日記 2011年 6月     



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2011年6月1日(水) くもりくもり
なんなんだろう 和解か
 さて、6月になりました。 きのうも早い時間に、ベッドに横になりました。 冷暖房のない私の部屋では、最近の寒さが身にしみて、毛布に包(くる)まるしかありません。 と、誰かが部屋にやってきます。

 お袋です。 もう寝たのかと、蛍光灯を点けるお袋です。 寝たふりをするしかありません。 ビールを置いておくからと、飲んでね、と言い、この前は悪かったねと、蛍光灯を点けっ放しで部屋を出ていきました。

 寒くて、ビールどころではありません。 朝起きてテーブルを見れば、なんだよ、ビールではなく酎杯が置いてあります。 そして昼、下で乾杯をするから下りてきな、といいます。 妹もいますから、ちょっと付き合いますか。

 仲直りに乾杯、と1〜2杯飲んで、2階へ戻ります。 ひさしぶりの酒に、眠くなりました。 少し昼寝でもすることにします。

  


2011年6月2日(木) くもり
妹がなんとかしてくれました
 きょうも、涼しい1日です。 お酒とテレビは、妹のおかげでなんとかなりました。 その妹も、責務を果たしたのか、きのう帰りました。 占い師ですから、人の心など、手に取るように分かるのでしょうね。

 いつも通りの、日本での生活です。 テレビを見れば、不信任案の決議らしいです。 造反議員が何名とか、勢力はこうだとか、権力の奪い合いなのでしょうか。 日本を良くする為の政治ですよね。 やることは他にいっぱいあるのですよね。

 投票が終わりました。 否決ですね、菅内閣は続きます。 なにをやっていたのだ、となりますよね。 国民第一の政治をやって頂ければ、誰も文句は言いませんよね。


2011年6月3日(金) 晴れくもり
暑さに寒さ
 暑さも寒さも感じない、ちょうどいい気候となった本日。 晴れれば、まだまだ暑いフィリピンなのでしょう。 人間暮らすには、暖かいところが1番ですね。 雪国育ちの私ですが、どうにも寒さには耐えられません。

 フィリピンって暑いところだろう、とそれはあります。 でも、私みたいな動きもせず、ものぐさ者には、我慢できる暑さです。 6月から雨季のフィリピンです。 雨季には、寒いと感じる日もあります。 乾季、雨季の二季のフィリピンです。

 雨季と言っても、しとしとと雨が降るわけではありません。 夕方、ザバンと来て、それでお仕舞いです。 あっさりとした、スコールですよね。 近海では、台風が発生して、それが、台湾経由で日本へと向かいます。

 ひとつ言い忘れましたが、日本までは、泳いでは行けませんからね。 いいから余計なことを書くなと、はい、お忘れください。


  

2011年6月4日(土) 晴れ晴れ
生きること 人それぞれです
 紺碧(こんぺき)の海、透き通る青空、慢心の微笑みがある、フィリピンです。 お金はなくても、陽気な人々です。 子供を何人作ろうが、食べられれば、それで幸せです。 家族の絆が強いですから、心配もありません。

 分相応に風が吹く(身分や立場に応じた生活)、ですか。 暮らすことの難しさです。 核家族となった日本では、家族の助け合いなど、もうないのでしょう。 人の心が疑われます。 生活に必要なものは、お金で、人の心などではないのでしょう。

 少しテレビを見ていれば、お金がないから、受診出来ないとの人が、なんと多いことか。 フィリピンも日本も一緒です。 お金がなければ、医者にも行けず、死ぬしかないのです。  余計なことを書きました。 

 紺碧の海、そそぐ潮風、そして青空ですよね。 自然を壊してはいけませんよね。
   

2011年6月5日(日) くもりくもり
まさか桜ではないでしょう
 曇り空の日曜日、退屈ですね。 車やバスの足がありませんから、タクシーか歩きになります。 退屈なら、テレビでも見て、お酒でもとなります。 考えれば、フィリピンでも退屈でした。 あくせくするよりは、いいのかもしれません。

 酒を飲んで、表を見ていると、なんだ、桜じゃないのか。 まさか、今の時季に咲くわけもないだろう。 目の錯覚、ということにしておきましょう。 おや、家の前の道路には、ゴロンと大岩が転がっています。

 前回の岩ではありません。 誰かが運んできて置いたのか、そんな暇人はいませんよね。 この前の台風の影響で、向かいの山から、転げ落ちてきたのでしょう。 だいぶ地盤が弱くなっているのですね。 気をつけないといけませんよね。

 遅咲きの桜、そして遅咲きの人生、あせらずともいつか咲く日はきますよね。




2011年6月6日(月) 晴れ晴れ
所詮お金なのですね
 今朝5時に起きれば、朝靄(あさもや)です。 そのうちに、晴れ渡った青空が現れました。 きょうは暑くなりそうです。 朝飯を食べながら、テレビを見ていました。 なんと、仮設住宅が埋まらないというのです。

 あれだけ早急に建ててほしいといった、仮設住宅に入らないのです。 理由はなんだ、と訊いていれば、避難所には食料があるけれど、仮設住宅にはないというのです。 着の身着のまま非難したみなさんです、お金などはあるわけもありません。

 各地から集められた義援金も、1割程しか手元に入っていないそうです。 衣食住とはよく言ったもので、住(じゅう)は3番目にきています。 着るものがあり、食べるものがあり、その次に住まいなのでしょうね。 

 ご飯の食べられる、避難所にいたほうがいいと、あたり前のことです。 仮設住宅は豚小屋ではありません。 考えてほしいものです。
 
 


2011年6月7日(火) くもり晴れ
移住は慎重に
 日本で、アイリーンに知り合って、10数年経ちます。 そのころは、まだ仕事もしていましたし、とてもフィリピンに住む、などとは考えていませんでした。 休みのたびに、何回かフィリピンを訪れるようになったのは、アイリーンがいたからです。

 会社を辞めたら、本当にフィリピンに住めるのか、と考えた時期がそのときです。 何度も、アイリーンの実家には足を運びました。 慎重に考えないといけませんよね。 家族に、周りの環境と、何度もチェックしました。

 フィリピンの彼女さん宅に暮らす方は、そのくらいのチェックはして下さいね。 私の場合、移住まで、7〜8年の年月は掛けています。 結婚はしていませんので、ビザは退職者ビザです。 こちらのビザのほうが、便利とは思います。

 人様の家に入るわけですから、慣れには辛抱が必要です。 自分を認めさせること、これは難しいことですが、時間が解決してくれます。 暮らせば異国、色々なことがあります。 続きは明日にでも。
  

2011年6月8日(水) くもりくもり
右も左も分からぬ異国
 さて、きのうの続きです。 自分に納得してフィリピンに行くものの、右や左、西や東がまったく分かりません。 観光で行くわけではありません、その場で暮らすわけです。 遊びではなくなります。 フィリピンを理解しなくてはいけません。

 お金の問題もあります。 お金がなくては、生活できません。 基本的には、日本の最低年金をもらえれば、フィリピンの田舎では、暮らすことが可能です。 彼女さんと話し合い、毎月入れる金額は決めておくべきでしょう。

 節度ある暮らしが大事だと思います。 いくらお金がある人とはいえ、異国での生活です。 頭の中には、撤退と言う言葉を、つねに考えておかなければなりません。 すべてが、うまくいくはずもないのです。 しばらくは、静かに暮らさないといけません。

 多少の問題はあるものの、しだいに家族との信頼関係も生まれてきます。 機が熟すとは、まさにこのことです。 右も左も分からないフィリピンですから、しばらくは大人しく暮らしたほうがいいと思います。 この時期に、2〜3年掛りました。

 黎明(れいめい)の時です。 現地の人に受け入れられることは、大変なことです。 また、明日に続きます。

    
 

2011年6月9日(木) 晴れくもり
納得して移り住みましょう
 しだいに、フィリピンでの生活にも慣れてきます。 ものぐさで出不精の私です。 田舎ですので、デパートや、洒落た飲食店などはありません。 それが、よけい出不精にしているのでしょう。 何かあれば、片道1時間のオロンガポです。

 ものぐさですから、言葉も覚えません。 アイリーンが、日本語を理解するので、無駄な努力はしません。 片言でも話せれば、十分だと思っています。 彼女さんとの暮らしなら、多少の英語と、多少のタガログ語で、生活に困ることはないでしょう。

 海でも、山でも、川でも楽しめるフィリピンです。 やはり、ここは南国、海のそばをお勧めしますが、なにをするにも田舎は不便になります。 日本でいう、都会派、地元派というところでしょうか。 好きなほうを選ぶしかありませんよね。

 余生を暖かい南国のフィリピンで、と思っている方が大多数なのでしょう。 なんども言いますが、業者などには頼まず、現地を何度も訪れて、自分の目で判断して下さいね。 明日も続きます。
   

2011年6月10日(金) くもりくもり
落ち着いたと思ったら
 現地での、生活の基盤が固まれば、あとは悠々自適に暮らせます。 ところが、アイリーンが稲作をやると言い出します。 勘弁して下さいよ、私には田植えなど出来ませんよ。 大丈夫よ、父親の田んぼを借りて、小作人にやらせるの、とアイリーン。
 
 なるほど、オートメーションだな。 年に3回、米は収穫出来ます。 やらせておけばいいでしょう。 裏庭の豚も増やすといいます。 リッキーが面倒を見るとの話です。 これも、やらせておけばいいでしょう。

 サリサリ(駄菓子屋)も、片手間にやるといいます。 店も出来ていないうちから、客は買いに集まります。 敷地内で家賃はありません。 国道沿いの場所のいいところです。 周りにもサリサリがありますので、やってはいけるのでしょう。

 担保を取り、金貸しも始めます。 高金利の金貸しです。 日本の闇金融でさえ、足元には及ばないぐらいの高利での融資です。 酒も置いてありますので、夕方頃から、店の前に、飲み客がたむろするようになります。

 地元で育ったアイリーンなので、客には不自由しません。 飲み客には、つまみが必要です。 卵を焼いてくれとか、カップラーメンにお湯を入れてくれとか、色々なオーダーがあります。 ならば、こんどはBBQをやる、というアイリーンです。

 続きは、2回目に書きます。 写真を見ていたら、古いのがありましたので、掲載しておきます。

 
   

2011年6月10日(金) くもりくもり
酒場もやるのですか
 2回目。 BBQをやるというアイリーン。 日持ちのしない食材です。 こればかりは、試し売りをしなければなりません。 サリサリの横に、簡単な焼場を作り、実験販売です。 毎日、早い時間に完売です。 

 なにを思ったのかアイリーン。 カラオケハウスを作り、対面で販売するとのことです。 歌、酒、つまみに、サリサリにはスナック菓子と、1つの酒場が出来上がります。 酒の値段は、サリサリで売る価格と一緒です。

 ホステスを置かないだけ、他店との値段差は出てきます。 他店に比べれば、半額の値段で、歌って飲めます。 女を置かないので、女性客やオカマの客なども、飲みに来てくれます。 飲み屋、なにも男のためだけにあるものではありません。

 そして、借金の形に手に入れたジープニーを営業させます。 これでもうやめて下さいね、アイリーンちゃん。 そんなことは、お構いなしです。 ハンバーガーと揚げ物を売るのよ、と次から次へと、なにかをやり始めます。

 しょせん小資本ですから、いつでもやめられます。 やるなら、彼女さんが育ったところがベストかなと思います。 明日も続きを書いてみます。
 

2011年6月11日(土)
我慢することはありません
 移住生活について、過去に何度か書きましたが、なにも我慢して暮らす必要はありません。 せめて、家での生活ぐらいは、快適にしたいものです。 びっくりするのが、トイレとシャワーでしょう。 トイレとシャワーは一緒です。

 トイレの横で身体を洗い、流します。 シャワーなどは付いていないでしょう。 バケツに水を張り、桶で身体を流します。 暑いフィリピンとはいえ、水で身体を洗うとなると、堪(こた)えます。 快適な生活のためには、シャワールームの改装からです。

 給湯電熱温水器は、安いものです。 シャワー給湯器ぐらいなら、1万日本円もしません。 それで生活の半分は快適になります。 シャワールームを広くする工事などは、安価ですので、ついでにやられたほうか、いいのかもしれません。

 彼女さんの家に住み、土地があれば、部屋の増築も出来ますので、田舎でも都会に負けないくらいの生活は可能です。 写真は、チェンとラニーの結婚式ですね。 2010年3月24の日記に、当時の結婚式のことは書いてあります。
 
 明日も、その他気付いたことを書いてみますね。

  
 

2011年6月11日(土) くもり
飲み水事情
 2回目。 飲み水について、少し書いてみますね。 日本の水道水は、立派な飲料水です。 なにも、ミネラルウォーターなど、高いものを買わなくても、水道水で十分ですよね。 ところが、フィリピンでは、水道水を飲めません。

 浄水場が悪いのでしょうか、雑菌を除去されていないみたいです。 井戸水も、なんの検査もありませんので、飲むことは出来ません。 でも、男は平気で、水道水や井戸水を飲んでいます。 子供の頃から飲んでいるのですから、身体に抵抗力が出来ているのでしょう。

 女の人は、そんな水を飲む人も少ないようです。 危ないのが氷です。 ホテルなどで出てくる氷は、水道水を固めたものです。 抵抗力のない、私達が飲めば、一溜まりもありません。 ましてや、汚れた都会の水道水の氷など、絶対に飲まないで下さい。

 バス停などで売っている、ペットボトルも危険です。 空きボトルに蓋を細工して、中身はなにかも分かりませんからね。 そこまで注意するのかと、いえいえ、もっと注意して下さい。 日本ではないのですから。


2011年6月12日(日) くもりくもり
沸かせば菌もなくなる
 きのうの水の話ですが、水道水でも、井戸水でも煮沸すれば飲めます。 調理に使っても、問題はありません。 考えれば私も3年ぐらい、湯冷ましの水道水を、冷蔵庫で冷やして飲んでいました。 面倒くさいと思う方は、温冷水器を買って下さい。

 大きなペットボトルが乗っているやつです。 機械自体は、1万日本円もしません。 ペットボトルは、街のミネラルステーションで売っています。 ボトルだけなら、600日本円です。 4ガロン(約20リットル)入ります。

 そのままでも飲める水です。 20リットルで100日本円もしません。 水道水の不純物や雑菌を取り除いた水です。 たまに、保健所の検査がありますので、安心しては飲めると思います。 不安であれば、ビールを飲んで下さいね。

 私のところの、サリサリの氷は、水道水を固めたものです。 カラオケ屋の酒を割る水も、もちろん水道水です。 これまで、腹が痛くなったなどの苦情はありません。 みんなが、そういうスタイルでの暮らしですから、文句も出ないのでしょうね。
 

2011年6月12日(日) くもりくもり
4人のヒーロー
 2回目。 司令官の下、原発に集まった4人のヒーロー。 鉄腕アトム、鉄人28号、孫悟空にスーパーマン。 我々が、この原発を収束させると言います。 まずは、鉄腕アトムですが、お前の動力源は何なのだ、とみんなから攻め立てられます。 はい・・、原子力です、というアトム。 

 論外なことを、お前の身体が暴れているようなものなのだぞ、とアトムは去ります。 次は、鉄人28号です。 力もそこそこありますが、リモートコントロールの遠隔操作になります。 確か、当時運転をしていたのは、金田(かねだ)正太郎だったな。

 ならば、SHOTA郎を呼べと私の家に来ます、勘違いですよ、私は、SHOTAで正太郎ではありません。 お断りをして、孫悟空にまかせます。 いきなり原発に、かめはめ・・と、派をやる直前に頭をこずかれます。

 要は、原発を壊せばすむものではありません。 子供のころから、バカな悟空ですから、考えも単純です。 さあ、残ったスーパーマン。 地球を光速で回り、時間を戻せます。 いけ、いけッと、みんなの声援でスーパーマンが飛び立ちます。

 地球をぐるぐると回るスーパーマンです。 年かスーパーマン、真空地帯なら問題はなかったのですが、低い空気抵抗のあるところを回ったので、焼け焦げてしまいました。 で、時間も戻せないと。 4人のヒーローを持ってしてもダメでした。

 流れる時間に逆らうわけにもいきません。 昔は、一つひとつ築いて、いまの国があります。 何百年も経てば、きっといい国になっているのでしょう。


 

2011年6月14日(火) くもり
日本的な平和
 世界的に拡がる、反原発の輪。 福島原発には、司令官の下、次のヒーローたちが、とバカを書いてはいられません。 日曜日は、お袋の買い物に付き合ったせいか、きのうは、身体が痛くなり、日記の更新を出来ませんでした。

 原発や被災者を横目に、山積みにされた問題を残し、総理という座の、飴玉の奪い合いですよね。 日本は、平和でいいですね。 夏場に向け、節電は大事です。 需要と供給で、供給不足になると、それが、なぜ、私たちに振り向けられるのでしょう。

 電力会社という、株式会社なのです。 企業努力もせず、安易に国民への転嫁は、やめてほしいものです。 私たちには、飴とムチですよね。 電気が欲しいのか、ならば年貢を納めろ、電気は使うな、でも年貢は納めてもらうと、たまりませんよね。

 無駄遣いをした尻拭いをする国民も、被災されている人も、お金がなければ何も出来ません。 それでも平和な日本です。 東京を越えて、観測されている放射能、どこかがおかしいのでしょうね。 


2011年6月14日(火) くもり晴れ
人は人です
 2回目。 見事に日本の自然をぶっ壊した原発です。 わずかの知識人しか持ちえない情報は、私たちのところまで回ってはきません。 狂った歯車が、現実にあるわけです。 わずか地方の原発の崩壊によってです。

 日本に生まれ、日本で暮らし、日本に殺される。 被災者の気持ちでしょう。 栄枯盛衰 (えいこせいすい)ですね、その時期なのでしょうか。 ご意見は人それぞれ、そういうふうに見えると、私は感じています。

 午後からは、晴れ間も出てきた福島です。 東電の株価を見れば、ストップ高で引けています。 株価は249円です。 もう、貸借倍率も拮抗して、マネーゲームになっています。 日計りのゲームですよね。 遊んでいる人間も多いのです。

 そう、人それぞれなのですよね。

 


2011年6月15日(水) 晴れくもり
遊んで体力を
 今朝起きれば、気持ちのいい天気の本日です。 表を見れば、モンシロチョウが番(つがい)で遊んでいます。 まるで、なにごともなかったように。 ニュースを見れば、清流に棲(す)む鮎が、大量に死んでいるとのことです。

 水の中に棲む鮎です。 上流で、誰かが毒物を流したのでしょうね。 大気中に棲む私たちと同じです。 目にも見えず、臭いもしない毒ですが、呼吸はしなければなりません。 清流の中の、なにも知らない小魚は、腹を出して眠っています。

 きのうは、風呂掃除です。 無駄な筋肉を使い過ぎたせいか、きょうも、筋肉痛です。 少しは体力をつけなければ、この先不安です。 なにをやりましょうか。 歩くのもだるいし、裏庭でゴルフのクラブでも振ってみましょうかね。

 そうだ、フィリピンにも、持って行けばいいのですよね。 遊びのゴルフですが、子供も遊べは、楽しいかもしれませんね。


2011年6月16日(木) くもりくもり
同僚からの電話
 昼に、前の会社の同僚から、電話が掛ってきました。 心配してのことでしょう。 同僚も会社は辞めています。 大丈夫か、お前のところは、と訊(き)かれます。 まあな、お前の頭よりは大丈夫だろう、と答えます。 

 ニュースでもやっていましたが、核燃料が、格納容器を破壊して、下のコンクリートを、溶かしている可能性があるということです。 どうなるのだ、と訊かれても、放っておけば、その下の岩盤を溶かし、地球内部に到達するのだろう。

 引力があるから、反対の国にまでは突き抜けないだろう。 マグマの温度は、6千度、核燃料の温度が3千度ですから、熱には熱で収束すればいいのですが、素人にはなにも分かりません。 ところで、なにか話があって電話でも寄越したのではないのか。

 同僚は独身です、結婚暦もないので、子供もいません。 会社を辞めてから、色んな商売をやったけれど、どれもうまくいかなかったそうです。 それで、と訊けば、フィリピンに連れて行ってくれないかと、そんな話、よくある話ですよね。 2回目に続きます。


 

2011年6月16日(木) くもりくもり
物価が安いからと
 2回目。 同僚は私と同い年です。 上司ではありましたが、会社を辞めた今は、関係ありません。 で、フィリピンに行って、何をするのだ、と訊けば、日本は物価が高いし、このままでは生活出来ないと言います。 

 一人暮らしに、物価が高いも何もないだろう。 日本の安アパートに住み、老後でもいいのではないですか。 物価が安いと思う気持ちが、贅沢したいという気持ちですよね。 年収2千万以上も取っていた同僚です。 無駄遣いの垢から、抜け切らないでいるのでしょう。

 まあ、その件は考えておきます、と電話を切ります。 遊び気分たっぷりで、フィリピンに住むということですよね。 それも悪いとはいいません。 人間節度がありますから、その中でやっていただきたいものです。

 お説教がましくなりましたね。 住むのと遊びは別ものと思います。




2011年6月17日(金) くもりくもり
査定の日
 きょうも曇り空ですね。 日本の四季なのですから、これでいいのでしょう。 きょうは、外壁や、その他の見積もりを持って、業者が来ます。 地震保険は手元に入ったとはいえ、なんか、直す気のないお袋です。

 また、震災があれば、繰り返して直すと思っています。 お金がいくらあっても足りません。 事実です。 小さい業者に頼めばそうなります。 いまは、10年保証ですから、何かあれば、業者も駈け付けて保証します。

 午後から、業者が見積もりを持ってきます。 どうなるのかですよね。 来ました見積もり業者さん。 やはり高いですよ。 
100万以下の金額で、なんとか収めてもらいます。 お金は少し払う、とうお袋、私の懐(ふところ)も痛みます。 なんだかんだで一応の決着は付きました。
 ところで、なんで私がお金なのだ、地震保険ってなんなのだ。


2011年6月18日(土) くもり
役目は終わり 
 午後から、雨が降り出している福島です。 私の日本での仕事も、終わろうとしています。 地震で弱った家を補強して、門扉と門塀を取り替えれば、なんとかなります。 何百万円か入金された地震保険ですが、半分ずつねと、欲深いお袋です。

 原発は、どうなるのかは知りませんが、余震は落ち着いてきています。 千年に一度の大災害というのですから、私達が生きている間には、もう来ないと、そう思うしかありません。 おや、また余震ですね。 余震ごときは当たり前になってきました。

 さて、帰る時期を探します。 ものぐさの出不精ですからね。 一苦労してみます。
    

2011年6月19日(日) 晴れくもり
放射能というタバコの値段
 日本全国へ拡がる放射能の話題。 ホットスポットなどという言葉も出てきました。 山あり谷ありの日本ですから、風に吹かれれば、溜まりやすい地域もあるのでしょう。 被災しなかった方も、もう対岸の火事ではありません。

 目に見える黄砂でさえ、中国本土から飛んでくるのです。 きのうのニュースでは、フランスに輸出された静岡茶から、許容を越える放射能が検出されました。 今のこの時期に、いい加減にして下さい、ですよね。

 素人目から見ても、輸出したほうは確信犯ですよね。 知らなかったでは、済む問題ではありません。 目には見えない、臭いもしない、色もない放射能です。 日本国民が、放射能というタバコを吸わされているようなものです。

 すれば、放射能のタバコの代金は、払わないといけません、とそんなバカな。

   


2011年6月20日(月) 晴れ晴れ
戻るかなフィリピン
 朝から晴れています。 きょうは暑いですね。 それにしても、梅雨が来ていないというのですから、驚きです。 暑ければビールです。 安全だと発表されている水道水を飲むよりは、よほどいいのでしょうね。 

 嵐のあとには凪(なぎ)が来ると、そうなってほしいものです。 家のことも片付き、いつでもフィリピンには戻れます。 ところが、出不精ですから、なかなか期日も決まりません。 自分でも出不精と思っていますから、気が向いたら戻ります。

 遊びではなく、暮らしに行くわけですから、それもあるのかも知れませんよね。 とにかく、近日中にフィリピンに戻ります。 さて、ビールでも。


2011年6月21日(火) 晴れくもり
まだ6月だったな
 きょうも、また晴れています。 2階の階段をトントンと降りてリビングに行けば、あれれ、妹が寝ています。 ならば、ビールです。 飯は、食べたいときに喰えばいいでしょう。 お袋の、病院への送迎車で、行ってくるねと出掛けます。

 昼は何を食べるの、買ってくるから、と妹。 そうね、海苔弁当にメンチカツでいいですよ。 本当は、魚介類を食べたいのですが、今、1番危険な食べ物です。 冒険もする必要はありません。 そのうち、すべての食品の検査が始まるのでしょうね。

 おとといは、アイリーンの誕生日でした。 ところが、なんど電話をしても通じません。 怒っているだろうな、アイリーン。 ということは、マニラに戻る日も伝えられないわけです。 行きましょうバスで、田舎まで帰りましょう。

 で、アイリーンから電話です。 ハッピーバースデーと言えば、私の誕生日は、8月だよと、なんとも笑えませんね。


 

2011年6月22日(水) 晴れ晴れ
たしかに節電は大事です
 きのうの夕方、すばらしい落雷があり、いわき市は、5千戸の停電になりました。 妹がいたので、バケツに補充の水を溜めます。 なんだ、私のところは通電しています。 浄水場も近いですから、無事なのでしょう。

 停電すれば、浄水場のポンプも回らなくなります。 一応は、水の確保をしておかないといけません。 そしてきのう、梅雨入りをした東北地方です。 きょうは、これが梅雨かと思うばかりの酷暑です。 この暑さで、電力使用料は、80%台です。

 なんだ、いつもと変わらないな、と思い眺めます。 ということは、要は節電などしていなかったのでしょう。 節電されている方、どうでもいいと思っていらしゃる方、使う方は使います、それが、この数字かなとも思います。 

 節電に関してのいろんな考え、家電を買い替えろとか、電球を替えろとか、いくら掛るのだ、ならば電気は、消しておいたほうがいいのですよね。


   

2011年6月23日(木) くもり
大荒れのフィリピン
すっかり寝ていたので、天気はわかりませんが、暑かったので晴れだったのでしょう。  おや、アイリーンから電話が。 電話した、と訊かれます。 通じなかったけれどしましたよ、と私。 着信はあったのでしょう。 そろそろフィリピンに戻ろうかなと話します。

 いま帰って来てはダメよ、とアイリーン。 なんでも、台風で、フィリピンは大荒れみたいです。 アパンツ台風が来ているのよ、なんだ、アパンツって、みっつのことよと、ああ、アパッツ(3)ね。 発音悪いなあ、アイリーンちゃん。

 フィリピンに行ったところで、交通機関はマヒしているのでしょう。 道路の冠水で、バスが立ち往生でも困ります。 しばらくは、日本で待機です。 どこまでが本当か分からない、アイリーンの情報ですが、気象庁台風情報 を見れば、確かに荒れているフィリピンです。


2011年6月24日(金) くもり晴れ
お土産は福島の空気
 2日前に、妹が帰り、きのうは、家の修理の契約です。 なんか、きのうの夜、寝つけません。 占い師の妹が、悪霊(あくりょう)でもお土産に置いて行ったのでしょうか。 そして今朝、アイリーンから電話が。

 要約すれば、ミンダナオにいる、おっかさんの容態が悪いので、10日ぐらい行ってくると言います。 で、私はどうするのだ、と訊けば、おじいさんなんだから、私が帰るまで、日本で待ちなさいと、ひどいんじゃない、アイリーンちゃん。

 そんなことで、またいつ行けるか、分からなくなったフィリピンです。 フィリピンへのお土産は、ゴミ袋に入れた、福島の空気です。 これなら軽くていいですね。 きょうも蒸し暑い午後、熱中症ではなにもなりません。 少しクーラーを点けるか、お袋。

   


2011年6月25日(土)
小さな地球
 地球という星を、汚(けが)してしまった人類。 我々の地球ではありません。 宇宙の地球なのです。 いつの間にか繁殖してしまった、人類という病原体。 我々も病気になれば、薬や、外科手術で身体を治します。

 惑星とて、栄枯盛衰(えいこせいすい)があるわけですから、その意味では生きているのでしょう。 火山の噴火や、地殻を変動させて悪いところを治します。 病原体には、放射能が有効だと、津波のついでにばら撒いたのかも知れません。

 いまの兵器は、バイオウェポン(生物兵器)が主体らしいです。 これは、原水爆の比どころではありません。 そういう映画もありましたね。 自然に生かされていることも忘れ、病原体は十分に進化しました。

 一掃される日が来るとの、警告かもしれません。 無限大の宇宙からすれば、ちっぽけな地球に棲(す)む、私たちです。 まさかノーベル物理学賞のレントゲンが、後続の研究で、地球を追いやることになるとは、夢にも思わなかったでしょう。

 書き過ぎましたね、難しいお叱りはご勘弁下さいね。


2011年6月26日(日) くもりくもり
刺身は食べておかないと
 まだ、台風の影響が残っているのでしょうか、曇り空のきょうです。 日本に来て食べていないものがあります。 刺身です。 そう思うと食べたくなりますよね。 スーパーにでも行って、ビールを買うついでに、買ってきましょう。 行くぞ、お袋。

 ヨークベニマルという、スーパーに行きます。 ということで、千葉県産のカツオと、北海道のスルメイカの刺身です。 カツオの薬味に、ニンニクも買います。 好みですから、なんでもいいのです。 どうにも、刺激物には弱い私です。

 辛いものというのは、食が進みますよね。 そして、お酒も進みます。 香辛料のマジックですよね。 やはり日本に戻れば、日本の食べ物があります。 食べずにフィリピンに行くわけにいきません。 きょうは刺身で満足です。

 カツオが北上してくる前に、千葉県産を頂きました。




2011年6月27日(月) くもりくもり
おっかさんのお見舞い
 台風は温帯低気圧となり、日本海側を進みそうです。 まだまだ、土砂災害の注意は必要です。 私のところは、曇り空で、過ごしやすい1日になっています。 気温も上がらず、昼寝日和(びより)ですね。

 アイリーンから、電話がありました。 母親のお見舞いに、金曜日に出掛けるといいます。 金曜日って何日だ、と訊けば、フライデーよと、そうだよね。 ダバオに行くんでしょう、と訊けば、ミンダナオだと、もういい。

 ミンダナオから帰るとき電話するから、空港で待ち合わせましょう、といいます。 なんか、面倒なことになってきました。 いつ、ミンダナオから戻るのか、私のフィリピン行きは、アイリーンの戻り待ちということになりました。

 待つしかありませんよね。 どうせ暇です。 
 

2011年6月28日(火) くもり晴れ
使えれば売れる車
 日本に来て3ヶ月、車がないと不便ですね。 年に一度しか帰ってきませんから、多少の不便はしょうがありません。 車検代も掛かるし、年式が古くなれば、二束三文にもなりません。 買うだけ無駄ですよね、使わないのですから。

 フィリピンでは、買った値段以上で売れることもあります。 車検は、安いものです。 1年車検ですが、1万日本円もしないでしょう。 買い替えるたびにグレードの高い車に乗れます。 3〜4年乗ったら、次の車となるのでしょう。

 日本の田舎の道なら、トライシクルでいいですよね。 そうもいきませんね。 便利なんですけどね、ここは日本です。 子供が運転しているトライシクル。 酔っての運転はあたりまえ。 運転は自己責任となりますが、巻き添えはご免ですよね。

 さて、夕飯です。


 

2011年6月30日(木) 晴れくもり
月末には黄色いさくらんぼ
 暑い日が続いています。 暑さに慣(な)れた私の身体はなんともありませんが、お袋は、老人です。 熱中症にでもなられたら、面倒なことになります。 クーラーを点けてやらなければなりません。 クーラーがあっても、使えないという老人も、多いと思いますよ。

 それで、部屋の中で、熱中症になるのではないでしょうか。 私のお袋などは、窓を全開にしてクーラーを掛けないと、涼しくならないと思っていましたからね。 それでも、昔などはクーラーなどなかったわけですから、それだけ贅沢になっているのでしょう。

 今年も半年終わりました。 明日は何があるかも分かりません。 そんなことで、来月も宜しくお願い致します。

   



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