日記　2011年 4月　 　 　

　新しいメイドが来たよ、とアイリーン。　見れば、子供じゃないのか。　１５歳だそうです、夏休みだから、お小遣い稼ぎなのでしょうね。　勉強もしないで泥棒だけを考えている、みなしごタリンとは、雲泥（うんでい）の差です。　ところで、何人のメイドがいるのだ。　そんなことはどうでもいいですよね。

　庭先を見れば、ぐったりとした１匹の子猫、まもなく息を引き取りました。　司法解剖をするか、それとも丸焼きにして食べるか、子猫ですからね、肉などありません。　その筋の死体処理班、リッキーに任せましょう。　さて、ビールでもと、店に行けば、おや、店番がいますよ。　１５歳の少女ですね。

　車がありません。　アイリーンもいません。　ケチ女房もいないのか。　みなしごタリンに、どこへ行ったのだと訊けば、オロンガポだと言います。　たまにはドライブでもして、気分転換も必要です。　猫を轢(ひ)き、犬を轢きのアイリーンです。　こんどは、何を轢くのでしょう。　私かな。

　４月ですね、花々が美しい季節です。　風情(ふぜい)のある日本です。　木々の１本1本が強く生きています。　緑は癒(いや)しの色ですよね。　その癒しの中の実家に、もうすぐ帰りますね。　お袋。

　　　
　　

　なんだ、その頭は、みなしごタリン。　パンチパーマはアイタ族の頭だぞ。　行け、行ってしまえ山に。　それとも何か、物乞いでもして働くか。　その点、１５歳のメイドは、よく働くなあ。　きのうも、午前３時まで働いていましたよ。　ご褒美に、ケツでも舐めてあげないといけませんよね。

　親切なドライバーのポギー。　空港まで送っていくと言ってくれます。　もちろん、それなりのお金は渡します。　月曜日のフライトです。　火曜日には自宅に着くのでしょう。　日本は寒いからと、アイリーンが長袖のトレーナーを買ってきてくれました。　ユニクロで買ったのか、ってそんな話はありません。

　表を見れば、車がありません。　また、どこかへ出掛けたアイリーンなのでしょう。　それじゃあビールでもと、店に取りに行けば、おや、お嬢ちゃん、店番ご苦労さま。　爪の垢(あか)をくれないか、クリスタリンに飲ませてやらないとダメです。　さて、日本に戻るまで、日記は書けません。

　３〜４日、お休みしますね。

　

　きのうの夜、飛行機で日本に帰ってきました。　ホテルに１泊して、実家に帰ろうと思い、上野駅に行きました。　あらら、常磐線は、まだ不通なのですね。　どうしましょうか、駅員に、いわきまで行きたいと言えば、東京駅から、高速バスになるそうです。

　東京へ行く途中、フィリピンで買った、黒靴の底が剥がれます。　なんだよ、ですよね。　気を取り直し、バスに乗り、実家の最寄の、高速インターで降ります。　降りたのはいいけれど、タクシーがありません。　なんだよ、ですよね。

　しょうがありません、底のない靴で、２キロも歩き、コンビニに行き、タクシーを呼んでもらい、なんとか実家にたどり着きました。　途中、タクシーの運転手に訊けば、高速バスの待合所に電話がありますよと、なんだ、無駄足だったのか。

　うなぎに肉炒めに筋子、イチゴにトマト、きゅうりとキクラゲの酢の物、おこわもあります。　食べて飲んでいれば、おや、妹も帰って来ましたね。　やりましょう、飲みましょう、宴会です。　状況の詳しいことは、あした書きますね。
　

　テレビを見ていれば、原発のニュースで一色ですね。　処理も初期段階で、まだまだ時間が掛かりそうです。　事故の原発は廃炉みたいですね。　当たり前の話だと、私は思います。　解説者の、まあ、色んな意見があるものですね。

　実家では、地震のときから１０日間、水道が出なかったそうです。　そのうち、市役所からお袋に、そちらの担当者になった、との電話があったそうです。　何を、電話で寝ぼけたことを言っているのだ、とお袋は言ったみたいです。

　すると、家に、役所の担当者が来たと言います。　玄関先で、挨拶をした担当者らしいです。　あんた、玄関先で何を言っているの、もう、水道も出ないし、玄関先での話ではないでしょう、と怒鳴り散らしたらしいです。　

　次の日には、水道が出たと、なんなのですかね。　実家は、そんなには損傷はありませんでした。　でも、保険会社の社員を呼んで、全部直すと言ったお袋らしいです。　門扉も直すと、好き放題、言いたい放題ですよね。　お袋、好きなようにやってくれ。
　
　お袋に蹴散らされ、どこでも直して下さいと言った、保険会社らしいです。　凄いなあ。　でも、美味しい食事をありがとう。　妹は帰りました。　明後日また来るねと、忙しい奴です。

　　　　　　

　きょうは、地震保険の査定員が来ました。　表周りをみて、こんどは、家の中です。　ビールを飲んでコタツでで寝ていると、査定員の方が説明にきます。　お袋が、あそこにヒビがとか、風呂場にもヒビがとか言ったわけです。

　説明によると、支払いには４段階あるそうで、全損、半損、一部損です。　全損は掛け金の１００％、半損は５０％、一部損は５％、あとはお金がでないそうです。　私の家の掛け金の合計は、６５０万ほどでした。

　まあ、一部損くらいだろう、と思っていたら、半損の査定がでました。　さすがお袋。　ならば掛け金の半分がもらえるとのことです。　査定額は、掛け金の半額の３３０万でした。　なんという高額なのでしょう。

　銀行振り込みで、お金は送られてきます。　直した領収書は、と訊けば、いりませんと言います。　その金額で直して下さい、とのことです。　ならば、直さずに、使い放題のお金です。　築３０年の家ですからね、ヒビなど前からありました。

　きょうも、いい商売をさせてもらいました。　お袋は、ニコニコ顔で、ビールで乾杯しようと。　いいですね。

　　　

　あ〜、びっくりした。　きのう、気持ちよく飲んでいれば、いきなりの地震です。　震度６でした、テレビを見れば、非難して下さいの連呼です。　２階に寝ていたお袋も、起きてきます。　大丈夫だったと訊くお袋、大丈夫だ、私は酔い度８なのだ。

　しかし、テレビでは、余震がありました、との報道です。　これが余震か、すると前の地震は、凄いものだったのでしょうね。　きのうの地震で、私の家は、なんともありませんでした。　ライフラインも無事でした。　

　今朝、１１時に起きれば、グラっと揺れがきます。　いいでしょう。　お袋が病院から帰ってきて、昼飯です。　のり巻きを買ってきてくれました。　マグロの、のり巻きです。　勘弁して下さいね。　ビールでも飲みますね。

　しらすも買ってきたけど食べると、危機管理のない、お袋です。

　　　

　きょう、いわき市に、開花宣言が出されました。　それで、お袋、桜は近所にあるのか、と訊けば、ない、ときっぱり断言します。　まあ、花見をしている時でもないので、いいでしょう。　テレビで桜でも見て、お酒を飲みましょう。

　しとしとと降る雨、こんな日には、熱いお風呂にでも浸かり、冷えたビールでも飲みましょう。　うるせえなあ、お袋、しゃべくり放しですよ。　しょうがありませんよね、老人に、とやかく言っても始まりません。

　さて、風呂にでも入って、焼肉でも食べようか、お袋。　豚肉しかないか、まあいい、豚野菜炒めでいいだろう。　風呂に入り、豚野菜炒めで、ビールでも飲みますか。　熱い風呂に入り、ビールを飲みながら、炒め物を作ります。

　まだ、幸せです。

　
　

　初春、というのでしょうか、晴れれば温かい日々です。　何もなければ、平和な日々なのですが、日本列島が揺れていますので、そうもいきません。　スリーマイル島の原発の収束まで、１５年の年月が掛ったそうです。

　まだ、冷却装置が壊れていなかったので、１５年で済んだのでしょう。　福島原発は、冷却装置も破壊されていますので、それ以上の年月が掛るのでしょうね。　起きてしまった事故です。　責任云々ではなく、早い解決を望みます。

　どうした、花見酒は、庭を見れば、何の花か知りませんが、木に生っています。　いいか、これで。　花は花だ。　縁側に出て、花を見ながら、ビールを飲みます。　いい風情だ、日本の春、しばらく花見をして、酒を飲みます。

　美味いけど、やはり表は寒いですね。


　

　ドロドロと雷の鳴る、きのうの午後６時、震度６の地震です。　電気と水道が止まります。　ガスはプロパンですので問題はありませんが、それにしても、凄い地震でした。　ロウソクを点けて、ビールを飲んでいれば、余震の連続です。

　そして、きょう、電気だけは通電しました。　すると、午後の２時、また震度６の地震です。　水を確保しなければなりません。　なぜか金魚屋をやっている、タクシーの運転手を、お袋が知っていましたので、指名して、井戸水をもらいに行きます。

　親切な運転手で、水の入れ物も貸してくれました。　そして自宅に戻れば、水道が出る、とお袋。　また地震があれば、断水もあるかもしれません。　　余震はまだまだ続いています。　備えあればですよね。

　あ〜疲れたとお袋。　見れば、ビールを飲んでいますよ。　今後も、様子見ですよね。

　　

　今朝、お袋が病院に行っているとき、グラッとひと揺れきました。　震度は５です。　そのうち、お袋が戻ってきました。　地震なかったか、と訊くお袋。　病院は滅茶苦茶だ、と言います。　血圧を測っているときに、地震があったそうです。

　診察室で、あわてた先生は、いち早く壁の棚につかまり、揺れに耐えていたそうです。　患者より、自分なのですね。　おじいさんの先生ですから、しょうがありません。　それに、病院自体も、そうとうやられていますからね。

　損保会社から手紙がきました。　地震保険金を振り込んだとの手紙です。　しばらくすると、銀行から電話が入りました。　お袋が出ます。　為替で大金が入金されたので、誰だと調べれば、お袋だったわけです。

　なにが大金なのか、暇だなあ、田舎の地方銀行は。　次から次へと、悪いほうへ向かう日本です。　とんかつでも食べて、頑張ります。


　

　きょうは、お袋とホームセンターに行ってきました。　水の入れ物を、いつまでも借りているわけにもいきません。　大きいバケツを探していると、いきなりの地震です。　店の人が、駐車場に非難して下さいと、喚（わめ）き立てています。

　非難する前に写真だ、お袋。　ちょっと店の中で倒れてくれ、何をバカなことを言っているの、とお袋。　早く逃げないとダメでしょうと、お袋は、とっとと、店の出口に急ぎます。　待ってくれ、お袋。　おいていかないでくれ。

　帰りにタクシーに乗り、激安の酒屋に寄ります。　タクシーを待たせ、ビールのケースでもと思い、中を覗けば、店内には入れません。　地震で、酒瓶や陳列棚から、物が落ちたのでしょう。　片付けをしています。

　ビールを買い、家に戻り、借りた容器の、水の処分です。　重いの何の、なんとか、容器を空にします。　これで、容器は返せます。　もちろん、買ってきたバケツには、水を補充してあります。　いつ停電に断水になるか分かりません。


　

　きょうは、茨城県を震源とする地震が、午前中にありました。　震度は、茨城県では最大が５強です。　私のところは、震度４でした。　関東地方全体が、揺れたのではないのでしょうか。　毎日が地震ですから、気は抜けません。

　午後には、雷です。　黒雲（こくうん）で、一瞬で薄暗くなります。　強風が吹き荒れます。　いわき市のどこかで、竜巻の被害との報道です。　原発も、よくなることも、落ち着くこともありません。　事態は悪くなる一方です。

　強風で、私の家の周りにも、桜の花びらが舞っています。　そろそろ桜も散るのでしょう。　いい季節なのですが、楽しんではいられませんよね。　お袋の行っている病院では、いまだに水道がでないそうです。　給食が大変だと、先生が言っているそうです。

　まだまだ、これからです。　何も始まっていない、という感じです。
　


　家を見れば、直すところが、かなりありますね。　頭が痛くなりますね、飲むしかありません。
　

　日曜日、きのうの強風にもかかわらず、桜の花は全部は散りませんでした。　もう少し、花見も出来るのでしょう。　相変わらず、余震は続いていますが、晴天の青空で、気温も上がっていることが、救いといえば救いですよね。

　ピンポーンとチャイムが鳴ります。　お袋が出れば、あなたのお客さんが来た、と言います。　八王子から来たというお客さんです。　フィリピンへの移住を考えておられ、退職者ピザも取得しています。　私より一回り上の方です。

　いろいろ話し、問題もありますので、いっぺんでは出来ません。　一つひとつやるしかありません。　私に出来ることなら、なんでも協力させてもらいます。　やはり関東でも、大地が揺れているとのことで、心配です。

　長居もしないで、帰ったお客さんです。　ビールをお土産に持って来てくれました。　ありがとうございます。　おいッ、お袋、またビールか。

　
　　　

　朝飯を食べていると、断水のときに借りたバケツを、取りに来るかもしれないからと言う、お袋です。　おう、まかしとけ、と答えます。　じゃあ、病院に行ってくるからと、出掛けてしまいました。　昼に、お袋が戻ってきましたが、バケツは取りにきませんでした。

　タクシーの運転手ですから、バケツをトランクに入れて、走るわけにもいかないのでしょう。　仕事が終わったら、取りに来るのでしょうね。　昼飯に、たけのこ炊き込みご飯弁当を食べ、ビールを飲みます。　弁当のおかずも充実して、なんと３８０円。

　ビールを飲んでいますので、そうは食えません。　あまった分は、お袋にあげます。　ビールを飲みながら、なんか寒いなと、空を見れば曇り空です。　あれッ、なんだ、前の山に桜が咲いていますよ。　お袋は、まだ弁当を食べています。

　お袋に、なんていう桜なのだ、と訊けば、山桜だと言います。　それは言えているな。　山桜でも見ながら、花見酒といきますか、ねッ、お袋。　なんだ、飯の後は南京豆をポリポリか。

　

　きのうの夜から、雨だったのでしょうか、今朝も雨で、肌寒くなっています。　朝飯を食べ、お袋は病院へ行きます。　病院の傍（そば）のスーパーで、昼飯を買ってきます。　きょうは、カツ丼の弁当ですね。　安いなあ、３９８円です。

　病院で、雨の話が出たそうです。　老人同士の話しですから、どうでもいいのですが、この雨は、地震雨なのだそうです。　２〜３日後に、大地震が来るという、雨らしいのです。　預言者顔負けの、老人の話しです。　あてにはなりません。

　雨は心を沈ませますよね。　待つが花、ということわざがあります。　結果を予想して待つのが楽しいので、いざ実現すれば、それほどではないことが多い、との意味ですね。　実際その通りです。　被災者に配られた、わずかな援助金では、なにも出来ません。

　毎日が、待つが花では、たまりませんよね。


　

　きょうは、フィリピンでの生活について、書いてみたいと思います。　長期滞在、移住と、人により違いますよね。　観光ビザの更新での長期滞在、こちらの方と結婚をしての移住と、色々だと思います。　

　長期に住むとなれば、住居が必要ですよね。　雨になれば、水が上がってきますので、少し高い土地か、水害のない土地がいいのでしょうね。　どうやって探すかですよね。　１人では無理があるでしょう。
　
　日本人の友達とか、現地の信用出来るパートナーがいれば、探すことは出来ます。　彼女さんがいれば、問題はないでしょう。　そりゃ、お金を出せば、いくらでもいいところに住めますよ。　何を求めて住むのかで、人それぞれなのですよね。

　住んでいれば、それなりに現地人と付き合うことになります。　出来れば、付き合わないことです。　いい奴もいますが、悪い奴も多いですから、家族ならまだしも、他人とは、親身にならないことですよね。

　詐欺師ほど、最初はやさしいのです。　騙されてはいけません。　明日も続きをと思っています。　明日は、快適な生活をするために、ということを書いてみます。

　
　

　フィリピンで住居も決まれば、快適な生活をしなければなりません。　まずは、家電をそろえないといけませんよね。　近くの大きい町のデパートなり、電器店に行けば、なんでもそろいます。　家電がそろえば、少しは快適になります。

　水道水や井戸水は飲めませんので、温水、冷水機能のある給水器は買ってください。　ミネラルステーション（水売り屋）がありますので、そこで水を買えば大丈夫です。　４ガロン（約１６リットル）で４０ベソです、最初だけは、容器代が必要です。
　
　これで、飲み水の心配はいりません。　次は、シャワーです。　いくらフィリピンが暑いからといっても、水シャワーは身体に堪（こた）えます。　我慢をすることもありません。　電器店に電気温水給湯器が売っていますので、取り付ければいいでしょう。

　シャワーだけなら、３千ペソから売っています。　これで、だいぶ快適になりました。　探せばウォシュレットもあります。　掃除、洗濯、買い物など面倒くさいという方は、メイドを雇って下さい。　後は暮らすだけです。

　明日は、美味しいものを食べましょう、と続きます。

　　

　２回目。　毎日が余震です。　お袋は、病院の帰りに、食材を買ってきます。　マルトというスーパーが、病院の近くにありますので、そこで買ってきます。　中堅スーパーですから、そんな変なものは売らないでしょう。

　見れば、茨城産のチンゲン菜があります。　店の中で売っていたのか、と訊けば、全部店の中から買ってきたと言います。　それならいいんだ、表で販売している、農家直販の野菜は、安くても買わないようにと、注意します。

　老人は、若者と違い、産地までの確認は出来ません。　ある程度のスーパーならば、安全な食材の提供をします。　震災のときよりは、客は減っているそうです。　買え控えもしなくなったのでしょう。　ただ、ビールは品不足で、ないみたいですね。

　まだ、私のところは、ビールを飲んで暮らせる地域なので幸せです。　また、大きい地震が来ないことを祈るだけです。　どうなる、東北、日本ですよね。

　
　　　

　きょうも曇り空で、気温は上がりません。　きょうは、フィリピンでの食生活について、書いてみます。　食事といえば、まず、お米ですよね。　現地米は、はっきり言って不味いですね。　パサパサ、ボソボソで喉を通りません。　１キロ、６０日本円のお米です。

　少し高い日本米もどきが、デパートに売っていますので、色々試して、美味しいと思うものを選んで下さいね。　肉や野菜は、市場で売っています。　けっして美味しくはありません。　調理次第なので、工夫して食べればいいでしょう。

　肉、野菜もデパートに売っています。　まあ、デパートに行けば、何でもそろいます。　なにも不味いものを食べる必要はありません。　食費はしれたものです。　美味しいものを食べましょうね。　ダイエットをしたい方は、喉を通らないフィリピンの食べ物を食べて下さい。

　酒、タバコなどの嗜好品は安いし、フルーツも安くて豊富ですので、ビタミン不足にはなりません。　毎日が暑いフィリピンです。　美味しいものを食べて、体力を付けないといけませんよね。
　

　

　２回目。　きょうは、６ヶ月オープンチケットの予約の変更です。　５月１日にフィリピンに帰ろうと思っていたのですが、まだまだ、やることがあります。　５月１日をキャンセルして、帰るときに電話をいれるという。　本当のオープンにしてもらいました。

　前にも書きましたが、フィリピンで買ったチケットです。　６ヶ月オープンで、５万２千日本円です。　日付の変更は、何度しても無料です。　オープンチケットの便利なところですよね。　これで、ゆっくりと、家などの対処が出来ます。

　こんなときには、ビールでも飲んで、のんびりしましょう。　毎日が忙しい訳ではありません。　と、あまり飲むなよ、お袋。　まあ、いいですか。　少しずつやるしかないのです。　地震だけでも大変な被害です。
　
　津波に放射能に余震では、被災者の方はたまったものではありません。　毎日が、そのニュースです。　天災に人災と大変です。　チェックするか部屋の中でも、お袋。

　　　　

　フィリピンでの生活の続きです。　きれい好きなのか、みんなは１日に１回、シャワーを浴びて、服を着替えます。　不精な私は、あまり、シャワーは好みません。　面倒くさいですよね。　２〜３日、浴びないでいると、アイリーンの怒りが爆発します。

　そのくせ、部屋は散らかし放題です。　片付けようとすれば、メイドの仕事だから、止めろと言われます。　部屋の中で、スナック菓子など食べれば、こぼれた菓子に、蟻が群がってきます。　だから、ガキんちょは、なるべく入れないようにしています。

　私の食事は、アイリーンが作ってくれます。　ビールばかり飲んでいるものですから、いつも腹は１杯なのです。　それで、食べないと、飲んでばかりいたら死んじゃうよ、とアイリーンの怒りが爆発します。　どこの国でも、女の人は強いのでしょうね。

　今朝、アイリーンから電話がありました。　みんなで、ビーチで遊んでいると、放射能雨の日本です。　いいかげんにして下さい、ですよね。　大丈夫かパパと、なんとかね、と答えます。　落ち着いたら帰りますよ、アイリーン。


　
　写真がありませんので、前に撮った写真を掲載いたします。　ダブっていたら、ごめんなさい。 　

　２回目。　夕方、やっと雨が止みました。　風呂だ、お袋。　風呂から上がり、体重を量ります。　５１キロですか、いいですねえ。　お袋も、体重計に乗ります。　最近痩せたというお袋ですが、５９キロですか、ま、いいでしょう。　

　日が暮れれば、田舎の暮らしも、お仕舞いです。　あとは寝るだけです。　さてと、夕飯でも食べましょう。　献立は、スーパーの炊き込みご飯に、おかずは、たらこと筋子がメインです。　生野菜もあります、汁物は、なめこと豆腐の味噌汁です。

　食べたあとは、塩辛でもつまみに、ビールです。　飲んでいれば、くしゃみが止まらなくなります。　花粉症なのでしょうか。　日本に居たときには、花粉症でしたから、花粉が飛べば症状も出てきますよね。

　食べて飲んでいれば、体重も増えるのでしょう。　お袋の体重を越さなければなりませんよね。


　　

　フィリピンで生活をすれば、毎日遊べますが、そういうわけにもいきません。　だいたい、行くところは決まってきますので、飽きてしまいますよね。　それに、若くはないので、身体が持ちません。　だだの出不精だろう、と言われれば、その通りです。

　日本に住み、たまに旅行で行くフィリピンは、楽しいです。　刺激があるからなのでしょうね。　フィリピンは、寒さがないから、住みやすいのですけれど、ハエや蚊には悩まされます。　まだ、猛獣がいないだけいいですか。

　短パンにＴシャツで、どこへでも行けます。　近所なら、上半身裸でも大丈夫です。　女の人は、上半身裸、という訳にもいきませんよね。　ま、パジャマでは歩いています。　日焼けを嫌うのか、頭からバスタオルをかぶったり、日傘を差したりと、女の人は大変です。

　もともと、褐色（かっしょく）の肌なのだから、それ以上、黒くはならないだろう、などとは、決して言えません。　白い肌にあこがれるフィリピーナ達、だから、やさしい、日本人男性が好かれるのでしょうか。

　それにしても、韓国人は嫌われています。　性格が悪いのですよね、韓国人は。　まあ、いいですよね、このへんで。　写真は２回目に掲載致します。
　

　２回目。　今朝、お袋が、美容院に行くといいます。　髪を切り、白髪を染めてくるのだそうです。　いつもの美容院ですから、送り迎えはしてくれます。　朝飯を食べて、出掛けるお袋です。　昼には戻って来るからね、と出掛けました。

　ビールを飲んでいると、近所のおばあちゃんが、家に来ます。　話を訊けば、畑をもう出来ないので、借りる人が、私の家の近所にいるので来たみたいです。　お袋は、髪結いに行っているから、私には分かりません。

　お袋が戻ったら、電話をさせるからと、追い返します。　昼に戻ったお袋です。　ばあちゃんの話をすれば、電話番号が分からないのよと。　まあいい、畑を借りる人と一緒に、ばあちゃんの家へ行って来い。

　ばあちゃんはいくつなの、と訊けば、もうすぐ１００歳でしょうと、お袋。　畑など出来ないのよと、そうだよな。　貸せば、いくらかでものお金が入るのでしょう。　そのほうが、いいですよね。　真っ黒になった、お袋の髪、笑うわけにもいきませんよね。

　フィリピンに暮らして、４年半になります。　奥が深いなあ、フィリピン。　その間、アイリーンが、色々な仕事話を持ってきます。　使っていない田んぼがあるから、借りて米を作ろうとか、豚を育てて売るのだとか、誰が面倒を見るのだ、と訊けばリッキーと。

　そうか、好きにやりなさい、私はタッチしませんよ。　そのうち、サリサリストアーをやりたいと言います。　これは、ケチ女房の発案でした。　国道に面した、立地条件がいいこともあり、しばらくすれば軌道に乗りました。

　次は、カラオケ屋です。　並行してＢＢＱもやります。　いまは、ハンバーガーも焼いています。　お金を貸した借金の担保に、ジープニーを取得しました。　ジープニーの営業も始まります。　すべてが、フィリピン人を相手にした商売です。

　私が、やったわけではありません。　家族がやったことです。　私のところには、どうする、という相談はあります。　好きなようにやりなさい、儲けがなければ、閉じて、別なことを考えればいいと言うだけです。

　フィリピンでの商売は、フィリピン人が１番よく知っています。　食い物も、日本の味ではダメなのです。　フィリピンの味にしないといけないんですよね。

　写真は、２回目に載せます。
　

　２回目。　今朝、お袋が病院に行きました。　スーパーで、食材を買い込んで帰ってきました。　電話が鳴ります。　お袋が取り、なんか女から電話だよ、と私に渡します。　なに、女、身に憶えがありませんが、電話に出ます。

　はい、と答えれば、お袋の病院からの電話です。　おい、お袋、病院からだどぞ、と電話を渡します。　通話を終えたお袋です。　なんでも、病院にお金や通帳の入った手さげを忘れてきたみたいです。　印鑑も入っているといいます。

　地震保険で下りた、高額の入金のあった通帳をなんで持って歩くのかなあ。　預かっておきますよ、との病院ですが、お袋は取りに行ってくると言います。　そんなことで、取り返してきたお袋です。　治安がいいですよね、日本は。
　
　もちろん、タクシーで行ったわけですが、帰りには、しっかりと、お米１０キロを運転手に運ばせていました。　凄いなあ、お袋、やはり女は強いのですよね。

　だいたい、どこでも順応して暮らせる私です。　フィリピンに住んだころ、ラニーとケチ女房は、海外へ出稼ぎに行っていました。　最初に、台湾からラニーが、帰って来ました。　しばらくして、香港からケチ女房が戻ります。

　前にも書きましたが、最初に会った時には、なんだこいつは、という目で見ていましたよね。　酒を飲み、毎日バカばかりやっていましたので、慣れるのも早かったのでしょう。　いまでは、尊敬の目で見られています。　ってそんなことはありません。

　ラニーの離婚問題もありました。　台湾から、婚約者のチェンも来て、いろいろ話もしました。　離婚が成立して、チェンと結婚したラニーです。　みなしごタリンをおいて、台湾に行けば、子供が出来たと、忙しい奴だな、お前も。

　こんどは置いてくなよ、チェン・ジュニアをだラニー。　夏、真っ盛りのフィリピンなのでしょう。　避暑に、日本に来たと思えばいいのですよね。　写真は、例によって２回目に載せます。

　２回目。　昼に、病院から帰ってきた、お袋です。　病院のでかいテレビが、本震、余震で２回も倒れたそうです。　壊れているのでしょうね、もう捨てなさい、院長。　私のところは、テレビは倒れませんでした。　余震は毎日です。　もう、まいりますよね。

　昼飯を食べたあと、バナナを食べるお袋です。　あんたも食べなと、いやあ、バナナはたくさんですよ、お袋。　フルーツの倉庫から、戻って来たのですから、生野菜でたくさんです。　しかしよく食べるよなあ、バナナ３本も。

　何気なく、上を見れば、賞状が掛っています。　亡くなった親父の賞状です。　頭のいい親父でした。　書道６段、師範免許もあります。　日商簿記１級、ペン字１級などなど、４０歳を越えてからの取得でした。

　そんな親から、バカな私が産まれたのです。　まあ、隔世遺伝ということがありますので、私に、子供が出来れば期待は出来ます。　ただし親父は、のん兵衛だったので、一抹の不安はあります。　私も、のん兵衛なので、隔世のん兵衛が、出来るのかもしれませんね。

　考えてもしょうがありませんよね。　平凡から非凡は生まれませんよね。　鳶が・・ですね。

　フィリピンで、電気製品を買えば、必ずその場で、電源を入れてチェックするようにしましょう。　発電機（ジェネレーター）を買ったときも、一応、エンジンみたいなものですから、ガソリンを入れて、店の中でチェックします。

　冷蔵庫ぐらいの大きなものになれば、配達してくれますが、タダではありません。　大きなものを買うときには、必要なものをまとめ買いして、一緒に運んでもらうのも手ですよね。　まとめて買えば、値引きもしやすくなります。

　たびたび停電もあり、電圧も一定しませんから、電化製品は負荷が掛るのか、長持ちはしません。　でも、前にも書いた通り、壊れても捨てはしません。　修理屋がいますので、あきらめずに修理屋に出しましょう。　大抵は直ります。

　私のところでは、クーラーと大型冷凍庫を直しました。　買い換えるよりは、そのほうがよほど経済的です。　わずかな部品代と、人件費で済みます。　そのうち、私の頭の配線も、直してもらわないといけません。
　

　２回目。　きのう妹から電話があり、きょう行くからねと言います。　どこまで本当かは分かりません。　昼に、建築会社のリフォームの見積もりが来ました。　見積もりですから、嫌なら断ればいいだけです。　金額は後日の提示です。

　とりあえず、外壁の一面と、ブロック塀はやらなければいけません。　どんな見積もりが来るのか、楽しみです。　お袋は、ここも、あそこもと、全部直そうとしています。　ベランダの色を塗り替えろとか、２階の雨戸を取ってくれとか、そんなことは、最後でいいのだ、お袋。

　夕方、妹が戻ってきました。　腹が空いたと、ご飯を食べます。　ビールは飯を食ってからだと、健康ですね。　いつまで居るのかは知りませんが、またしばらく、賑やかになるのでしょうね。


　

　マニラから、北へバスで４時間のオロンガポ。　その海岸沿いに、スービック・ベイがあります。　もとアメリカの基地でした。　現在、治安はフィリピンで１番だと言われています。　その分、物価は高いし、多くの外国人が暮らしています。

　２ＤＫのマンションで、１０万日本円はします。　買い物も、デパートやコンビニと不自由はありません。　日本食のレストランも多数あります。　日本と変わらない生活が出来ます。　お金があれば出来ますが、フィリピンですからね。

　一歩、ベイを出れば、そこはフィリピンです。　ベイ内とは、まったく違う世界です。　オロンガポは、人で１杯です。　でも、少し田舎に来れば、喧騒もありません。　自分の生き方、予算によって、暮らすところを選んで下さればと思います。

　フィリピンの恩恵は色々ありますので、じゅうぶんに享受（きょうじゅ）して頂きたいと思います。　それなりに、自分に合った生活を見つけてください。　

　明日から、大型連休になりますね。　私は、超巨大大型連休ですが、ごろごろしていても疲れるものですよね。　何をぜいたくなと、その通りです。　たまの連休ですので、ご家族孝行に旅行でもと、これがまた疲れるのですよね。

　昼から、お袋と妹が、買い物に出掛けるといいます。　少し歩かないと身体に悪いからと、私にも行こうと誘います。　なにせ出不精ですからね、お断りします。　行くところは、ホームセンターに食品スーパーですから、行けば荷物持ちになります。

　私のところは、毎日、地震のアトラクションです。　スリルのあるアトラクションです。　終点はまだみたいですが、こうなれば、楽しむしかありません。　不謹慎ではありますが、そう考えて過ごすしかありませんよね。　

　そのうち、お袋と妹が、買い物から帰ってきました。　３時間も何をやっていたのだ。　色々と買ってきましたが、私には、お好み焼きだけか。　焼きたてだからと、騙され、ビールを飲んでいます。

　　

　いまごろは、灼熱地獄のフィリピンなのでしょう。　子供達も、５月の末まで夏休みです。　新学期は、６月１日からになります。　子供がいれば、昼はやかましいし、昼寝も出来ません。　夜は夜で、カラオケですから、夜も寝られません。

　ということで、酒の力を借りる、という苦しい言い訳です。　夏が過ぎれば、雨季になります。　台風も発生して、日本へと向かいます。　大雨が降れば、地盤の低いところでは浸水被害がでます。　先日も書きましたが、住むなら高台がいいのでしょうね。

　水害で、１番危険なのは、川のそばですよね。　川が氾濫すれば、被害は免（まぬが）れません。　フィリピンの、私の家の２つ先の街に、大きな川がありましたが、その町は全滅です。　橋も家も流され、津波と一緒です。

　地震があったわけでもないのに、恐ろしい水の力ですよね。
　　　

　２回目。　きのうの夜、アイリーンから電話がきたといいます。　そのこの私は、風呂で格闘をしていました。　風呂蓋の鎖が切れてしまい、新しい鎖との交換です。　ところが、新しいリングが、私の力では、取り付けは無理です。

　風呂に入りながら、１時間も格闘しましたか、お袋や妹が、大丈夫かと声を掛けます。　そのころには、風呂の水も半分になっています。　

　もういいと、身体を洗い風呂を出ます。　どうしたの、と妹。　これこれ、こういう訳だと話します。　ペンチを持って、風呂場に殴り込む妹です。　直ったよという妹。　私の努力はなんだったのでしょうね。

　風呂から上がり、アイリーンに電話をすれば、忙しいから止めてくれと、私より金の方が大事なのか。　まあ、忙しいだけいいですよね。

　　

　最近、家の前の道路に、車が走っていません。　抜け道なので、けっこう通行量は多いのですが、どうしてしまったのでしょう。　お袋に訊けば、抜け道の橋が壊れて、通行止めになっているそうです。　静かでいいですね、壊してしまえ、そんな橋など。

　妹が、きょう帰るといいます。　電車は復旧しています。　ネットで時刻表を見て、確認のため駅に電話をすれば、やはり、時刻表は変更されています。　上りの列車なので、空いているみたいです。　地震があって、止まらなければいいのですがね。

　小さな余震はありますが、大きな余震は起きなくなりました。　何百年に１回の大震災です。　このまま、落ち着いてほしいものです。　晩飯は牛めしにしましょう。　付け合せの紅生姜がないので、福神漬けでいいでしょう。

　沖縄は梅雨入りですか、広いですよね日本は。　人の心も広いものですよね。