ります。　私は、カラスの行水ですから、もう出るねと言えば、身体を洗って頂戴と、アイリーン。　まあ、いいですよ。　濡れついでです。　あそこをこすれ、ここがかゆいと、私はメイド以下ですか。
　で、残り湯の写真は掲載しましたよね。　子供は、好きなんですね、温かいお湯が。　というか、毎日、冷たい水でのシャワーです。　たまには、温かいお湯で洗いなさい。　ただ１つ、言いたいことは、都会と田舎の人間味というだけです。　人間の愛を感じて生きています。

　疲れたのでしょうか、朝、ご飯を食べれば、眠くなります。　部屋で、本を読んでは眠りと、午後の３時に、起き上がります。　しばらく喫煙室でくつろぎます。　なんか静かだな。　ケチ女房とタタがいません。　おい、アイリーン、ケチとタタはどこへ行ったのだ、と訊けば、オロンガポだそうです。
　仕入れにでも行ったのでしょう。　パワーのタタがいますから、バスでじゅうぶんです。　まあ、美味しいものでも食べて、重い荷物を担（かつ）いできなさい。　洗濯をするエンダイ、ＢＢＱを串に刺すアイリーン。　おっと、忘れていました。　もう晩酌の時間ではありませんか。
　この前、稲刈りと思えば、もう田植えが始まるみたいです。　苗を、せっせと運んできています。　植えれば、３ヶ月で刈り取りです。　物理的には、年４回は可能ですが、３回までだという話しです。　田んぼさえあれば、日本でいう、小作人がすべてをやってくれます。　薄利でも多売ですから、儲かります。
　Ｒさんからご指摘があったので、ところでアイリーン、パスポートを取り、本当に日本に行くのか、と訊いてみました。　行けるわけないでしょうと。　じゃあどこへ行くのだ、と訊けば、台湾のラニーのところらしいです。　観光ビザで、台湾は大丈夫なのか、と訊けば、大丈夫なのと、本当かアイリーン。　
　あなたも行くのよ、って考えさせて下さいね。
　

　おまけの愚痴です。　何時だ、と時計を見れば、午後も９時。　帰ってきませんよ、ケチ女房にタタ、何をやっているのだいったい。　カラオケ屋は満席で、１回転終わったところです。　金曜日ですよ、遊ぶのなら、平日にして下さいです。　アイリーンとエンダイで店を切り盛りしています。　手ぶらで帰ってきたら、許しませんよ。
　しかし、何なんだろうな、この時間感覚。　働く場所があっても、帰ってきませんか。　おやッ、ケチの声、帰ってきましたか。　手ぶらですね、まあいい、無事に帰れたのだから。　なにをしにオロンガポなのだ。　これから深夜だ、働いてツケを清算しろ。　怒りもしないアイリーン。
　息抜きは大事なの、と寛容の心ですね。　そりゃそうですよね、毎日が息抜きのアイリーンですからね。
　

　３回目ですよね。　ぐっすり寝て起きれば、午前２時。　まだやっていますか、カラオケ屋は。　常連のお客ですね。　そのうち帰るのでしょう。　さて、ビールでもと取りにいきます。　なんだリッキー、お前も飲んでいるのか。　ほどほどにして、早く店を閉めろよ。　絡まれないように、執務室に戻ります。
　戻る途中、ジープニーが光っています。　電気の消し忘れかと、見に行けば、なんだ、また配線だらけの運転室です。　この前の配線とは、違うようです。　今度は何をやるのだリッキー。　ジープニーはいいけれど、私の車はいじらないでくれよ。　その前に、お前の頭の回線を直しておけ。
　客も引け、お仕舞いの時間です。　それにも係わらず、リッキー、オンステージで歌っています。　勝手にしさらせです。　タタは、もう寝ています。　引き際を知っているタタです。　無駄な動きはしません。　ましてや、リッキーのホステスではないのですから、当たり前です。
　オロンガポに行って、お腹１杯食べたので、眠くなったのかは分かりませんが、何も暇な夜中に起きていることもありません。　あとはたのんだよリッキー、と私も寝ます。

　きのうの日記で、日付が替わっているのに、３回目と書いてしまいました。　そんなことは、どうでもいいですよね。　部長さん、エアメール届きました。　ご指示の通りやっておきますね。　もう１つの件、問題ありませんよ。　個人的なことで、申し訳ありません。　メールでやればいいのですが、ネット事情があります。
　実際、今朝の３時、日本時間では４時です。　ネットには繋がりますが、なにも開けません。　電波がないのですね。　困ったものです。　深夜に繋がらないのですから、どうしようもありません。　日記を書くのに３０分、アップするのに１時間です。　繋いで調子のいいときは、すんなりアップもできます。
　なかなか、そんなときはありません。　そういう事情なので、ご理解頂ければと思います。　本日も朝からビールです。　レッドホースはありません、あれだけ仕入れておけと言ったのに、なにをやっているのですかね。
　

　午前中、ビールを飲み昼寝をしていれば、カラオケの音で叩き起こされます。　何時だいったい、と時計を見れば、４時前です。　表に出てみれば、客ではありません、小作人です。　まあいい、ビールでもと店に取りに行きます。　どこに行ったのか、アイリーンはいません。
　何気なく車を見れば、ドアが開いています。　配線偏執狂のリッキーが、なにやらやっています。　そういえば、ＣＤの電源とかおかしかったのですよね。　ドライバーやテスターがあります。　ゴソゴソとやっているリッキーです。　私を見て、ＯＫと言いますが、エンジンを掛けるまでは分かりません。
　シャワーを浴びれば、午後の５時。　カラオケ屋を見れば満席。　またビールが足りなくなりますよね。　１０ケース積んでおけと言う教訓は活かされていません。　きょうの、レッドホースの仕入れは、２ケース半、もう半分も売りつくしています。　５時の話しです。　追加仕入れに、リッキーを走らせるほかありません。
　根本的な考え方が違うのでしょうね。　飲み屋なのですから、なにも腐るお酒ではありません。　準備をしておけば、それでいいことです。　なくならなければ、仕入れない。　バカの骨頂というやつです。　お金がもったいないと、売らなければお金は入らないのだ。　疲れますよね。

　何回目になるのか、いいでしょう。　夕方、アイリーンが、ブトーランという街の祈祷師のところに行くといいます。　車は、と見れば、まだリッキーがいじっています。　ドライバーのポギーも来ています。　早くしろリッキー、とそのうち作業を終わります。　エンジンを掛ければ、おや、すべての電源が正常です。
　カメラを貸してね、とアイリーン。　いいですよ。　ということは、写真がないということですね。　小さなサントニーニョを買ってくるねと、大きいのがありますよ。　飾るところでも違うのでしょうね。　カラオケ屋は土曜日ですので、それなりです。　ブトーランは、ザンバレス州都イバの手前の街です。
　一昨年の台風で、崩壊した街です。　街を守ることも出来ない、霊能者、そんなところに行ってどうなる、と私は思います。
　　　　

　きのうは、更新出来ませんでしたね。　体調が思わしくなく、寝ていました。　でも、午後になれば、なんとか回復します。　そんな午後、ジープニーが、店に横付けされます。　なんだ、大集団が降りてきます。　まさか、と思えば、カラオケでの宴会です。　しょうがないなあ、と付き合うしかありません。
　アイリーンは、つまみを食べろとうるさく、客は酒を飲めと、はいはい、飲んで食べますよ、ということです。　そんなことで盛り上がったきのうです。　しかし、なんで、ジープニーでの大集団なのだ。　知ったことではありません。　みんな暇だったと、そう理解するしかありません。
　で、ビールにジンと飲まされます。　ケチ女房が店番に走ります。　タタはＢＢＱの串刺しです。　しかし、何の帰りなのか、最後まで分からない私でした。　お酒に、歌に、女はいませんが、それなりに盛り上がります。　いたか、女、いたよな、でも誰かの女房なのでしょう。
　いつものように酒を飲み、楽しく過ごした１日です。
　

　２回目。　夕方、雨の音で目覚めます。　いいお湿りです。　少しは涼しくなるのでしょう。　喫煙室に行き、一服して、ビールでもとなります。　ビールを取りに行けば、カラオケの金勘定でしょうか、みんな集まり、コインを数えています。　数え終わり、いくら入っていたと訊けば、８千ペソだそうです。
　１曲５ペソで歌えるカラオケです。　ということは、１ヶ月に1,600曲を歌ってくれたわけです。　１日５０曲の計算になります。　どおりで夜、寝られないわけです。　向かいのカラオケ屋も、ＢＢＱを始めていました。　ビコールのＢＢＱは閉店です。　で、きょう見れば、向かいのＢＢＱがやっていません。
　まあ、客が入らないのと、仕込みの量を間違えているのです。　売れ残れば、次の日までは大丈夫でしょう。　売り切れる仕込みでやらないといけません。　新鮮なものを提供しなければ、客も寄り付きません。　その毎日の串刺しが大変なのですよね。　でも商売ですから、やるしかありません。
　金勘定も終わり、口開けに、みんなでカラオケです。　そうです、仕事は楽しくなければいけません。　雨の午後、暇な月曜日の始まりなのでしょう。

　３回目。　店は暇です。　閑古鳥ですよね。　どうでもいいことです。　遊べます、従業員は、働く女どもです。　まだ、分かりませんが、午後の８時半ですからね。　９時からが勝負なのです。　その前に、遊んでおけ、ということになります。　人間、解放が大事です。　束縛されては、奴隷です。
　それは、主従関係はありますが、私は、人が第一なのです。　嫌ならやめればいいし、辛（つら）い思いなど、させようとも思いません。　当たり前の事です。　自分がやられれば嫌なことを、他人には絶対やりません。　でも、たまには頭にくることもあります。　それはそれでいいのでしょうね。
　なにを食べるとアイリーン。　まだいいよ、と私。　じゃお腹が空いたら言ってねと。　分かりました、とひと言。　そんなアイリーンの後ろ姿を眺めながら、ありがとうと、目礼をくれます。　写真は明日にします、なんか疲れました。
　

　晴れ上がっている空です。　湿度が低いのでしょう、暑さはそれほどではありません。　まずはビールでもと始まります。　アイリーンが、レトルトカレーを温めています。　まだいいよ、お腹が空いたら食べますから。　近所の人が、酒の飲み過ぎで死んだと言います。　そこまで飲むバカがいるのか。
　ＢＢＱの仕込みなのでしょうか、豚の血の塊（ドゴ）を切っています。　一見レバーですが、食べれば別物です。　酔えば食えるという、そんな感じですよね。　衣を付けて揚げれば、至高の一品になるのでしょう。　硬さがありませんから、歯ごたえまろやかで、とろけるような味でしょうね。　まるでフォアグラのような味でしょう。
　日本の焼き鳥は、塩かタレですよね。　こちらはタレしかありません。　ＢＢＱに塩焼きはないのです。　タレは秘伝のタレです、ってそんなことあるわけもありません。　その日に作り、焼いたＢＢＱに塗りたくるだけです。　そもそも、ＢＢＱは、タレに漬けていますので、甘ったるい焼き上がりとなります。
　炭火で焼きますので、野菜焼きとか、イカ焼きに焼き魚と、考えは膨らみますが、で、売れるのかということですよね。　伝統や文化の違う国です。　食生活も違います。　ここはフィリピンです、日本の食べ物など誰も食べないでしょう。　ＢＢＱはなま物商売です。　売れなければ、儲けも吹き飛びます。

　きのうの夕飯は、エッグカレーです。　おや、どこで仕入れたのか、福神漬けも乗っています。　レトルトカレーですが、それなりの味です。　腹も膨れれば、眠くなります。　早い時間ですが、おやすみなさい、と執務室に寝ます。　起きれば午前３時です。　店も、もう閉じています。
　おや、こんなところにビールが、椅子の横に、ビールがあります。　きのう、飲み切れなかったビールですね。　おはよう、ビールちゃん、と挨拶をして、飲み始めます。　アイリーンがいません。　主寝室にでも寝ているのでしょう。　いれば、朝からビールか、と怒られます。
　風邪がなかなか治りません。　毎日、鼻水ダラダラです。　目は痒（かゆ）くないので、花粉症ではないのでしょう。　いつも、鼻水を垂らしているガキどもです。　治る暇がないわけです。　時間が経てば治るのでしょう。　毎日が、楽しいわけで、それでよし、とするしかありませんよね。
　そういえば、執務室のベッドが臭いと騒いでいたアイリーン。　あなた、シャワーしなさいよ、と怒られます。　毎日、していますよ、と私。　きのうしなかったでしょうと、犬並みの嗅覚だな、アイリーン。　分かりましたよ、とシャワーを浴びます。　しかし、１日シャワーをしないだけで、臭くなるか、ベッド。

　２回目になります。　メイドのタタを首にすると言うアイリーン。　お客の評判受けがよくありません。　客に対して、バカ、アホ、まぬけと言いたい放題ですから、客も文句を言ってきます。　喧嘩もします。　接客のイロハが分かっていません。　女王様か、お前はとなります。
　しょせん、こんなものなのです。　大人しく働いていれば、給料も貰えるわけですが、いつの間にか、偉くなった気分になるのでしょう。　タタは、今朝ミンダナオに返しました。　こんなに楽で、給金を貰える働き口がありますか、と言うことになります。　接客の出来ない従業員は、必要もありません。
　しょうがありませんね、考えても、なるようになっただけなのですよね。　これにて一件落着と、遠山の金さんです。　ジープニーは営業に出て行き、子供は学校です。　静かな１日が始まります。　アイリーンのいつもの笑顔です。　お金頂戴と、なにを血迷っているのか、アイリーン。

　３回目。　タタがいなくなり、焼場には、エンダイです。　前の形に戻りました。　店には、ケチ女房、アイリーンは監視役、私は飲み役、リッキーはスケベ役と、体制を整えます。　人手不足です。　どこからか、ピチピチガールを連れてこなければなりません。　いくらでもいますので、心配は要りません。
　昼間、小便でもとトイレに行けば、みなしごタリンがしゃがんでいます。　何をやっているのだこいつは、と見れば、シャワールームで小便をしています。　おい、便器に小便をしろよ。　テイッシュを取ってと、ふざけるな、お前の下の世話など出来るか。　きちんと流しておけよと、トイレを出ます。
　昼寝をして起きれば、午後の５時。　さて、ビールでもとなります。　店に行けば、ダイがＢＢＱの仕度です。　ケッチーは、掃除をしています。　アイリーンは、きっちりと監視をしています。　新体制の１日目です。　曜日が曜日ですから、忙しくはなりません。　でも、用意周到で臨みます。
　いい心意気だ、ビールを持って部屋に行こうとすると、バカじゃない、またお酒か、とアイリーンの罵声（ばせい）。　うるせい、とは言えません。　商品のＢＢＱをパク付きながら、何を言っているのだ。　私のＢＢＱはビールなのだ。

　きのうも体調が優れず、１日中、寝ていました。　風邪と飲み過ぎです。　きのうの早朝、リッキーとケチ女房が、タコルピンの学校の遠足がある、ということで、マニラに出掛けました。　カメラを貸してと言うので、貸してあげます。　帰ってきたのが、夜の１２時です。　お疲れさまでした。
　おやッ、タタに似た女が歩いています。　アイリーン、タタはミンダナオに帰ったのじゃないのか、と訊けば、お金がないから、帰れないのだそうです。　で、なにをやっているのだ、と訊（たず）ねれば、隣のビコールワイフのカラオケ屋で働いていると。　なんという奴なのだ。
　ビコール家で暴れたら、大変な事になるぞ。　ワイフの鉄拳に、タタのパワーです。　いい勝負をしてくれるのでしょう。　今朝、リッキーから、カメラを受け取り、ロードすれば、１６０枚もの写真を撮っています。　当然、バッテリーは空っぽです。　充電するしかありません。
　それにしても、私より下手な写真を撮る人間がいるとは、２／３は手ぶれの写真です。　３枚掲載しますね。　冷房バスで寒かったのか、ケチ女房は風邪をひいたみたいです。　声がかすれて出ません。　ということは、私の風邪も、しばらく続くということですよね。　我慢、我慢です。
　

　２回目。　今朝の８時、まだ店が開きません。　いったい何時に開けるのだ、とアイリーンに訊きます。　ケッチーが開けるでしょうと。　きのう、マニラから帰ってきた、ケチ女房は、風邪で寝ています。　まあ、きのうは、午前３時まで店をやっていたアイリーンです。　朝からでは、きついものがあります。
　エンダイも、深夜に帰りますから、午前９時ごろ、のこのこと来ます。　しょうがありません、店を開かないことには、客も来ません。　どうせ暇だからいいのよと。　それもあるな。　昼間の客は、５円１０円の客です、とバカにはしてはいられません。　私が、店をオープンすることになります。
　久しぶりに店に行けば、なんだこの散らかりようは、まいりますね、まずは掃除からです。　メイドですか、私は。　見れば在庫も底をついています。　売れれば儲かるものは置いてあります。　だいたい、２０個入りのお菓子を、１５～１８ペソで仕入れてきます。　１個１ペソでの販売です。
　例えば客が２０人来て、同じものを買って売り切れば、利益は２～５ペソということです。　２０人も相手にして、利益が１０日本円もありません。　でも、やらなければ、悪循環になります。　そんな客ばかりではありませんが、定時から定時までやることが大事なのですよね。　
　店は、いま無人店舗です。　客が呼んでいるのに誰も出ません。　それでは客離れが始まるのです。　あそこは、いついっても、誰もいないと。　店番は必要なのですよね。　店番が、つまみ食いなどすれば、すべてがお仕舞いですがね。　次の一手を、真剣に考えています。

　３回目。　午後から、仕入れに行くことになりました。　車庫の先頭には、ジープニーがあります。　その後ろに私、いやアイリーンの車がありますから、ジープニーを、道端に出さないといけません。　ジープニーのカギを持ち、運転席に入ろうとしましたが、ドアが開きません。
　ならば、助手席からですよね。　運転席に座り、エンジンを始動させます。　さてと、発進と思い、ギヤをローに入れようとしますが、入りません。　コツがあるのでしょう。　そんな面倒くさいコツなど、習得してはいられません。　エンジンを切り、ローにギアを入れてから、始動させます。　
　何十年前の車なのでしょう。　なんとか、ジープニーは、道端に転がしました。　さて、出掛けるよとアイリーン。　もうくたくたですよ、と私。　仕入れを終わり、帰ればジープニーの車庫入れです。　無事に終わり、ビールを飲んでいると、ジープニーの爆音が、何をやっているのだと表を見れば、ドライバーが、ジープニーを出しています。　ならば、入れなくても良かったのじゃないか、車庫に。　
　おや、タタがカラオケ屋にいますよ。　なんで、タタが私のカラオケ屋に居るのだ、と訊けば、ビコール家は恐ろしいと、助けを求めて来たみたいです。　それで、タタは、どう扱うのだ、と訊きます。　洗濯、掃除に、皿洗いをやらせ、接客はさせないとのこと。　いま、どこにいるのだタタは、カラオケハウスの中だぞ。
　懲りませんね、肩が凝りますよ。

　２８日、きのう１回目の、ルピンの遠足の写真が、なぜか消えてしまいましたので、新しいのを載せて訂正しておきます。　さて、風邪が一向によくなりません。　ケチ女房も大風邪ですから、しょうがありませんね。　きのうというか、きょう寝たのが、午前３時、朝起きて、朝食を食べ、また寝ます。
　で、起きれば、もう午後の６時です。　よく寝ました。　そんなことで、きょう１日、何があったのかは、ぜんぜん分かりません。　アイリーンが夕食を持って来てくれます。　なんかのフライです、魚のフライなのでしょう。　サラダも付け合せてあります。　おや、おいしいご飯です。　
　食べ終わり、ビールを飲んでいると、カラオケが鳴り始めます。　そうか、土曜日なのですよね。　アイリーンが、エンダイとランディーのビーチへ行くと言います。　行くのはいいれけど、早く帰ってきなさい。　店は、ケチ女房も復活していますので、問題はありません。
　焼場には、アイリーンが手配していった、おばさんが入っています。　喧嘩屋タタも、携帯片手に出ています。　怖いものなしの体制です。　店にビールを取りに行けば、満席状態です。　もちろん女性客もいます。　ところ忙しと働いています。　早く帰って来い、アイリーンにダイ。
　

　日付が替わりましたか。　きのうの午後も１１時。　ビールを取りに店に行きます。　あれッ、レッドホースビールが、２～３本しかありません。　しかたがありません、まだ在庫のある、サンミゲルビールを飲むしかありません。　これからのカラオケに、ビールがないのでは、話になりません。
　あれだけ仕入れておけ、と言っているのに、このザマです。　月末の土曜日ですよ。　少しは考えてやって下さいね。　店は燃えています。　でも、ビールがなければ、客も帰ります。　台所の冷蔵庫を開ければ、おや、多少のレッドホースは冷やしてあるのですね。　まあいいでしょう、あと３～４時間、繋いで下さい。
　ところで、ビーチに行ったアイリーンとエンダイ。　エンダイは戻ってきましたが、アイリーンは、戻ってきません。　そういえば、砂浜をジョギングして、泳いでくるね、と言っていました。　まだ泳いでいるのでしょうか、人魚姫は、曇っているのか、月光のない暗闇だと思います。
　そのうち、帰ってくるのでしょうね。　それまでに、飲まなければなりません。

　２回目。　午前２時半、ベッドに横になり、執務室で本を読んでいれば、タタの罵声（ばせい）、執務室から飛び出し、店へと走ります。　案の定、喧嘩です。　相手は、もういません。　タタが、空のビール瓶を取り出そうとしています。　やめろ、タタ。　まいるなあ、タタには。　いい加減にして下さいよ。
　まだ店は、賑わっています。　とはいえ、客がひければ、お仕舞いにしなさいと、ケチ女房に言います。　おや、リッキーもいますね。　たのみますよリッキー刑事、騒動があれば、座って飲んでいる場合ではないでしょう。　ところで、アイリーン警部が帰ってきません。　いいことです、私の飲み放題は続きます。
　さてと、執務室のベッドに戻り、読書の続きです。　この時間になれば、もう店は閉じるだけですから、問題はないでしょう。　少し、写真を撮りましたので、アップしたら、寝ます。　もちろん店が終わってからです。　いつ終わるのだお店は、それに、アイリーンは何をやっているのだ。
　

　３回目。　起きれば午前６時。　腹が空いたと、冷蔵庫を開けます。　おや、ビールが残っていますね。　まあ、ビールでも飲んで、まだ帰らぬアイリーンの帰りを待ちましょう。　そのうち、アイリーンが、ランディーの子供を車に乗せ帰ってきました。　怒っていると、別に怒りはしませんよ。
　タタが、また喧嘩をした、という話をアイリーンにします。　さっそくアイリーンが、タタに問い詰めます。　タタの話しでは、友達だということです。　いるか、ミンダナオから来て、こっちに友達など。　それに、なぜビールの空き瓶を持って、ぶん殴ろうとするのだ。　そういう友達なのか。
　朝食は、玉子サンドとコーヒーです。　朝食を食べているときに、お昼はなんにする、とアイリーン。　なんでもいいです、と答えるしかありません。　シャワーをするね、とアイリーン。　臭くないと身体を押し付けます。　おい、食事中だぞ、早く、シャワーでもなんでもしなさい。
　食事も終わり、あと１本だけ飲もうかな。

　４回目。　朝から飲んでいましたので、起きれば、午後の６時です。　腹が空いたと、アイリーンを捜します。　いませんか、どこにも。　アイリーンはどこへ行ったのだ、とケチ女房に訊きます。　私のジープニーに乗って、どこかへ出掛けたといいます。　いっぱい乗っていたよお客さんと、そんなことはどうでもいい。
　しょうがありません、店にビールを取りに行きます。　カラオケ屋を覗けば、パパァと声が掛かります。　女が、３～４人で飲んで歌っています。　前に縁（ゆかり）がある女の子です。　私じゃありませんよ。　まあ、飲んでいろです。　いつ来るの、あの日本人と、勘弁して下さい、インターポールの山さん。
　パワーにおいては、タタといい勝負をしますから、なにも心配はいりません。　ところで、どこへ行ったのだアイリーンは。　帰らなければ、飲み放題ですから、どうでもいいのです。　いれば、優しさ以上の束縛があります。　まあ、口達者ですから、反論の言葉もありません。　とくに寝起きはです。
　写真をと思えば、またありませんカメラ。　アイリーンが持っていったのでしょう。　アイリーンが帰れば、日記と写真をアップしますね。
　日付が替わりそうなので、まあ、写真はなしで、アップ致します。
　

　今月も、きょうでお仕舞いなのですね。　喫煙室から、ハイウェイを見ていれば、スピードを出し、走り去る車やバイク。　かと言えば、のんびりと走る耕運機、もっと、のんびりしているのは、馬や水牛です。　一応、ハイウェイですからね、まあ、いいのです、馬や水牛はダメとの、標識はありません。
　きのう、何時に戻ってきたのかアイリーン。　ランディーの豚小屋に、２０匹弱の仔豚を買ったよと。　それがどうしたのだ、なんでも４月に催（もよお）し物があり、そのときに売りさばくのだそうです。　餌も準備周到、持っていきました。　豚は３～４ヶ月での出荷ですから、すでに１ヶ月の仔豚です。　じゅうぶん間に合います。
　先日ですか、スービックに仕入れに行ったとき、アイリーンの運転です。　ビールを片手に、助手席に座った私です。　一般道で、７０キロのスピードで突っ走ります。　なにも言いません。　シートベルトをきっちり締めて、身をゆだねます。　前は、４０キロだったのが、今は７０キロ、どうなるのだこの先。
　シャワーを浴び、着替えると、なんかＴシャツが小さいんじゃない。　アイリーンは、どこへ行ったのかいません。　おそらく、アイリーンのＴシャツなのでしょう。　まあね、どうでもいいことです。

日記 2011年 1月

日記　2011年 1月　　　