日記　2012年 3月　 　 　

　３月ですね。　青空が広がっています。　風邪は、まだ治りません、というか、治る気配がありません。　そうですよね、栄養も摂らずに酒ばかりでは、治るわけがありません。　時間が経てば、治るのでしょうが、体調不良は続きます。

　きのう、オロンガポの集金から帰ってきたアイリーン達。　午後の６時頃ですか、そのころには、私は執務室に横になっていました。　集金のお金は、独り占めにはしません。　働いたみんなには、分け与えます。　当たり前のことです。

　今朝、近所のお姉さんが、アイリーンはいる、と来ます。　アイリーンが、話をします。　お金を借りたいとのことです。　担保は持っていません。　門前払いなのはしょうがありません。　フィリピンで、信用貸しはありません。　日掛けの金貸しくらいです。

　３月、日本もまだ春は遠いのでしょうが、待てばいい季節になると思います。　今月も、よろしくお願い致します。

　２回目。　簡単に書きます。　昼間、ビールを飲んでも、調子がよくなりません。　当たり前ですよね。　飲みかけのビールを喫煙室に残し、少し眠ります。　夕方起きれば、体調は少しよくなっています。　残りのビールでも飲むか、と喫煙室に行きます。

　あれッ、なくなっています。　メイドが片付けたのでしょう。　ならば、ジンの小瓶でいいやと、サリサリに取りに行きます。　さてと飲むかと、蓋を開けようとしますが、空回りで開きません。　たまにあるんですよね、蓋の不良品。

　包丁で、蓋の上部に穴を開けて注（つ）ぎます。　キャンディーにしても、中身が入っていないものがあります。　清涼飲料水は、空っぽや、半分しか入っていないものも、もちろんです。　レッドホースの、中身が空っぽも、見ています。

　蓋は開けないで、もちろん、交換してもらいます。　いいメーカーの品質管理でしょう。　うまいなあ、蓋の開かない、破れ傘のジンは。

　今朝も、晴れています。　きのうの夜、執務室に横になっていれば、カラオケ屋が騒がしくなっています。　事件か、と起きて、カラオケ屋に行こうとすれば、目まいがします。　身体が落ち着くのを待ち、喫煙室に行き、全体を眺めます。

　カラオケ屋は、満席です。　庭先には、いつものトライシクルドライバーたちが、５〜６人で飲んでいます。　カラオケ屋の半分が、騒然となっています。　どうしたのだ、アイリーン警部、と訊けば、仲間内の喧嘩らしいのです。

　喧嘩は、まだいいのです。　頭にきた客が、カラオケのワイヤレスマイクを、地面に叩きつけて、壊してしまったのです。　リッキーの大事な、2,500ペソのワイヤレスマイクです。　怒るリッキー、街の重鎮（バランガイ・キャプテン）を呼びます。

　心の炎は収まらないリッキーです。　店先で、客を唸（うな）り飛ばしています。　暴力沙汰があれば、応援のトライシクルのお兄さん達がいますから、好きに暴れなさい。　３０分くらい、すったもんだをやっていましたか。　マイク代を弁償できる客などではありません。

　音響機器レンタル業のリッキーです。　マイクは、いくらでもありますから、カラオケはすぐに再開します。　そのあとは、普通に営業です。　まあ、お酒は楽しくですよね。

　２回目。　お昼を作っておくからね、とアイリーン。　また、どこかへ行くの、と訊けば、オロンガポだそうです。　集金があるのよ、と言います。　バスで出かけるわと、出て行きました。　金利の話などしても、しょうがありませんよね。　日本のトイチ以上の金利です。

　用心棒、その他多数、オロンガポの、ジープニー置き場に待機していますから、なんの不安もありません。　取り立て屋は、債務者には恨（うら）まれます。　あえて行く、アイリーンの根性です。　前にも書いた通り、担保は取ってあります。　担保を片手に、交渉するのでしょうね。

　おいッ、リッキー、豚になど水を撒いているな、ヘリコのエンジンを掛けろ。　緊急事態だ。　何があったのだとリッキー。　何を言っておる、アイリーンが危険なのだ。　地下格納庫の、ヘリのプロペラが回ります。　

　お前は、助手席に座れ、私が操縦する。　行くぞ、早く、格納庫の天井を開けろ。　開かないとリッキー、何なのだお前は。　分かった、こんど、ＵＦＯというやつを、製造しろ。　長くなったなった２回目です。

　すみません、つまらない日記ですね。　写真は無理だなッて、ないので明日です。

　起きれば、眩（まぶ）しい朝です。　喫煙室で一服しながら、ビールを飲みます。　台所に行けば、アイリーンが、私の食事の調理をしています。　ということは、また、どこかへ出掛けるのかアイリーン、と訊きます。

　州都のイバで、ジープニーの講習があるのよ、といいます。　みんなで行くのと、気を付けて行きなさい、ジョリビーへ。　きのうでしたか、オロンガポから帰ってきたアイリーン。　お土産よ、と色んなものを買ってきてくれました。

　いま温めるからねと、ジョリビーのツナパイを、トースターで温めます。　中まで温まったのでしょう。　ジンを飲んでいる私の口に、無理やり押し込みます。　熱いよ、アイリーンちゃん、それはいいのですが、溶けたチーズが、腕に滴（したた）り落ちます。　

　熱いよ、火傷だアイリーンちゃん、ごめんなさい。　もう、一切悪さはしませんから、勘弁して下さい。　おいしいの、ツナパイは、とアイリーン、はい、おいしいです。　残りは私が食べるからね、とアイリーン。

　まだ、行かないのかなイバ。　早く行きなさいね。
　
　

　ガンガンと陽の射す朝。　いい朝だねアイリーンちゃん。　きょうも、軽快に過ごそうね。　さてと、ビールでも飲むかと、冷凍庫を開ければ、空っぽです。　そうか、きのうは土曜日か。　しょうがない、ジンを飲みましょう。　

　朝からジンでは、昼前に酔っ払いです。　昼飯を食べれば、もう寝るしかありません。　起きれば、午後６時です。　ふたたび冷凍庫を開ければ、ビッシリとビールが詰まっています。　ならば、１本頂きましょう。

　アイリーンがいません。　表を見れば、車がありません。　ドライバーのホンダのバイクがあります。　リッキーも、ケチ女房もいません。　酔っ払いを残し、みんなでお出掛け楽しいな、といったところでしょうか。

　さてと、写真でもと、カメラを取りに行きますが、所定の場所にありません。　まさか、カメラまで泥棒しないだろう。　アイリーンが持っていったと考えるしかありません。

　きょうも、晴天です。　きのう、アイリーン達が帰ってきたのが、午後９時です。　日曜日とはいえ、多少は忙しくなります。　おっかさんが、店とカラオケ屋を見ています。　帰ってきたアイリーンに、どこへ行っていたのだ、私のカメラを持っていったろう、と訊きます。

　オロンガポの病院へ、お見舞いに行っていたのだと言います。　とっつぁんの従妹（いとこ）が、癌（ガン）で入院しているのだそうです。　５１歳です。　癌は転移していて、末期らしいです。　何か言いたいのか、口をパクパクするだけだそうです。

　あと、２〜３日の命だと言う先生です。　アイリーンが、写真を撮ろうとすると、みんなから止めろと、それはそうですよね。　そのための、カメラだったのか。　今朝、おやッ、喫煙室の棚を見れば、珍しい物があります。

　豆腐と書いてありますか、手に取ります。　どれどれ、メイドインジャパン、日本製か、メーカーは、森永です。　賞味期限は、９月まであります。　いくらしたのだと訊けば、１００ペソだそうです。　２００円か、そんなものだろうな。

　たまの贅沢に、豆腐もいいでしょう。

　２回目。　昼間は暑くて、寝ているしかありません。　いとこのお見舞いに行くね、と出掛けたアイリーンです。　衣類を届けるのだそうです。　１人ですので、バスで出掛けていきました。　そういう心が大切なのですよね。

　夕方、アイリーンに叩き起こされます。　ご飯は食べたのあなた、はい、メイドのハラミを食べました。　あッ、そう、と、以外と簡単に納得してくれます。　今から、餃子を作るから、楽しみにしていてね、といいます。

　横たわるベッドの上で考えます。　餃子ね。　そういえば、いつも形の悪い餃子です。　まてよ、確か餃子パッコン器があったなあ。　デパートから、買った記憶はあります。　グチャグチャの台所を捜し、見つけます。　パッコンで作ってね、アイリーンちゃん。

　任しておいてと、アイリーン、うん、任せた、とろける餃子を作って下さいね。


　

　また晴天だ、１本いくかな。　そういえばきのう、タコルピンが、ラジコンの、小型ヘリを買ってもらったのでしょう。　一生懸命にいじっています。　電池の容量がないのか、飛びはしません。　それより、要（かなめ）の、尾翼のプロペラを外し、捨てています。

　飛ばす前に、壊してしまいますから、どうしようもありません。　今朝、アイリーンは、玄関先で日向ぼっこです。　ところでアイリーンちゃん、餃子はどうしたの、と訊けば、まだ作っていないといいます。

　具はありますので、一緒に作ろうかと、台所に行きます。　餃子は包むのが大変なのですよね。　出せ、アイリーン、餃子パッコンを。　これも、なかなかな物で、パッコンをしても、皮が付きません。　こうするのよ、とアイリーン。　なるほどね。

　パッコンの淵の溝に沿って、餃子の皮を指で押すのよ、とさすが、創作料理家だね。　約束された、しばらくの日本の食事、こんな贅沢もです。

　いい朝の空気だ、アイリーンちゃん。　冷凍庫へ走ります。　あれッ、ビールがありませんよ。　ならば、きょうもジンでいきますか。　風邪が悪化したのか、咳が出ます。　体調も、いまいち良くありません。　ま、飲めば治るでしょう。

　きのうですね、隣のサリサリのお兄ちゃんが、店先でＢＢＱをやっていました。　小腹も空いたし、少し買って食べていい、とアイリーンに訊（き）きます。　みんなにも、あげるんだよ、といえば、汚ったないのよ隣のＢＢＱはと、お金の問題ではなくなります。

　知らなければ、食べるのでしょうが、言われれば、食指も落ちます。　やっぱり、アイリーンちゃんのＢＢＱが１番なんだよね。　それで、きょうも、お見舞いに行くという家族です。　しょうがありませんよね。

　ビールは、冷凍庫に入れていっておいてね。

　２回目。　みんなで、病院へお見舞いに行こうね、と話していれば、病院から、メールが届きます。　患者が死にそうだと、そうかと、みんなで病院へ行きます。　とっつぁんの従妹（いとこ）ですから、とっつぁんも車に乗り込みます。

　医者に見放されれば、長い命ではありません。　みんなが、帰って来たのが、午後８時です。　そのすぐ後に、亡くなったとの、病院からのメールです。　しかたがありません。　私の近所が、従妹の実家ですので、遺体は葬儀屋が運んで来るそうです。

　最後に、みんなに看取（みと）られて旅立ったのでしょう。　そんなことでした。
　

　曇り空の本日。　きのうは、店を９時過ぎに閉めて、みんなで、亡くなった従妹（いとこ）の実家にいきます。　遺体の搬送はきょうですが、やることが色々とあるのですよね。　葬儀は、１週間先だそうです。

　なんで、１週間も先なのだ、と訊けば、親族がアメリカに居るのだそうです。　そんな長い期間置いて、腐らないのか遺体は、と訊けば、ホルマリンの注射を打つから大丈夫なのよと。　それは言えているな。　やれるだけの事は、やってあげなさい。

　みんなが、お見舞いに行った、きのうの午後。　隣のサリサリに行けば、ＢＢＱにカキ氷をやっています。　汚ッたないから、食べないでね、と言っていたアイリーン。　まあな、ビコールワイフにメイドにガキどももいます。　食べてみろと、お金を渡し買わせます。

　出来たよと、ＢＢＱを持ってくるメイド。　私はいいのだ、みんなで食べて下さいね。　と、きょう、みんなは元気です。　おかしいんじゃない、アイリーンちゃん。　私の作った物以外は、食べてはダメよという、アイリーンの心遣いなのでしょう。

　２回目。　昼間から、晴れてきました。　それはいいのですが、主寝室の冷房を点けて寝ていました。　冷房ですから、表が晴れもなにも分かりません。　気持ちよく寝ていれば、ドアを開け出入りする、アイリーンにケチ女房。

　どこかに、出掛けるのでしょうか。　そんなことで、叩き起こされました。　喫煙室に行けば、いい空だ。　起きて、主寝室の冷房は止めます。　喫煙室で一服していれば、ダメだ暑いな、頭から湯気が出ています。

　また、少し寝て起きます。　もう夜か、って私は何をやっているのでしょう。　店は閉じています。　従妹（いとこ）の実家に、みんなで行っているのでしょうね。　身内が亡くなり、カラオケでもありません。

　まあ、みんな心は優しい奴らなのです。　それでいいんですよね。
　　

　５時には起きたのでしょうか、と、隣に寝ていたアイリーンに、蹴飛ばされて起きただけです。　なにか悪い夢でも見ていたのでしょうね。　起きてしまったものは、しょうがありません。　１杯やるか、ということになります。

　まだ、薄闇というか、真っ暗闇の５時です。　考えることは、色々あります。　そうだ、先日、みんなで、量りに乗ったのです。　米を量る量りですから、１００キロ超までは大丈夫です。　体重測定ですよね。

　私が乗ります。　４９キロ。　ケチ女房が乗ります。　４８キロ。　メイドが乗ります。　４８キロ。　アイリーンが乗ります。　６０キロ。　なるほど、これではアイリーンに敵（かな）うはずもありませんよね。

　若さを満たす身体、老いていく身体の違いでしょうか、暗闇の中で、そんな夢を見ました。

　　スマート・ブロのアンテナを取り外して、何年に、なるのでしょうか。　来ましたよ、スマートからの請求書。　通信代を払えというものです。　ふざけた企業です。　アイリーンが、オロンガポへ、ぶっちめに行くと、出掛けました。

　まあ、払わなければ、それでいいことです。　夕方、帰ってきたアイリーン。　そのまま、亡くなった従妹（いとこ）の実家に行きます。　実家はいいけれど、何時に帰ってくるのだ、まあ、いいか、知ったことではありません。

　今朝、５時には起きている私です。　そのうち帰ってくるアイリーンです。　トランプ賭博がどうだとかいうアイリーン、よく、そんなことがやれているな、と言うしかありません。　午前５時に寝ましたよね。　朝の１０時、まだ起きてきません。

　寝ていないのでは、寝かせるしかありません。　ぐっすり寝なさいアイリーンちゃん。

　３・１１の去年の大地震から、１年が経ちました。　地震、津波、原発、余震と悪いことは連鎖します。　被災された方々には、お見舞い申し上げます。　決して対岸の火事とは思わない事です。　大自然とは、こんなものなのなのですよね。

　ところで、午前３時、カラオケ屋は、やっています。　ならば、ビールでも飲むか。　アイリーンは、いません。　また、亡くなったいとこの実家に行っているのでしょう。　蹴飛ばされて起こされないだけ、まだ幸せです。

　リッキーが亡従妹の実家から来て、ビールを持って行きます。　葬式も徹夜の仕事だな。　なんでビールなのだ、まあいいですよね。　さて、寝るかと、客がいますから、もう少し付き合って店を閉めましょう。

　揺れている日本です。　それなりの備 (そな) えは、しておいたほうがいいのでしょうね。
　　

　２回目になりますね。　薄曇りの晴れ空といったところでしょうか。　表へ出れば、ガキどもが、偽札を持って遊んでいます。　１枚頂戴と、手を出しますが、偽札を渡してくれません。　私のポケットから、キャンデーを出して見せます。

　もう遅いのです。　その根性が治るまで、苦しみなさい。　偽札、紙くずでキャンディーが、買えるのですから、なぜ、素直に渡さないのか、それが子供ですよね。　アイスクリームとか、カキ氷の話は、書いていませんよね。

　チリンチリン、と鈴を鳴らし、自転車でやってくる、アイスクリーム屋。　買ってみるかと、アイスクリーム屋を止めます。　１個いくらだと訊けば、１０日本円です。　おいッ、自転車ごと、全部買うぞ。　とそういう訳にはいきませんよね。

　２０個買ったところで、２００日本円です。　それとカキ氷、１杯３０円です。　知らないぞお前ら、腹を壊しても、まあ、好きなだけ食べろ。　暑い中、涼を感じればいいのですよね。　今朝、あれれッ、アイリーンちゃん、きのうも遅かったんだよね。　寝なさいね。　

　よかった、１ペソのキャンディーが、取られなくて。

　どんよりと曇ってます。　時折、小雨もパラつきます。　こんな日は、蒸し暑い１日になります。　きのう、体調が優れず、執務室でダウンしていました。　とっつぁんの亡従妹 (いとこ)の葬儀も近いのでしょうか。　夜中に、マニラのおばさんもやって来ました。

　夜中に、絡 (から) まないでね、おばさん。　今朝起きれば、相変わらずの体調です。　ところでアイリーン、納棺はいつなのだ、と訊けば、明日ということです。　あなたも、棺桶に一緒に入って、お墓で眠る、とアイリーン、よせよ、ダブルサイズじゃないと、窮屈 (きゅうくつ) だろう。

　お供物も用意しています。　フルーツに缶詰、スナックにお酒と、そんなところですか。　今宵 (こよい) も、みんなで楽しめばいいのです。　亡くなった従妹さんには、ご冥福をお祈り致します。　輝く世界へ、旅立って下さいね。
　
　

　きょうも曇り空です。　緑色の空気が、強く感じられます。　きのう、亡従妹（いとこ）の家に行ってきました。　棺（ひつぎ）に横たわる遺体、献花にお供物、集まる人々、きょうが、納棺の日です。　しばらくいて、家に戻ります。

　家に戻れば、パパァ、着替えないとダメだよ、とデッカチ。　うるせえ、このバカタレ、放射能が付いているわけでもあるまい。　死者を弔（とむら）えば、洋服を着替える、これも習慣なのでしょう。　もう眠いと、執務室に横になります。

　みんな、出掛けていますから、お店は休みです。　ぐっすりと寝ていれば、いきなり執務室のドアが開き閉じます。　誰だ、このバカと喫煙室に行き、時計を見れば、午前３時です。　リビングに行けば、おばさんの夫に、熟れた子供たちもきています。

　そういうことか、ならば１本飲んで寝るかな、きょうが葬儀の日です。　今朝起きれば、あなたもお墓に行くのよ、とアイリーン。　ま、行く前に酔っ払っているだろう。

　２回目。　シャワーを浴び、執務室で昼寝をして起きれば、午後３時。　そろそろ葬式の時間だろうと、リビングに行けば、誰もいません。　玄関先に通じるドアも、閉じてあります。　なんだ、置いてきぼりか、ひどいんじゃない、アイリーンちゃん。

　そういえば、起こされたかなあ、まあ、どうでもいいや。　ビールでも飲んで、帰りを待ちましょう。　お腹が空いたなあと、サリサリのカギはどこだと捜しますが、ある訳もありません。　辛口でビールを飲むしかないですよね。

　ゆで卵の１個でも、茹でていって下さいね。　冷蔵庫の具材で、調理は簡単にできます。　その前の問題なのです。　きれいな鍋やフライパンなどありません。　調理をすれば、洗わないのですから、次は、洗いから始めなければなりません。　やっていられません。

　豚がいますから、夕方には誰か戻ってくるのでしょう。

　カンカンとは晴れていませんが、一応、晴れの空です。　葬儀に出席できなかった、きのうの夕方、みんなが帰ってきました。　きのうも、店は休みです。　というより、カラオケ機材がないのですから、始まりません。

　今朝起きてみれば、カラオケ機材は戻っています。　墓場で、カラオケでも、やっていたのでしょうか。　今朝も今朝で、また誰もいません。　なんだ、とっつぁんはいたか。　ペットボトルに入った酒を飲めと、勧められます。　わけの分からない酒です。

　みんな、農場に行ったのだ、ということを話しています。　私にも、後で来い、とでも言っているのでしょう。　出掛けるとっつぁんです。　しばらくすれば、アイリーン達が戻ってきました。　どこへ行っていたのだ、と訊けば、川で水遊びだそうです。

　う〜ん、どこまでも優雅だね、優雅すぎますね。　もちろん、ペットボトルのお酒を飲むような、私ではありません。
　

　２回目。　朝飯は食えませんでした。　寝起きのビールで、腹がくちくなってしまったのです。　腐らない物を作っておくから、お腹が空いたら食べてね、とアイリーン。　出来た定食、おおッ、これは、謎の円盤定食だね。

　母船の中に、中型、小型の円盤が見えています。　トレーに水を張り、蟻などの、エイリアンの侵入を防ぐ、超未来のテクノロジーも駆使しています。　おいッ、アイリーン、バリアーを張り、円盤の飛翔をふせげ。　ラップを掛けて、金属板で蓋をします。

　しないと、子機が飛んでいってしまうのです。　まあね、ハンバーガーや、玉ねぎが飛ぶか。　昼には、なんとか完食しました。　カラオケも、リッキーが元に戻し、きょうからは、通常の営業です。　夕飯は、美味しいのを作るからね、と優しいねアイリーンちゃん。

　あッ、アイリーンちゃん、食べた子機が作動している、飛び立ってもいいか、玉ねぎ大国へね。　その前に、アイリーンちゃんの料理だよね。

　きのうですか、ネットに接続しようとすれば、接続出来ません。　考えられることは、４つ、電波がないのか、パソコンが壊れたのか、スマートのスティックが壊れたのか、私の頭が切れたのか。　この４つです。

　検証をすれば、どうやらスティックが壊れているみたいです。　そういえば、前に１度壊しているのですよね。　リッキーの修理で、ここまで持ったのでしょう。　どうする、と考えても、修理か取替えに行くしかありません。

　アイリーン、海辺のランディーが黒いスティックを持っていたな、こっちに来るときに、貸してくれと、メールしておいてね。　そして、今朝やってきた黒いスティック、一応、シムカードを入れ替えてアップしてみますね。

　なんとなく晴れているかなあ、というそんな朝です。　ネットへの接続も一定しません。　土、日は、スマートのネット屋が休みですから、ランディーから借りた、黒ステックで、騙（だま）し騙しやるしかありません。

　最近の出来事を書きます。　車の車検がありました。　詳しくは分かりませんが、オロンガポのＬＴＯ（陸運局）に行ったみたいです。　ついでですから、みんなも乗り込み、一緒に行きます。　車検代はいくらなのだ、と訊きます。

　私の、いや、アイリーンの中古車は、７人乗りの、２千ＣＣの車です。　それで、車検代は、４千ペソ（約８千円）だと言います。　乗っても走っても、車は買値で売れると、車に関しては、１度購入すれば、金銭の問題はありません。

　次は、おでん問題です。　


　　　

　すっきり晴れた日曜日。　きのうから、新しいメイドが来ています。　イロハを教え込むアイリーンです。　ところでアイリーンちゃん、メイドはいるでしょう。　なんで雇うの、と訊けば、ＢＢＱをやるのよと、なるほどね。

　午後の５時に飲んだくれ、１１時に起きて、ビールを取りに行きます。　いいね、なんだッ、ありませんよ。　土曜日ですよ。　また酒のないカラオケか、懲（こ）りないなあ、お前らは。　ジンでいいか、一応客には挨拶をして、店を去ります。

　今朝、隣街の市場へ、買い物に行くね、とアイリーン。　訊かなくてもね、ＢＢＱの具材と、店で売るスナック菓子なのでしょう。　思い出して来ました。　そういえば、食べていなかったなあ、イカのバター焼き、ＢＢＱが始まれば、炭火で焼いてもらいましょう。

　アイリーンが、仕入れから、帰ってきました。　やはりＢＢＱの仕入れです。　あッ、そうだ、おでんの物語ですよね。　まあ、いいですよね。

　　　

　きのう、やって来ました、博多の大ちゃんさん。　到着が少し遅かったのですね。　ホテルは無理ですので、私の家に１泊ということになります。　色々と話をしますが、気さくな方です。　今回の目的は、お嫁さん探しです。　３６歳の大ちゃんさんです。

　今朝、起きて、対策を練ります。　その前に、ホテルですよね。　車でホテルまで行き、部屋をキープします。　運転はアイリーンです。　そのまま、女の子の家へ行くといいます。　私はいいですからねと、家の前で降ろしてもらいます。

　何時間かすれば、帰ってきた、大ちゃん達です。　どうだった、と訊けば、満足気の様子です。　独身、子供なし、看護婦、２３歳ときます。　話では、お気に入りのようです。　きょうの、７時に、彼女を連れてくるといいます。　

　楽しみですね、ハハハ。


　

　きのう、マニラに戻った、博多の大ちゃんです。　きょうの、早朝便でのフライトだそうなので、きのうには、マニラに行かなければいけませんよね。　結婚目的の彼女さんとも、数日間で数回は会っています。

　お互いの問題ですので、私は口を挟（はさ）みません。　デートの横で、酔っ払いが絡んでも、なにもなりませんよね。　今回は、色々問題があったのですが、言葉が違いますからね。　でも、なんとか、婚約指輪の話までは、進んだそうですよ。

　そんなことで、今度マニラに来たときに、彼女さんを、リゾートビーチにでも連れて行って、誓いの指輪をあげて下さいね。　また、今度、来たときの話しです。　男と女の話しですからね、なるようにしかなりません。

　今回は、ありがとうございました。　博多の大ちゃんさん。　写真をアップして、少し私は寝ます。



　進展してくれればいいですよね。

　薄曇りの本日です。　しばらくすれば、晴れてくるのでしょう。　久しぶりに、シャワーを浴びて、主寝室に行けば、出入り禁止の泥棒タリンが寝ています。　アイリーンも一緒です。　まとめて、怒鳴りつけてやります。　なんど言ったら分かるのだ、入れば泥棒をするのだ。

　朝から気分が悪いぞ、アイリーン。　飲むか、１本。　喫煙室で飲んでいれば、白ネズミが、じっとこちらを眺めています。　そういえば、裏庭から舞い戻ってきたのですよね。　本当か、証人はいるのか、と言われれば、博多の大ちゃんさんが見ています。

　それからは、兵糧攻めにしていますから、餌が欲しいのでしょう。　餌をやっていれば、大人しいネズミです。　でも、腹が空けば、攻撃的になります。　私の、足を目指し、餌をくれ、と、お構いなしです。　

　考えるまでもなく、裏庭のゲージを壊した奴がいるのです。　私への、殺人教唆をネズミに託した奴。　いいかげんにしろよ、デッカチ。

　

　晴れですけれど、風が強いですね。　砂塵が舞う、という１日になるのでしょう。　きのう、何をしに来たのか、タカリババアがいます。　タバコを３本たかられます。　ビールを取りに、冷凍庫に行けば、なんか珍しい物があります。

　スパークルという、レモンスカッシュのような飲み物の、大瓶ですね。　あったかなあ、こんなもの、大瓶は初めて見ました。　にごり炭酸飲料です。　今朝、喫煙室でくつろいでいると、お土産よ、とアイリーンが持ってきてくれます。

　シンガポールに出稼ぎに行っていた、ドライバーの妹のお土産だそうです。　そういえば、しばらく車がありませんでした。　そういうことでしたか。　ドライバーにお礼を言い、お土産を見れば、チョコにプリングルスです。

　早速、子供達に配りますが、泥棒兄妹にはあげません。　ま、サリサリのポテトチップスや、チョコを泥棒して食べなさい、ということになります。　普段の行いで、美味しい餌にありつけない構図を、自分で作っているのですよね。　

　　　　 　

　晴れてはいますが、薄曇りの晴天です。　生暖かい朝です。　あれッ、カメラがない。　画像を見ないと、きのう何があったのか、思い出せない私です。　そういえば、海辺のランディーが、長男の、何かの行事があるということで、貸してくれと、持っていったのですね。

　オロンガポに行ってくるね、とアイリーン。　食事は、作って置いておくからねと、見れば、焼肉と菓子パンです。　いい組み合わせだアイリーンちゃん。　ちゃんと食べるのよと、うん、そうだね。　ま、ビールでも、飲みますか。

　シンガポール土産の、プリングルスを食べます。　なんなんだよ、これは。　形は揃っていません。　味は、サリサリのポテトチップと同等です。　すごいな、シンガポールの製品管理は。　ひと眠りすれば、夕方です。　アイリーンも戻ってきました。

　ドライバーの家に、シンガポールから大型ＴＶが届いたといいます。　ケーブルＴＶに契約をして、接続しようとすれば、アンテナ端子が合わないと、さすがシンガポールのＴＶだね。　パナソニックの４２インチらしいです。　

　しょうがないなあ、シンガポール。
　　　

　朝から眩（まぶ）しい陽射しです。　じっと空を眺めていれば、何かいいことがあるかもしれない。 喫煙室の窓越しから、空を眺めていれば、バキバキッという、強烈な音。　カラオケ屋の屋根に、猫が飛び降りたのです。　猫なら、ふわりと降りてくれないかな。

　台所に行けば、パイナップルが置いてあります。　小振りのパイナップルです。　私はその辺のパイナップルとは違うのよと、首飾りをしています。　いくらしたのだ、アイリーン、と訊きます。　Ｐ７０だといいます。　なるほど、高級品だね。

　あれッ、アイリーンちゃん、お人形さんの髪型はやめたの。　今度は、ストレートパーマで、魅惑をしますか。　女、飾れる内が華ですよね。　そんな朝です。

　はっきりしない天気ですが、まあ、晴れています。　今朝、喫煙室のテーブルを見れば、ゆで卵とサラダが用意してあります。　どこかへ出掛けたんだな、アイリーン。　しばらくすれば、リッキーが、美味しいよと、くさやもどきを持ってきます。　アジですかね。　ラップをして、あとで食べましょう。

　きのうです。　夕方、カラオケ屋を覗けば、ＢＢＱはやっています。　ところで、カラオケがありません。　リッキーが、どこかへ貸し出したのですね。　チマチマ５ペソコインで歌われるよりは、貸し出しのほうが儲かります。

　それでも、客は入ります。　考えれば簡単なことです。　飲みたいだけの客はいるのです。　それに、鰻の煙、焼き鳥の煙、ＢＢＱの煙と、おいしい匂いの煙には、なぜか人は足を向けますよね。　フィリピンでは、定番のＢＢＱ、そういえば、この前、病死した豚を解体していたな。

　

　気持ちも滅入る曇り空、と天気で滅入ってもいられません。　朝は、身体に優しいミルクからです、あくまでも、からですからね。　その後は、いつものパターンですよね。　きのう、昼寝をして起きれば、もう夕方です。

　あッ、そうだ、パイナップルがあったんだ。　熟れる前に、切らないといけません。　包丁を入れれば、ちょうどいい食べごろです。　斜め切りの、器用な皮むきはできませんから、それなりに切って、皿に盛ります。　うん、それなりだと、自分で納得します。

　玄関先に出れば、ビコールワイフが、メイドにシラミ取りをさせています。　写すなよハポン（日本人）と、写されたくない気持ちは分かりますが、もう、写してしまったのです。　暗くなる前から、客は入ります。　カラオケ機材は戻っています。

　軽く客に挨拶をすれば、写真を撮ってくれ、といいます。　１〜２枚くらいならね。　写真を撮り、喫煙室に戻ります。　きょうの朝飯か、また、誰もいないからな、パイナップルでも齧りますか。


　　　

　２回目。　ビコールが、杖を突いて玄関先にきます。　どうしたのだ、と訊けば、左足の痛風です。　ふ〜んそうか、試しに左足を蹴飛ばそうとすれば、嫌がるビコールです。　きょうなら、勝てるな。　やるか、ビコール。

　ビコールの太い腕で、パンチを喰らったら、一溜りもありません。　ならば、左右の腕を交差した、十字ブロックです。　頭は、つねに左右に振ります。　動いているものを捕らえられないというのは、人間の習性です。　名付けて、キリストブロックです。

　こいッ、ビコールと、いきなり、ビコールの左足を蹴ります。　崩れ落ちるビコール。　カウントだルピン。　なんとか、７で立ち上がったビコール。　案の定、左足を後ろに引いています。　引いたところで、行動力のないビコール。

　パンチだけを警戒しながら、フットワークで回り込みます。　左右の蹴りが、左足にヒットします。　倒れるビコール、カウントだルピン。　そんなことで、試合は終了しました。　後ろを見れば、ビコールワイフ。　

　何をやっているのだと、私のＴシャツを引き千切ろうとします。　ならば、もう一発、ビコールの左足にパンチだ。　似合うな竹杖がビコール。　元気になったら、もう来ないでね。
　
　

　３月最終日の空。　やや曇っています。　きのう、バカ兄妹を連れて、オロンガポへ行ったアイリーンです。　カメラを貸してね、と持っていってしまいました。　デッカチの学校で、式典があるらしいのです。　両親も、出席しなければなりません。

　悲しいかなデッカチ、親権者は親父ですが、捨てられたので、アイリーンが親代わりです。　あれッ、飯を作っていかなかったか。　夕飯はありません。　夜中に帰ってきたのでしょう。　今朝の午前４時、寝ていれば腹も空き起きます。

　主寝室に寝ていた私です。　アイリーは、執務室に寝ているはずです。　いきなり起こして、腕を噛まれてもたまりません。　そっとドアを開け、ねえ、アイリーンちゃん、お腹が空いたんだよ、と話します。　それなりに、調理してくれます。

　今朝、カメラを見れば、電池残量が０です。　内蔵バッテリーですから、ＵＳＢから充電できます。　それはいいのですが、ＳＤメモリーカードが抜き取られています。　それに、電源のところの押しボタンのゴムが切れています。

　まあね、安いカメラですから、目くじらを立てることもありません。　雨が落ちてきました。
　
　 今月もありがとうございました。　来月も、宜しくお願い致します。