日記　2011年 2月　 　 　

　２月になりました。　今朝というか、深夜にサリサリのカラオケの音で目が覚めます。　カラオケ屋は満席。　ビールを取りに行けば、店には誰もいません。　どうした、ケチ女房にエンダイは、ケチ女房は、調理場で、オーダーのつまみを作っています。　ダイは帰ったのでしょう。
　アイリーンを起こして、手伝わせます。　また、つまみのオーダーです。　アイリーンが調理場で作っています。　見れば、出来たつまみをつまんでいます。　つまみですから、いいのでしょう。　そのうち、喧（やかま）しいのか、タタが起きてきました。　アイリーンと交替です。
　きのう、風呂場から、パパァと呼ぶクリスタリンの声、どうした、風呂場でスッテンコロリンでもしたかと、風呂場にいきます。　なんだ、素っ裸で、写真を撮ってといいます。　はい、パチリと、とてもセクシーですよ。　パパァ、お金頂戴と、なんだお前は、身体を売り物にするな。
　現地時間で３時を回っています、暴れないでねタタちゃん。　そんなことで始まる２月です。　今月も宜しくお願い致します。


　

　２回目。　肌寒い夜のせいか、熟睡出来ません。　身体が冷えています、ということは、ビールですよね。　時間は午前６時です。　別に時間など関係ありません。　おや、タリンちゃんおはよう。　朝食を作るアイリーンです。　肌寒さにビールが沁（し）みます。　さて、きょうも始まります。
　朝食を食べ、ひと眠りして起きれば、なんだ、午後の５時ですよ。　寝る時間が遅いので、いいでしよう。　５時といえば、ビールの時間です。　ビールを飲んでくつろいでいると、アイリーンが、ちょっと来てといいます。　何ですか、とリビングに行きます。　おや、おじいさんがいますよ。
　なんでも、霊感マッサージ師だといいます。　まいったなあ、ですよね。　しょうがありません。　霊感マッサージをしてもらいましょう。　肩とか腰を揉みながら、血圧は高いかとか、揉んで痛いところはないかなど、ジジイに揉まれて痛いわけないだろう。　それに、血圧は普通だ、と答えます。
　霊感マッサージ商法ですよね。　あそこが痛い、ここが痛い、などと言ったら、除霊でもされるのでしょう。　私の後には、アイリーンが、マッサージを受けていました。　２人で５０ペソです。　いい商売をしているな、ジジイ。

　

　午前、１２時半、暇です。　あと３０分も客が来なければ、店は閉じさせます。　なんか冷え込んでいます。　おい、ダイ、お前はエスキモー人か。　私とすれば、電気毛布をお願いします、と、そんな寒さです。　暖房器具など、売っているわけもないフィリピンです。　考えれば、日本は厳寒（げんかん）なのですよね。
　それでも、なぜか昼間は暑くなります。　ちょうどいい季節なのでしょうね。　そろそろフルーツの季節でもあります。　ビタミンを補給するのには、絶好のシーズンです。　ジューサーがありますので、生ジュースで飲もうかな、と思っています。　なにも、硬い果物を、バリバリと食べるよりはね。
　短い日記ですが、もう、酔ってしまいました。　暖房器具は、アイリーンちゃんがありますから、まあ、いいでしよう。

　２回目。　なんのことはない、今朝も３時までの営業です。　水商売ですからね、客がいれば帰すわけにもいきません。　ケッチーとダイでやっていました。　タタは、前線から外してあります。　いつ暴（あば）れるか分かりませんからね。　毎日、携帯三昧です。　帰るお金も、貯まるわけもありません。
　いかないとならないのよ、とアイリーン。　なにを言っているのだいきなり。　ランディーのところにいる仔豚に、餌をやらないといけないのだと。　ランディーは、ジープニーで仕事です。　奥さんは、学校で仕事です。　なるほど、餌をやる人間がいません。　で、私か、行きますよ、ビールを持って下さいよ。
　ビーチに着きます。　なんだよ、ウンコの掃除からか、一生懸命、井戸水を汲み上げます。　半端な量ではありません。　ビールを片手に、ポンプを押します。　しかし、なんでこんなことをしなければならないのだ。　終わるころには、すっかり疲れてしまい、酔いもあり、爆睡です。
　起きれば、午後の３時。　餌をやるよとアイリーン。　また、ウンコ掃除からですね。　いいですよ、やりますよ。　と言うことで、やっと帰ることが出来ました。　帰りに、床屋に寄り、ダンディーになった私です。


　　

　きょうは、オロンガポに買い物です。　１万円頂戴、とアイリーン。　お金がないと、買えないでしょうと、それもあるな、ということで、１万円を渡します。　なんで私がお金を払うのだ。　まあいいか、です。　ケチ女房も一緒です。　アイリーンの運転で、一路オロンガポヘ向かいます。
　スービック・ベイ内の、チョーキンで食事です。　肉まんを頼んだのに、シューマイが出てきます。　どうでもいいことです。　食事も終わり、ロイヤルデパートで買い物です。　生活必需品を買います。　お茶を入れる急須と湯飲みは、さすがにありません。　買い物も終わり、帰りますか。
　途中、仕入れをしないと、と小売屋に寄ります。　見ていれば、自分の嗜好品を買っています。　なんでもいいですから、早く帰りましょうね。　私の嗜好品のビールは、忘れずに買って下さいよ。　ビールを飲みながら、車で寝ていれば、家に着きます。　部屋で、もう一眠りです。
　夕方、タタの気違いカラオケで目が覚めます。　アイリーンがいません。　タコルピンに、アイリーンはどこへ行ったと訊けば、ビーチだそうです。　豚の世話ですね。　ご苦労なことです。

　　

　きのう、オロンガポから帰り、一眠りしてビールを飲んでいれば、アイリーンがビーチから戻ってきました。　友達でもいたのでしょうか、甘いお酒を飲んでいます。　そのうち酔っ払い、絡んできます。　まいりますよね、静かに飲めないのでしょうか。　執務室に引きこもり、カギを掛け寝ます。
　今朝起きれば、薬箱の中身が、ぶちまけてあります。　クリスタリンに片付けさせます。　よかった、カギを掛けて寝て大正解。　二日酔いなのでしょうか、いつもは作る、子供の朝飯を作りません。　隣のサリサリから、お粥を買ってきて、食べさせます。　私は、ピザがありますから、それでいいのです。
　曇り空のきょう、そんなに暑くはありません。　豚の餌をやりに行くというアイリーンです。　なんか、ぐっすりと寝ていますが、起きたら行くのでしょう。　飲めば絡まずに眠る、それが酒飲みですよね。　絡むほうはいいですよ、絡まれたほうは、たまったものではありません。
　私もビーチに行き、ぐっすり寝ようかな。
　

　

　２回目。　ひんやりと吹き込む風に起こされます。　あれッ、もう５時半じゃないか。　喫煙室で一服して、ビールを飲みます。　アイリーンは、ビーチで豚の世話でもしているのだろう、と思ったら、いますよアイリーン。　海辺に住むランディーが、ジープニーを休み家にいるから、仔豚の面倒は、ランディーが見ているとのことです。
　仔豚は、ランディーの家で飼っているのですよ。　台所に行けば、みんなで揚げパン、パンディサルを食べています。　パンティ去る、ではありませんよ。　さて、シャワーでもして、髭を当たります。　さっぱりして、もう１本飲もうかな。　ビールも程ほどなら、身体にはいいのでしょう、と飲みます。
　また飲んでいるか、とアイリーン。　はい、いつも飲んでいますよ、と私。　絡みはしませんから、心配しないでね。　だったらお金頂戴と、どこからそういう発想が生まれるのだ。　アイリーンの頭を２つに割れば、片方がチンポで、もう片方がお金です。　そんな頭ですから、しょうがありませんよね。
　人間の頭、そんなものですですよね。

　　　
　

　午前１時、起こされましたよ。　タタの下手くそな歌に。　半音外して歌う、人の３倍はある声量です。　起きないわけがありません。　まいったなあ、ビールでも飲むか。　アイリーンは、主寝室に寝ています。　ケチ女房は、体調不良で、店には出ていません。　うまいなあ、深夜のビールは。
　タタの音痴が続きます、頭も音痴なのでしょうね。　呑み助の焼場のババア、エンダイも歌います。　何なんだお前らは、なんでもいいですか。　楽しく仕事をして、美味しいご飯を食べて過ごせれば、それでいいのですよね。　あれ、執務室にアイリーンが、クローズしますよ、とお店に。　いいタイミングだ。
　会計係のケチ女房がいなければ、かっぱらいをされても分かりません。　そこまで考えての、アイリーンの行動なのでしょうか。　なにはともあれ、アイリーンが店を締めれば、従業員も下手を打てません。　客を叩き返し、店を閉めるアイリーンです。　凄いなあ、凄すぎる。
　そんなことで、午前２時、お店も終わりました。
　

　　

　２回目。　午前４時半、腹が空いて目覚めます。　おや、カッパえびせんがあります。　こちらでは、おいしい、と言うブランド名です。　日本の、カッパえびせんの味なのですが、やはり、粒が揃っていません。　長いものから、短いものまで、ごちゃ混ぜです。　品質管理が出来ていないのですね。
　その分、安いのでしょう。　私が腹が空いたと言い、確か起きて、飯を炊いたアイリーンです。　それから２時間も経ちますか、飯は出てきません。　当たり前です、アイリーンが寝ているのですからね。　待つしかありません。　きょうは土曜で、学校も休みです。　当分起きて来ないのかな、ならばビールでも飲みますか。
　きょうは、何があるのでしょう。　ビーチでの、仔豚のウンコ掃除はたくさんですよ。　何かあれば、また日記を書きますね。　だから、飯はどうしたのだ。

　
　

　３回目。　まいるなあ、タタには。　店のお菓子をつまみ食いです。　売り物です、商品なのです。　商品を食べるのは、泥棒です。　儲けもすっ飛びます。　ならば、店を閉じるしかありません。　タタは、店には出入り禁止です。　３食食べて、店の商品を食べられたのでは、かないませんよね。
　バイトの従業員をと考えています。　無人店舗では、開けている価値もありません。　客が来ても、誰も出ないのですから、当たり前ですよね。　１ペソ２ペソをバカにしています。　商売、そんなものではないだろう。　とにかく、店番がいないと、話になりません。　定時から定時までの仕事です。
　まあ、働かないフィリピン人です。　働かないのなら、給金を大幅カットです。　目を覚まさせなければなりません。　初心を忘れ去ってしまったのでしょう。　ならば、バイトを雇ったほうがいいのです。　店番のいないお店、やる価値はありません。　冷凍庫も壊れたままです。　夏ですよ、修理を呼びなさい、と何回も。
　本当、疲れますよね。


　

　きのうは、海辺に住むランディーの長男の誕生日でした。　漬物石と言えば分かりやすいでしょうか。　ある日、私の足に、漬物石大の石を投げつけた子供です。　午後から、ビーチへと向かいます。　リッキーもケチ女房も一緒ですので、サリサリは閉じたままです。　飲んで帰れば、午後の１１時半です。
　エンダイにカラオケ屋を閉めさせます。　土曜日ですが、しかたがありません。　タタに泥棒されるよりは、まだましです。　アイリーンは、ふたたび、ジープニーでビーチへと戻ります。　ドライバーと、クリスタリンも一緒です。　ビーチに泊まりなのでしょう。　ランディーの息子、４才の誕生日です。
　今朝起きれば、午前６時。　お腹が空いたなあ、と冷蔵庫を見れば、おや、パパイヤがあります。　切ってあるパパイヤですから、食べるだけです。　塩を付けて頂きます。　うまいなあ、パパイヤは。　マヨネーズなんかで食べたら、最高でしょうね。　そんなことで、朝食はお仕舞いです。
　何時に帰るのかアイリーン。　飲み放題が続きます。
　

　２回目。　午後１時、まだ帰ってこないバカども。　腹が空いた、特製味噌汁でも作るかな。　ケチっては始まりません。　卵を５個茹でます。　その間に、じゃが芋、人参、大根を乱切りにします。　乱切りにした野菜を煮ます。　ゆで卵を剥き、中に入れます。　味付けは、ほんだしに醤油と味噌です。
　メインは、煮卵です。　茶色くなるころが美味しいのですよね。　でも、腹が空いています。　卵を１個だけ、野菜の味噌汁と食べます。　結構お腹が膨れます。　あとは、ビールでも飲んで、バカどもの帰りを待ちましょう。　行けば、帰るということを知らないのでしょうか。　どうでもいいですよね。
　門扉のカギを持っていったアイリーンです。　表にも出られません。　でも、エンダイは、表から入って来たのか、なぜかいます。　忍者かお前は。　おい、ハポン（日本人）と、隣からビコールワイフの怒鳴り声です。　なんなのだ、と塀の隙間から覗けば、電話だと言います。
　アイリーンからの電話です。　もうすぐ帰るからと、ということは、夕方だな。　ありがとう、ワイフ、と携帯を戻します。　さて、煮卵味噌汁でも煮込むか。



　しいて言えば、こくを出すために、油も垂らしてあります。
　

　きのうになりますね。　夕方寝ていると、アイリーンが、エンダイとタタを唸（うな）り飛ばしています。　どうしたのだアイリーン、と訊けば、掃除も洗濯も何もやっていないとのこと。　どうでもいいじゃないか、アイリーン。　海で泳いできたのよと、ほら、腕が日焼けしているでしょうと、そうか、そうだな。
　夕ご飯は何を食べるのと、その前にご飯は炊いてあるのか。　これから炊くのと、ならばいい、煮込み卵味噌汁を温めて下さい。　朝から、ゆで卵３個目ですが、食べないよりはいいのでしょう。　店は、ケチ女房とエンダイでやっています。　なんで、きのうからやっていないと、なじみの客が来ます。
　午前１時、なんだ、閉めようと思っていたら３〜４人、客が入ってきたのでしょう。　これは、長丁場になりますよ。　かなり酔っているのでしょう。　カラオケを歌っていますが、歌になっていません。　どんな奴らが来ているのだと、カメラを片手に、執務室を飛び出します。　なんだ、お前らか。
　気の済むまで歌っていろ、夜は長いのだ。


　　　

　２回目ですね。　午前５時です。　腹も空きますが、今食べれば、朝飯を食えなくなります。　ならば、ビールですよね。　写真もありませんので、短くまとめますね。　結局、きのうの客は、早帰りでした。　午前２時には店を閉めることが出来ました。　やはり、月曜日です、仕事もあるのでしょうね。
　なぜか、昼間暑くて、夜寒いフィリピンです。　寒いと言っても、Ｔシャツに短パンで寝られます。　昼間、西日の当たる、私の執務室では、冷房も壊れているので、とても寝られません。　主寝室で冷房を掛け、ひんやりと寝ます。　でも、蟻がパクパクと私の身体を食べます。　噛まれればチクチクと痛いし、痒くもなるのです。
　まったく、蟻にハエに蚊にと、どこから忍び込むのか、酔わないと寝られないということですよね。
　　

　３回目。　今朝、浴室の水の音で目が覚めます。　小便でもと、シャワールームに行けば、誰かがシャワーをしているのでしょう。　ちょっと入りますから、間仕切りのカーテンを引いて下さいね、とシャワールームに入れば、また素っ裸のタリンです。　おい、カーテンを引けよ。
　人が小便するのを、素っ裸で覗いています。　朝からこれか、早く学校に行けよ。　ジジイのチンポコを見ても、しょうがないだろう。　しかし、大胆になったな、お前も。　すがすがしい朝です。　タタは、アイリーンにぶっちめられたせいか、朝から掃除をしています。　働かなければ、メイドではないのですよね。
　朝食です。　電気釜を覗けば、３日前のフィリピンライスがあります。　洗って炊飯でもありません。　煮込み続けている、味噌卵スープに、具を加えふたたび煮込みます。　煮込み卵はあと２つですが、きょうぐらいは大丈夫です。　さて、煮えるまで、ビールでも飲みましょう。
　卵も、おでんの卵のように、茶色に色づいています。　まるで、クリスタリンの肌のようです。　行ったかタリンは学校へ。　月曜の朝、またビールから始まります。

　４回目。　きょうは、オロンガポに行ってきました。　仕入れに買い物に食事です。　ケチ女房も一緒です。　あと、私のスマート・ブロの、シムカードの交換です。　１ヶ月、１千ペソでの接続があるというので、試しにやってみます。　快適であれば、使いたいと思うのですが、どうなのでしょうね。　
　まあ、とりあえず、繋ぎっ放しにしてみましょうね。　何とか、かんとかというお店で、食事に買い物です。　写真はダメですよと言われます。　撮ったあとですから、関係はありません。　アイリーンとケチ女房は、ピザをぱくついていました。　私は、まだお腹が１杯です。　喰えません、タバコでもと車に行きます。
　オロンガポの帰り、小腹が空きました。　そうだ、タマさんのラーメンでも食べましょう、とラーメン亭、タマに行きます。　熱々のラーメンを出してくれます。　んッ、美味い、酔っ払いにはラーメンなのですね。　なんか辛いスープもありましたか。　アイリーンとケッチーが飲んでいましたよ。
　さて、上手くアップ出来るのでしょうか、この繋ぎ放題のスティックで。


　

　例の、スマート・ブロの繋ぎ放題ですが、今のところ問題はありません。　曜日、時間はあるのでしょうが、いままでのプリペイドカードよりは、３倍も速い速度で繋がっています。　これ、アップにダウンをしていないと、一定時間で接続が切れますね。　また接続すれば、いいことです。
　みなしごタリンに、パソコンを使わせてみます。　しつこいですから、４〜５時間はやっています。　フェイスブックですよね。　アイリーンもやります、フェイスブックです。　なにが面白いのかフェイスブック、私には理解できません。　まあ、２〜３日繋ぎ放題を使ってみて、問題がなければ、それでいいでしょう。
　深夜です、写真はありませんので、文章だけで短めにお仕舞いにしますね。
　　　

　２回目。　きょうも始まる１日です。　ランディーが、ジープニーの営業に出掛けます。　子供達は学校です。　静かな１日が始まるのでしょう。　待てよ、ということは、まさかランディーの家の、豚の世話をするのでしょうか。　誘われても、私は行きませんよ。　まあ、ビールでも飲みましょう。
　朝ご飯です。　おかずは、きのう買った納豆、それに目玉焼き、海苔と梅干、煮卵の味噌汁でいいでしょう。　出来たよ、とアイリーン。　あれ、納豆と目玉焼きだけですか。　あとは、忘れているのでしょう。　味噌汁だけでもと台所に行けば、あるわけがありません。　リッキーが飲んだのでしょう。
　裏庭では、ニワトリが鳴いています。　鳴くのはいいけれど、たくさん卵を産んで下さいよ。　卵かけご飯を食べますからね。　市販の卵は、生では危ないみたいです。　新鮮な卵なら安全なのでしょう。　そういえば売っていましたね。　パック詰めの卵が。　そういうものなら、大丈夫なのでしょう。
　で、行くのかな、豚のウンコ掃除。

　３回目。　アイリーンが、友達の誕生日があるからと、オロンガポにバスで行きます。　しょうがありません。　また、煮込み味噌汁卵でも作りますか。　ゆで卵からですが、下手を打ってしまいました。　茹でが足りないのか、皮が剥けません。　慎重に剥きますが、うまく剥けません。
　まあ、いい、ですよね。　剥けた卵を鍋にぶち込みます。　野菜が煮えたら味噌を入れましょう。　煮え上がるまで、もう１本いきますか。　煮え上がり味噌を入れます。　味がしみるまで、火を消して待ちましょう。　おや、ケチ女房が、サリサリからクッキーを持ち出し、カラオケハウスのテーブルにぶちまけています。
　蟻がたかったのですね。　考えれば簡単なことで、ケースには蓋が付いています。　きっちりと閉めていれば、蟻も入りません。　半開きだったのでしょう。　まあ、こんなことばかりです。　やればやりっ放しでは、話にもなりません。　男の私が、掃除をしようと思うくらいですから、それなりなのです。
　好きなようにおやりなさい、ですよね。

　４回目。　昼飯を食べれば、酔いもあり眠くなります。　寝ていれば、そのうち、オロンガポに行ったアイリーンも帰って来るのだろう。　起きれば、５時。　喫煙室で一服していると、アイリーンが帰って来ました。　お腹が空いたと、私の煮卵味噌スープをむさぼります。
　なあに、この卵と、文句を言います。　殻がうまく剥けなかったのですよ、と私。　でも、いいお味でしょう。　ま、食べなさい、まるで、味噌おでんみたいです。　マンゴシェークを飲むからと、マンゴを買ってきてねと頼んでありました。　で、買ってきたマンゴは、イエローマンゴです。
　勘弁して下さいよ、酸っぱいグリーンマンゴを飲みたいのです。　イエローマンゴは熟して甘いのです。　まあ、１度試しに、ジュースにしてみますか。　フルーツのシーズンですからね。　色んな味を試さないといけません。　そうだタマさん、フルーツラーメンということで、トッピングにフルーツはどうですか。
　はい、余計なお世話ですよね。　野菜は入っているわけですから、フルーツが入ってもおかしくはありません。　ラーメン、奥が深い食べ物ですよね。　夏になれば、色付く木々の緑、そして、色付く女ども。　そちらこちらで、フルーツの乱れ咲きです。　夏はフルーツですよね。

　

　今朝６時に目が覚め、ビールを取りにサリサリへ行きます。　何時に寝たのだろうきのうは、確か、特製味噌汁と、パンというアンバランスな夕飯を喰わされたのです。　食べられて、身体の栄養になるのなら、なんでもいいですよね。　くわッ、喉に沁みます朝のビールは。
　きょうは、完熟イエローマンゴジュースを作りたいと思っています。　コップ１杯分のレシピとして、マンゴ半切れ、水コップに半分、氷に砂糖を入れて、ジューサーに掛けます。　おお、美味しそうなマンゴジュースだ、と頭の中では完成していますが、実際やってみないとわかりません。　
　早朝、写真がありませんので、ご挨拶程度でお仕舞いにしますね。

　２回目。　朝食を食べ、執務室に戻ると、アイリーンがフェイスブックをしています。　しばらく、終わりそうもないので、もう１本となります。　タコルピンが、学校へも行かず、テレビを見ています。　公立の学校は、お休みなのでしょうか、それとも、何か行事でもあるのかですよね。
　私立の学校に行くみなしごタリンは、出掛けて行きました。　おっと、味噌汁に火を通さないと、腐ってしまいます。　台所に行き、味噌汁を温めるかと鍋を触れば、アッチッチ、なんだ、火を通したのだな。　ということは、誰かが食べたということですよね。　まあいい、火が通って、殺菌したわけですからね。
　さて、ジューサーでも洗って、完熟マンゴジュースでも作ってみますか。　人数が多いですからね、それなりの量で作らなければなりません。　試行錯誤をするのでしょうね。　でも、それも楽しみです。　失敗すれば、豚が飲んで食べてくれます。　頭の中を整理して、ジュース作りに専念しますね。
　頭を整理するには、もう１本飲んでからです。

　３回目ですね。　おや、トライシクルで、ランディーと奥さんが来ました。　奥さんは、学校の先生ですから、やはり学校は、お休みなのでしょう。　ランディーと使用人、弟子ですよね、はジープニーの営業です。　アイリーンは、先生とオロンガポに行くみたいです。　何かを買うのに、分からないと言う先生です。
　付き合うアイリーンです。　さあ、飲み放題ですよね。　飲んで寝て起きれば、夕方なのでしょう。　バスで出掛けましたね。　帰りはジープニーのドライバーに送ってもらうのでしょう。　少し寝ないといけません。　誰と寝ようかな、などと考えては、アイリーンにぶっ殺されます。
　また、夜にでも帰って来るのでしょうかアイリーン。　いいですよ、味噌汁卵入りがありますから。　しかし、ここ最近、家にいないアイリーンです。　若さなのか、躍動的に動いています。　いいですよね、動けるのですから、ところで、私のマンゴジュースを作ると言い出掛けたよな。　明日か、マンゴジュースは。
　グリーンマンゴなど、買ってこないで下さいね。　家の中がマンゴだらけになりますからね。
　
　　

　４回目。　なんだ、日記を書こうとすると、アイリーンがフェイスブックをやっています。　まだかまだかと催促しても、やめてくれません。　ならば、ビールです。　夕飯は、おいしそうな炒め物と、サラダです。　炒め物を食べると、なんだ、豆腐じゃないか。　味はいいのですが、こくがありません。
　あれだけあった、味噌汁も出てきません。　台所に行き、味噌汁を温めます。　食べ終わるころに、やっと出てきた味噌汁です。　やはり、ご飯には味噌汁ですよね。　たまに、ご飯にコーヒーなんていうときもあります。　勘弁して下さい、ですよね。　味噌汁で、ハンバーガーを食べてみろです。
　ところで、マンゴシェイクはどうしたのだ。　見れば半分も無くなっているマンゴです。　ジュースを作る前に、食べつくされるかもしれません。　ということは、幻のマンゴジュースですか。　生ジュースですからね。　１度は飲みたいものです。　ビタミンの足りない身体には、フルーツですよね。
　まあ、これから安くなる果物です。　ミックスジュースでもいいかな。　豚肉と鶏肉とフルーツのジュースです。　誰が飲むか、ですよね。　すみません、これといった写真がありません。　文章だけで。

　朝起きれば、誰も起きていません。　腹が空いたなあ、おや、こんなところにカッパえびせんが、それもスパイシー味です。　そうすれば、飲み物はビールしかありません。　えびせんをつまみに、ビールを飲み体力を付けます。　いいのか、こんな日々で、と思いますが、なるようになるのでしょう。
　裏庭のニワトリの鳴き声、早起きなのですよねニワトリは。　窓を開ければ、気持ちよい風が吹き込みます。　しかし、犬まで吠え始めました、ニワトリと犬の大合唱、よく寝ていられるな、お前らはです。　６時も過ぎれば、みんな起きてきます。　公立の学校はお休みなのでしょうか。　ランディーの娘も来ました。
　おい、シャワールームのドアを開けて、シャワーしているなよタリン。　見たくもないケツを突き出すな。　私立は学校があるのでしょう。　制服に着替えています。　さあ、朝飯はなんにしますかね。　目玉焼きに、海苔に梅干に、味噌汁といきますか。　私のご飯は、これから炊くのでしょう。
　きょうこそ、マンゴジュースを作りますよ。

　　

　２回目。　きょうは、オロンガポに行ってきました。　目的は、温水冷水器が壊れたのです。　リッキーに訊けば、ネズミが配線を齧（かじ）ったとのことです。　中を見れば、ネズミのフンだらけです。　よくこんな水を飲んで、病気にならなかったものです。　行くしかありませんよね。
　だいたい、１万日本円で売っている、給湯冷水器です。　アイリーン、大きなものは要らない、ということで、小型を買います。　それでも、４ガロンのボトルは納まります。　値段は、1,200ベソを値切り、800ペソでした。　これなら、壊れたところで、文句も言いません。　帰りに、マンゴを買って帰りましょうね。
　ところでどうした、マンゴジュースは。　買ったのは、アップルマンゴと言うらしいです。　家に帰り、シャワーを浴びていると、フラッシュが光ります。　なんだ、とドアを見れば、みなしごタリンが、私の裸を撮っています。　ほかにやることがないのか、このバカタレですよね。
　シャワー待ちだったのですか、私が出れば、シャワーを浴びていました。　きっちりとカギを掛けていましたね。　浴室から出れば、お金を頂戴と、なんなんだお前は。
　晩酌にビールですが、つまみが出てきません。　どうした、アップルマンゴは。

　夕方から、一眠りです。　起きれば、日付も替わっています。　テーブルの上を見れば、イエローマンゴが残り１個です。　これは大変だ、ということで、アイリーンにマンゴジュースを作らせます。　ジューサーに、マンゴと氷を入れ、ガリガリと回すだけです。　出来たよと、ジュースが出されます。
　完熟マンゴですので、どろりとした濃い味です。　甘味も申し分ありません。　不二家のネクターといえば、分かりいいのでしようか。　私の口には合いません。　口直しに、グリーンマンゴを切ってもらいます。　付け合せのバゴーン（オキアミ）がありません。　作るか、味噌と唐辛子を炒め、油味噌です。
　付けて食べれば、なかなかの激辛です。　そんなことで、少しはビタミンも補給された身体です。　台所で、リッキーが呼んでいます。　どうしたと行けば、私の買った温水冷水器には、冷水機能がないのだ、といいます。　それで、2,000ペソで、新しいのを買ってきたといいます。　ならば、最初からそうしろよ、ですよね。
　もう寝るよ、とアイリーン。　お腹が空いたら、いつでも起こしてねと。　やさしいお言葉、ありがとう。


　

　２回目。　きのう、種豚が、なんと１７匹もの仔豚を産みました。　面倒をみるのはリッキーですから、半分はリッキーにくれてやると、気前がいいねアイリーンちゃん。　朝起きれば、遅い時間です。　アイリーンが、なにを食べるの、と訊きます。　なんでもいいですよ、と私。　待つ間にビールでも飲みましょう。
　おや、ご飯に味噌汁に梅干まで、気前がいいねアイリーンちゃん。　ちょっと出掛けてくるよ、とアイリーン。　ランディーの奥さんの用事で、オロンガポへ行くみたいです。　ランディーも一緒です。　ランディーの運転で出掛けるのでしょう。　もちろんガス代は、ランディーが支払います。
　あなたも行くと、いいえ、私は会社に行かなければなりませんからと、丁寧に断ります。　バッカじゃないの、とアイリーン。　はい、バカですよ。　みんなと一緒です。　じゃあ行ってくるからと、出掛けたアイリーン達です。　それにしても、餌代が大変だぞ、豚君達の。　大豚、中豚、仔豚を合わせれば、２０数匹の豚になります。
　それに、ランディーのところにも、豚を飼わせてありますからね。　まあ、いい采配をして下さい、アイリーンちゃん。

　
　　

　３回目。　玄関先に出てみます。　澄みきった青空に、新鮮な空気が流れます。　鳥の鳴き声に、草いきれ、深呼吸でもと、ビールをあおります。　いい風情（ふぜい）だと、長椅子に横になります。　ウトウトしていれば、エンダイが掃除をするからと、叩き起こされます。　なんだよお前は、風情のない奴だな。
　街往くセクシー乙女を、見させて下さいよ。　ダイとタタは、セクシー過ぎてもういい。　そのうち帰ってきた、みなしごタリンです。　昼飯ですよね。　アイリーンがいないので、私に、お金頂戴の連呼です。　風情、情緒というものがないのか。　日本円の１００円硬貨でもやりますか。
　いつも、いくらやっているのだろう、アイリーンは。　まあ、いくばくかのお金をあげてやればいいか、ですよね。　おい、台湾のラニー、お金を送って下さいね。　出来るのなら、持っていって下さい、タリンを。　まあ、妊娠しているラニーです。　何人の子供を産むのか、１７匹にはかないませんよね。
　きょうも、昼飯抜きですね。　ビールでも。

　　
　

　きのう起きれば、夜も９時過ぎ、カラオケが鳴っています。　喫煙室からカラオケ屋を覗けば、女だらけです。　アイリーンはオロンガポから帰っています。　軽食を作ってもらい、ビールでもと、店に行きます。　女を見れば、それなりのしかいません。　写真は、撮らなくていいでしょう。
　買ってきたマンゴは、ぜんぶジュースにして飲んでしまったアイリーンです。　飲むのはいいけれど、ジューサーを洗っておきなさいよ。　べつに、水道水を入れて、かき混ぜればいいだけなのですから。　使ったら、その場で後始末をしませんから、時間が経てば、乾いて３倍の労力が掛かります。
　女の客がいれば、釣られて男の客も入ってきます。　そういう客に限って、歌がうまいのですよね。　ということは、やはりホステスは要らないということですね。　焼場を覗けば、鶏の足（アディダス）を焼いています。　なんという女どもなのだ、と思いますが、食文化の違いですから、とやかくは言えません。
　飽きるまで飲んで歌い食べて下さいね。　私は食べないで下さいよ。

　２回目。　アイリーンが、出掛けると言います。　誰かの誕生日らしいのです。　ランディー運転のジープニーで行くと言います。　私は行きませんよ。　毎日のように、誰かの誕生日です。　ガキどもが集まり、今かいまかと待っています。　全員連れて行け、静かになってくつろげます。
　州都イバの先の街らしいですから、往復でも２時間は掛かるのでしょう。　ということは、お昼抜きはいいですが、飲み放題の１日になります。　店に、レッドホースを取りに行きますが、ありません。　なんだ、また売り切れか。　ジンでも飲もうかな、たまには、強い酒でも飲み、身体の消毒です。
　シャワーをしてから出掛けるのが、こちらの人ですよね。　風呂場からアイリーンが呼びます。　みなしごタリンがシャワーをしていたのです。　どうしたのだ、と訊けば、見てタリンのオッパイをと言います。　桶で股間を隠しているタリンです。　真っ黒なのよ乳首がと、しょうがないだろう、肌が炭色なのだからな。
　だから、見せてくれるなそんなもの、ですよね。　シャワーも終わり、ジープニーでみんな出掛けて行きました。　やっと静かになりました。　さてと、飲んで寝るだけです。

　
　　

　深夜に目覚めます。　起きれば執務室です。　いつも寄り添って寝てくれるアイリーンがいません。　主寝室に行けば、アイリーンが寝ています。　一緒に寝ようかなと、ベッドに横になれば、あっちに行ってと、どうしたのアイリーンちゃん。　臭いからあっちに行ってよと。
　そういえば、３日ぐらいシャワーをしていませんでしたね。　不精者の私ですから、毎日のシャワーでもありません。　臭い魚は食べるのに、臭い男は嫌いか、とそういう問題でもありませんよね。　臭くてごめんね、アイリーンちゃん、と主寝室を後にします。　ビールでも飲みますか。
　きのう、カメラを持っていったアイリーンです。　誕生日パーティーの写真がありますので、ロードして載せますね。　早朝ですので、このへんで。

　

　バレンタインデーですね。　バレンタリンデーではありません。　きのうは、日本人のかたがお見えになり、ビーチでＢＢＱです。　私はすっかり酔ってしまい、ぐっすりと昼寝です。　確か撮った写真があったのですが、パソコンにカメラを接続すれば、起動しません。　壊れたかなカメラ。
　アイリーン、カメラがおかしいよ、といえば、貸してみなさいと、バッテリーにメモリーカードをいじっています。　あら、おや不思議、直りましたか、カメラが無事によみがえります。　きのうの写真は、と見れば、ありません。　撮った夢でも見たか、と思うしかありません。
　行くよ、とアイリーン。　チョコレートを買って、ご飯を食べるのだそうです。　何歳になるのだ、いまさら、そんなことをしなくてもいいだろう。　ま、バレンタインもお祭りですから、それなりにしてあげないと、後でのしっぺ返しが凄いものになります。　そんなことで、少し出掛けてきますね。
　ビールでも飲んで行きますか。


　

　２回目。　お昼前に、チョコレートを買いに出掛けました。　バレンタインデーです。　やはり、女の人が、男の人にプレゼントするのですね。　買い物の前に、食事はスズキビーチホテルで、喜多方ラーメンを食べました。　２３０ペソでしたかね。　美味しかったですよ。　リッキーにケチ女房も一緒です。　好きなものを食べなさい。
　オロンガポに着き、運転が疲れたと、アイリーンです。　私は酔いよいですから、運転は出来ません。　ジープニーの溜まり場に行けば、ドライバーのポギーがいます。　買い物に行くから運転しろ、とアイリーン。　そんなことで、ポギーの運転で買い物です。　酔った私は、車の後部座席に寝転がり、待ちます。
　スービック･ベイ内の、デパートですね。　チョコレートやお菓子を買い込み、帰るのかなと思えば、オロンガポ市内で、仕入れだそうです。　寝て待つしかありません。　かわいそうに、ポギーも待っています。　買い物も終わり、ポギーをジープニーの溜まり場に置き去りにして、アイリーンの運転で帰ります。
　飛ばしますね、ビュンビュンと、追い越しを掛けます。　アイリーンちゃん、あまり飛ばさないでねと言えば、眠いから早く帰りたいのよと、それはあるよな。　で、無事に帰り着きました。

　

　３回目。　午後起きれば、夕飯の時間です。　なにが食べたいの、とアイリーン。　分かった、ピザでしょうと、隣街まで、車で走ります。　別に、ご飯でいいですよ、などと言う、いとまはありません。　行けば、２時間は帰って来ません。　２時間もあれば、レッドホースの３本も腹に入ります。
　きっかり２時間後、帰ったよと、アイリーン。　食べなさいピザをと、ビールでお腹か１杯ですよと、一切れつまみます。　タバスコを掛け過ぎました。　まあ、ピザですからね、いいでしょう。　飲んでばかりではダメですよ、とアイリーン。　食べてばかりでもダメなのですよ、と私。
　そういえば、みなしごタリンが、シャワーをしていましたか。　パパァ、シャンプーがないよと。　バカタレ、石鹸で洗え。　いやだぁと、なんなんだよお前は、いま、シャンプーを切るから、みにくい身体はさらさないでくれ。　で、シャンプーを渡します。　ありがとうパパと、当たり前だ。
　だから、素っ裸で着替えをするなよ。


　　

　カラオケがうるさくて寝られません。　午前も２時、店にビールを取りに行けば、カラオケ屋は、おかまの集団です。　表を見れば、次の客が待っています。　なんだよ、終わらないぞ店は。　おかまが帰った後、なだれ込む次の客です。　朝までだな、ケッチー。　まあ、チョコをあげるから、頑張ってくれ。
　もう５時か、客を追い返して閉めるか、と店に行けば、ちょうど帰るところでした。　客は客で、写真を撮れとか、フェイスブックに載せてくれとか、疲れますよ本当に。　でも、フェイスブックを知っているわけですから、かなり浸透しているのでしょうね。　そんなことで、お店も閉じます。
　写真を掲載して、少し寝ますね。

　　

　２回目。　きのうというか、今朝は５時過ぎに寝て、６時の起床です。　朝の空気に、ビールが似合うと、なにをやっているのですかね私は。　昼間寝るしかありませんよね。　この不規則な生活、朝と、夜があれば、昼間はいらないと、そう考えるしかありません。　おや、タリンちゃん、学校ですね。
　お金がないよと、ビコールワイフとマリカーが、執務室に来ます。　なんか隠しているなマリカー。　見れば、私のパンではありませんか。　まあ、パンぐらいならいい。　ワイフが、金をよこせと、やりますよ、朝からなんなのだ。　はい、３０ペソとくれてやります。　子供の飯ぐらい食べさせろよ、まったく。
　アイリーンが、サリサリをオープンさせます。　そのあと、すぐに寝てしまいます。　１ペソ２ペソの客待ちでもありませんよね。　それは分かりますが、商売、そんなものではありません。　積み重ねで成り立つのが商売です。　まあ、好きなようにやればいいのです。　次の一手、難しいですよね。
　さてと、本当に寝ないといけません。

　３回目。　ダメ、暑くて寝られません。　執務室は扇風機だけです。　主寝室に行けば、アイリーンが、クーラーをかけテレビを見ています。　暑くない、と訊けば、当たり前でしょうと。　煮込み卵味噌スープを作ったのよと。　ほう、気が利きますね。　食べる、というので、鍋を覗けば、おい、味噌が入っていないのじゃないか。
　味噌を入れて、もう少し煮込みましょう。　ほんだしに醤油で味を調整します。　お酒も少しね。　おや、鶏肉も入れてくれましたか、いい味に仕上がるのでしょう。　味が凍（し）みるまで、しばらく待ちましょうね。　おい、コラ、アイリーン、つまみ食いが始まります。　やめて下さいよ、煮えるまでは。
　日本人に味噌は必需品ですよね。　味噌汁、煮込み、豚汁、鍋物、味噌ラーメンも出来ますよね。　味噌を油で炒めて味付けをすれば、立派なおかずの一品です。　味噌酒をご存知ですか、知るわけもありませんよね。　私の頭の中の産物です。　ヒレ酒があれば、味噌酒もあっていいのかな、すみません、バカのひとり言です。
　さてと、そろそろ、煮えましたかね、味噌スープ。　一晩おけば、味も凍み込むのですが、そこまではね。

　　
　　

　きのう、寝ていれば夕方に目が覚めます。　というよりは、タタの気違い歌に起こされた、と言うべきでしょう。　アイリーンがいません。　どこへ行ったのだ、とケチ女房に訊きます。　どこかへ行ったのよと、まあそれはそうだ。　飯を食べないといけません。　確か炊飯器に米を研いでいたな。
　見れば、約１合のお米です。　水が入っていませんので、コップ１杯の水を入れ炊きます。　おかずはどうした、しょうがありません、煮卵味噌汁です。　そんなには食えませんから、ちょうどいいのでしょう。　飯も出来、食べ終わればアイリーンが帰ってきます。　ビーチの豚を見てきたのだと。
　いま、ご飯を作るねと、もう食べましたよ。　台湾のラニーと、スカイプをすると言います。　ラニーは、スカイプの使い方が分からないようです。　チェンがいれば、繋げます。　なんとか、繋げたスカイプです。　楽しんで下さい、画面にはチェンも映っています。　チャットより、よほどいいでしょう。
　きょうは、どこへ行くのだ、アイリーン博士。


　　

　２回目。　パカパカと国道を馬が走っています。　そうだ、カラバウ（水牛）を買うとアイリーン。　唐突に何を言っているのだ。　３万円頂戴と、言い出せば止まりませんからね。　子供のカラバウを買うのだそうです。　買うのはいいが、どこで育てて、餌はどうするのだ、と訊けば、ランディーのところで育てるのだそうです。
　草食動物ですから、餌には困りません。　それで、成牛になれば、いくらで売れるのだ、と訊けば、２万ペソ以上で売れると言います。　約４万日本円ですよね。　まあ、いいでしょう、と３万円渡します。　よく、馬から、カラバウの発想が出るものです。　さすが、アイリーン博士。
　玄関先に積んであった、不味そうなお米も売れていきます。　いくら儲かるのかは知りませんが、少しは儲かれば、それでよしですよね。　昼飯時、みなしごタリンが帰ってきて、執務室にきます。　目ざとい奴です。　アイリーンが置いていた１万円札をわしづかみにして、走って逃げ去ります。
　とても、私の足では追いつきません。　アイリーンを呼び、取り返すしかありません。　それとも何か、タリンを売れば、それなりのお金にはなるのでしょう。　まあ、ぶっちめのアイリーンですから、簡単に取り戻していました。　暑いな、ビールでもいきますか。

　　

　いい天気の本日。　ビールからいきますか。　きのう、仔豚はどうしたと見れば、元気に育っています。　ビコールワイフのサリサリは、食べ物屋でも始めたのでしょうか。　売れなければ、儲けなどありませんよ。　失敗の連続のビコールワイフです。　だいたいが、仕込みすぎなのですよね。
　今朝、頭が痛いよ、とアイリーン。　そりゃあ、お金のことばかり考えていれば、頭も痛くなりますよ。　きのう、３万円あげたでしょう。　きっちり、カラバウを買って下さいね。　あなた、私のオッパイを触ったでしょう、それが３万円よ、と何を言っているのだ。　正気になれアイリーン、疲れているのかな。
　学校に行くから、お金を頂戴と、みなしごタリンが執務室にきます。　ほい、１０ペソと渡します。　もっとというタリン。　あと１０ペソだけあげるから、パンツをめくれと言います。　やめろ、タリン、毛が見えているぞ、芯までは見せてくれるな。　金のためなら何でもするのか、このバカタレ。
　そのあと、アイリーンが執務室にきます。　タリンに２０ペソやったよ、と言えば、私も２０ペソやったのよと、２重取りのタリンです。　もちろん、アイリーンにぶっちめられていました。　まあ、私の２０ペソは、タリンのホステス代でいいでしょう。　買って下さいよ、カラバウ。

　　

　２回目。　ダメだ、暑くて寝られません。　喫煙室で一服して、表に出ます。　暑い、雪でも降ってくれです。　おや、おタタ、炭を量（はか）り袋詰めですか。　間違えて、みなしごタリンを詰めないようにして下さいね。　手が炭で真っ黒です。　仕事ですから、我慢してやって下さいね。
　隣のサリサリに行ってみます。　おや、カキ氷を始めましたか。　ハロハロ（ごちゃまぜ）というのですね。　日本のカキ氷が、こちらに伝わったものと訊きました。　昔の日本のカキ氷は、イチゴ、メロン、ミルクなど、シンプルなものでした。　さすがに、ごちゃ混ぜですから、華やかなカキ氷のこちらです。　１５ペソらしいです。
　夏、いいですね、涼しげなものが売れるのでしょう。　トコロテンや、シャーベット、冷やし中華に冷奴、あっさりした物が、夏にはいいですよね。　お昼は、カップラーメンでした、なんでこうなるのか。　リンゴを食べると訊くアイリーン、ジュースにして下さい、アイリーンちゃん。　ツブツブ感がいいですね。
　リンゴジュースを飲んでいれば、バナナジュースを作っていますよ。　ミックスジュースでもよかったのよ、アイリーンちゃん。　まあいい、降ってくれ雪、暑くてたまらないぞ。

　
　

　３回目。　きょうも暑かったですが、夜になれば、暑さはどこに行ったのだ、という涼しさです。　空を見れば、満月に近い月、満天に星空です。　そんなフィリピンなのですよね。　田舎では、会社もないし、みんな自由に生きています。　農業か大工かは分かりませんが、稼いだお金は、全て使います。
　で、きょうもカラオケ屋から歌が。　もちろん火を点けますよ。　ビールを片手に、カラオケ屋に乗り込みます。　ちょうど、ホテル・カルフォニアを歌っています。　最後のイントロはギターのソロです。　やりますよ、エアーギターです。　客と溶け込めれば、それでいいのですよね。
　乗って歌って食べて下さい。　火を点ければ、燃える客です。　偉そうに、私がボスだ、なんては言っていられません。　楽しく飲んでもらえれば、それでいいのです。　安心して飲める、楽しく飲める、となれば客もまた来るのでしょう。　満天の星空です、フィリピンですよね。


　

　きのうの朝起きれば、身体がだるくてしょうがありません。　頭痛に鼻水に喉の痛み。　飲みすぎもあるのでしょう、気持ちが悪くて、何も食べられません。　風邪と酒のダブルパンチですから、身体にはこたえます。　酒を飲みすぎれば、身体もおかしくなりますよね。
　しばらく酒を断ち、体力を回復させないといけません。　きのうは、１日中寝ていました。　今朝起きれば、少しは体調もよくなっています。　ご飯をなんとか食べられました。　でも、まだ、だるさはあります。　横になっているしかありません。　だるさが取れれば、また更新します。
　　

　２回目。　あまりの暑さに、裏庭の木が枯れています。　道往く人影もまばらです。　さて、昼飯です。　お〜いアイリーン、オーダー焼きそば。　少し、脂っこい物を食べないと、だるさもなくなりません。　焼きそばが運ばれてきます。　コショウを振りかけ、スパイシーに頂きます。　
　焼きそばを完食して、デザートはリンゴです。　ビタミンも補給しないといけません。　フルーツ天国のフィリピンですから、ビタミンの宝庫です。　肉と野菜も、食べないといけませんよね。　３食きちんと食べて、不摂生しなければ、体調も回復するのでしょう。　まずは、体重を増やすことからです。
　シャワーでも浴びて、晩飯を待つことにします。　それにしても、暑い１日でした。


　

　きのうの夜、喫煙室に行き、カラオケ屋を眺めれば、賑わっています。　そうか、土曜日なのですね。　写真でもと撮りに行けば、飲めと絡まれることは、間違いありません。　断れば、なんだあいつは、ということになるのでしょう。　悪く思われてもしょうがありませんので、店には行きません。
　今朝は、５時に起きて、トーストを食べました。　パンでは、腹が膨れません。　インスタントラーメンですが、ニンニクをたっぷりと、卵を入れて煮てもらいます。　油も少し垂らして煮ましょう。　スタミナラーメンを食べて、一眠りすれば、お昼です。　表が賑やかです。　ボクシングの試合を観に集まったのですね。
　昼飯は、豚の生姜焼きです。　これも、油っこく炒めてもらいます。　食べていれば、みんなが帰っていきます。　２ラウンドＫＯで、フィリピンのボクサーが勝ったみたいです。　みんなが帰ったというのに、リッキーとドライバーは飲み続けています。　写真を撮りに行けば、パパァ飲めと、誰が飲むか。
　両替にとケチ女房が執務室にきます。　私の顔を見て、目が大きくなったと言います。　酒を飲んでいないからな、むくみが取れたのだろう、とそんなことはどうでもいい。　カラオケ屋に客がいるのだ、日曜日だから、開けておけば入ってきます。　仕事をしろ、ケチ女房。


　

　きのう、どこへ行ったのか、アイリーンが昼からいません。　車もありませんから、どこかへ出掛けたのでしょう。　カラオケ屋には、昼間から客が入っています。　夕方、夜になっても、客はひけません。　それはいいけれど、アイリーンが帰ってきません。　腹が空いたぞ、どうしてくれるのだ。
　晩飯抜きか、痩せてしまうじゃないか。　やっと、夜の９時に帰ってきました。　何食べると、もう腹ペコだ、なんでもいいから、早く作れ。　出されたのが、チャーハンとウインナーです。　これでは太れません。　食べながら、どこへ行っていたのだ、と訊けば、ビーチの豚に、餌をやっていたのだそうです。
　９時間も、餌をやっていたのか、豚には餌をやり、私には餌がないのか、いいかげんにしておけよ。　これからは、晩飯は６時だ、わかったか。　晩飯は、炒めご飯などではなく、こってりとした肉料理のおかずに、日本米もどきの白米だからな。　フィリピン米など、食べさせてくれるな、豚ではないのだぞ。
　といっても、右の耳から左の耳なのでしょうね。

　
　

　２回目。　昼にアイリーンが、ジープニーの書類を持ち、オロンガポに行きました。　ケチ女房も一緒です。　店番はどうするのだ、いなければ閉じるしかありません。　開けておけば、泥棒が入ります。　それなら、閉じていたほうが、よほどいいのです。　６時には帰るからね、と出掛けて行きました。　店のカギも持って行きましたよ。
　カラオケやＢＢＱの支度も出来、サリサリが開くのを待ちます。　６時ちょい過ぎに帰ってきました。　仕入れもきっちりしてきています。　お腹が空いたでしょう、いま作るからねと、肉まんを取り出します。　ちょっと待てコラ、晩飯に肉まんはないだろう、蒸すだけだから早いよと、いいかげんにしてくれよ。
　もういい、私が作るから、材料を出してくれ。　ご飯を炊くだけでいい。　豚肉と玉ねぎをタレに浸けます。　レタスを皿にトッピングして、ご飯が炊けたら、炒めるだけです。　ご飯が炊けるまで、喫煙室で一服です。　さて、ご飯が炊けました。　蒸らす時間の間に、材料を炒めます。
　そうだ、とろみをつけよう。　粉を水溶きして、炒め上がった豚肉に掛けてかき混ぜます。　いい感じだ。　さて、食べましょう、晩飯を。　３分クッキングですが、これで上等なのですよね。　いくらなんでも、肉まんでは、役不足です。　ということで、１歩も表に出ませんでしたので、食べ物の写真しかありません。
　しかし、晩飯に肉まんとは、どこからそういう発想が出るのだろう。


　　　

　今朝、飯を食べていると、きのう後ろから、ジープニーがぶつかってきたと言います。　なにッ、それでどうした、と訊けば、ジープニーは逃げ去ったそうです。　追いかけたが、捕まらなかったと言います。　無理して追うこともない、事故でも起こしたら、それこそ大変だぞ。
　で、車のリヤバンパーを見てみます。　どこにぶつけられたのだ、とよく見れば、右横に多少キズがあります。　青い塗料も付着しています。　バンパーはプラスチックですので、凹（へこ）みはしません。　このぐらいなら、ぶつけたほうも、気が付かなかったのかもしれません。　ちょっと塗装をすれば大丈夫です。

　電気と水道代を払ってくるね、と出掛けたアイリーンです。　店には客がきますが、店のカギがありません。　最後に店にいたのはアイリーンです。　店にカギをして、そのまま持って行ったのでしょう。　帰ってきたのが、お昼です。　カギは、と訊けば、あッ、とポケットの中から出します。　まあいい。

　きょうも暑くなっています。　暑いときには、飲むしかありません。　飲むかな、マンゴシェークでも。


　

　２回目。　ニュースを見ていたら、フィリピンのブルサン火山が噴火したとのことです。　噴煙は、上空２〜３千メートルに達し、周辺は危険な状態。　ブルサン火山の場所は、ルソン島の南端、ナガ、レガピス、マヨン火山のもっと南の、ソルソゴン州、ブルサンの街にある山です。　＜フィリピン ブルサン火山＞ で検索すれば、詳しく載っています。

　マンゴシェークを作ってもらい飲みました。　なんか甘いな、グリーンマンゴが、熟しているせいか。　アイリーンちゃん、甘いよ、と言えば、当たり前でしょう。　砂糖を入れたのよと。　あのね、砂糖を入れるのはいいけれど、私の１杯を注（つ）いでから、君達の分に砂糖を入れて頂戴。　酸っぱさが命の、マンゴシェークです。

　メイドのタタが、携帯ばかりで、仕事をしないというアイリーンです。　朝から夜中まで、携帯です。　片方の手は、携帯を持っているので使えません。　きょうは、私の執務室に主寝室、喫煙室の掃除です。　掃除といっても、掃いてモップを掛けるだけです。　終わったのか、喫煙室にいけば、ほう、ご立派な飾り付け。
　小さいカップ麺の上に、食パンが乗っています。　なんというバランス感覚。　おかしいとは思わないのでしょうか、思うわけもありませんよね。　携帯で、頭の中は１杯なのですから。　今月で、タタはミンダナオに帰すとアイリーン。　どうなるかは分かりませんが、そんな話しでした。　



火山の写真は南部ソルソゴン州で撮影（２０１１年　ロイター）より転載。

　起きれば朝飯です、って当たり前ですよね。　ご飯一膳に、おかずは、さばの水煮缶です。　ネギをまぶし、マヨネーズと少しの醤油を垂らし、コショウも振りますか、で至高の一品の出来上がりです。　味噌汁もあります。　朝ですから、多くは望みません。　食べ終われば、執務室に行き、横になりながら読書です。

　おや、もう昼ですね。　昼飯の時間です。　アイリーンが、カップヌードルでも食べる、と訊きます。　またまた、冗談が上手いんだから、アイリーンちゃん。　オーダー、豚肉炒めに、千切りキャベツの付け合せ。　しばらく待つと、出てきました。　美味いなあ、とご飯を食べます。　食欲はあります。　アイリーンちゃん、ご飯おかわり。　
　アイリーンがキッチンに行き、おかわりのご飯を持ってきました。　なんだよこれ、フィリピンライスじゃないか。　どうした、銀シャリは。　朝炊いたのが、もうないのよと。　おかわりなど、したこともなかった私です。　安心して、一膳出したのでしょう。　フィリピンライスでは、喉を通りません。

　イバに行かないとならないのよ、とアイリーン。　ならば、飯を炊いている時間などないよね。　ケチ女房も一緒ですか。　ま、腹八分目、という言葉もあるし、また後で食べればいいか。　残ったおかずを、小皿に移し替え、ラップをして冷蔵庫に入れます。　帰ってきたら、ご飯を炊いてね。　指切りげんまんですよ。
　なにそれって、なんでもいいから、気を付けて行ってきなさい。　カメラ貸してねと、持っていってしまいました。　写真は、アイリーンが戻ってからということで。
　　

　２回目。　なんか夕方から、曇り空になってきました。　そのほうが、涼しくていいですね。　イバに行った、アイリーンとケチ女房は、５時半に帰ってきました。　ＬＴＯ（陸運局）に行ってきたのだそうです。　ジープニーの名義変更らしいです。　１日では終わらないのがフィリピンです。
　それで、車の保険ですが、ＬＴＯでやっているという話です。　日本でいう、無制限の保険が、年間5,000ペソだと言います。　初心者のアイリーンですから、金額云々の問題ではありません。　それと、来月車検なのですが、そこのＬＴＯでやってくれるとの話しです。　ご苦労さん、アイリーンちゃん。

　マンゴ買ってきたよと、見ればイエローマンゴです。　これでは、酸っぱさが命の、マンゴシェークは作れません。　甘さが命の君達だ、分からないでもありません。　このまま、切って食べたほうが美味いのでしょう、なにもジュースにしなくてもです。　で、イエローマンゴ１個、いくらなのと訊けば、１５ペソだそうです。

　さてと、晩飯。　なんだこれ、スーパスか、簡単にいえば、マカロニスープです。　どんぶり１杯食べましたが、すぐに腹は空くのでしょう。　何としても、ご飯を食べないといけません。　指切りげんまんはどうしたのだ、アイリーン。


　

　きのう、夜の１０時、アイリーンが、ご飯を炊いてくれることになっていたのですが、忘れているのか、カラオケ屋で仕事です。　しょうがありません、冷蔵庫から、昼の残りのおかずを出して、パンで食べるしかありません。　腹も膨れ、眠くなります。　で、執務室でぐっすり寝ていました。
　１１時頃だったでしょうか、アイリーンに叩き起こされます。　何ごとだアイリーン、と訊けば、ラニーの誕生日だから、スカイプを繋げて、と言います。　パソコンの電源は入っているだろう、そんなことぐらい、自分でやって下さいよ。　スカイプに繋げてやれば、大声で話しています。　とても寝られません。

　今朝は、オムレツとご飯です。　おかわりをして、二膳も食べました。　さあ、お昼です。　お腹も空きました。　いつもの豚肉の炒め物です。　台所に行けば、アイリーンが作っています。　その横で、リッキーが、バナナジュースを作ろうと、ミキサーを回しています。　みごとな空回りです。　
　見れば、氷を先に入れて、その上からバナナですから、氷を砕けないで空回りしているのです。　水をコップ半分でも入れなさい、と言ってやります。　水を入れたことによって、水が攪拌（かくはん）され、周りの氷を溶かします。　ほら、うまくいっただろうリッキー。　電気には強いが、物理には弱いか。

　バナナジュースも私のご飯も出来上がり、食べるだけです。　おかわりと、昼も二膳、頂きました。　バナナジュースは、と見れば、丸い小さな粒々、タピオカなのでしょう、を入れて飲んでいます。　私は、イエローマンゴでも頂こうかなと、アイリーンに言えば、全部食べちゃったと、なんなんだよそれは。


　　　

　２回目。　喫煙室で昼飯を食べ終え、執務室で１回目の日記を書いていれば、アイリーンがやって来て、フェイスブックをやるから、ちょっと貸してと。　はい、貸しますから、ちょっとだけ待って下さいね。　いますぐ、終わりますからね。　そうだ、あとで写真を撮ってね、フェイスブックに載せるの、とアイリーン。

　日記も書き終え、アイリーンと交替です。　なにが面白いのか知りませんが、暇があれば、フェイスブックの画面を見ています。　私も１度は登録しましたが、考えれば、そんなに友達なんかいないし、使い方も分からないしで、一日で削除してしまいました。　私には、複雑すぎて、訳が分かりません。

　シャワーを浴びているアイリーンです。　着替えて、いいよ、写真を撮ってと、表に引きずり出されます。　車のところで撮るからね、と連れて行かれます。　一枚一枚確認が入ります。　あッ、これダメ、もう１枚、もう１枚と、何枚撮れば気が済むのですか、汚れた車のそばで。　今度は、部屋の中よと、勘弁して下さい。

　カラオケ屋の準備も整っています。　ＢＢＱも大丈夫です。　あとは客を待つだけです。　と、こんなことを書いていると、ビスケットを齧りながら、またきましたよアイリーンちゃん。　もう少しだけ待ってね。　喫煙室で一服して続きを書こうかと、おや、タバコがありません。
　店に、タバコを取りに行けば、みなしごタリンがいます。　なにしているのだ、と見れば、ジュースにチョコケーキ、チーズケーキに駄菓子をかっぱらっています。　こら、泥棒、２０ペソだ、といっても、素知らぬ顔で逃げて行きます。　頂戴と言えばあげるのに、かわいそうな奴ですよね。

　

　きょうは、ピープル・パワー記念日(エドサ革命記念日）ということで、休日です。　金曜日ですので、学校は３連休になります。　そうすれば、朝からかっぱらいのガキどもです。　みなしごタリンはビスケット、タコルピンはポテトチップスと、やりたい放題です。　ほんと、バカどもですよね。
　店にはカギを掛けて、入れないようにします。　閉じてもいいのですが、バカガキのために、そこまでする必要もありません。　別に金額云々の問題ではありません。　根性の問題なのです。　その泥棒根性が許せないのです。　自分の子供なら、思いっきり引っ叩くところですが、他人様の子供ですから、そうはいきません。

　メイドのタタは、来週で解雇です。　エンダイは、母親が病気なので、休んでいます。　エンダイが戻ってきたら、タタはミンダナオに帰します。　携帯片手に、仕事をしないのでは、しょうがありません。　となると、またメイド探し、ということになります。　働き手はいくらでもいますので、すぐに見つかるのでしょう。

　なんか羽振りのいい海辺のランディー。　ジープニーで稼いだお金なのでしょう。　稼いだ日には、みんなで飲んで、翌日は休みです。　まあ、私のところでお金を使ってくれますから、文句は言えません。　少し貯めればよさそうなものですが、女房も学校の先生をして働いていますので、お金には困らないのでしょうね。

　さて、喫煙室で、バカどもの監視でもしますか。

　
　 　　

　２回目。　昼飯は、例によって、豚肉炒めとご飯二膳です。　飯も食べ終わり、外を眺めていると、ビコール家の落第生アディンとマリカー、それにタコルピンが遊んでいます。　おや、よく見れば、飴玉を持っていますか、小銭も持っているようです。　またか、店に行けば、カギが開いています。
　カギを閉め、喫煙室に戻ると、窓からお金頂戴と、タコとマリカーです。　それじゃ、泥棒に追い銭じゃないのか。　おいタコ、お前のパパはリッキーだろう。　今呼んで来てやるからな、お〜いリッキー、ルピンが金くれといっているぞ。　リッキーが表に出ます。　蹴散らされるアディンとマリカーです。
　帰れお前らとでも言ったのでしょうか。　家に帰るアディンとマリカーです。　ルピンは昼寝をしろ、と叱られます。　なッ、ルピン、泥棒したり、お金をねだったりすれば、ろくなことがないだろう。　だだでさえ、小銭をかっぱらっているのだ、それでよしとしなければならないのだ。　

　ドライバーのジープニーで、ランディーのビーチへ、豚の餌をやりに行くと出掛けたアイリーン。　晩飯時には帰ってきて下さいよ。　　おや、タタちゃん、テレビを見ながらの携帯三昧、楽しいね。　裏庭を覗けば、ケチ女房が洗濯をしています。　タタちゃんは、長椅子でお昼寝です。

　金、土、日曜と休みですから、少しは、カラオケ屋も忙しくなるのでしょうか。　おや、タタちゃん、ベッドにねぐらを変えましたね。　これじゃあ、しょうがありません。
　
　　　　

　３回目。　夕方、タタが執務室にきます。　どうしたタタちゃん、起きたの。　携帯を差し出すタタです。　どうやら、ビーチに行っている、アイリーンからの電話のようです。　それにしてもタタの携帯とは、いつも携帯を離さず持っているタタですから、必ず繋がります。　抜かりがないな、アイリーン警部。
　で、なんの話かなと携帯を借りて話します。　これから、豚の晩飯をやって、漁で獲れた魚を買って帰ると言います。　要は、遅くなると言う事ですよね。　いいですよ、腹は空いていないし、のんびりしてきなさい。　ありがとう、タタちゃんと携帯を戻します。　ふ〜ん、遅くなるのね。

　体調は、完全復活しています。　剃刀で削いだような頬も、肉が付いてきました。　手首周りに指を回せば、たしかに、太ってきています。　そろそろいいかな、ビールでも。　レッドホースは飲みません。　サンミゲルビールの２〜３本なら、もう大丈夫でしょう。　ゆっくりと、じっくりと、味わって飲むことにします。

　さあ、ケチ女房も出てきて、店も始まります。　どこへ行っていたのか、元締めタリンが帰ってきました。　でも大丈夫、店にはケチ女房がいますからね。　さて、きょうも頑張ってやりましょうね。　うまいなあ、サンミは。

　 　

　４回目。　さて、なにがどうなっているのだいったい。　現地時間で、午後１０時になりましたが、アイリーンは帰ってきません。　晩飯はどうなっているのだ。　サンミゲルビールも大分飲んでいます。　また元に逆戻りか。　飲んで寝るしかありませんか。　まったく頭にきますよね。

　店は、満席です。　当たり前です。　３連休の初日なのですから。　そんなときに、豚の餌をやりに行き、のほほんと遊んでいるのでしょう。　それはいいけれど、腹が空いた、もう１本ビールでカロリー補給です。　サンミゲルですから、私にすれば、水みたいなものです。　しょうがありませんよね。

　台所に行けば、上質の薄切りの豚肉とレタスが用意してあります。　タタが私のために調理しようとしていますが、味付けが分からないでしょう。　アイリーンが帰るまで待ちましょうね、タタ。　はたして、いつ帰るのやらですよね。　店にビールを取りに行きます。　客に火を点けて、盛り上がらせなければなりません。

　満席の客の中、カメラで写真を撮りまくります。　嫌だという客はもちろん撮りません。　だいたいが喜んで撮らせてくれますよね。　野郎はどうでもいいのですが、女ばかり撮ったのでは、おかしく思われますからね。　男も、適当に撮ります。　そんなことで、アイリーンを待つ私です。
　　

　

　きのう、アイリーンが、豚の世話から帰ってきたのが、午後１１時です。　お腹が空いたよアイリーン。　で、食事を作ってもらいます。　おかわりと言えば、もうご飯がないと言います。　しょうがありません。　残ったおかずは、明日食べましょう。　カラオケ屋は、２回転目に入っています。

　リッキーとケチ女房が、深夜にマニラへ行くそうです。　ケチ女房は寝ますから、店はアイリーンがやるしかありません。　近所のおばさんを呼んで、手伝わせています。　なんとか店も終わったのでしょう。　アイリーンが執務室に来たのが、午前３時です。　リッキーとケチ女房、それにタコルピンは、マニラに行ったといいます。

　今朝起きれば、主寝室に、ランディーの娘が２人寝ています。　なんだ、連れて来たのか、きょうも、うるさくなるのでしょうね。　アイリーンは、ぐっすりと寝ています。　深夜の仕事で、疲れているのでしょう。　ゆっくり寝ていなさい。　と、朝飯はどうする、起きるまで待つしかありません。

　ランディーが奥さんと来て、家族でオロンガポに行くのだそうです。　車を貸して、というので、貸さないわけにはいきません。　ガソリンだけは、入れて下さいね。　ジープニーは、あんちゃんが来て、営業に出掛けました。　みんな出掛けて静かになりましたね。　さて、アイリーンも起きて、朝飯です。

　きのうの、おかずの残りの豚肉があります。　人参、じゃが芋を細切れにして、ぜんぶお米にぶち込んで炊きます。　炊き込みご飯です。　簡単でいいですね。　いっただきま〜す、ということで朝食です。


　

　２回目。　連休の谷間のせいでしょうか、ネットのスピードがありません。　根気よく、待ちながらやらなければなりません。　待っていると、エラー、なんてなるのですよね。　午後の３時頃ですね、ランディー 一家がオロンガポから戻ってきました。　楽しんで遊んできましたか。　水入らずですから、楽しくないはずもありませんよね。

　夕方５時、カラオケ屋は満席です。　ケチ女房は、マニラに行っていますので、アイリーンが切り盛りします。　私も店に顔を出しますが、なんの役にもたちません。　ＢＢＱの注文も入ります。　勝手に焼け、と客に焼かせるアイリーンです。　凄いなあ。　そのうち、近所のおばさんが手伝いにきます。

　タタはどうした、完全にやる気なしなのでしょうね。　喰っては寝てと、豚と一緒です。　まあ、解雇を宣言されているわけですから、働く気にもなりませんよね。　いまさらとやかく言っても、始まりません。　私が言えば、やるのかもしれませんが、たかがメイドに、口出しするほどのこともありません。

　別に、メイドを差別しているわけではありませんよ。　自分の仕事をきちんとやって下さい、と言いたいだけです。　やらなければ、結果、解雇なのですよね。　どうせ、言ってもやらないだろうし、恨（うら）まれてもしょうがありませんから、言いません。　来週は、タタちゃんバイバイですよね。

　さて、マニラでリッキーがＰＣを買ったとの情報。　ネットはどうするのでしょう。　ＣＤからの、音楽のダウンロードなら、ネットも要りませんよね。

　
　

　きのうの深夜帰ってきた、リッキーとケチ女房。　リッキーとの愛人の子供、エンジェルのところに行ってきたみたいです。　何を買ってきたのか、と見れば、音響機器ばかりです。　そうそう、パソコンも買ってきました。　キャノンのプリンターとセットで、日本円で４万２千円ですね。

　今朝、朝飯を食べた後、パソコンをチェックしてくれ、というリッキー。　別にいいですよと、パソコンを開きます。　なんだ、見たこともないＯＳだな、ウインドウズ７と出ています。　それも、英語版ですから、チンプンカンプンです。　いじっていれば、慣れるのでしょう。　でもＸＰとは違いますね。

　私がやったところで、しょうがありません。　リッキーを呼び、基本的なことは教えます。　記憶媒体が３２０ギガありますので、タフなパソコンだと思います。　そのうち、ガキが群がり、ゲームになります。　やっていろお前らです。　リッキーから頼まれた、音楽ＣＤのコピーは、明日やりましょう。

　そうそう、プリンターにも接続して、写真を印刷してみました。　いまのプリンターは、高速ですね。　Ａ４１杯の写真が、１０秒掛らずに出てきました。　セッティングは終わりましたから、あとは、リッキーが楽しめばいいことですよね。　ネットに通じなければ、なにもなりませんが、まずは、ＰＣに慣れてもらうことです。

　おかしいな、タタがきょう、ミンダナオに帰ると言っていたのですが、まだいますよ。　いいですか、１日２日ぐらいはね。


　　

　今朝、メイドのタタが、ミンダナオへ帰ると言います。　そうか、帰るのか、しょうがありません。　ランディーの運転で、アイリーンとオロンガポまで、車で送ります。　気を付けて帰りなさいと、タタのホッペにキスをしてお別れです。　車も出て行き、うがいをして、執務室に戻ります。

　なんだ、ビコールワイフ。　私もダバオだから、一緒に行くと。　もう車は出ているのだぞ、走って追い付けるのなら、乗ればいい。　　何をしに来たのだ、と見れば、のん気にパンを食べています。　自分の家で食べてくれですよね。　おい、ハポン（日本人）、金はあるのか、と余計なお世話だ。

　メイドがいなくなりましたね。　エンダイも、まだ戻って来ていません。　しばらくは、アイリーンとケチ女房で、家の仕事から何から、全部やらないといけません。　次のメイドが来るまでは、しかたがありません。　なんか長続きしないメイドです。　何人替えているのでしょう。　こんなものなのですね。

　まあね、タタちゃん、ご苦労さまでした。　ミンダナオの実家に帰ったら、親孝行をして、楽しく過ごして下さいね。　実家が、１番ですよね。　落ち着いて暮らせます。　ゆっくりしなさいね、タタちゃん。


　　

　２回目。　タタが帰り、ガキどもも学校です。　静かな１日です。　きょうは、ネットに繋いでみようか、リッキー、とパソコンを持ってきます。　スマートブロのスティックを繋ぎ、ネットに挑戦です。　あらら、なんの問題もなく繋がりました。　スティック１本持てば、どこでもネットは可能なのですね。

　お昼に、ケチ女房が焼きそばを作ってくれて、食べ終わったその直後、アイリーン達が戻って来ました。　手には、お土産よと、ジョリビーの袋をかかげています。　熱いうちに食べなさいと、熱い焼きそばを食べたばかりですよ。　信じられない、とアイリーン。　ケッチーに、本当に食べたのと、いい加減にしなさいよ。

　夕方、から揚げを温め直し、ご飯も、ガーリックで炒めます。　温かい夕食の出来上がりです。　おや、アイリーンちゃんはどこに、と部屋を見回せば、パソコンの前で、フェイスブックです。　ほんと、好きね、フェイスブック。　たい焼きと、フェイスブックのどちらがいいですか、と訊けば、どっちもいい、と言うに違いありません。

　連休明けの本日、ＢＢＱは仕込みません。　暇、だと思いますよ。　メイドもいなくなった、きょうからの家事は、アイリーンとケチ女房でやるしかありません。　それもいいでしょう。　やれば、出来るのですよね。